はじめに
ポケモンSVにて追加された新技テラバースト
今回はこの技を最大限生かしたニンフィアを紹介していきます。
アドバイスや改善点などございましたらコメントにてご指摘いただけると幸いです。
ダメージ計算にはポケソル様のサイトを使用させて頂きました。https://sv.pokesol.com/calc
本論ではHABCDSの略称を用います。
採用理由と役割
ニンフィアニンフィアの夢特性フェアリースキンは
自分のノーマルタイプの技がフェアリータイプになり、さらに威力が1.2倍になる。
という効果があり、メジャーな技だとハイパーボイスなどで活用されています。
テラバーストも非テラスタル時はノーマル技なためこの効果を受けることができます。本来はフェアリーの苦手な鋼、毒タイプなどにも等倍で入るシャドボやサイキネなどをサブウェポンとして持たせますが、今回の役割上技スペースがきつきつなのでテラバーストをフェアリーと炎の2種のウェポンとして採用しました。
このニンフィアニンフィアは欠伸による対面操作と守る+食べ残しを使った粘り強さがポイントです。素がフェアリータイプであるため環境に多い不意打ちやマッハパンチを半減にでき、少ないダメージを嫌って普通に攻撃してくる相手にはフェアリー電光石火がささります。
持ち物
たべのこし
欠伸や守るとのシナジーがよく相手の確定数を大幅にずらすことができます。
特性
フェアリースキン
自分のノーマルタイプの技がフェアリータイプになり、さらに威力が1.2倍になる。
上記にもありますがコンセプト上この特性です。違うコンセプトでもメロメロボディは使いませんが(笑)
性格・努力値と調整
- 対面操作としてサイクルは回しますが同時にアタッカーでもあるため、特攻に振り切るため控えめに。
- 電光石火を使う関係上冷静の方がいいように思えますが、同じ60族でSに無振りが多い
オーロンゲオーロンゲというポケモンに最低限同速に持ち込めるよう控えめを採用しています。(Sに4だけ振るのもあり)
- Hは16n+1にして食べ残しの回復量が最大になるよう調整しました。
- Cは相手の交代先にも圧をかけれるように252振り。
- 残りをBに振り先制技などで縛られにくいように。
技構成
テラバースト
テラスタルによってフェアリー技から炎技へ切り替えることができます。
環境に多いトドロクツキトドロクツキのじごくづきで無効化されないのも良い点です。
かなりニッチだけど...
あくび
言わずと知れた最強技。
ステロを撒いていなくても食べ残しの回復があるため
相手の行動を強制させられます。
まもる
現環境はドラゴンタイプが鋼テラスタルしたりとタイプ相性を逆転させるポケモンが多いため有利対面こそ注意しなくてはなりません。
守るは相手の行動を安全に確認できるので突然のテラスタルも対応できます。
欠伸ループを崩すための蜻蛉返りやボルチェンなどを守って相手を寝かせるといった展開も実際にかなりあり効果的でした。
でんこうせっか
環境に多い先制技持ちはフェアリータイプに弱く
かなりの削りを入れることができるため採用しました。読まれにくいのも〇テラバ、欠伸、守る、見えてラストに電光石火が残ってるとは誰も思わない
候補
みがわり
守るとの入れ替えで検討しましたが環境に多くいるすりぬけドラパルトドラパルトに弱いのと(テラスタルされたら)、
ニンフィアニンフィア自体のSが低いため後発の身代わりになってしまう可能性が高いと考え不採用。
今後の環境の推移に合わせて選択していくといいと思います。
テラスタル
ほのお
炎、フェアリーは炎タイプに対して等倍となる打点がありませんが、ドラゴンタイプの鋼テラスタルなどに重きを置き炎としました。
鋼を半減で受けれる点も評価しています。
立ち回り例
1.欠伸から入り相手の交代を強要します。
あらかじめステロも撒いている状況ならそのまま欠伸ループに入るのもいいでしょう。
2.相手のパーティに圧をかけれるタイミングでテラバーストを撃っていきましょう。
