はじめに
DRGNです。第9世代初投稿です。色々至らない部分もあるかと思いますが温かい目でご覧下さい。
採用理由
シーズン1で猛威を振るうであろう技、「キノコのほうし」。それに対抗すべく生み出されたサーフゴーサーフゴー・キョジオーンキョジオーン。両者共に強力な特性を持ち、前者はそもそも変化技が通じず、かたや後者は状態異常にならない。キノコのほうし対策だけに留まらない優秀さで、共に環境に蔓延るのは想像に難くない。
しかし彼奴らの動きをどうしても止めたい、あわよくば起点にしたい。そんな筆者の下に舞い降りた天啓ーーー。「リククラゲリククラゲ」である。
実数値
H:187 A:× B:94 C:100 D:180 S:120
特性
きんしのちから
→これ一択(しかない)。強力な特性「おうごんのからだ」と「きよめのしお」を唯一(たぶん)無視できる超強力な特性である。必ず後攻になってしまうが後述するタスキの行動補償により相手をほぼ確実に1匹眠らせられる。ついでに「ぼうじん」もケアできる(すまんブロロロームブロロローム、、)。
役割
先発で出陣し、草タイプ・特性やるき/ふみん以外に通るキノコのほうしを振り撒いて起点作りを主とする。
性格・努力値
-性格:おだやか(D↑A↓)
→理由1:ドククラゲドククラゲと瓜二つの種族値であり、中途半端にBに補正を掛けてもそこまでの耐久を得られないため。
→理由2:今回紹介する型には火力を求めていないため。
-努力値
H:252 B:68 D:188(余り)
→理由1:HBの数値は先発で多いドラパルトドラパルト(体感)の陽気ハチマキドラゴンアロー、或いは陽気A1↑ドラゴンアローを確実に耐える調整にしている。
→理由2:Dについては余りをぶっぱしただけだが、現環境11位のD種族値120と決して低くはないH80があるので生半可な弱点技なら大体2耐えする(当社比)(氷は無理)。
(2022/12/4追記)
おくびょうH:252 B:68 D:58(余り) S:132
読者様から頂いた調整案。
上記のS調整で最速サーフゴーを抜く事ができる。筆者は場持ちの良さを目的としてDを伸ばしていたが、こちらの調整では眠らせた後のサーフゴーを上から叩けるので、迅速な処理が可能となる。
道具
きあいのタスキ
→当初は耐久を過信してオボンで採用していたのだが、物理寄りの環境である事と不意に飛んでくる氷技によって割と一撃で落とされる場面が多かった。これを顧みて行動補償してくれるタスキにした。初手キノコのほうしに対してラムのみで強引に積んでくるポケモンの2手目を連続技でない限り確実に耐えて2度目のキノコのほうしを振り撒く瞬間に筆者は生を実感する。あと先日のシーズン1レギュレーション発表で脱落したおかげで蛇足になったがテツノツツミテツノツツミのれいとうビームも無理矢理耐えて眠らせられるオマケ付き。
技構成
1.キノコのほうし
→絶対確定。無ければ本育成論が水泡に帰す。
2.だいちのちから
→Cに振ってないのでそこまでの火力はないが一応タイプ一致でサーフゴーとキョジオーンへの打点になる。
3.ギガドレイン
→こちらもタイプ一致。運が良ければ回復による確定数ずらしになる事を期待して採用。少しでも威力を求めるならエナジーボールでも可。
4.はたきおとす(自由枠)
→タマゴ技。きんしのちからのデメリットで変化技が後攻になってしまい、キノコのほうし以外にわざわざ打つほどの旨みがある変化技が無いので最低限仕事のできるこの技を採用した。やどりぎのたねは結局草タイプに通らないしね。威力はマジで出ない。でもたまに入れてて良かったってなる。ぼうじんゴーグルを落とせるのも利点だが、ぼうじんゴーグルである事に気付くのに1ターン、はたきおとすのに1ターンと、眠らせるまでに最低でも3ターンを要するのであまり対策という対策にはならない事を頭に入れておこう。
相手の物理打点を逆手に取れるイカサマ(技マシン)、高い特殊耐久で耐えてからのミラーコート(タマゴ技)も悪くない。
テラスタイプ
草と記載したがテラスタルする型では無いので正直何でも良い。
与ダメージ計算
前述の通り攻撃性能に重きを置いていないので省略する。
被ダメージ計算
調整意図はタスキに強い連続技かつ環境に多く見られるドラパルトのドラゴンアローに向けたものでしかない為、それのみ記載する。他の連続技は大体耐える(つららばりは無理)。
○陽気A252ドラパルト
ハチマキorA1↑ドラゴンアロー→確定2発(83.4〜99.4%)
苦手なポケモン
勘の良い読者ならお気付きになられたかと思うがこの型、みがわりに手も足も出ない。潔く引いて対策しよう。
草タイプもキノコのほうしが通らない&打点が無いため不得手である。潔く引いて対策しよう。
ぼうじんゴーグルも同様。はたき落としても切り返すのは少し厳しい。潔く引いて対s(ry
ちょうはつも喰らうと火力が無いので難儀する。潔く引いt(ry
あとつららばりが4倍&タスキ貫通でどう足掻いてもキツい(セグレイブセグレイブやパルシェンパルシェンなど)。潔k(ry
相性の良い味方・構築例
筆者がよく選出する組み合わせは、
先発リククラゲ+ぼうじんゴーグル天然ラウドボーンラウドボーン(テラスタイプノーマル)+@1(エース)である。
ラウドボーンはリククラゲの苦手とする草・炎・氷タイプを半減以下で受けることができ、単体でも物理アタッカーに対してめちゃくちゃ強い。加えてぼうじんゴーグルを持たせる事でキノガッサキノガッサ・モロバレルモロバレルへの後出しが安定する。専用技フレアソングでみがわり貫通も可能で思いの外クラゲとワニの相性が良いのだ。
使用感
あまり環境にいない為か何故かサーフゴーが後出しされる場面が多く、気持ち良くカモれる。聡明な読者諸君はリククラゲを見たらサーフゴー選出するのを控える様に。
S無振りでもそこそこ速いので中速以下の相手に対してもちょっとした攻撃もできるのも評価ポイント。加えて自身も草タイプなので相手のキノコのほうしを遮断できる。
先発ドラパルトのみがわりの有無を見極められると多分めちゃくちゃ強いポケモンであると感じた(筆者は無理)。
とりあえず相手パーティに草タイプがいなかったら投げると大体仕事する。
ラム竜舞しがちなカイリューカイリューのダブルウィングが没収されてるのはかなりの救い。いつかDLCで教え技復活とかなったら、血涙流しながら引く事となる。
おわりに
ダラダラと長ったらしい文章を読んでいただきありがとうございました。ご質問やご指摘等あれば是非コメント宜しくお願い致します。