コノヨザル- ポケモン育成論SV

育成論初投稿です。
SV新ポケモンですが、いまいち採用率の低いコノヨザルの強さを知ってもらいたい育成論です。

採用理由と役割

・環境メタポケモンとなれる可能性を持つ
環境にはびこる以下のポケモンの多くをメタれることが採用理由です。
詳細は後述します。
サザンドラサザンドラ、サーフゴーサーフゴー、
キノガッサキノガッサ、ウルガモスウルガモス

・タイプ一致技の通りの良さ
ゴースト・かくとう、というタイプが優秀で、両方を半減以下で受けられるポケモンが、現在のSV環境には存在していません。

また、専用技の憤怒の拳という、リスクなしの物理ゴースト最高火力を出せる技まで保持しています。

しかし、S90という中途半端な数値が足を引っ張り、環境で活躍しきれていないのが現状だと考えます。そこで、可能な限りふんどのこぶしのゲージを上げられるよう耐久を上げ、後続への負荷・フィニッシャーとなるようにしたのが本育成論です。

持ち物

この型のコンセプトのため、とつげきチョッキ確定です。

特性

やるきとまけんきで環境に合わせて選択です。
やるき
環境に多い、キノガッサキノガッサをほぼ完封できます。
特にキノガッサ対面では、キノガッサ側からの有効打はタネマシンガンしかありませんが、余裕をもって耐えることが出来、かつ、ふんどのこぶしゲージの養分にすることが出来ます。（3ヒットで威力200まであがる）
モロバレルモロバレルは、攻撃技のないどくどく・まもる・やどりぎ・キノコのほうしみたいな型だと厳しいですが、挑発を持っているコノヨザルも多いため、引いてくることが多いです。

まけんき
現状少ないですが、このまま物理偏重の環境が続くと、いかく持ち（ウィンディ・ギャラドス）あたりが増えてきそうなので、環境に合わせて選択してください。
また、オーロンゲに強く出れるのも強みです。すてゼリフでAが3段階上昇します。

努力値と調整

努力値は、個体値がすべて31であることを前提に設定しています。
意地っ張りドドゲザンの不意打ちを2耐えするため、若干Bに振り、残りをSに振っています。
終盤で溜まった高火力ふんどのこぶしで全抜きすることを目指す場合、以下のポケモンの上をとる必要があります。

耐久方面については、もともと素の耐久が高く、さらにとつげきちょっきを持たせることでほとんどのポケモンの技を確定2発に入れられることが出来ます。

もちもの補正なしで抜ける主要なポケモン
サーフゴーサーフゴー、ソウブレイズソウブレイズ、セグレイブセグレイブウォッシュロトムロトム(水)、キラフロルキラフロル

技構成

憤怒の拳
この型のコンセプトのため、確定です。
初期ダメージは50で技を1度受けると、50威力があがります。
タネマシンガンなどの連続技の場合、ヒット数分上昇します。
さらに、さいきのいのりで復活した場合でも、威力は引き継がれます。（重要）

放つ先としては、ミミッキュミミッキュ、ソウブレイズソウブレイズ、サーフゴーサーフゴー、ウォッシュロトムロトムなど、全般です。

終盤に削れた状態で威力150以上まで上がった憤怒の拳を等倍で受けられるポケモンは、ほぼいません。
また、積みアタッカーではなく、技威力を上げるという特性上、ドオードオーやラウドボーンラウドボーンなどの、てんねんポケモンにも強いのが〇です。
ただ、基本的には、よっぽど威力200以上はないと、ヘイラッシャ・ドオーに受けられてしまうので、あくまで終盤の突破性能が高まる、というだけです。
てんねｎポケモンには無理に対面しないようにしましょう。

ドレインパンチ
こちらも確定です。
初手に出てくることが多い以下のポケモンに刺さります。
サザンドラサザンドラ、キョジオーンキョジオーン、マスカーニャマスカーニャ
(追記)じゃれつく持ちマスカーニャも増えてきたため、マスカーニャ読みの初手は安定しません

攻撃しつつ回復し、さらに憤怒の拳ゲージも上がるミラクルな技です。
インファイトではないため、確定一発とれる圏内は下がりますがあえて、技威力が足りない分、憤怒の拳ゲージが溜まりやすくなります。

いわなだれ
ウルガモスウルガモスに打ちます。
チョッキのおかげで蝶の舞大文字を確定耐えするので、返り討ちに出来ます。
ついでに憤怒の拳ゲージも溜まります。
確定一発なので、ストーンエッジも覚えますが、命中が高いいわなだれで十分。

ダストシュート
オーロンゲオーロンゲや、ニンフィアニンフィアに打ちます。
ただ、今環境に強いフェアリーが少ないので打つ機会は少ないです。
かくとう・ゴーストの一貫性が高すぎるというのもありますが・・・。

テラスタル

ゴーストとノーマルで選択です。

• ゴースト

タイプ一致技威力が、1.5倍→2倍に上がり、ふんどのこぶしの抜き性能を高めます。

• ノーマル

サーフゴーサーフゴー対面で、相手がスカーフ持ちであることが分かっている場合などに強いです。また、コノヨザルコノヨザル対面で格闘技を放つ人はいないので、確実に等倍で受けられ、ふんどのこぶしゲージを上げられます。
ただ、ふんどのこぶしの抜き性能が下がってしまのが難点。

