お初にお目にかかります、エスと申します。
テラレイドバトル専門で、普段はサポートのポケモンばかりを使用していますが、野良で求められる場持ちの良いアタッカーが欲しいと思い、こちらを紹介する次第です。
なお、本育成論はテラレイド星5および星6の「だれでも」(通称野良レイド)を対象としています。HABCDS等略称を使用して執筆いたします。
初投稿ゆえ至らぬ点も多いかとは思いますが、どうかご了承下さい。
コンセプトと役割
耐久と火力を備えた物理アタッカー
持ち物
かいがらのすず(orおんみつマント)
場持ちの関係でかいがらのすず推奨
特性
カブトアーマー
(まけんきは噛み合わせが悪いため不採用)
性格・努力値と調整
ずぶとい
努力値64-0-252-x-0-192
実数値287-184-328-x-156-234
A下げにすることでブラッキーヤミラミのイカサマをタイプ込みで楽々受けられる。
技構成
- ボディプレス
- 威力80命中100のかくとう技。自分のB数値およびBランクで威力計算。
- てっぺき
- B2段階上昇。上記ボディプレスと併せることで実質AB2段階上昇になり、アタッカーに不足しがちな耐久を補う。
- とびかかる
- DLCで習得したA1ランク下げる追加効果付きの攻撃技。
- 味方の足りない耐久を補う手段その1。
- コーチング
- 自分以外の味方のABを1ランク上げる。
- 味方の足りない耐久及び火力を底上げできる。
DLCで野良マルチ用の強力な技が追加されたのでほぼ上記で完成といってもいいが、以下の技がカスタマイズ枠として候補に挙がる。
・みがわり
あくび:カバルドンハルクジラヘイラッシャドオー
ほっぺすりすり:パーモット
てんしのキッス:星5パーモット
おにび:ソウブレイズエルレイドヤミラミ、 星5ミミッキュ
こわいかお:オーロンゲ
でんじは:星6デカヌチャン ドドゲザン
この辺りに対し有効。次ターンのてっぺきで耐久が上がることによりみがわりを残せる可能性も。
・まもる
1ターン相手の攻撃を受けない。素の耐久が高くないため、バフ解除のタイミングで急所をもらうとシールドとテラスタルの有無で立て直しが困難な場合があり、より安全に運用できる。
育成論SV/1869こちらのリーフィア育成論にて話に上がっていたもの。特にハッサム、コノヨザルレイドで有用。
・きあいだめ
ボディプレスが急所50%になるのでBを上げてくる相手に対して効果的。
・いわくだき
50%で相手B下げ。攻撃技なのでシールド中でも有効。
↓↓↓以下S調整をする方向け↓↓↓
こうそくいどう(選択肢)
S2段階上昇。
くさわけ(選択肢)
S1段階上昇。攻撃技なので挑発されても打てる。
がんせきふうじ(選択肢)
相手S1段階下げ。同上。たまに外すのはご愛嬌。
テラスタル
かくとう
タイプ一致テラスタルのため確定。
(シールドに対し一致テラスタルは70%ダメージ、不一致は35%。素殴りは20%)
立ち回り例
マルチ時
てっぺき1→とびかかる1〜2→コーチング1→テラスタルボディプレス
タイレーツ本人の硬さはてっぺきによって担保されている部分が大きいので、味方がよほど脆そうじゃない限りはてっぺきから入って良い。火力下げと味方への支援をしたのち攻勢に移る。
ソロ時
てっぺき1〜2回→ボディプレス連打を基本の立ち回りとする。
バフ解除されたりBを下げられたらもう一度てっぺきから入り、常にB↑↑以上の状態を保つ。テラスタルはHPがよっぽど減っていなければ貯まり次第すぐ使用でよい。
タイレーツに限らず、回復手段がかいがらのすずだけのポケモンはシールド後バフ解除時にHPが少ないとジリ貧になりやすい。早めに殴ってテラスタルできると火力、回復量ともに高く保てる。
すばやさについて
すばやさ補正ありケンタロス(100)抜き、補正なしイッカネズミ(111)抜き。
補正が入る確率は16%
役割対象
箇条書きポジティブリストにするので、格闘が少なくとも等倍以上の有利なテラスタル時に選出すること。当然ながらゴーストテラスタルに対しては完全に無力であることに留意。
(※注:星5と星6では同じポケモンでも技が違うため、選出できるかできないかが変わる)
星5
