はじめに
こんにちは。
ゲームでもリアルでも金欠のなーさんです。
待ちに待った第9世代、スカーレットバイオレットが発売されましたね。
ということで、今回は新ポケの中でも皆さんが注目してるであろうサーフゴーサーフゴーの育成論です。
ご指摘、ご質問等ございましたらコメントをよろしくお願いします。
注意
- この育成論は他の育成論でも使用されている程度の非公式の用語や略称を使用しています。
- 指定がない場合個体値はV(31)とさせていただきます。
サーフゴーサーフゴーについて
サーフゴーはSVから登場した新ポケモンであり、高いCと絶妙なS、耐久を持ちます。このポケモンの強い点はやはり特性「おうごんのからだ」で、この特性によって自分が受ける変化技を無効化できます。(ただし、ステルスロックや黒い霧といった場が対象の技は受けます。)
採用理由・役割
()は採用技や調整で役割外になります。
特性「おうごんのからだ」
先述にもあるように、自分が受ける変化技を無効化します。
この特性により、キノガッサのきのこのほうし、カバルドンのあくび,吹き飛ばし、ラッキーの電磁波,うたうを無効化し、後出しの安定、起点化を図ります。
また、挑発,アンコール等の技も防げるのが、変化技を多用するこの型に置いてとても大きな強みをもたらしています。
サーフゴーサーフゴーと飛行テラスタル
本論ではサーフゴーを飛行テラスタルで採用します。
飛行タイプになることで、キノガッサのじならし、カバルドンの地震を無効化、サーフゴーに対する打点を無くし、機能を停止させます。(キノガッサの主な技構成:じならし(無効),タネマシンガン(半減),マッハパンチ(無効)きのこのほうし(無効))
(カバルドンの主な技構成:地震(無効),あくび(無効),吹き飛ばし(無効),ステルスロック)
(キノガッサは岩石封じ採用個体もいるのでテラスタルする際は気をつけること。(運用方法、注意点参照))
サーフゴーサーフゴーとおんみつマント
おんみつマントはSVから登場の新アイテムで技の追加効果を受けない効果を持ちます。(ここで言う「追加効果」を含む技は、相手のランクを下げる技(じならし等)、相手を状態異常にする技(ねっとう等)のことで、自分の能力を下げる技(ゴールドラッシュ等)や反動を受ける技(てっていこうせん等)は含みません。)
このアイテムによってキョジオーンのしおづけの定数ダメージを無効化できます。現在よく見かけるキョジオーンの技構成は、しおづけ,ボディプレス,てっぺき,自己再生、であり、テラスタルしていないサーフゴーに対しての打点がしおづけの定数ダメージのみです。これを無効化することによってキョジオーンはサーフゴーに対する機能が停止します。
技構成
ゴールドラッシュ
威力120 命中100 はがね 特殊
サーフゴー専用のタイプ一致高火力特殊技。使うとCが1段階下がります。戦闘後に貰えるお金も増えます。無効化されるタイプがないのが優秀で、基本的にこの技で攻撃します。
わるだくみ
自身のCを2段階上げます。役割対象であるキノガッサカバルドンキョジオーンラッキー等の前の積み、裏のポケモンごと突破することを狙います。
じこさいせい
自身のHPを半分回復します。タネマシンガンでそこそこ削ってくるキノガッサ、サイクルを回して砂やステロで削ってくるカバルドン相手にはまぁまぁの使用機会があり、無いと不便に感じることがあるかもしれません。
みがわり
自身のHPの1/4を消費し、身代わりを出します。中間択としてとても優秀で、交代読みで攻撃するか、突っ張り読み悪巧みを積むか迷った時は、とりあえずこれを使えば誤魔化せます。また、起点対象を突破する際に身代わりを残しながら突破することで、裏のポケモンにも無償で1回攻撃することができます。(※音技や連続技による貫通には注意してください。)
シャドーボール
威力80 命中100 ゴースト 特殊
タイプ一致打点。ゴールドラッシュと違いデメリットがない分押しやすい技ではありますが、ノーマルに無効のためこの技ワンウェポンはやめた方がいいです。ゴールドラッシュ以外の打点が欲しかったり、デメリットなしで連打できる技が欲しいなら採用を検討しましょう。
基本的に上記の5つから4つ選択します。個人的には、ゴールドラッシュで事足りることが多いと感じたので、シャドーボールの優先度が他4つに比べて低いです。