守るや欠伸でターンを稼ぎ食べ残しでしぶとく粘りましょう。
与ダメージ計算
H4振りカイリュー→テラバ
81 ~ 96 (48.5 ~ 57.4%) 乱数2発:91.0%
マルスケ込み
H4振りイーユイ→テラバ
69 ~ 82 (52.6 ~ 62.5%) 確定2発
H4振りパオジアン→テラバ
188 ~ 224 (120.5 ~ 143.5%) 確定1発
H4振りキノガッサ→テラバ
204 ~ 240 (151.1 ~ 177.7%) 確定1発
H4振りテツノツツミ→テラバ
120 ~ 142 (90.9 ~ 107.5%) 乱数1発:50.0%
H4振りミミッキュ→テラバ
78 ~ 93 (60.0 ~ 71.5%) 確定2発
化けの皮を考慮しない
HD252振りカバルドン→テラバ
78 ~ 93 (29.2 ~ 34.8%) 乱数3発 : 6.25%
オボン込み
HD252振り補正ディンルー→テラバ
134 ~ 158 (48.3 ~ 56.9%) 乱数2発 : 90.62%
食べ残し込み
下記より炎テラスタル時のものとする
H4振りサーフゴー→テラバ(炎)
146 ~ 174 (89.5 ~ 106.7%) 乱数1発:37.5%
H4振りドドゲザン→テラバ(炎)
152 ~ 182 (86.3 ~ 103.4%) 乱数1発:25.0%
HD252振り補正アーマーガア→テラバ(炎)
108 ~ 128 (49.8 ~ 59.0%) 乱数2発 : 98.43%
食べ残し込み
HD252振り補正モロバレル→テラバ(炎)
114 ~ 134 (48.8 ~ 57.3%) 乱数2発 : 93.75%
黒いヘドロ込み
被ダメージ計算(すべて食べ残し込み)
テツノツツミC252振り補正ドロポン→
81 ~ 96 (39.6 ~ 46.9%) 確定3発
イーユイC252振り補正火炎放射→
70 ~ 84 (34.2 ~ 41.0%) 確定3発
パオジアンA252振り補正つらら落とし+氷の礫→
127 ~ 151 (65.9 ~ 78.3%) 確定2発+
60 ~ 72 (31.0 ~ 37.4%) 乱数3発 : 77.78%=
187 ~ 223 (91.3 ~ 108.8%) 瀕死率 : 50%
マスカーニャA252振り補正トリックフラワー+不意打ち→
111 ~ 132 (57.6 ~ 68.4%) 確定2発+
55 ~ 66 (28.5 ~ 34.2%) 乱数3発 : 1.8%=
166 ~ 198 (81.0 ~ 96.6%)
トドロクツキA252振り補正こだいかっせいじこくづき→
65 ~ 77 (31.8 ~ 37.6%) 乱数3発 : 83.76%
ドラパルトA252振りゴーストダイブ+不意打ち→
93 ~ 109 (48.2 ~ 56.5%) 乱数2発 : 86.32%+
24 ~ 28 (12.5 ~ 14.5%) 乱数7発 : 0.02%=
117 ~ 137 (57.1 ~ 66.9%)
ミミッキュA252振りA+2命の球じゃれつく→
199 ~ 234 (97.1 ~ 114.2%) 乱数1発 : 75%
キノガッサA252振りタネマシンガン(4回)→
168 ~ 196 (82.0 ~ 95.7%) 確定2発
サーフゴーC252振りゴールドラッシュ→
168 ~ 200 (82.0 ~ 97.6%) 確定2発
苦手なポケモン
炎、フェアリーで等倍をつけないテツノドクガテツノドクガ、
ラウドボーンラウドボーン、
ヒートロトムヒートロトム、
ドヒドイデドヒドイデなどがきつくなっています。
相性の良い味方・構築例
上記のポケモンに強く、欠伸とシナジーのあるステロを撒けるポケモンが相性がいいです。例ディンルーディンルー、
カバルドンカバルドン
おわりに
ここまで長々とご閲覧ありがとうございます。
SVならではの要素を使って面白くかつ実践的な
ポケモンに仕上がったのではないでしょうか。
この育成論が何かの参考になれば幸いです。