はじめに
はじめまして、みたらしだんごと申します。
一応剣盾からポケモンやってるものです。
ポケモンSVの育成論ページが作られたということもあって、初めて育成論を書かせていただきます。
初心者でもわかりやすいように心がけて書いております。
上級者ではないので、できるだけ優しく接してくださると幸いです。
誤字・脱字や不明なところ、間違っているところなどありましたら、コメントで教えてください。
よろしくお願いします。
注意点
- この育成論では、H(HP)、A(攻撃)、B(防御)、C(特攻)、D(特防)、S(素早さ) などの非公式用語や、技や道具の略称を用いる場合があります
- この個体はあくまで理想個体とします
- 大目に見てくださると幸いです
- 上級者の方からすると くどく感じられてしまうかもしれませんが、ご了承ください
- ダメ計にはGame8様のものとポケソル様のものを使わせていただいています
(https://game8.jp/pokemon-sv/damage_calculator、
https://sv.pokesol.com/calc)
環境について
やっと発売されましたね、ポケモンSV。
剣盾とは異なって「テラスタル」という要素が追加され、ダイマックスとは違ってタイプまで変化するとか。(ふざけんな)
これ要素によりよりバトルがより複雑化しそうですね♪
現段階(シーズン1)での環境ですが、新ポケモンのサーフゴーサーフゴーやイッカネズミイッカネズミ・相変わらずのドラパルトドラパルトやついにやってきてしまったキノガッサキノガッサ などが活躍していますね。
(今のところはこんなもんで書くポケモンを抑えておきます)
剣盾では使用率16位だったミミッキュは(シーズン36)、未だその勢いは収まりそうにありません。
特に、ミミッキュの強力な特性を無視して攻撃できていたドリュウズドリュウズがいなくなったのは大きいです。
更に暴れそうですね!
ミミッキュの強み(復習)
ミミッキュについては経験者の方は既存の内容かとは思いますが、初心者の方でもしわからなければ参考にしてください。
- 特性
「ばけのかわ」という強力な特性を持っています。
一度のみ攻撃をほぼ無効化できる特性です。
その1ターンは自由に動けるので、ただ単に攻撃するだけでなく変化技を入れれば確実に効果を得られます。
- 優秀なタイプ
「フェアリー」「ゴースト」という優秀な複合タイプを持っています。
ドラゴン・かくとう・ノーマルという3つのタイプを無効化できます。
相手の技を制限できて、これが本当に強力なんです。
また弱点もはがねとゴーストのみです。
- 型が読みにくい
上位勢に行けば行くほど相手のレベルも上がってきます。
そこで活かされるのがこの点です。
ばけのかわという超強力な特性があるため、当育成論のような剣舞型だけではなく、呪い、身代わり、トリック、トリックルーム、挑発...etc. と無数にあります。
型を読まれると対策されてしまうため、型が読まれないというのはかなり大きいんじゃないかなと思います。
- 技範囲
技範囲が狭いと戦える相手も制限されてきてしまいますし、相手に対策されやすくなってしまいます。
しかしミミッキュはフェアリーやゴースト技だけでなく、くさやむしタイプの技も使えます。
更に今回詳しく説明するように有効なかくとう技も覚えます。
この技範囲の広さが心理戦などにおいても有効になってきます。
これらのことから第9世代の新環境においても活躍が期待できると思います。
この育成論ではこんなミミッキュをできるだけ分かりやすく紹介していきます。
動き方
- 全体的な流れ
ミミッキュは、他の味方のポケモンで相手を削っていってから、最後に一掃していく流れがよいかと思います。
特性により上げられるAを活かして、最後にトドメを刺すような流れが強力です。
また、選出の時点で相手が他のポケモンでは倒しにくい場合では最初に出すという選択肢もありです。
どちらにせよ、とりあえずパーティーに入れておけば安心です。
- 具体的な流れ
ミミッキュを選出した後の流れです。
- 最初の1ターンはばけのかわで防げるため、つるぎのまいでAを2段階あげる
- 相手のタイプ、テラスタルの仕方に応じて攻撃技を出す
ざっとこんな感じです。
持ち物
- いのちのたま
持たせると、技の威力が1.3倍になります。
ただし、攻撃後に自分のHPが最大HPの1/10だけ減ってしまいます。
- おんみつマント(候補)
技の追加効果を受けないという点からキョジオーンキョジオーンのしおづけへの対策として使えますが、それよりも技の威力を上げる方が重要なため採用はしていません。
- のろいのおふだ(候補)
のろいのおふだという選択肢もありますが、ドレインパンチをメインとする今回の型には噛み合いません。
トリック対策にはいいんですけど...