被ダメージ計算

ドレインパンチが有効なサザンドラ、セグレイブから体力回収なため、確定数は大いに変動します。

臆病C252 サザンドラサザンドラ@眼鏡　流星群 ：118 ~ 139 (63.7 ~ 75.1%) 確定2発

控え目C252 サーフゴーサーフゴー　シャドーボール ：114 ~ 134 (61.6 ~ 72.4%) 確定2発

臆病C252 ドラパルトドラパルト　@眼鏡シャドーボール ：186 ~ 222 (85.7 ~ 102.3%) 乱数1発 (12.5%)

臆病C252蝶の舞 ウルガモスウルガモス　大文字 ：105 ~ 124 (56.7 ~ 67%) 確定2発

臆病C252 グレンアルマグレンアルマ　サイコショック ：152 ~ 182 (82.1 ~ 98.3%) 確定2発

陽気A252 ミミッキュミミッキュ@命の珠　じゃれつく ：182 ~ 218 (98.3 ~ 117.8%) 乱数1発 (93.8%)
※ミミッキュには対面勝てないので、おとなしくひきます。裏にミミッキュ対策は入れておきましょう。

A252 マスカーニャマスカーニャ　じゃれつく：158 ~ 188 (85.4 ~ 101.6%) 乱数1発 (12.5%)

A252↑ セグレイブセグレイブ きょけんとつげき：144 ~ 171 (77.8 ~ 92.4%) 確定2発

与ダメージ計算

ドレインパンチ
無振り マスカーニャマスカーニャ：158 ~ 188 (104.6 ~ 124.5%) 確定1発

無振り セグレイブセグレイブ：126 ~ 150 (66.3 ~ 78.9%) 確定2発

H252 キョジオーンキョジオーン：96 ~ 114 (46.3 ~ 55%) 乱数2発 (47.7%)

無振り サザンドラサザンドラ：132 ~ 156 (79 ~ 93.4%) 確定2発

憤怒の拳
※威力50で記載するため、威力100・150の場合は純粋に2掛け・3掛けしてください
H252 ウォッシュロトムロトム(水)：37 ~ 45 (23.5 ~ 28.6%)

H100 サーフゴーサーフゴー：84 ~ 98 (48 ~ 56%) 乱数2発 (78.9%)

無振り グレンアルマグレンアルマ：80 ~ 96 (50 ~ 60%) 確定2発

無振り ソウブレイズソウブレイズ：96 ~ 114 (64 ~ 76%) 確定2発

無振り ドラパルトドラパルト：102 ~ 120 (62.5 ~ 73.6%) 確定2発

無振り キノガッサキノガッサ：48 ~ 57 (35.5 ~ 42.2%) 確定3発

いわなだれ
無振り ウルガモスウルガモス　：224 ~ 264 (140 ~ 165%) 確定1発

ダストシュート
H252 オーロンゲオーロンゲ　：178 ~ 210 (88.1 ~ 103.9%) 乱数1発 (25%)

H252 ニンフィアニンフィア　：178 ~ 210 (88.1 ~ 103.9%) 乱数1発 (25%)

立ち回り例

• 普通の構築の場合・・・

初手に繰り出します。
初手で対面有利なポケモンには、ドレインパンチで吸収しつつ、
相手の技を1回受ける。とんぼがえり・低火力ボルチェンだとおいしい。
↓
Sが勝っている相手には、上から威力100の憤怒の拳をぶち込む。
確定1発取れれそうな相手・勝ち目のない相手（ヘイラッシャなど）が来たら裏のポケモンに引き、サイクルを回す
↓
終盤に全抜き

• ベラカスベラカス・さいきのいのり持ちの構築の場合（特殊ケースなので飛ばし読みでOKです）・・・

初手は普通の構築と同様です。
初手で対面有利なポケモンには、ドレインパンチで吸収します。
↓
上から殴られた場合、一回死にます
↓
トリル張り・さいきのいのりで復活（この時点で憤怒の拳の威力150になっていることが多いです）
↓
上から殴ってきたポケモンを、トリックルーム下で高火力憤怒の拳で返り討ちにします。

苦手なポケモン

ミミズズミミズズや、ニンフィアニンフィアなどの、みがわりをバトンしてくるポケモンが全般苦手です。
初手のふんどのこぶしの火力があまり出せず、インファイトも切っているため、
みがわりを壊せない可能性が高いです。
コノヨザル単体ではどうしようもないので、パーティ単位で対策する必要があります。

相性の良い味方・構築例

ベラカスベラカス、パーモットパーモット
ぶっ壊れ技の、さいきのいのり持ちポケモン。
さいきのいのりで復活しても、憤怒の拳ゲージは引き継ぐという狂った仕様のため、
さいきのいのりを最大限活用できます。
パーモットとは役割範囲が被るため、ベラカスベラカスをおすすめ。
ベラカスベラカスで、襷で耐えてトリックルームを張って終盤に憤怒の拳で全抜き、といった立ち回りも可能です。

オーロンゲオーロンゲ
壁を張ってあげることで、より安全にふんどのこぶしゲージを溜めることが出来ます。

以上になります、コメントいただけると嬉しいです！