ヌメルゴン- ポケモン育成論SV

【雨パにも】うるおいボディ型ヌメルゴン

2023/04/01 04:17 / 更新:2023/04/09 03:28

投稿者 : におみかん (@niobiumorange)

ＨＰ: 90

攻撃: 100

防御: 70

特攻: 110

特防: 150

素早: 80

閲覧:14176登録:11件評価:5.00(3人)

ヌメルゴン ドラゴン【ポケモン図鑑】

性格: おだやか(特防↑ 攻撃↓)

特性: うるおいボディ

努力値配分(努力値とは？): HP:252 / 防御:220 / 特防:36
個体値:31-x-31-31-31-31
実数値:197-x-118-130-192-100 (素早さ比較)
覚えさせる技: ひやみず / あまごい / ねむる / まもる
持ち物: おんみつマント
テラスタイプ

ルール: シングルバトル

このポケモンの役割: 指定しない

登録タグ

はじめに

　2回目の投稿となります。読みづらい点などあるかもしれませんが、ご覧いただけますと幸いです。

本論ではHP、攻撃、防御、特攻、特防、素早さをそれぞれH、A、B、C、D、Sの略称で記載します。
個体値は特記がない限り、すべて31を想定しています。
努力値252振りかつ性格による能力上昇を“特化”と表記します。
努力値252振りのみで性格による能力上昇がない場合を”準振り”と表記します。
性格による能力上昇をせず努力値も振っていない状態(防御側はHにも努力値を振っていない状態)を”無振り”と表記します。

採用理由と役割

　ヌメルゴンヌメルゴンは特防が高いポケモンである一方、攻撃・特攻は低くはないですがアタッカーとしてはやや火力不足な面もあります。
　それならば耐久型に割り切って運用したほうが良いと考え、特性「うるおいボディ」と「ねむる」を組み合わせた型を採用しました。
　役割としては、できるだけ戦闘に居座り相手のHPをじわじわと削っていく戦い方となります。

持ち物

候補として「おんみつマント」、「しめったいわ」、「たべのこし」が挙げられます。

おんみつマント

　「ルミナコリジョン」や「アシッドボム」の対策となるうえ、「シャドーボール」や「かみくだく」などの確率によるランク減少や”ひるみ”、”しおづけ”を防いでくれるのも助かります。

しめったいわ

　あまごい下の行動ターンを増やすことができます。また、後続にも雨を引き継ぎやすくなるため、雨パに組み込む際にはより効果的になります。

たべのこし

　「たべのこし」の回復により耐久を補うことで、相手からの攻撃の確定数が伸びる場合もあります。

特性

うるおいボディ

コンセプトとして確定となります。
雨が降っていれば状態異常を回復してくれるため、「ねむる」をデメリット無しで打てるうえ、「どくどく」なども無効化することができますが、「あくび」はうるおいボディの判定後に眠ってしまうため、1ターンは眠ってしまう点に注意が必要です。

性格・努力値と調整

性格

おだやか(D↑A↓)

　耐久を上げたいため、BまたはDを伸ばす性格を推奨します。本論ではDを伸ばしています。

努力値

H252、B220、D36

　耐久を伸ばすため、H、B、Dに努力値を振っています。本論のBとDの配分は、準振りパオジアンの「かみくだく」、こだわりメガネ持ち極振りテツノドクガの「ヘドロウェーブ」を30%程度の乱数2発となるように調整しています。

技構成

ひやみず

　本作より習得しました相手の攻撃ランクを1段階下げることができる攻撃技となります。相手のHPを削りつつ苦手な物理技の威力を下げることができます。雨が降っている状態であれば威力も1.5倍となるため、うるおいボディとの相性がよいです。

ねむる

　コンセプト上確定の回復手段となります。雨さえ降っていれば「うるおいボディ」によりノーリスクでHPを全回復することができます。ただし、雨が上がるターンに「ねむる」を使用すると状態異常は回復しないため注意が必要です。

あまごい

　自ら雨を降らせることで持続的に戦うことができます。あまごい要員が別にいれば他の技の採用も考えられますが、そうでない場合はコンセプト上、必須となります。

まもる

　雨が上がるターンは状態異常が回復せず「ねむる」「あまごい」が使えないため、あまごいのターン調整用に「まもる」を採用しています。相手からの攻撃が確定3発の場合、「まもる」が無いと雨上がり後にやられてしまいます。確定3発の相手を見ない場合は下記の選択技と入れ替えます。

選択技

とける

　自身の防御ランクを2段階上げることができます。物理技の確定数を落とすことで物理の相手に対しても継続的に戦えるようになります。「ひやみず」の相手攻撃ランク１段階減少もありますが、「とける」を採用すると、さらに物理方面で安定します。

