ウルガモス- ポケモン育成論SV

　ポケットモンスタースカーレットバイオレットのランクマッチがついに始まりました！ということで今環境でエースとして活躍できそうなウルガモスウルガモスを考えました。対戦初心者の方でも使いやすいポケモンになっていますので是非最後まで読んでいってください。

採用理由と役割

　まずこのポケモンはsvシリーズ1の準伝説、パラドックスポケモン無しの環境を想定しています。
　この環境において非常に多いかつ強い並びとしてサザンドラサザンドラ+サーフゴーサーフゴーがありこの二匹の並びは確実に対策必須となります。この二匹に強く出ることが出来るのが、このウルガモスになります。

持ち物

　オボンのみ
　ちょうのまいは耐久力も上げることが出来る技であるため生存能力を高めるこのアイテムとは相性が良いです。また今の環境は先制技持ちが非常に多くこのポケモンは物理耐久が低く先制技で縛られやすいことが弱点になるのでその弱点を補うことが出来ます。

特性

　正直特性は一長一短ですが試行回数の稼げないほのおのからだで上振れを狙うよりも火力を上げることのできるむしのしらせのほうが試合の見通しを立てやすく強いと感じました。

性格・努力値と調整

　火力はできる限り高めたいのでひかえめ特化
　1加速でドラパルトドラパルトを抜く必要があることからそこまですばやさを削れないため中途半端に耐久に振るよりはとくこう、すばやさに振り切るほうが強いと考えました。
　臆病眼鏡サザンドラのりゅうせいぐんで80%の乱数で倒されてしまいますがこだわりアイテムのりゅうせいぐんはプレイングでケアできること、火力が大事な場面のほうが多いことなどが理由でとくこう特化をおすすめします。

技構成

　4つすべて必須技で技構成を変える場合テラスタイプから考え直す必要があると思います。
　ちょうのまい
　説明不要。この技がないと別ポケモンです。
　ほのおのまい
　目の前の相手にこの技を打っておけば引かれても50%の上振れを狙えます。
　むしのさざめき
　前作までは虫技をきっているウルガモスもかなりいた印象ですがこの環境は数値受けのポケモンが多くそれらのポケモンに対して虫技が等倍ではいるので威力10高いこの技を打つ場面は多くあります。
　テラバースト(あく)
　ドラパルトを倒すために入れています。

テラスタル

　何度も出てきてはいますがあくタイプになります。
　使い方としては主に受けのテラスタスで耐性を変化させることでちょうのまいを積む隙を作ったり行動回数を増やしたりします。受けメインの採用でありながらドラパルトへの打点を持たせられるのも偉いです。

他タイプ案
?フェアリー ドラゴンへの耐性、打点を持たせることができます。しかしながらほのおタイプに打点が無くなってしまいます。
?みず ほのお、いわタイプへの打点になります。+1テラバーストで特殊耐久最大のキョジオーンが乱数で落とせます。

立ち回り例

　使うタイミングとしては水ロトムとの対面や積んだタイミングに受けだされたキョジオーンキョジオーンに対してテラスタルすることでしおずけを耐えつつむしのさざめき二発で相手を倒すといったことが出来ます。
　他にもテラスタル前と後で技の一貫を切れているミミッキュミミッキュなどとの対面でも効果的に使えます。

与ダメージ計算

　すべてランク、アイテム補正無し
ほのおのまい→HP252サーフゴー　88.6~103.1%
　　　　　　→無振りミミッキュ　57.6~67.6%
むしのさざめき→無振りサザンドラ　112.6~134/2%
　　　　　　　→HP252キョジオーン　45.4~54.1%
　　　　　　　→無振り水ロトムウォッシュロトム　65.6~77.6%
　　　　　　　→HP252ウォッシュロトム　52.2~61.7%
　　　　　　　→無振りセグレイブセグレイブ　52.1~61.5
悪テラバースト→無振りドラパルト　119.1~141.2%
　　　　　　　→HP252ラウドボーンラウドボーン　91.9~109.0%

被ダメージ計算

　アイテム補正あり、ランク補正なし、受け攻めともにテラスタル無しです
こうげき252振りミミッキュかげうち　31.6~37.2%
シャドークロー　54.0~63.9%
とくこう特化サーフゴーシャドーボール　46.5~54.6%
とくこう特化サザンドラあくのはどう　43.4~52.1%
りゅうせいぐん　70.8~83.8%
こうげき無振りキョジオーンしおづけ　104.3~121.7%
とくこう252振りウォッシュロトムハイドロポンプ　96.8~115.5%
こうげき252振りドラパルトふいうち　33.5~39.7%
こうげき252振りマスカーニャふいうち　47.2~55.9%

苦手なポケモン

　ラッキーラッキー、ニンフィアニンフィア、ドヒドイデドヒドイデといった高特殊耐久+積みの流しの手段を持っているポケモンに止められてしまいます。
　またステルスロック持ちのいる構築に対しては選出立ち回りをあらかじめしっかりと想定しておく必要があります。

相性の良い味方・構築例

　筆者使用感としてはサーフゴーとの対面が最もちょうのまいを積みやすいと感じたためサーフゴーを呼びやすいかつサーフゴー対面で安全にウルガモスへとつなぐことのできるバトンタッチもちブラッキーブラッキーやウルガモスが初手性能があまり高くないことから初手性能の高く物理方面での崩しを行えるこだわりはちまきドラパルトが相性が良いと考えています。