エルレイド- ポケモン育成論SV

【先発タスキ】災厄環境のタスキASエルレイドの考察

2023/04/15 21:00 / 更新:2023/04/17 07:51

エルレイド

HP:HP 68

攻撃:攻撃 125

防御:防御 65

特攻:特攻 65

特防:特防 115

素早:素早 80

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エルレイド  エスパー かくとう  【 ポケモン図鑑 】

性格
ようき(素早 特攻)
特性
きれあじ
努力値配分(努力値とは?)
攻撃:252 / 防御:6 / 素早:252
個体値:31-31-31-31-31-31
実数値:143-177-86-76-135-145 (素早さ比較)
覚えさせる技
せいなるつるぎ / サイコカッター / つじぎり / かげうち
持ち物
きあいのタスキ
テラスタイプ
かくとう

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ルール
シングルバトル
このポケモンの役割
物理アタッカー
登録タグ
フォーク元の育成論(フォークとは?)
【汎用性抜群】神調整襷エルレイド(シロ)

考察

はじめまして。あるみんと申します。初めての育成論の投稿で不慣れな点も多いですが、どうぞよろしくお願いいたします。

今回考察したのは、ポケモン実況者のれしむさんが紹介してくださったこちらのASタスキエルレイドエルレイドエルレイドについて、自分なりに考察を深めたものになります。

具体的には、このポケモンの役割対象や、合う構築、運用方法、補完となるポケモンについて考えていきます。

なお、努力値振りについてはABCDS表記を用いていきます。ご了承ください。

コンセプトと役割

 基本的には先発の災厄やそれらを対策する先発ポケモンたちに対して勝ち、相手のポケモンに仕事をさせることなく数的有利を作り出すポケモンです。

 このエルレイドは、レギュレーションCにおける目玉の災厄ポケモンディンルーディンルーチオンジェンチオンジェンパオジアンパオジアンイーユイイーユイにタイプ上強い、先発アタッカーとなっています。

 また、現環境はどくびしを撒くためのどくタイプキラフロルキラフロルドヒドイデドヒドイデテツノドクガテツノドクガや、先発ディンルー対策のかくとうタイプコノヨザルコノヨザルテツノカイナテツノカイナなどが先発で来ることもあり、それらのポケモンに対してエスパー技のサイコカッターで弱点をつくことが可能です。

 以上から、環境の中心ポケモンとその対策ポケモンに対して強く、先発に出すことでバトルを有利に進められるポケモンだと思います。

持ち物

きあいのタスキ確定です。物理耐久が脆いエルレイドは大概の攻撃で一撃でタスキまで削られます。

特性

きれあじ確定です。無条件でせいなるつるぎとサイコカッターの威力が上がるので、他を選ぶ理由はありません。

性格・努力値と調整

性格…ようき(C↓S↑)orいじっぱり(C↓A↑)
努力値…AS252振り余りB

特別な役割対象を決めているわけではないので、最速かつ高火力を求めています。
いじっぱりにすると火力は上がりますが、ようきにすることで、コノヨザルコノヨザルのような、準速90族またはそれ以下のポケモン(セグレイブセグレイブなど)より早く行動できるため、役割が広がると思います。

耐久調整したい!という際にはフォーク先の記事も参考になると思います。
育成論SV/624

技構成

せいなるつるぎ

確定技です。きれあじによってインファイト以上の火力が出る強技となります。弱点をつける場合はもちろん、弱点をつけなくてもかなりのダメージが期待できます。

サイコカッター

確定技です。サイコカッターはしねんのずつきと異なり、非接触攻撃なのでドヒドイデドヒドイデドヒドイデのトーチカやで毒状態になることもありませんし、ゴツメやさめはだでもタスキを削られることはありません。特性きれあじのエルレイドならば実質威力105のタイプ一致エスパー技なので必ず採用したいです。