特性
特性は、ばけのかわのみです。
性格・努力値と調整
ここでAを上げずに陽気にしてSを上げているのには理由があります。
最速サーフゴーサーフゴーや最速ウェーニバルウェーニバル、ロトムなどを抜けるのは大きいです。
また、ミミッキュミミッキュのミラー戦になったときにも有利に出られます。
剣舞でAが+2まで上がっている状態なら、じゃれつくで確定1発なのでSは有利なら有利な方がいいです。
追記:最速のデカヌチャンデカヌチャンに準速のミミッキュは負けてしまい、型破りでばけのかわが効かないまま全く削れずにデカハンマーで確定1発で負けてしまうという理由もあります。
そのためSを最優先に、次にAにという優先度で振っています。
技構成
- シャドークロー
ゴースト技です。
命中100、威力70で更にタイプ一致技ということでゴーストやエスパータイプ対策に使えます。
たまに急所にあたりますが、期待はしない方がいいです。
また、タイプ一致技ということもあり読まれやすいので注意が必要です。
- ドレインパンチ
ここでかくとう技を入れるのは意外かもしれませんが、がりれおさんにもコメントでアドバイスを頂き、採用に至りました。
まず環境において、かくとうが弱点であることが多いです。
また、フェアリータイプやキョジオーンキョジオーンの対策などで鋼テラスタルを選択する人が多い印象です。
ミミッキュのミラー戦においても、相手がノーマルテラスタルにするなんてことも多いです。
ただ単にパオジアンパオジアンやイッカネズミイッカネズミに対して相性が有利だからという理由だけではなく、テラスタルを含めて考えてもこの技を採用するメリットは高いと判断しました。
詳しくはダメ計でありますが、うまく刺されば確定1発なんてこともあり得るので、体力を回復できるというメリットもあります。
- じゃれつく
10%の確率で相手のAを1段階下げます。
これは特に狙っていません。
フェアリー技(タイプ一致技)として使います。
かなり火力が高いため、ゴリ押しなんかもできます。
- かげうち(候補)
この先制技を捨ててシャドークローを採用しているのは、シャドークローの方が使えるからです。
襷で相手が耐えた場合などに使えますが、それ以上にサーフゴーサーフゴーやソウブレイズソウブレイズ、グレンアルマグレンアルマなどが1発でやれないのが痛すぎます。
またキノガッサキノガッサはSで勝っています。
しかしかげうちでも使う場面はあるので、使ってみて気になったら変えてもありです。
- ウッドハンマー(候補)
威力は120だが、与えたダメージの33%を受けるのは痛いです。
トリトドン対策などで入れてもいいと思います。
テラスタル
- かくとう
ドレインパンチの威力のかさ増しによる効果はとても大きいため、かくとうをオススメします。
まずH252のキョジオーンキョジオーンにおいて、剣舞をしてもテラスタル無しでは確定2発ですが、かくとうテラスタルを入れることによって確定1発で倒せます。
はがねテラスタルのオノノクスオノノクスは、剣舞を積まなくてもかくとうテラスタルを入れれば乱数1発になります。
このようにテラスタルの効果は非常に大きいので、例えSで負けていても剣舞を積まなくても有利に出られるような<b>万事対応型<b>にするのであれば、かくとうテラスタルがいいと思います。
- ゴースト
ミミッキュの苦手なはがね・どくが等倍になるものの、ドラゴンが無効でなくなってしまいます。
- フェアリー
ゴースト技が抜群ではなくなります。
与ダメージ計算
つるぎのまいでAを+2して計算しています。
- シャドークロー
H252 サーフゴーサーフゴー
257 ~ 304 (132.5 ~ 156.8%) 確定1発
B252 アーマーガアアーマーガア
94 ~ 110 (54.4 ~ 63.6%) 確定2発
H252 ソウブレイズソウブレイズ
291 ~ 346 (159.9 ~ 190.2%) 確定1発
H252 グレンアルマグレンアルマ
242 ~ 289 (126.1 ~ 150.6%) 確定1発
H252 クエスパトラクエスパトラ
367 ~ 432 (181.7 ~ 213.9%) 確定1発
- じゃれつく
無振り ドラパルトドラパルト
398 ~ 468 (244.2 ~ 287.2%) 確定1発
※剣舞を積まない場合でも可
