はじめに
シキと申します。
受けループに親を56されました。
よろしくお願いします。
- ここでは各ステータスをHABCDSという略称で表現します。
- その他ポケモン育成と対戦における略称や用語を使用します。
- ダメージ計算時は仮想敵ポケモンを6Vとします。
- 性格補正はそれぞれ↑↓で、能力補正は▲▼で表現します。
- ダメージ計算にはポケモンソルジャー様のダメージ計算機を使用しています。
- こだわりトリックで一つの技に固定させることを「縛る」と表現しています。
コンセプトと役割
受けループを逆に降参させる為のゴチルゼルゴチルゼルです。
中途半端な火力のポケモンでは詰むラッキーハピナスドヒドイデドオーブラッキーキョジオーンなどの受けを追い込むための育成です。
役割は変化技で嫌らしい受けをしてくるポケモンのみです。
アタッカーとの対面では基本的に勝てません。
選出時、相手のパーティに明確な役割対象が入っていない場合は、縛れそうな相手がいても選出自体をしないほうが得策です。
候補技に攻撃技を置いていますが、全部変化技かなげつけるのみにして受け対策ピンポイントを推奨します。
選出の時に迷いが出ないので「出さないこと」で勝率が上がります。
変に役割対象を増やさない技構成が今回のポイントでもあります。
持ち物
- こだわりスカーフ
確定です。
眼鏡や鉢巻でも悪くないですが、攻撃技を持っている受けポケモンの火力が上がると確定数が変わってくるのと、受けポケモンに対して先制トリックを確実に打つためです。
どくどくだま投げつけてスリップで倒すようなのもありますが、コンセプトから外れるため今回は無し。
特性
- かげふみ
コンセプトなので確定です。
ゴーストタイプ以外のポケモンは交代が出来なくなります。
性格・努力値と調整
- 性格
図太い(B↑A↓)
ブラッキーのイカサマを意識してA↓補正です。
- 努力値
H252-B252-D4
Dよりも少し低いBを底上げして確定数を稼ぎます。
特にキョジオーンのしおづけを意識しています。
技構成
- トリック
- ちょうはつ or いちゃもん
- ねむる
- 自由枠
この3つは確定です。
ちょうはつ or いちゃもんがなくても運用自体は出来ますが、無駄に試合が長引きます。
- トリック
受けポケモン相手に打って機能停止させます。
わるあがきで自滅するタイミングにスカーフの回収が出来ると再利用可能。
たべのこしを奪えた場合は確定数が変わってきます。
- ちょうはつ
機能停止させたときに変化技で縛れた場合、わるあがきさせます。
1体目を自滅させたあとに積みエースなどへ打ちやすい技です。
PP20(最大32)あるのと役割完了後の最後っ屁で使えるのがいちゃもんとの差別点です。
- いちゃもん
ちょうはつの代わりに。
変化技で縛れなかった時はこちらのほうが短期決戦になります。
スカーフを渡した後に実はアタッカーでしたみたいな相手や、そもそもこだわっているポケモン相手に。
初手まもるでトリックを読まれる事が多いので使い勝手はいいと思います。
PP15(最大24)
- ねむる
回復技。状態異常も回復出来るので何も怖くなくなります。
PP温存にも。
候補技
- なげつける(オススメ)
とつげきチョッキやくろいヘドロ、こだわり系アイテムなどを拾ってしまった時の対策です。
これがないとチョッキを拾った時に詰みます。
- みがわり(オススメ)
攻撃技で縛った場合やわるあがきのサンドバッグに。
確定数が変わってくるのと、急所の保険用。
人形が残った際に後続へのちょうはつやトリックの圧をかけられます
- あまえる
役割を広げたい方向け。
採用すると少しコンセプトからずれます。
セグレイブカイリューガブリアスなどにも役割を持ちたい場合に。
- ミラーコート
役割を広げたい方向け。
採用すると少しコンセプトからずれますがテツノドクガサーフゴーハバタクカミジバコイルへの打点として。
特殊技で縛った場合のダメージ稼ぎにも。
- サイコキネシス
- サイコショック
削り用のワンウェポンとして。
採用すると少しコンセプトからずれます。
ドオーやドヒドイデ相手に短期決戦を見込めます。
テラスタイプ
このゴチルゼルでテラスタルするのは非常にもったいないので
基本的にはテラスタルしませんが、拘る方のために候補を出しておきます。
- ノーマル
ゴーストタイプ透かし意識で。
- フェアリー
あくタイプ意識。ブラッキーのイカサマなどに。
- エスパー
無料テラスタイプ。
サイコキネシスなどのタイプ一致技を採用する場合の火力上げ用。
- ひこう
そもそもへヘイラッシャは役割対象外ですが、