つじぎり

優先技です。おもにサーフゴーサーフゴーサーフゴーに役割を持つための採用となります。
パーティ構成にも依りますが、起点作成ポケモンディンルーディンルーカバルドンカバルドンがパーティにいると、先発でサーフゴーサーフゴーサーフゴーを選出されるので、それを倒すための技です。
一応、クエスパトラクエスパトラクエスパトラにも弱点をつくことができます。

かげうち

ほぼ確定技です。優先度的にはせいなるつるぎやサイコカッターには劣りますが、この技があるおかげでこのポケモンの対面性能の高さが保たれていると考えています。
相手のタスキなどで削りきれなかった体力を、先制技で処理するための採用です。具体的には、先制技のないハバタクカミハバタクカミテツノツツミテツノツツミなどが考えられます。
対面勝ちした後、相手の2体目のポケモンタスキ潰しとしても有用です。

その他の選択肢

 つじぎりの代わりにリーフブレードはたきおとすが考えられます。
 リーフブレードを採用することで、ヘイラッシャヘイラッシャマリルリマリルリイルカマン(ナイーブ)イルカマン(ナイーブ)あたりに強く出られるかもしれません。後出しされたヘイラッシャに高火力を叩き込めるのが強力です。
 はたきおとすはきれあじによって火力が伸びませんが、相手のポケモンの型判別に役立ちます。先発アタッカー以外の役割を持たせたければ採用価値ありです。

 これらの技をかげうちの代わりに採用して、役割を増やすことも可能ですが、襷持ちのハバタクカミハバタクカミテツノツツミテツノツツミには勝てなくなります。

テラスタル

 正直、考察に至っていません。なのでタイプ一致テラスタルです。ただ、先発の数的有利を狙うポケモンであり、テラスタルを使わずに対面勝つことを想定しています。
 フォーク元はキノガッサキノガッサのキノコのほうし対策でくさテラスタルを採用していますので選択肢の1つかと思います。

立ち回り例

※こちらの項目については是非ともご意見いただければ嬉しいです!よろしくお願いいたします!

先発に投げて一体倒す。二体目も削る。

 基本的な運用はこちらです。先発に投げてきそうなポケモンにかくとうまたはエスパー技が抜群になる場合は先発として選出し、相手のポケモンを倒します。二体目に出てきた相手のポケモンより速ければ通りのいい技、遅ければかげうちで、タスキ潰しを狙います。

 一番の役割対象はディンルーディンルーディンルーです。相手のディンルーが起点作成型ならばステロ撒きのみ、アタッカー型ならばタスキ削りのみという最低ラインの仕事以外させることなく倒すことができます。テラスタルをされた場合は突破できないかも知れませんが、相手はテラスタルの権利を失うので、有利な展開を作りやすくなります。

 初手どくびし要員キラフロルキラフロルドヒドイデドヒドイデテツノドクガテツノドクガにはサイコカッターが通るので迷わず先発に選びます。キラフロル以外ドヒドイデドヒドイデテツノドクガテツノドクガはタスキの可能性も低いので、どくびしを一度撒かれるだけで、自分のタスキを温存しながら二体目の相手のポケモンと対面できます。タスキはエルレイドが持っているので、どくびしによる被害は最小限で済むのも魅力的です。

 先制技のないハバタクカミハバタクカミイーユイイーユイテツノツツミテツノツツミなどにも強いです。上から行動されてもタスキで耐え、サイコカッターやせいなるつるぎで相手を倒すorタスキまで削ってかげうちで〆ることができます。

 自分のパーティにディンルーディンルーディンルーを組み込めば、ディンルー対策のかくとうタイプコノヨザルコノヨザルテツノカイナテツノカイナを誘導してサイコカッターで倒す芸当も可能です。特にコノヨザルコノヨザルは先発適性も高く、先制技もないため、エルレイドで十分相手ができる役割対象です。

出し負けしそうなら後出しからの掃除役に徹する

 以上のように、このポケモンは非常に高い対面性能をしており、先発適性は高いです。しかし、このポケモンにはいくつか弱点があり、「このポケモンには勝てない!」というポケモンが何体もいます(後述)。どんなに通りが良くてもそれらのポケモンがいたら先発を諦めましょう。対策ポケモンを選出して、最後にエルレイドで暴れられる環境を整えます。

