お読みいただく前に(2023年10月4日追記)
本論は準伝説不在かつキタカミ図鑑解禁となった場合の環境に向けて調整を行っていたものなので、2023年10月現在のランクバトルで使用することは推奨できません
タグからレギュレーションEを削除し、現環境に向けた調整を再考察中ですが、本論は準伝不在環境向けの調整案として、またオオタチのデータを明記したものとして残しておくものとします
調整ができ次第フォークの形で再投稿致しますので、何卒よろしくお願い致します
ごあいさつ
初めまして、ここではオオタチを考えていきます
これが初投稿となりますので、読みやすさ、型の評価などご意見やご感想などございましたら、是非コメント頂けるとありがたいです
オオタチというポケモンそのものがパワーがある子ではありませんが、なるべく採用価値や差別化を強めに意識して考察させていただきましたので、誰かの完全下位互換にはならないはず…
注意事項-各種非公式用語についての注意点
当記事内ではポケモンのステータスを個体値、種族値、努力値と呼ばれる3つの非公式用語で取り扱います
ご存知の方は飛ばして頂いて構いませんが、対戦何もわからない!という方向けにざっくり説明します
- 個体値
そのポケモンが生まれ持っている才能のようなもの
内部で0〜31のいずれかが割り振られており、すごいとっくんで補強可能、特別な意図が無い限りさいこうにしましょう(必要な個体値が全てさいこうのポケモンを理想個体と呼びます)
- 種族値
ポケモンの種別ごとに決まっている数値で、プレイヤーは手出しできません
そのポケモンの得意不得意をざっくり決めており、基本は種族値に沿った育成をしてあげることが大切です
- 努力値
ゲーム内ではきそポイントと呼ばれています
NPCとの対戦、野生ポケモン戦、一部アイテムの使用で内部的なポイントが加算されてゆき、それぞれの数値に最大252、全ての合計が510になるまで蓄積し、レベルによる倍率を乗算してステータスに加算されます
- 性格補正
ポケモンのせいかくによって、上記3つの計算結果に更に補正がかかります(具体的に上昇1.1倍、下降0.9)
つよさをみるのパラメータに矢印がついており、どのステータスが上昇、下降しているかを確認できます
知らなかったよ!という方は以上のことをよくご理解ください
また、まだわかんないな…という方はポケモン徹底攻略様がもっと詳細な解説ページを作成してくださっておりますので、そちらを参考にしつつ読み進めてください
以降はHP=H、こうげき=A、ぼうぎょ=B
とくこう=C、とくぼう=D、すばやさ=S
のようにそれぞれのステータスを略記します
個体値は全て理想個体のものとして考えます(C抜けを意識するかはお任せします)
オオタチというポケモン
金銀で初登場した序盤のノーマルタイプで、かわいいビジュアルと育てやすさから愛着のあるトレーナーさんもいらっしゃるでしょう、筆者も大好きです
しかし対戦でよく見かけるポケモンではありません
DLCストーリー中でも若干不遇でした、なぜ?