アシッドボム

　相手の特防ランクを2段階下ることができる攻撃技となります。相手のHPを削る速度が速くなり、耐久型の相手に対しても有効です。

マッドショット or じならし

　相手のすばやさランクを１段階下ることができる攻撃技となります。ヌメルゴンの後続へのつなぎを意識する場合は採用の価値はあるかと思います。

テラスタル

　元のドラゴン単タイプでも耐性として優秀なため、弱点を突かれる恐れがない場合はテラスタルを切る必要はありませんが、弱点を突かれそうな場合は積極的にテラスタルを切ります。
　テラスタルにより耐性を伸ばしたいため、弱点が少ないかつ、メジャーな[じめん]や[はがね]、[フェアリー]タイプを等倍以下で受けることができる以下のテラスタルを推奨します。

みず

　弱点が[くさ]と[でんき]の2つで耐性が優秀であるうえ、 [ドラゴン]タイプの弱点である[こおり]技を半減で受けることができるため補完が良いです。
　「ひやみず」もタイプ一致で打つことができるようになるため、相手のHPを削る速度がより早くなります。

むし

　弱点が[ほのお]、[ひこう]、[いわ]の3つですが、雨が降っていれば、[ほのお]技の威力が半減となるため弱点が一つ減ります。
　メジャーな[じめん]技やヘイラッシャ対策として持たれやすい[くさ]技を半減で受けることができます。

ノーマル

　[かくとう]以外が等倍以下となるため耐性がより強化されます。

立ち回り例

　基本的にあまごいの5ターン（しめったいわ持ちの場合は8ターン）を1ループとして行動します。

　・1ターン目もしくは2ターン目に雨を降らせます。
　・2～3ターン目(2～6ターン目)は、「ねむる」もしくは「ひやみず」をします。
　・4ターン目(7ターン目)は「ねむる」で回復します。
　・5ターン目(8ターン目)には「まもる」で雨のターンを調整します。

下記が相手からの攻撃が確定3の場合の行動パターン例です。
こちらが後攻の場合、後攻で「しめったいわ」を持っている場合、こちらが先攻の場合の3パターンを例として示しています。
なお、( )の数値はHP満タンから受けた攻撃数で、< >の数値は「あまごい」のターンを示しています。

　　　　　　　　後攻　　　　　　　後攻(しめったいわ)　　　先攻
１ターン目：　(1)あまごい<1>　　(1)あまごい<1>　　　　ひやみず(1)
２ターン目：　(2)ねむる　<2>　　(2)ねむる　<2>　　　　あまごい(2)<1>
３ターン目：　(1)ひやみず<3>　　(1)ひやみず<3>　　　　ねむる　(1)<2>
４ターン目：　(2)ねむる　<4>　　(2)ねむる　<4>　　　　ひやみず(2)<3>
５ターン目：　　まもる　 <5>　　まもる　 <5>　　　　ねむる　(1)<4>
６ターン目：　⇒１ターン目　　　　(1)ひやみず<6>　　　　まもる　　 <5>
７ターン目：　　　ー　　　　　　　(2)ねむる　<7>　　　　⇒1ターン目
８ターン目：　　　ー　　　　　　　まもる　 <8>　　　　　　　ー
９ターン目：　　　ー　　　　　　　 ⇒１ターン目　　　　　　　ー

　こちらが先攻であれば「あまごい」の前に「ひやみず」を打つと無駄がなくなりますが、先攻・後攻がわからない場合の初ターンは「あまごい」が安定し、雨が上がる1ターン前に「ねむる」をして、雨が上がるターンに「まもる」をすれば、ループに入ることができます。
　なお、相手からの攻撃が確定4以上であれば雨が上がるターンの「まもる」を「ひやみず」に変えてもループを回すことができるため、他の選択技に変えることも可能となります。

シャワーズシャワーズとの比較

　特性「うるおいボディ」を持ち、同様の動きをできるポケモンとしてシャワーズが挙げられます。
特攻の種族値は同じとなっており、素早さはヌメルゴンの方が早いです。
耐久面は物理技に対してはHPが高い分シャワーズが優勢ですが、特殊技に対してはヌメルゴンが優勢で、総合的な耐久としてはヌメルゴンがやや優れています。
また、ヌメルゴンはサブ技が豊富で物理型も可能であるため、相手に型を読ませにくい点も優秀です。さらに、ヌメルゴンの特性は「そうしょく」がメジャーであるため、うるおいボディが発動するまでは草タイプの技を打たれにくくなります。
　シャワーズの利点としては、テラスタルを切らずとも「ひやみず」をタイプ一致で撃てます。そのため、他にテラスタルを切りたいポケモンがいたり、相手の削りを早くしたりしたい場合にはシャワーズのほうが良いです。

与ダメージ計算

天候雨、水テラスの場合のダメージを記載しています。

ハバタクカミハバタクカミ(無振り)：乱数3発(2.7%)

サーフゴーサーフゴー(H252)：確定4発

パオジアンパオジアン(無振り)：乱数2発(0.4%)