贅沢にテラスタルを切ってやろうと思えるのならじわれ対策に。
ヘイラッシャは他で対策することをおすすめします。
立ち回り例
アタッカーを相棒にして受けポケモンに後投げすると使いやすいです。
基本的には受けポケモンを「トリック」で縛って「ちょうはつ or いちゃもん」、体力が減ったら「ねむる」だけのポケモンです。
変化技で縛れなかった場合でも「ねむる」によってPPを温存出来るため、PP切れに追い込んで「わるあがき」で自滅を狙う事も出来ます。
ダメージ調整でちょうはつやいちゃもんを空打ちすることで「ねむる」のPPを温存出来ます。
与ダメージ計算
基本構築は攻撃技が「なげつける」のみですが、
サイコキネシスやサイコショックを採用する場合のダメージ量を記載します。
一覧は主な役割対象のみですが希望があれば追加します。
計算が間違っている場合はご指摘下さい。
- サイコキネシス
ドヒドイデHD252↑ 56 ~ 68 (35.7 ~ 43.4%) 確定3発
ドヒドイデH252D4 72 ~ 86 (45.9 ~ 54.8%) 乱数2発 : 51.95%
ドオーHD252↑ 72 ~ 86 (30.4 ~ 36.3%) 乱数3発 : 41.18%
ドオーH252D4 98 ~ 116 (41.4 ~ 49.0%) 確定3発
キョジオーンHD252↑ 39 ~ 46 (18.9 ~ 22.2%) 乱数5発 : 76.08%
キョジオーンH252D4 54 ~ 64 (26.0 ~ 31.0%) 確定4発
- サイコショック
ドヒドイデHB252↑ 50 ~ 60 (31.9 ~ 38.3%) 乱数3発 : 78.63%
ドヒドイデH252D4 62 ~ 74 (39.5 ~ 47.2%) 確定3発
ドオーHB252↑ 84 ~ 102 (35.5 ~ 43.1%) 確定3発
ドオーH252B4 116 ~ 140 (49.0 ~ 59.1%) 乱数2発 : 98.04%
キョジオーンHB252↑ 27 ~ 33 (13.0 ~ 16.0%) 乱数7発 : 53.9%
キョジオーンH252B4 34 ~ 42 (16.5 ~ 20.2%) 確定6発
ラッキー@輝石 HB252↑ 57 ~ 67 (16.0 ~ 18.7%) 乱数6発 : 95.33%
ラッキー@輝石 H4B252↑ 57 ~ 67 (17.5 ~ 20.5%) 乱数5発 : 0.57%
ハピナスHB252↑ 76 ~ 91 (21.0 ~ 25.2%) 乱数4発 : 0.01%
ハピナスH4B252↑ 76 ~ 91 (23.0 ~ 27.5%) 乱数4発 : 67.14%
ハピナスH4B252 84 ~ 100 (25.4 ~ 30.3%) 確定4発
被ダメージ計算
すべて持ち物無しで計算します。
拘り系アイテムや命の珠、能力上昇などを想定する場合は乗算してください。
ドヒドイデ
無振り ひやみず 16 ~ 21 (9.0 ~ 11.9%) 乱数9発 : 0.07%
無振り まとわりつく 10 ~ 12 + 22 (18 ~ 19.2%) 確定6発
※食べ残しを奪えた場合 10 ~ 12 + 11 確定8発
ドオー
A4 じしん 34 ~ 42 (19.2 ~ 23.7%) 乱数5発 : 99.88%
A252↑ じしん 49 ~ 58 (27.7 ~ 32.8%) 確定4発
A252↑ どくづき 40 ~ 48 (22.5 ~ 27.2%) 乱数4発 : 30%
キョジオーン
A4 しおづけ 18 ~ 22 + 22 (22.6 ~ 24.8%) 確定5発
※食べ残しを奪えた場合 18~22 + 11 乱数6発
ブラッキー
イカサマ 38 ~ 48 (21.5 ~ 27.2%) 乱数4発 : 7.01%
※食べ残しを奪えた場合 27 ~ 37 乱数5発
以下からはシングル使用率の高いポケモンです。
セグレイブ
A252↑ つららばり 19 ~ 24 (10.7 ~ 13.5%) 乱数8発 : 2.47%
A252↑ こおりのつぶて 31 ~ 37 (17.5 ~ 21.0%) 乱数5発 : 4.18%
ハバタクカミ
C252 シャドーボール 132 ~ 156 (74.6 ~ 88.2%) 確定2発
カイリュー
A252↑ じしん 48 ~ 57 (27.2 ~ 32.3%) 確定4発
A252↑ げきりん 85 ~ 102 (48.1 ~ 57.7%) 乱数2発 : 91.4%
A252↑ しんそく 39 ~ 46 (22.0 ~ 26.0%) 乱数4発 : 3.46%
※ノーマルテラス 58 ~ 69 (32.8 ~ 39.0%) 乱数3発 : 98.92%