今日はオオタチをかわいいだけでなく、お役立ちなポケモンに仕立て上げられないか考えてみましょう
種族値をご覧になると分かる通り、高いと豪語できる数値はなく、1番高いSも90と控えめです
近年の作品では高速ポケモンがS130を上回ることも増えています
使える技こそ多いものの、Aも76しかありませんし、それを補うような特性があるわけでもないです
かといって耐久力も並程度、種族値には恵まれていませんね…
与えられた特性は3つですが、対戦での有用性を考えれば採用はおみとおし一択になるでしょう
おみとおしは強力な特性ですが、オオタチそのものを強化できるような特性ではなく、使いこなすにはある程度の知識や慣れが必要になってきますし、同じおみとおし持ちの中ですばやさを活かそうとすると、後述するオンバーンオンバーンがライバルとして立ちはだかります
- おかたづけについて
今作で新規習得したおかたづけは大きな個性とはいえ、ただ積むだけでは結局火力が足りず、イッカネズミイッカネズミが自己完結している様子と見比べると、オオタチひとりでおそうじをしても微妙…という印象を受けます
イッカネズミたちはタスキやマルチスケイルに強い連続技であるネズミざんをテクニシャンで更に補強でき、十分なすばやさを活かして1人でアタッカーを担えますから、オオタチでこれを超えるのは……
ということで、オオタチを使うなら、ライバルたちが持たない多様な技によって差別化を図った方が良いでしょう
対戦環境での個性
繰り返しますが、以下はキタカミ図鑑の一般ポケモンが解禁され、準伝説ポケモンが制限されると思われるレギュレーションEでの考察であることに留意してください
タイプの差はあれど、既存のスカーフ+トリック型はオンバーンに劣る部分が多いですから、現時点でのオンバーンとオオタチを比較し、他にできることがないかを模索します
オンバーンの次に早いおみとおし持ち
火力はお世辞にも高くない
オンバーンが覚えないおかたづけ、とぐろをまく、ドわすれ等の積み技とバトンタッチ
かわらわり、はたきおとすを習得、これらもオンバーンは覚えず、立ち回りの面で優秀
スカーフ+トリックをもっと使いこなせているオンバーンがいる以上、今作ではやはり参加習得したおかたづけを含めたバトンサポートの方が個性的ではないでしょうか
これであればオンバーンはバトンタッチを覚えないので、差別化ができると言えます
積み技としておかたづけを採用すれば、おかたづけ、かわらわりによる相手の場の破壊、バトンタッチによる後続サポートをまとめて1人でこなすことができます
- こうそくスピン+バトンタッチ+かわらわり
- きりばらい+バトンタッチ+積み技
ハッサムハッサム系統
各種オドリドリオドリドリ(めらめら)
ジュナイパージュナイパー
フワライドフワライド
ルチャブルルチャブル
と、これら全てを器用にこなすことができるポケモンは限られている上、上述したポケモンに比べてもさらに役割をこなす上で必要なターン数が少なく、オオタチ独自の立ち回りをすることができます
変化技を無効化できるサーフゴー、ブリムオン、エーフィについては、オーロンゲに対して壁を取り払う手段を持っていません
(エーフィは唯一サイコファングを使えますが、オーロンゲはあくタイプなので無効化されます)
おかたづけバトンでライバルになるイッカネズミはかわらわり、はたきおとすを覚えず、積み技の幅もおかたづけの他はこうそくいどうのみです
(トリック、アンコール、ちょうはつ等はしっかり習得するためイッカネズミがバトン役においてオオタチに劣るわけではありません)
これらを踏まえてオオタチの型を考えましょう
特性
おみとおしで確定です
もちもの
- ラムのみ(推奨)
相手の先発が使うあくびや電磁波に対して行動補償を得られ、行動回数を更に増やしやすくなります
- メンタルハーブ
実際どうなるかわかりませんが、ちょうはつされすぎて全然ダメ…だった場合持たせてよいと考えています
ただし状態異常に弱くなり、あくびで行動回数を削られたり、麻痺で安定しなくなります
- 各種ピンチベリー
他のポケモンにラムを持たせたいorもう少し活動範囲を広めたい場合に
バトンタッチが更に得意になります、ギリギリ耐える攻撃が多く、特に何もしなくても普通に発動します
あくびやでんじはへの耐性は失います
性格・努力値と調整意図
使いたい技を確実に通し、かつ行動回数を増やすため、耐久と素早さを確保します
- ようき(S上昇C下降)