ストライクストライク
イーブイイーブイ
ハッサムハッサム
バンギラスバンギラス
キノガッサキノガッサ
ケッキングケッキング
ハリテヤマハリテヤマ
ヤミラミヤミラミ
ムクホークムクホーク
ガブリアスガブリアス
カバルドンカバルドン
マニューラマニューラ
エルレイドエルレイド
オノノクスオノノクス
クレベースクレベース ※やや不向き(きあいだめ推奨)
バンバドロバンバドロ ※やや不向き(きあいだめ推奨)
アマージョアマージョ
ナゲツケサルナゲツケサル
ミミッキュミミッキュ
ヨクバリスヨクバリス
アーマーガアアーマーガア
オーロンゲオーロンゲ
タイレーツタイレーツ
ダイオウドウダイオウドウ
ヘイラッシャヘイラッシャ
ブロロロームブロロローム
ミミズズミミズズ
ハルクジラハルクジラ
セグレイブセグレイブ
パーモットパーモット
オトシドリオトシドリ
キョジオーンキョジオーン
マフィティフマフィティフ
デカヌチャンデカヌチャン
ソウブレイズソウブレイズ
ドドゲザンドドゲザン
コノヨザルコノヨザル
ケンタロス(パルデア単)ケンタロス(各種)
星6
カイリューカイリュー ※別途対策必須
ブラッキーブラッキー ※相手のテラスタイプがかくとうに対していまひとつであれば選出可
ハッサムハッサム
ヘラクロスヘラクロス
バンギラスバンギラス
キノガッサキノガッサ
カバルドンカバルドン
リーフィアリーフィア
オノノクスオノノクス
クレベースクレベース ※やや不向き(きあいだめ推奨)
ドヒドイデドヒドイデ
ミミッキュミミッキュ
ルガルガン(たそがれ)ルガルガン
アーマーガアアーマーガア ※別途対策必須
ヘイラッシャヘイラッシャ
ブロロロームブロロローム ※やや不向き
ミミズズミミズズ
ハルクジラハルクジラ
セグレイブセグレイブ
パーモットパーモット
オトシドリオトシドリ
ガケガニガケガニ
キョジオーンキョジオーン
タギングルタギングル
バウッツェルバウッツェル
マフィティフマフィティフ
デカヌチャンデカヌチャン
ソウブレイズソウブレイズ
ドドゲザンドドゲザン
ドオードオー
コノヨザルコノヨザル
ケンタロス(パルデア単)ケンタロス(各種)
イッカネズミイッカネズミ
強み
ボディプレスを主軸に据えることでアタッカーの耐久を補完。
先制で鉄壁を打つことで数値の倍くらいの耐久を発揮する。
またAを使わないのであまえるなどのA下げ持ちに強く、またイカサマ持ちのヤミラミやブラッキーに物理アタッカーとして出られる(モロバレルは特殊技で死ぬので無理)。
急所を受けないので不意の大ダメージで落ちることがなく、味方のリフレクターやひやみずを最大限活かせる。難易度の高い星6コノヨザルに対して強い。
やることがシンプルなので次の行動方針がわかりやすい。
弱み
あくまでも種族値100なので安定感はあっても爆発力はない。はらだいこ組と比べるとやはり展開速度では劣る。
特殊方面にはめっぽう弱いので物理寄り両刀にすらほぼ選出ができない。
アタッカーゆえ味方のケアまではできない。
総論
行動内容が非常にシンプルで、「強い相手に対して強い」がウリ。
ビルドアップよりも遂行速度と耐久に優れ、賽の河原ヤドランのように積んだ端からバフ解除にもなりにくく、テラスタルも速い。シールド中バフ解除の積み直しに無理がない。
火力も出るし、安定感がある。サポーター側からすると介護いらずで非常に楽。
ぜひ一度使用してみるべし。
本論はこれにて終えさせていただきます。
ご意見等ありましたらぜひお寄せ下さいませ。
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以下は細かいダメージ計算とか考察とかなので見たい方以外は見る必要はありません。
−被ダメージ計算(全て星6補正あり、てっぺき1回で計算)
こうかばつぐん
ミミッキュじゃれつく→60〜72
オトシドリアクロバット→80〜96
エルレイドきれあじサイコカッター→90〜108
アーマーガアドリルくちばし→50〜62
ムクホークブレイブバード→98〜116
通常
オノノクスげきりん→58〜70
ヘラクロスインファイト→51〜61
特殊(D無振りで計算)
ブラッキー特殊等倍テラバースト(C補正もしくはA下降補正でなります)→78〜93