このポケモンの弱点、苦手なポケモン

 このポケモンで対戦をしていく中で、先発に出して負けるような対面が何度かありました。おそらくこのエルレイドが現環境でマイナーな理由だと思います。このポケモンを正しく活用するため、包み隠さず書いていきます。

自分より速く、先制技を持つポケモン

相手がタスキ持ちだと負けます。2匹目も先制技で削られるので、そのまま試合の負けに繋がります。
エルレイドは現環境では遅いポケモンなので、先制技で縛られてしまいがちです。相手のパーティにこれらがいたら、先発は諦めましょう。
【追記】
それでもエルレイドを出す場合は、裏に高耐久先制技持ちのポケモンカイリューカイリューハッサムハッサムマリルリマリルリをおくと良いです。エルレイドが負ける場合もタスキ圏内まで削れますので、後発で先制技を撃ちましょう。先制技のダメージは微量なので、余裕を持って2体目と対面できます。

自分より速く、連続攻撃技を持つポケモン

タスキを貫通して何もできずに倒されます。相手のパーティにこれらがいたら、先発は諦めましょう。

キノコのほうしを持つポケモン

耐えられた場合、眠らされて起点になってしまいます。。モロバレルが先発となる可能性は低いですが、HBモロバレルは一撃で倒せないので(後述)キノコのほうしを受けてしまいます。
先発を諦める程ではないですが、対面したら突っ張ることはせず、対策ポケモンに交代しましょう。

ミミッキュ

ばけのかわを盾に2回殴られたら負けます。搦手ミミッキュだと起点にされてそのまま試合に負けることもあります。パーティにいたら先発を諦めましょう。

弱点をつけない物理受けポケモン

先発対面で有利でも、受け出しからこれらのポケモンに回復やゴツゴツメットで粘られると負けてしまいます。相手に有利なサイクルに持ち込まれてしまう可能性があるので、選出時点で「エルレイドエルレイドの通りが悪い」と判断すべきかもしれません。
ただ、せいなるつるぎがメインウェポンなので、鉄壁を積まれて詰むということは少ないです(後述)。

【追記】
先制技持ちの高耐久ポケモン

 エルレイドが弱点をつけない、先制技持ちの高耐久ポケモンには勝てません。せいなるつるぎorサイコカッター+かげうちで倒せないので、相手の攻撃+先制技で負けます。特にカイリューはかげうちより優先度の高いしんそくで殴ってくるので、マルチスケイルの効果と合わせて、ほとんど削れません。初手この対面になると相手に1.5体もっていかれるので厳しいです。
 この記事を書き終えてからカイリューにボコボコにされまくったので、追記します。

与ダメージ計算

せいなるつるぎ

HB特化…(49.2 ~ 64.0%) 確定2発
HB特化+オボンのみ…(28.7 ~ 39.4%) 乱数2発 : 3.12%
HB振り(性格補正なし)+オボンのみ…(33.3 ~ 44.7%) 乱数2発 : 71.09%
H振り+オボンのみ…(46.2 ~ 60.0%) 確定2発
【かくとうテラスタル時】
耐久無振り…(107.9 ~ 128.7%) 確定1発

明確な役割対象なので、可能性の高いものを並べました。HB特化ディンルーほどでなければオボンのみ込みで2回殴れば勝てます
 初手テラスタルすると、耐久無振りディンルーならぎりぎり確定1発です。逆に言うと他の場合はテラスタルしても一撃で倒せません。環境的にディンルーディンルーは耐久振りが多いことを考えると、先発テラスタルは無駄だと思います。

せいなるつるぎで弱点をつける場合は、どれだけ耐久振りのポケモンでも低耐久なら確定1発、高耐久でも確定2発圏内に持っていく火力があります。
ただし、弱点をつけない場合、高耐久ポケモンには受けられます。