後述のS調整のため、耐久はおろそかになり、火力も伸びませんが、今回の調整ではこちらを選択
- H116(実数値175)
すなあらし状態で行動したり、ステルスロックを踏む事を考慮し、定数ダメージをケアしています
また、ここまでHを振れば、火力アップアイテムを持たないシャンデラシャンデラのかえんほうしゃ程度までなら確定耐えします
やけどしないように祈ってください
- B204
オーロンゲのソウルクラッシュを、A特化された場合でもぴったり2回まで耐える事ができ、仕事をこなすために最低限欲しい耐久です
こちらの悪テラスタル後も確実に1回耐えます
また、先制技が飛んでこなければアタッカーのポケモンに対しても1、2回は行動保証を得られます
- S188(性格補正後実数値146)
最速80族抜き調整のポケモンと最速81族まで上を取ることができます
スカーフの有無が気になる相手が増えてくるため、おみとおしで情報を得てから行動を決め、確実に通すことが可能になります
1段階上昇後は最速ドラパルトドラパルトまで上を取ることができます
Aには一切振っていないものの、耐久端数振りのドラパルトやシャンデラであれば、1段階上昇+悪テラスタルのはたきおとすで確定1発となります
後がない時に使いましょう
技構成
- 確定枠
積みつつ相手の行動を無かったことにできる点でかなり強力な技であり、警戒こそされるでしょうが、防ぐ手立ては少なく、挑発とステルスロックを両立するポケモンは限られます
本人のステータスではランク補正を活かしきることは難しいと考え、上昇したASを後続にパスします
あくび解除を兼ねており、カバルドンに手を出さずとも十分に妨害が可能です
ただし後続はよく考えて
先発で出会いやすいポケモンに対してもっと強気に、そして器用に動くことが可能になり、確実にフィールドを綺麗にしてくれます
- 選択枠
はたきおとす(推奨)
おみとおしで判明した相手の持ち物を奪いたい場合に使うことができ、オンバーン、イッカネズミのいずれも覚えないため、十分採用価値があります
本論では柔軟な対応をオオタチに求めるためトリックを採用できず、受けポケモンの機能停止などは難しいですが、トリックと異なり交代を合わせられた場合でも負担をかけやすく、裏目に出ない点では優秀です
ふいうち
バトン後のタスキケアができますが、それ以外の場面ではあまりにも火力が出ません
でんこうせっかも覚えますが、ゴーストタイプを考慮して基本的にはこちら
ドわすれ
Dには振っていませんが、2段階上昇によってそれなりの耐久力を得ます
ただし、シャンデラやサーフゴー程度の高火力アタッカーに上から動かれると厳しいです
とぐろを巻くは今回の調整では確定数が変動しにくかったため検討していません
テラスタル
悪テラスタルを推奨します
テラスタルで使用感が大きく変化する型ではありませんが、いたずらごころに耐性を得ることで更に先発への対応力が高まります
加えてはたきおとすやふいうちを採用した場合は一応火力向上が見込めます
ソウルクラッシュへの耐性を失いますが、確定1発にはなりません
立ち回り例
基本的に相手の先発起点ポケモンに合わせて投げます
ラムのみを盾にし、仕事をこなせる相手に対しては初手はおかたづけを押し通します
が相手なら持ち物、初手の行動を確認した上で、後続との兼ね合いで行動を考えます
初手電磁波の場合、どうしてもバトンを成功させたいなら悪テラスタルを切ってもいいですし、そうでなくとも数ターンは動けますから、麻痺覚悟で2積みバトンも選択肢になります
壁貼りから入ってきた場合、両壁展開が終わるまではおかたづけをし、2枚貼られた後にかわらわりを押しましょう
しっぽトリックが見えている場合、こだわりアイテムなどを持っているポケモンを押し付けてしまうこともできますが、さらに欲張って積んでもいいです
なんなら悪テラスタルしても
居座る場合ラムを失う点、ソウルクラッシュを上から通される点に注意
初手ステルスロックはお掃除チャンスですから、どんどん片付けていきましょう
あまり調子に乗っているとあくびや吹き飛ばしを受けるため、1積み時点で後続に繋ぐだけでも十分です
初手あくびの場合、ラムがばれることはまず無いでしょうから、バトルコートをピカピカにするチャンスです
初手じしんの場合でも1回はおかたづけでき、バトンタッチまでは必ず決まりますのでご安心を
- ステロ持ちな疑惑のある相手
各種ルガルガン(たそがれ)ルガルガン、バンギラスバンギラス、ワルビアルワルビアル