198 ~ 237 (121.4 ~ 145.3%) 確定1発
無振り キノガッサキノガッサ
374 ~ 445 (277.1 ~ 329.7%) 確定1発
※剣舞を積まない場合でも可
190 ~ 226 (140.7 ~ 167.4%) 確定1発
H252 ウォッシュロトム
148 ~ 175 (94.3 ~ 111.5%) 乱数1発 : 68.75%
※努力値180までなら確定1発
H252 & B252 ヘイラッシャヘイラッシャ
56 ~ 68 (21.7 ~ 26.4%) 乱数4発 (6.8%)
※特性が天然であるためA上昇を無視
無振り イルカマン(ナイーブ)イルカマン(変身)
161 ~ 191 (92.0 ~ 109.2%) 乱数1発 : 56.25%
H252 輝石持ち ラッキーラッキー
195 ~ 229 (54.7 ~ 64.2%) 確定2発
- ドレインパンチ
かくとうテラスタルで計算しています
無振り サザンドラサザンドラ
283 ~ 338 (169.4 ~ 202.3%) 確定1発
※剣舞を積まないと
143 ~ 172 (85.6 ~ 102.9%) 乱数1発 (6.3%)
のため、積んだ方が安定
無振り キラフロルキラフロル
142 ~ 169 (89.8 ~ 106.9%) 乱数1発 (37.5%)
H252 オーロンゲオーロンゲ
185 ~ 218 (91.5 ~ 107.9%) 乱数1発 (50%)
B252 アーマーガアアーマーガア
99 ~ 118 (57.2 ~ 68.2%) 確定2発
H252 デカヌチャンデカヌチャン
124 ~ 147 (64.5 ~ 76.5%) 確定2発
※この対面ではほぼ確実に負けるのでここまで削れるのだという意識でお願いします
ご要望(コメント)ありましたら追加致します。
被ダメージ計算
かくとうテラスタルで計算しています
A252 カバルドンカバルドン じしん
93 ~ 111 (71.6 ~ 85.4%) 確定2発
C252 ウォッシュロトム ハイドロポンプ
78 ~ 93 (60.0 ~ 71.6%) 確定2発
無振り ブラッキーブラッキー イカサマ
76 ~ 91 (58.5 ~ 70.0%) 確定2発
※剣舞を積んだ場合は 153 ~ 180 (117.6 ~ 138.4%) 確定1発
A252 ガブリアスガブリアス じしん
103 ~ 123 (79.3 ~ 94.7%) 確定2発
A252 バンギラスバンギラス かみくだく
84 ~ 100 (64.7 ~ 77.0%) 確定2発
A252 デカヌチャンデカヌチャン デカハンマー
115 ~ 136 (88.4 ~ 104.6%) 乱数1発 (31.3%)
足りないと思うので、ご要望(コメント)ありましたら追加致します。
苦手なポケモン
かたやぶりを持っているポケモンは特性が無視されてしまうので注意です。
(ex.オノノクスオノノクス etc.)
また、てんねんを持っていてつるぎのまいが効かないポケモンや、
(ex.ヘイラッシャへイラッシャ etc.)
物理耐久のあるポケモン、鬼火持ちなどにも注意が必要です。
特性が効かないものとして、連続で攻撃する技も苦手です。(ex.タネマシンガン etc.)
相性の良い味方・構築例
ミミッキュよりも速いポケモンへの対策として、ドラパルトドラパルトやテツノツツミテツノツツミなどが挙げられます。
なお、シーズン1ではテツノツツミは使用不可なので注意してください。
おわりに
剣盾でも強かったミミッキュミミッキュはSV環境において更に追い風が吹いています。
良かったらバトルで使用してみてください。
参考になれたら幸いです。
ここまでお読みいただき、ありがとうございました。
間違っていたところ、改善点などありましたらコメントで優しく教えてください。
よろしくお願いします。
更新履歴
2022-12-02 投稿
2022-12-06 ドレインパンチ・テラスタルについて更新
2022-12-08 〃 についての説明を追加
2022-12-08 持ち物の候補についての説明を修正
2022-12-09 被ダメ計の修正・追加
2022-12-09 技構成の説明が間違っていたので修正
2022-12-09 性格調整の説明の修正
2022-12-10 持ち物の候補に追記
2022-12-10 ダメ計の修正(イカサマ)