ドドゲザンドドゲザン(H252)：確定4発

セグレイブセグレイブ(H252)：乱数8発

被ダメージ計算

ハバタクカミハバタクカミ(C準振り)
「エナジーボール」（ヌメルゴンが水テラス時）：確定3発

テツノドクガテツノドクガ(C極振り) こだわりメガネ持ち
「ヘドロウェーブ」：乱数2発(28.2%)

イーユイイーユイ(C極振り)　いのちのたま持ち
「あくのはどう」：乱数2発(3.2%)

パオジアンパオジアン(A準振り）
「かみくだく」：乱数2発(28.2%)

セグレイブセグレイブ（準振り）
「きょけんとつげき」：確定2発
「じしん」（じめんテラスタル）：乱数2発（89.5%）

ドドゲザンドドゲザン(A極振り)
「ドゲザン」：乱数2発(0.4%)

苦手なポケモン

特性「ちょすい」「よびみず」のポケモンドオートリトドン

特性「ちょすい」の場合、攻撃手段がなくなります。

特性「まけんき」「かちき」のポケモンドドゲザンタイカイデン

「ひやみず」で相手の攻撃または特攻を上げてしまいます。

「めいそう」「つるぎのまい」を持ったポケモンヤドキングミミッキュ

「めいそう」では、特攻を上げられるとヌメルゴンヌメルゴンでも受けきれなくなるうえ、「ひやみず」のダメージを減らされてしまいます。「つるぎのまい」は「ひやみず」で相殺しきれないため、試合が長引くほど不利になります。

相性の良い味方・構築例

　相手のHPをじわじわと削る、攻撃ランクを下げることを主な役割としており、削り切れなかった相手を倒しきるため高速アタッカーもしくは、ヌメルゴンの削りを早くするために「どくびし」を持ったポケモンと組み合わせると良いかと思います。また、あまごい要員とするなど雨パに組み込むこともできます。

イルカマンイルカマン(ナイーブ)

　雨の天候と合わせて、高火力の先制技「ジェットパンチ」を打つことができます。マイティフォルムとなるためには一度交代する必要がありますが、ヌメルゴンであれば特殊受けをできるため相性が良いです。

マスカーニャマスカーニャ

　素早さ種族値125の高速アタッカーかつ「どくびし」要員としても活躍できます。タイプの相性もヌメルゴンが水テラスを切っている場合は、でんき、くさが半減かつ雨によりほのお技も等倍となるため、相性がよいです。

パオジアンパオジアン

　素早さ種族値135の高速アタッカーです。同速以上のアタッカーとしてハバタクカミやドラパルトも挙げられますが、中でも物理型なうえ、天候が雨であれば、ほのお技の威力半減により弱点が１つ減るため特に相性が良いです。

タイカイデンタイカイデン

　素早さ種族値が125あり、ヌメルゴンが水テラスの場合にタイプの補完も良いです。また、天候が雨の場合は「ぼうふう」、「かみなり」が必中となるため相性が良いです。

フォレトスフォレトス

　「どくびし」要員として期待できます。タイプも優秀で相性も良く、雨により弱点であるほのお技の威力を下げることができます。また、特性「がんじょう」により一撃必殺技を無効化できる点も相性が良いです。

最後に

　ここまでお読みいただきありがとうございました。
　ヌメルゴンヌメルゴンは推しのポケモンであり、内定しているヒスイヌメルゴンヌメルゴン(ヒスイ)も使ってみたいと考えていますが、原種にも活躍してもらいたく、ヒスイとの明確な差異である特性「うるおいボディ」型のヌメルゴンを投稿させていただきました。少しでも参考にしていただければ幸いです。

投稿日時 : 2023/04/01 04:17

最終更新日時 : 2023/04/09 03:28

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投稿者の前後の育成論

クエスパトラ

コメント (2件)

23/04/02 22:31

1ラー油 (@9DaeB9BA3596297)

育成論投稿お疲れ様でした。内容が分かりやすくシャワーズシャワーズとの差別化もしっかり出来ていて強そうと思いました。

雨パとして活躍させるのも強いですが、個人的にはキラフロルキラフロルやマスカーニャマスカーニャなどのポケモンでどくびしをまいて、苦手なポケモンにもダメージを与えることが出来るし、早めにそのポケモンを倒すことが出来るのでこのような構築も使えるのではないでしょうか？

23/04/09 03:52

2におみかん (@niobiumorange)

>>ラー油さん

コメントありがとうございます。

指摘いただいたとおり、「どくびし」はかなり使えます。相手の削りが早くなると、「ねむる」のPPも節約できるため、「どくびし」の構築はかなり相性が良いのですが、完全に抜けておりました。

「どくびし」を撒けるポケモンの中で特に相性の良いポケモンとして、挙げていただいたマスカーニャと、個人的に相性の良いと考えているフォレトスを加筆させていただきました。

ご指摘ありがとうございます。