ガブリアスガブリアス、ドンファンドンファンデカヌチャンデカヌチャン
等が相手の場合、持ち物で最低限型の予想をしておくべきでしょう、確実ではありませんが、ステルスロックの採用率が高めです
特に前者3種はステロ+ちょうはつ持ちです
- その他アタッカーへ
基本的には当たってしまった時点であまり活躍は望めませんが、反動技や格闘技以外は受けても耐えるケースの方が多いですから、冷静にできる事をしましょう
先制技持ちや持ち物が厄介なポケモンに対してははたきおとすが最優先、そうでなければおかたづけを1回程度は積むことが可能です
ダメージ計算
ダメージ計算にはポケモンソルジャー様のダメージ計算ツールSVを使用させていただきました
以降、計算中のテラスタルはTと略記します
- 与ダメージ
- A1段階上昇悪Tはたきおとす
→D4ドラパルト(103.1〜121.5%)確定1発
→D4シャンデラ(106.7〜126.0%)確定1発
→H4エーフィ(141.5〜167.2%)確定1発
→B4ゲンガー(142.3〜168.9%)確定1発
- かわらわり
→H252オーロンゲ(16.4〜19.4%)
→H252クレッフィ(15.2〜18.2%)
→H252イエッサン♀(18.7〜22.0%)
- はたきおとす
かなり使用機会が幅広いため、先発のみ記載
もっとデータが必要であれば追記致します
→H252カバルドン(12.0〜14.5%)※回復を阻止
→H4クワガノン(21.5〜25.5%)※チョッキ、オボン等
→D4アブリボン(16.2〜19.2%)※タスキ型以外に
→B4アメモース(19.4〜23.5%)※威嚇込み
→H4ハハコモリ(23.2〜27.9%)
→HB特化輝石クルマユ(9.9〜11.7%)※輝石を奪え
→H4ルガルガン(たそがれ)(27.9〜33.2%)
→H0バンギラス(8.0〜90.2%)※保険、チョッキ等
→H4デカヌチャン(11.2〜13.7%)※風船、チョッキ等
→H0ガブリアス(17.0〜20.2%)※持ち物は多様、ゴツメに注意
→H4ワルビアル(10.0〜12.2%)※スカーフ、チョッキ等
チョッキは見えた時点で変化技非搭載、落とすもよしですが、積み技を妨害されないためチャンスにもなります
- 被ダメージ
こっちがメイン
筆者がよく見ると感じるポケモンをまとめていますが、特にステルスロック使いは多いため、オオタチが活躍できそうな相手が居れば情報提供をお願いします
- ほぼ確実に先発場作り
オオタチ
←A特化オーロンゲソウルクラッシュ
(41.8〜49.8%)確定3発
←A特化カバルドンじしん
(53.2〜63.5%)確定2発
←C特化クレッフィてっていこうせん
(87.5〜103.5%)乱数1発(25%)
- ステロ持ちかも
オオタチ
←A252デカヌチャンTデカハンマー
(80.0〜90.4%)
※ねこだまし込みの場合、90.3〜107.5%となり、実質乱数1発で落とされる(44.14%)
←A252ガブリアスげきりん
(64.0〜76.0%)
※さめはだ込みで落ちず、げきりんが最高乱数以外なら2回までさめはだを受けることが可能、ゴツメ込みは無理
←A特化バンギラスロックブラスト×5
(77.2〜94.3%)
※砂嵐込みでも確定耐えすることが可能
←A特化ルガルガン(まひる)インファイト
(86.9〜102.9%)乱数1発(18.75%)
同上アクセルロック
(22.2〜26.3%)乱数4発(9.44%)
←A252ワルビアルインファイト
(80.0〜94.9%)
←C252キラフロルヘドロウェーブ
(74.3〜88.0%)
←A特化ドンファンじしん+こおりのつぶて
(70.9〜84.0%)
※じしん→じしんで確定2発、性格による差は無し
Tじしん+つぶての場合乱数で落ちる(34.37%)
←B特化フォレトスボディプレス
(66.3〜78.9%)
←A特化バサギリがんせきアックス
(39.5〜46.9%)
←同上インファイト
(97.2〜114.3%)乱数1発(81.25%)
※仮にA252でも(88.0〜104.0%)乱数1発であり、フェイントを加味すると厳しいか
←C無振りメレシーミストバースト
(30.9〜36.6%)
←A特化マンムーじしん
(58.9〜70.3%)※つぶて込みでも最高99.5%で確定耐え
←C無振りコータス晴オーバーヒート
(89.2〜105.2%)乱数1発31.25%