ブラッキーあくのはどう→54〜64
ブロロロームオーバーヒート1回目→78〜92
ケンタロス(パルデア単)晴れかえんほうしゃ(雨なみのり)→81〜96
ガブリアスかえんほうしゃ→73〜86
ドヒドイデみずのはどう→52〜63
その他
A0イカサマ→13〜16
A31イカサマ→15〜18
これA個体値調整までは必要なさそう
−すばやさ調整先↓
185:無補正85以下(ヘラクロスなど)、補正あり76以下
186:S無振りタイレーツ
193:補正あり80(カイリューなど)
194:無補正90ブロロロームコノヨザル
198:補正あり82オトシドリ
202:無補正94デカヌチャン
203:無補正95リーフィアバウッツェル、補正あり85
205:無補正96ミミッキュ
207:無補正97オノノクス
212:無補正100ケンタロス(パルデア単)ムクホーク
213:補正あり90 ブロロロームコノヨザル
216:無補正102ガブリアス
221:無補正105パーモット
222:補正あり94 デカヌチャン
223:補正あり95リーフィアバウッツェル
225:補正あり96ミミッキュ
227:補正あり97オノノクス
230:無補正110ルガルガン(たそがれ)
232:無補正111イッカネズミ
233:補正あり100ケンタロス(パルデア単)ムクホーク←本論はここ抜き調整
237:補正あり102ガブリアス
243:補正あり105パーモット
249:S252無補正タイレーツ
253:補正あり110ルガルガン(たそがれ)
255:補正あり111イッカネズミ
273:全てを置き去りにする最速タイレーツ
−ガブリアスを見れるか?
初ターンのげきりんをてっぺきで抑えたとして次ターンから飛んでくるかえんほうしゃが痛く、かいがらのすず込みでもあまり安定しなさそう
あとガブに対応させるためにはDにも振らねばならず、他の役割に対する耐久を下げるのはあまり合理的ではない
はいすいのじん使用でD上げは一度しか使えずバフ解除で消えるので厳しい
やけどのリスクもあり、「まったく相手できないわけではないが他の適正ポケモンを出すべき」という結論
すばやさ補正ありガブの前で調整をしているのはそのため
補正ありパーモットまで見るならありだけど、正直B振りの地面出しとけば勝手に死んでくれるのでそこまで意識する必要はないかなーと
−他ポケモンとの差別化
ボディプレスの使い手は他にもそこそこいる中なぜタイレーツなのか
1.タイプ一致で使える(パーモットハリテヤマケケンカニケンタロスルチャブルイダイナキバチヲハウハネテツノカイナコライドンも該当)
2.種族値が高い(他多数該当)
3.高速の積み技がある(アーマーガアカジリガメウソッキーセキタンザンタルップルケケンカニドンファンキョジオーンコータスドータクンヌメルゴンジバコイルフォレトスサダイジャバンバドロミミズズバンギラスイシヘンジンヤドランクレベーススナノケガワテツノワダチテツノカイナテツノイバラも該当)
4.3と併せてすばやさがそこそこ以上ある(アーマーガアカジリガメヌメルゴンジバコイルサダイジャミミズズバンギラスイシヘンジンスナノケガワテツノワダチテツノイバラも該当)
5.特性が噛み合っている(カジリガメケンタロス(パルデア単)バンバドロなどが該当)
足りない部分もあれどちょうど良くまとまったのがタイレーツで…………
ここまで調べながら書いて初めて知ったんですが、上記ほぼ全てに該当するやべえやつがおるわ……
テツノカイナお前てっぺき覚えるんかい!!!!!知らんかったんやが!!!?!?!?
つるぎのまいてっぺきはらだいこ覚えて種族値高くて吸収技とフィールドまで覚えるとかお前レイドの申し子か!!?!?!!!??!?!?
結論:テツノカイナ最強
−余談
当初は「きあいだめピントレンズで確定急所にさらに積み技入れてバ火力や!」みたいなコンセプトでアタッカーを探していたものの、目に留まったタイレーツの型を考えていたらいつの間にかこうなってました。
てっぺきボディプレスはレイドでは非常に理に適った型で、特に耐久サポーターでも火力を出すことができるので、本育成論に限らず広まってほしいものです。