はじめに
21個目の育成論投稿になります。至らぬ点も多々あると思いますが、改善点等ご指摘いただければ幸いです。
お久しぶりです。今回の育成論はムウマージとなります。ポケモンHOMEが解禁され、徹底攻略様の育成論投稿ページも新しく追加されたポケモンたちで活気づいている今日この頃ですが、今回のムウマージは旧作ポケモンたちとは何の関係もない型となっております。
以前ムウマージの育成論を投稿した際にも書きましたが、私はこのムウマージが全ポケモンの中で一番好きなので、育成論に投稿しているもの以外でも色々と試していました。今回はその中でも現環境でそこそこ戦えそうだったムウマージを紹介したいと思います。
最後まで見ていただけると嬉しいです。
- HABCDS、など非公式の略語、単語等を用います。
- 論中に登場するポケモンの個体値は特に指定がなければ理想個体とします。
- ダメージ計算にはポケソル様のダメージ計算ツールSV(https://sv.pokesol.com/calc)を使用させていただきました。
- 環境ポケモンの型や採用技等はhttps://sv.pokedb.tokyo/pokemon/list?season=5&rule=0を参考にさせていただきました。
コンセプトと役割
まず受け対策と銘打ってはいますが、このムウマージ単体で完全に受け対策ができるわけではないということをご了承ください。
今回のコンセプトは
- チオンジェンドヒドイデアーマーガアヘイラッシャ等の受けポケモンに対してのこだわりトリックによる妨害、及びいたみわけでの耐久兼削り
- Sが最速ミミッキュ以下の物理アタッカーに対してのおにびによる妨害
- サーフゴーコノヨザル等の抜群の取れるゴーストタイプや、テツノツツミ等の特殊耐久の低い等倍以上のポケモンとの打ち合い
となります。
メインの役割は受けポケモンに対するこだわりトリック等のサポートなのでこだわりメガネを持ったまま対面と打ち合うかはその時々です。
特性ふゆう持ちのゴーストタイプなので、打点がしんそくとじしんしかないカイリューやじしんとカタストロフィしかないディンルーに強いのも良いところです。
上記2体にはおにびから入るのが安定なので相手にダメージの通せる攻撃技があったとしても問題ないことが多いです。
持ち物
こだわりメガネ
持たせると、同じ技しか出せなくなるが、『とくこう』が1.5倍になる。ダイマックス中は、すべての効果がない。
最初はこだわりスカーフでの採用を考えていましたが、役割対象がSの低い受けポケモンであることと、パーティ内でスカーフを持たせたいポケモンがいたこと、受けポケモン以外にもある程度のダメージソースになれること等の理由からメガネ採用となりました。
特性
ふゆう
『じめん』タイプの技を受けない。また、技『どくびし』『まきびし』『ねばねばネット』や特性『ありじごく』の効果を受けない。『エレキフィールド』『サイコフィールド』『グラスフィールド』『ミストフィールド』の効果も受けない。
これしかないので確定です。地面技を無効にできる強特性です。
性格・努力値と調整
おくびょう(S↑A↓)H12 A0 B244 C60 D4 S188
HB…Hをなるべく低くしつつ、タイプ一致イカサマ確3まで
A…イカサマ対策のため個体値0必須
C…余り。素でH4サーフゴーが確1、霊テラスタル時にH252サーフゴーコノヨザルが確1
D…余り
S…最速ミミッキュ抜き
技構成
- 採用技
シャドーボール
タイプ一致の攻撃技です。流行の四災に対しての打点はありませんが、当倍以上の範囲は広いため安定した攻撃技になります。
おにび
物理アタッカーに対する妨害技です。命中率が低いのでこればかりは祈りましょう。
トリック
受けポケモンや積みポケモンに対する妨害技です。トリック後はこちらの火力が大きく下がるので、メインのダメージソースが後述するいたみわけになりがちです。
いたみわけ
相手と自分のHPを足して2で割って再分配する少し特殊な技です。こちらはHを低めにしているため、受けポケモンの潤沢なHPを拝借して回復しつつダメージを与えられます。
- その他有用な技
たたりめ
状態異常になっていない相手に使う場合はシャドーボールより威力が低くなってしまうのでこだわりメガネとの相性はよくありませんが、トリック後のメガネがなくなってからのダメージに優れています。
でんじは
物理アタッカーの火力を下げるよりS操作を重視したいならこちら
めいそう
こだわりトリックで機能停止させたポケモンを起点にして自ら戦う場合にはありですが、その役割は素直に裏のエースに任せた方が良いかもしれません。
ちょうはつ
こだわりトリックを採用しない場合はこちらでも受けポケモンに対しての妨害が行えます。
テラスタル
ゴースト
基本的にはサポートなのであまりテラスタルを切りたくないポケモンではありますが、裏のポケモンがテラスタルをする必要のない状態でサーフゴー等と対峙した場合は押して行っても良いと思います。
立ち回り例
先発で出して相手の起点作りポケモンを縛りに行く。もしくは受けポケモンに対して後投げして使う。のどちらかになると思います。