←同上晴ソーラービーム
(36.0〜42.9%)
コータスはクリアスモッグも持っているため苦手な相手ですが、他に対してはある程度行動が可能です
- ネット持ちかも
オオタチ
←C252アメモースむしのさざめき
(58.9〜70.3%)
←無振りワナイダーともえなげ
(20.5〜25.2%)
←C特化クワガノン10まんボルト
(84.0〜99.5%)
←C特化アブリボンムーンフォース
(65.8〜77.8%)
←A252ハハコモリリーフブレード
(41.2〜48.6)
- みがわり持ち
実際は耐久調整のため火力を削っている可能性が高く、ここでの計算結果以上に耐えることもあり得ます
(いろんなポケモンが持っており、あくまで目安程度に)
←A252グライオンじしん
(43.5〜51.5%)乱数2発(6.25%)
←C252ウルガモスほのおのまい
(64.0〜76.0%)確定2発
←C252サザンドラあくのはどう
(61.8〜72.6%)確定2発
←A無振りキョジオーンしおづけ
(14.2〜17.7%)*定数ダメージを含めても最低4回ほどは上から動ける見込みです
←C無振りオリーヴァギガドレイン
(46.9〜55.5%)※無振りでも火力が高く、ちからをすいとるを覚えるためみがわり破壊を含めても厳しく、基本は引くべきです
- メジャーなポケモン
オオタチ
←A特化ドラパルトハチマキドラゴンアロー
(83.5〜99.5%)
←A特化ミミッキュじゃれつく
(38.3〜45.2%)
←A252珠ミミッキュじゃれつく
(49.8〜58.9%)
剣舞込みで乱数1発(87.5%)
←A特化コノヨザルドレインパンチ
(80.0〜96.0%)
←A特化カイリューハチマキTしんそく
(65.2〜77.2%)
←A特化イルカマン(ナイーブ)ハチマキクイックターン
(36.0〜42.9%)
←A特化イルカマン(マイティ)ハチマキTジェットパンチ
(82.3〜97.2%)
←A特化ハッサムインファイト
(94.9〜112.0%)乱数1発(68.75%)
←同上ハチマキバレットパンチ
(53.2〜62.3%)
←A特化マリルリばかぢから
(105.2〜124.6%)
高火力アタッカーに対してはなす術がありませんし、オオタチの得意な相手でもないため、無理はしないように
- ドわすれ採用時の特殊耐久
オオタチ(ドわすれ1積みベース)
←C252シャンデラかえんほうしゃ
(38.3〜46.3%)
←同上オーバーヒート
(55.5〜65.8%)
←C252サーナイトムーンフォース
(36.6〜43.5%)※サイコショックは痛い
←C特化グレンアルマアーマーキャノン
(50.3〜60.0%)※次のターンもドわすれを積む事で高確率で耐える(99.61%)
←C特化ウォッシュロトムハイドロポンプ
(41.2〜48.6%)
←C特化ヒートロトムオーバーヒート
(48.0〜57.2%)
←同上メガネオーバーヒート
(72.6〜85.8%)※Cダウン、追加のD上昇を加味しても厳しめの乱数2発(91.4%)
←C252からやぶポットデスアシストパワー
(74.3〜88.0%)※悪テラスタルで無効化が可能
相手が積み技などを持たない場合はそれなりの耐久力を確保でき、それを後続に受け渡すことができるため、採用時には参考にしていただきたいです
ただし上からドわすれを積むことができる相手に限った話であり、抜けない相手にはあまり活かすことができません
得意なポケモン
- 場作り特化のポケモン
おかたづけ+かわらわりでかなり幅広く対応可能です
今回のオオタチのコンセプトでもあるため、見かけたら積極的に綺麗にしていきたいところ
- みがわり型
みがわりを消し、みがわり分の体力を奪いつつ、一方的に竜の舞を積むようなものです
既存のサーフゴーやウルガモスに加え、オオタチと共に参入してきたグライオンなどもみがわり使いですから、対策しつつ利用することができます
確実にみがわりを持っているかをアイテムだけでは判断しにくいため、読みで決めたい場合は相手パーティのバランスや傾向から型の予想が必要です
苦手なポケモン
オオタチが抜けない素早さの高火力アタッカーに対しては何もできません
格闘タイプ全般はもちろん、ヒートロトムのオーバーヒート程度でも受けきれず、Dを一切振っていない特殊耐久に不安が残ります
バトンタッチの意味がなくなるため痛いです