性格・努力値と調整
- 調整案1
控えめ H4 B212 C44 D4 S244
実数値 H163 Aー B142 C174 D112 S135
H…奇数調整
HB…A252キノガッサタネマシンガン(5発命中)2耐え
C…余り
S…最速キノガッサ抜き
対キノガッサに特化した調整。
キノガッサへの後出しをより安定させるために、キノガッサ側の最高打点であるタネマシンガンを2耐えするまでBに振り、キノガッサの上から動けるまでSに振っています。余りは相手の引き先に対して負担をかけれるようにCに振り切っています。
対キノガッサに対する仕事を重視した調整のため、一般的に見れば耐久,素早さ共に中途半端な振り方ではあるため汎用性は低く、キノガッサがいない時に腐りやすいという欠点はあります。
- 調整案2
臆病 H4 B68 C180 D4 S252
実数値 H163 Aー B124 C176 D112 S149
H…奇数調整
HB…A252キノガッサタネマシンガン(4発+5発)耐え
C…余り
S…最速
CSベースにすることで、調整案1に比べて汎用性を高めました。キノガッサの上から自己再生できるということで耐久を妥協していますが、最低限の耐久として少し振っています。(キノガッサのタネマシンガンに対する自己再生のタイミングを分かりやすくする目的です。)
- 調整案3
控えめ H244 B212〜 C〜52
実数値 H193 Aー B142〜 C〜176 D111 S104
HB…みがわりがA252キノガッサタネマシンガン(3発)ほぼ耐え(99.2%)
C…余り
キノガッサに対して身代わりを押しやすくした調整です。キノガッサよりもSが低いので、HP管理などには注意が必要です。
また、HBに厚く振っているので、物理受け・クッションとしての役割も期待できます。
任意でBの努力値を増やして、受け・クッションの役割を強化しても良いです。しかし、Cを削りすぎると相手の交代先に負荷が掛からなくなり、返って不利サイクルを強いられることがあるので、しっかり考えてから努力値をBに回してください。
同速意識で少しSに振るのもよいかもしれません。
運用方法、注意点
役割対象に後出しし、それらを起点に悪巧みを積んで全抜きしたり、相手の引き先に高火力のゴールドラッシュを撃ちダメージレースで有利に進めたりします。
以下役割対象別の運用時のポイントです。
- 対キノガッサキノガッサ
キノガッサは初手に置かれやすいので、こちらも初手に置くことで対面を作れることが多いです。
岩石封じ持ちが一定数いるため、初手は身代わりから入り相手がじならし持ちかどうかを確認してからテラスタルすることをお勧めします。調整3採用時は先に行動されるため、1度じならしを受けてしまいますが、身代わりを使えるHPは残るので、次ターンに自己再生しつつ、テラスタルしましょう。
調整案1,2使用時はタネマシンガンで身代わりを割りつつ攻撃されやすいので、中間択として身代わりを選ぶのが厳しいです。極力交代や居座りを呼んで行動しましょう。調整案3使用時も4発当たると身代わりが割れ5発目は食らってしまうので、身代わりが必要かどうか状況を見極めて使用しましょう。
- 対カバルドンカバルドン
テラスタル前は地震が抜群で入ってしまいますが、テラスタルすると相手から打点がなくなるので受け出しが安定しています。ただし、自己再生が強要されるので、テラスタル前は極力あくびや吹き飛ばしを狙って交代しましょう。
カバルドンも初手に置かれやすいポケモンなので、初手出しで対面を作れることが多いです。
テラスタル後は砂ダメージをくらい、ステロダメージも大きくなるので、HP管理に気をつけましょう。
- 対キョジオーンキョジオーン
相手からの打点がないので後出し安定です。
テラスタルしてしまうとしおづけが抜群になり、ボディプレスも受けるようになってしまうので、テラスタルはしないようにしましょう。(キョジオーンが積んでない状態であれば、どちらの技も大したダメージにはならないので、キノガッサやカバルドンがいるのなら、テラスタルしてしまってもいいです。)
- 対ラッキーラッキー
相手から打点がないので後出し安定です。
積まないとこっちからも打点が出せないので、悪巧み非採用時は役割対象外です。
与ダメージ計算
※相手のテラスタルは考慮していません。