与ダメージ計算
- 特に表記がない場合"持ち物無し""無振り"で計算しています。
- 【 】内は自分がテラスタルした時のダメージとします。
トリック前メガネ持ち
シャドーボール
カイリュー(H252)
マルチスケイル有り
38 ~ 45 (19.2 ~ 22.7%) 乱数5発 : 95.09%
【51 ~ 60 (25.8 ~ 30.4%) 確定4発】
マルチスケイル無し
76 ~ 90 (38.4 ~ 45.5%) 確定3発
【102 ~ 120 (51.6 ~ 60.7%) 確定2発】
サーフゴー(H252)
164 ~ 194 (84.6 ~ 100.0%) 乱数1発 : 6.25%
【220 ~ 260 (113.5 ~ 134.1%) 確定1発】
コノヨザル(H252)
164 ~ 194 (75.6 ~ 89.5%) 確定2発
【220 ~ 260 (101.4 ~ 119.9%) 確定1発】
ミミッキュ(H4)
146 ~ 174 (111.5 ~ 132.9%) 確定1発
テツノツツミ
112 ~ 133 (85.5 ~ 101.6%) 乱数1発 : 12.5%
【150 ~ 178 (114.6 ~ 135.9%) 確定1発】
ヘイラッシャ(H252)
106 ~ 126 (41.3 ~ 49.1%) 確定3発
【142 ~ 168 (55.3 ~ 65.4%) 確定2発】
ドヒドイデ(H252)
57 ~ 67 (36.4 ~ 42.7%) 確定3発
【76 ~ 90 (48.5 ~ 57.4%) 乱数2発 : 89.06%】
アーマーガア(H252)
85 ~ 102 (41.5 ~ 49.8%) 確定3発
【114 ~ 136 (55.7 ~ 66.4%) 確定2発】
チオンジェン(H252)
29 ~ 35 (15.2 ~ 18.2%) 乱数6発 : 47.57%
【39 ~ 47 (20.4 ~ 24.5%) 確定5発】
トリック後メガネ無し
シャドーボール
ヘイラッシャ(H252)
72 ~ 85 (28.0 ~ 33.0%) 確定4発
【96 ~ 114 (37.4 ~ 44.4%) 確定3発】
ドヒドイデ(H252)
37 ~ 45 (23.5 ~ 28.7%) 乱数4発 : 91.77%
【50 ~ 60 (31.9 ~ 38.3%) 乱数3発 : 91.38%】
アーマーガア(H252)
58 ~ 69 (28.3 ~ 33.7%) 乱数3発 : 0.17%
【78 ~ 92 (38.1 ~ 44.9%) 確定3発】
チオンジェン(H252)
27 ~ 32 (14.0 ~ 16.7%) 乱数6発 : 0%
【20 ~ 24 (10.5 ~ 12.5%) 乱数8発 : 0%】
被ダメージ計算
- 特に表記がない場合"持ち物無し""無振り"で計算しています。
- 【 】内は自分がテラスタルした時のダメージとします。
カイリュー(A↑252)
テラバースト飛行
【112 ~ 132 (81.8 ~ 96.4%) 確定2発】
やけど後
【56 ~ 66 (40.9 ~ 48.2%) 確定3発】
サーフゴー(C↑252)
シャドーボール
146 ~ 174 (106.6 ~ 127.1%) 確定1発
コノヨザル(A252)
ふんどのこぶし@50
84 ~ 102 (61.4 ~ 74.5%) 確定2発
テツノツツミ(C252)
ハイドロポンプ
87 ~ 103 (63.6 ~ 75.2%) 確定2発
ヘイラッシャ
ウェーブタックル
73 ~ 87 (53.3 ~ 63.6%) 確定2発
やけど後
36 ~ 43 (26.3 ~ 31.4%) 確定4発
イカサマ
タイプ一致
56 ~ 68 (40.9 ~ 49.7%) 確定3発
タイプ不一致
38 ~ 46 (27.8 ~ 33.5%) 乱数3発 : 0.02%
苦手なポケモン
相性の良い味方・構築例
ブロロローム
過去に投稿した育成論のポケモンです。
育成論SV/2105
特性ふゆうでブロロロームの弱点である地面タイプを無効化しつつ、耐久を特殊方面に振り切ったブロロロームの物理方面をおにびによりサポート出来ます。
ウォッシュロトムヒートロトム
このムウマージ自体と相性が良いわけではありませんが、ムウマージと相性の良いポケモンと相性が良いことが多いです。
こだわりスカーフを持たせて技構成をボルトチェンジ、おにび、トリック、@1とすることで似たような役割を持たせつつより攻撃的な編成にすることができます。
相手に受けが多ければムウマージ、そうでなければウォッシュロトムヒートロトムと使い分けやすいのが好きです。
さいごに
ここまで本育成論を見ていただきありがとうございます。
ムウマージは所謂マイナーなポケモンなのでポケモンHOMEが解禁された今、一線級で戦わせるのは難しいところだとは思いますが、かの有名配信者ナンジャモ様が使うポケモンでもあるのでもっと活躍させてあげたいですね。
評価コメント等いただけると今後の励みになります。