サーフゴー
C252↑ シャドーボール 140 ~ 168 (79.1 ~ 95.0%) 確定2発
テツノドクガ
C252↑ ほのおのまい 73 ~ 87 (41.3 ~ 49.2%) 確定3発
テツノツツミ
C252 フリーズドライ 54 ~ 64 (30.5 ~ 36.2%) 乱数3発 : 44.26%
ドドゲザン
A252↑ ドゲザン 122 ~ 146 (69.0 ~ 82.5%) 確定2発
A252↑ アイアンヘッド 58 ~ 69 (32.8 ~ 39.0%) 乱数3発 : 98.92%
ジバコイル+アナライズ
C252↑ ラスターカノン 82 ~ 97 (46.4 ~ 54.9%) 乱数2発 : 58.59%
C252↑ 10まんボルト 93 ~ 109 (52.6 ~ 61.6%) 確定2発
ガブリアス
A252 じしん 64 ~ 76 (36.2 ~ 43.0%) 確定3発
A252 げきりん 76 ~ 91 (43.0 ~ 51.5%) 乱数2発 : 6.25%
カバルドン
A252↑ じしん 64 ~ 76 (36.2 ~ 43.0%) 確定3発
A4 じしん 48 ~ 57 (27.2 ~ 32.3%) 確定4発
トドロクツキ+こだいかっせい
A252↑ ひこうテラス アクロバット 96 ~ 114 (54.3 ~ 64.5%) 確定2発
A252↑ じごくづき 152 ~ 182 (85.9 ~ 102.9%) 乱数1発 : 12.5%
ラウドボーン
C4 フレアソング
1回目 46 ~ 55 (26.0 ~ 31.0%)
2回目▲ 67 ~ 81 (37.9 ~ 45.8%)
3回目▲▲91 ~ 108 (51.5 ~ 61.1%) 確定3発
C4 シャドーボール
92 ~ 110 (52.0 ~ 62.2%) 確定2発
テツノブジン
A252 はたきおとす 56 ~ 68 (31.7 ~ 38.5%) 確定3発(1回目のみ1.5倍の為)
C252 ムーンフォース 70 ~ 84 (39.6 ~ 47.5%) 確定3発
イルカマン(ナイーブ)
A252↑ みずテラス ジェットパンチ 68 ~ 80 (38.5 ~ 45.2%) 確定3発
A252↑ みずテラス ウェーブタックル 99 ~ 117 (56.0 ~ 66.2%) 確定2発
サザンドラ
C252 あくのはどう 122 ~ 146 (69.0 ~ 82.5%) 確定2発
C252↑ あくのはどう 134 ~ 162 (75.8 ~ 91.6%) 確定2発
イダイナキバ
A252↑ じしん 70 ~ 84 (39.6 ~ 47.5%) 確定3発
A252↑ はたきおとす 62 ~ 74 (35.0 ~ 41.9%) 乱数3発(22.3%)
苦手なポケモン
- テラスタルを含めたゴーストタイプのポケモン
影を踏めません。
ゴーストテラスタルのキョジオーンがたまにいるので注意。
- 特殊アタッカー
ミラコを採用していない場合役割はありません。
- 物理アタッカー
あまえるを採用していない場合役割はありません。
ゴチルゼルでは耐久不足です。
- ちょうはつや交代技を覚えるポケモン
コノヨザルアーマーガアなどは受け運用されるポケモンですがちょうはつ持ちなので苦手です。
カバルドンなどもふきとばしを覚えるので苦手です。
ボルトチェンジを覚えるロトムタイカイデンや、
とんぼがえりを覚えるハッサムマスカーニャなどにも出せません。
また、いたずらごころを持つクレッフィオーロンゲが相手のパーティにいる場合、選出自体を控えるべきです。
- 一撃必殺を覚えるポケモン
特にヘイラッシャが該当します。
ひこうテラスを候補に上げていますが、それはあまりにも贅沢です。
最近はアタッカーヘイラッシャも増えている気がするので役割対象外です。
相性の良い味方・構築例
交代読み交代を許さないように交代技を覚えるポケモンがおすすめです。
ゴチルゼル自体の役割がピンポイントなので、特に敵の後続を突破出来るハッサムイルカマン(ナイーブ)タイカイデンなどとの相性が良いと思います。
ゴースト対策でドドゲザンサザンドラムクホークなども。
一応受けルパに組み込む事は出来ますが、絶対にやらないで下さい。
また、パーティ全体で火力不足が懸念され、受けで詰む場合にとりあえず入れておく枠として。
さいごに
全部受けポケの完全受けループパにぐちゃぐちゃにされて親の仇を討つ準備をするかのごとくこの子を育てました。
それ以降はなかなか受けルパに当たらないですが、キョジオーン専用の暗殺者として活躍しています。