※調整案1での計算を記載しています。(調整案2,3共に大きくCに差がないので、ほぼ同じダメージが出せます。)
ゴールドラッシュ
H4キノガッサ…108.0〜127.9%
H252カバルドン…59.0〜70.2%
H252キョジオーン…104.3〜122.7%
D252ラッキー23.3〜27.6%
H4ドラパルト…75.6〜89.6%
H4トドロクツキ…53.8〜63.8%
H252ディンルー…33.5〜40.0%
H252サーフゴー…27.3〜32.4%
シャドーボール
H4キノガッサ…73.3〜86.6%
H252カバルドン…39.5〜47.4%
H252キョジオーン…17.3〜20.2%
H4ドラパルト…103.0〜121.4%
H252サーフゴー…74.2〜87.6%
被ダメージ計算
※()内は飛行テラスタル時のダメージです。
※こだいかっせい、クォーツチャージは考慮していません。(各々で1.3倍してください。)
- 物理
調整案1:物理耐久指数 :23,146
A252キノガッサタネマシンガン(1発)…7.9〜9.8%(7.9〜9.8%)
A0カバルドン地震…63.8〜77.3(無効)
A0キョジオーンしおづけ…5.5〜7.3%(23.3〜29.4%)
B252キョジオーンボディプレス…無効(12.8〜15.3%)
A252トドロクツキ噛み砕く…74.8〜89.5%(37.4〜44.7%)
A252ドラパルトドラゴンアロー…20.8〜25.7%(41.7〜51.5%)
A252ミミッキュシャドークロー…49.0〜58.8%(24.5〜29.4%)
A252ミミッキュかげうち…29.4〜34.3%(14.7〜17.1%)
調整案2:物理耐久指数 :20,212
A252キノガッサタネマシンガン(1発)…9.2〜11%(9.2〜11%)
A0カバルドン地震…73.6〜88.3%(無効)
A0キョジオーンしおづけ…7.3〜8.5%(29.4〜34.3%)
B252キョジオーンボディプレス…無効(14.7〜17.7%)
A252トドロクツキ噛み砕く…85.8〜103.0%(42.9〜51.5%)
A252ドラパルトドラゴンアロー…24.5〜29.4%(49.0〜58.8%)
A252ミミッキュシャドークロー…56.4〜67.4%(28.2〜33.7%)
A252ミミッキュかげうち…33.1〜40.4%(16.5〜20.2%)
調整案3:物理耐久指数 :28,564
A252キノガッサタネマシンガン…6.7〜8.2%(6.7〜8.2%)
A0カバルドン地震…53.8〜65.2%(無効)
A0キョジオーンしおづけ…4.6〜6.2%(19.6〜24.8%)
B特化キョジオーンボディプレス…無効(10.8〜12.9%)
A252トドロクツキ噛み砕く…63.2〜75.6%(31.6〜37.8%)
A252ドラパルトドラゴンアロー…17.6〜21.7%(35.2〜43.5%)
A252ミミッキュシャドークロー…41.4〜49.7%(20.7〜24.8%)
A252ミミッキュかげうち…24.8〜29.0%(12.4〜14.5%)
- 特殊
調整案1:特殊耐久指数:18,256
C252イーユイオーバーヒート…202.4〜239.2%(101.2〜119.6%)
C252ドラパルト流星群…30.6〜36.1%(61.3〜72.3%)
C252ドラパルトシャドーボール…74.8〜89.5%(37.4〜44.7%)
調整案2:1と同じ
調整案3:特殊耐久指数:21,423
C252イーユイオーバーヒート…168.9〜200.0%(84.4〜100.0%)
C252ドラパルト流星群…25.9〜30.5%(51.8〜61.1%)
C252ドラパルトシャドーボール…62.8〜75.2%(31.4〜37.6%)
おわりに
今作で対策必須級のキノガッサカバルドンキョジオーン相手に一方的なゲームを押し付けれるのは、このサーフゴーのとても大きな魅力だと思います。サーフゴー自体今作の最強枠で色んな型があってもしかしたら別の型で運用されているかもしれません。でも、もし構築がキノガッサカバルドンキョジオーンに重いのであれば、一度この方を試してみてください。
最後まで閲覧いただきありがとうございました。ご指摘、ご質問等ございましたらコメントをよろしくお願いします。