かたやぶりや急所を採用してまでバトンタッチを活かす必要は無く、そもそも相手のPTにステルスロック等が採用されていないことも
一応はたきおとすは通りますが…多くのポケモンがはたきおとすを習得するので、オオタチだから彼らに勝てる!なんてことは無いでしょう
選出時点で無理に選ばないように気をつけましょう
やはりちょうはつには弱いです
かなりマイナーなポケモンであるため、スカーフトリック等を警戒されるかは未知数であり、普通に飛んでくるのではないかと予想
いたずらごころ+ちょうはつであれば悪テラスタルで無効化できますが、その他のちょうはつ持ちに対してはまともに動けませんのでご注意ください
今回のオオタチはおそうじ以外は強く意識していないので、そもそも設置技が一切なさそうなPTに出すことはあまりおすすめしません
相性の良い味方・構築例
カバルドンを踏み台にバトンタッチする場合、強制交代を防ぐばんけんによって着地が安定し、頼れる相方となります
オーロンゲを利用する場合いたずらごころへの耐性を活かせますが、ソウルクラッシュが痛く不安ではあります
与ダメージについては、オーロンゲがB252程度ならA特化2段階上昇Tじゃれつくでリフレクターも貫通して乱数1発、使わなかったカゴ+眠るでの高速再生が可能ですし、オオタチがかわらわりをしておけば大抵の場合火力が足りますので、再展開する余裕は与えません
S上昇を加味して火力、耐久に努力値を振るのも悪くないでしょう
格闘技が一貫している点、あくび耐性は特に持たない点に注意、カゴのみを準備しておくのが無難です
見かけないポケモンですが、相性は良いです
マフィティフ同様、ふきとばしを無効化し確実に着地した上で、更なる火力上昇を狙えます
ポルターガイストを獲得しており火力も強化され、じしん半減で一致草技を豊富に習得、高速スピンによってステロの撒き直しを許さず、タネマシンガンを習得するため、タスキやがんじょうでも止まりません
マフィティフと異なり格闘の一貫も切れますが、かぜのりが基本であり警戒はされやすい上、こちらもあくびには耐性がありません
ジャラランガの登場もあり、ふきとばしが優先されるようになると予想していますが、マフィティフとは異なり、ほえるに対しての耐性がありません
吹き飛ばし耐性を持たず、カバルドンには安定しないのが難点です
しかし状態異常への完全耐性を持ち、ASを補助すれば技範囲と先制技も相まって十分強力なアタッカーに化けます
1積みしかできなかったとしても高速スピンを持っているためカバーでき、ノーマル単の耐性によってバトンが安定する点もよいですが、格闘弱点は一貫しています
麻痺無効のバトン先として
地面弱点で対カバルドンは難しいですが、純粋にアタッカーとしてパワーがあり、オオタチを選出していなくても活躍しやすく、使い勝手は良好です
こんじょうにより着地後に更に火力や伸ばすことができ、火力不足に陥ることはまず無いです
いかくも優秀な特性であり、着地時の安定感やその後の行動回数にゆとりが生まれます
1段階上昇でS130族抜きであり、それなりに高速ですがドラパルトには追いつきません
麻痺無効かつ実質弱点が無いためバトン先として安定し、バトン時に受ける負担はドレインパンチで回復可能です
技範囲も広くアタッカーとして十分ですが、おかたづけ1積みではS不足に陥るので注意が必要、2積みまでできれば振り方次第でドラパルトを抜くことができます
他、状態異常耐性や無効相性持ち、AS1段階上昇で事足りるポケモン、壁貼り直しを許さないポケモンなどは全体的にバトン先にしやすいです
あとがき
長くなりましたが、閲覧いただきありがとうございました
まだ新レギュレーションが始まっていない中での考察であり、オオタチがどれほど活躍するかは全く未知数ですが、多数追加されたねばねばネット使いの躍進、四災不在によるいたずらごころサポーター、ゴーストタイプの増加、それに伴う格闘タイプの減少………が実際に起きた場合、十分採用価値を見出せるほどの個性はあるかと思います
最後の最後になりますが、筆者はまだ実際の対戦経験が浅く、これといった実績もありません
型についての改善案がありましたら、オオタチをもっと活躍させる為にもコメントしたり、フォークを刺したり、自分もやってみようかな…と筆を取ってくだされば筆者はとても喜ばしく思います
過去作分を含めてもまだ育成論が全然無いので、増やして
石まみれクモの巣まみれのあなたの戦場、ぜひおそうじのプロであるオオタチにおまかせください!!!