サイコカッター

HB特化…(61.2 ~ 72.7%) 確定2発
H振り…(72.7 ~ 85.4%) 確定2発

サイコカッターも弱点をつければHB特化のテツノカイナでさえ乱数2発です。並みの耐久では受けられません。タスキを盾に確実に一体持っていくことができます。

つじぎり

無振り…(69.2 ~ 81.5%) 確定2発
HB振り(性格補正なし)…(49.5 ~ 58.8%) 乱数2発 : 99.6%

つじぎりを採用すればHB振りまでサーフゴーを2回殴って倒せます。素早さで抜かれていても、耐久無振りならばつじぎり+かげうちで倒せます。
はたきおとすではここまで対応できません。

かげうち

かげうちではハバタクカミをワンパンできません。ハバタクカミはサイコカッターで倒します。

被ダメージ計算

※基本的に2回殴られて負けるポケモンです。気になる対象がいればご意見いただければと思います。

相性の良い味方の考察

 運用的に対面構築向きのポケモンだと思います。前述の弱点となるポケモンがいなければ先発、いれば後発の掃除役という運用なので、エルレイドにとって天敵である以下のポケモン達に有利なポケモンが良いかと思います。
パオジアンパオジアンマスカーニャマスカーニャテツノブジンテツノブジンウェーニバルウェーニバルパーモットパーモットドラパルトドラパルトセグレイブセグレイブボーマンダボーマンダキノガッサキノガッサミミッキュミミッキュアーマーガアアーマーガアヘイラッシャヘイラッシャモロバレルモロバレルカバルドンカバルドンギャラドスギャラドス

高速アタッカー対策の高耐久ポケモン

 苦手な高速アタッカーを真正面から受けるポケモン達です。エルレイドの苦手なポケモンは物理アタッカーが多いため、物理受けのポケモンでカバーすることができます。
 ただし、このポケモン達が不利をとる高火力特殊アタッカーと対面したとき、紙耐久のエルレイドに引くことはできません。特殊受けは別で用意し、サイクル戦を仕掛ける必要が出てきます。

高耐久を倒す特殊アタッカー

 エルレイドの苦手な受けポケモンに強い特殊アタッカーは構築に入れ得です。できれば、特殊受けに交代されるときの対策(アンコールテツノツツミテツノツツミ、サイコショックハバタクカミハバタクカミなど)を組み込んでおくと良いです。

先制技持ちの高耐久ポケモン

 エルレイドが万が一不利対面で負けたときの保険です。先制技は火力が低いので、高耐久ポケモンで先制技を撃てば、あまり削られることなく(ワンチャンノーダメージで)、次のポケモンに対面することができます。エルレイド同様、物理受けに弱いので、物理受けで止まらないよう、受け破壊能力(ハチマキ、積み技など)を組み込むと良いと思います。

キノコのほうし対策

 エルレイドはキノガッサキノガッサモロバレルモロバレルに負けるので、胞子対策は必須です。出し負けしたときの引き先を用意するか、身代わりできるようなポケモンを先発にするかで対策をしましょう。

起点作成ではないディンルー

 ディンルーをパーティに入れれば、先発ディンルーを狩ろうとする対策ポケモンが初手にやってきます。先発を読みやすくするためにこちらも組み込んでおきましょう。ディンルー対策のかくとうタイプをエルレイドで倒すといった芸当ができます。ステロ+ふきとばしのような起点作成型だと初手に出さないのは弱いので、チョッキやハチマキで高耐久アタッカーにするのがいいです。
注意点ですが、起点作成っぽいポケモンをパーティに入れないこと。起点作成じゃないことがバレやすくなります。

最後に

 いかがでしたでしょうか。レギュレーションCの現環境ではエルレイドは災厄キラー(特にディンルーディンルーキラー)として期待していましたが、中速低耐久故に課題も多いポケモンです。
 ただ、ここまでエスパーとかくとう技が通る環境も多くないので、是非この機会に使ってみてほしいです。

何よりかっこいいですから!かっこいいポケモンは使ってて楽しいですから!!

以上です。ありがとうございました。

投稿日時 : 

最終更新日時 : 2023/04/17 07:51

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