あいさつ
はじめまして!今回育成論を初投稿させていただく くま です.
初回なので至らぬ点などあるかもしれませんがよろしくお願いします.
はじめに
この育成論では「種族値」「個体値」「努力値」などの非公式用語や,略称などを用います.
また,ステータスをH(HP)-A(攻撃)-B(防御)-C(特攻)-D(特防)-S(素早さ)と表記し,
特に注記がない場合理想個体を前提として計算や考察を行います.
コンセプトと役割
現環境で初手に出てきがちであるセグレイブやハバタクカミのある程度の型に対して対面不利をとらない対面性能の高さ,かつマルチスケイルというバグ強特性と豊富な型により最強格であるカイリューに対して撒いておきたいステルスロックを撒けるポケモンとしてのこの型のコノヨザルとなっています.
主な役割としては,先発からのじならしを絡めたステロ展開や出てきた受けポケモンをいのちがけで持っていくことによる相手のサイクル崩壊などが役割となります.
ほかのステロ撒きとの差別化
コノヨザルはふんどのこぶしと高めの種族値による対面性能の高さ,また命がけを覚えるポケモンの中でH種族値が最も高く,Sも90とそこそこの速さから行動を行うことができるという点で差別化ができています.
持ち物
- きあいのタスキ
じならしを絡めた対面性能と行動保証のため確定.
特性
- やるき
相手のキノガッサモロバレルアラブルタケたちによるほうしやあくびループの一貫を切るためやる気で採用.
他の特性としてまけんきもあり,こちらはこちらで相手のからめ手による能力変化に対して強く出られるため選択となる.筆者は最近こちらを選択してみたが,以外とやるき度外視のほうしやあくびを打たれたため断念.
性格・努力値と調整
- 性格
ようき(S↑C↓)
最速にすることでスカーフでないセグレイブやカイリューなどの上をとれ,いのちがけで持っていける範囲を広げるため確定.
- 調整
H252 B4 S252
いのちがけのリーチと素早さを両立するためHSぶっぱ.あまりは耐久指数を考えてBへ.
技構成
ふんどのこぶし
コノヨザル専用の強技
襷とも相性がよく,対面的に戦うときにうつ技として確定
いのちがけ
本育成論のコンセプト1
相手の初手に出てきたポケモンに対面で勝てない,裏で重いなどの場合にうつ技.
セグレイブ対面インファイト警戒でテラスを切ってくれることも多く,相手のテラス権+1体持っていくこともある強い技.H110未満でS90未満のポケモンなら襷頑丈以外は持っていける.また,いらなくなった時に起点になりにくいのもポイント.
ステルスロック
本育成論のコンセプト2
ステロ撒きたい相手代表のカイリューのマルスケや襷を破壊するために採用.
これがあるのとないのでは展開のしやすさが圧倒的に違うのでカイリュー入りには撒いておきたい.
- 選択技
じならし
今回はこちらを採用.
浮いているポケモンに当たらないというデメリットはあるが,命中95を外した時に一気に展開不利になるためこちらがお勧め.浮いているカイリューやアーマーガアにたいしてはいのちがけを押せるためそれほど問題になることはない感触.
また,舐めてきたジバコイルやテツノドクガなんかを削れるのもえらいポイント.
がんせきふうじ
どうしても浮いているポケモンに対してS操作を行いたい場合に採用.5%ひいた場合は自己責任で.
テラスタル
- はがね
本育成論では弱点であるフェアリー,ひこうを半減にできる鋼で採用.
ほとんどテラスタルを切ることはないが,襷が交代技などで削られた後に出てきたハバタクカミなど相手に切ることでeasy winを拾えることもある.
立ち回り例
A252セグレイブのきょけん+つぶてを余裕で耐える程度の耐久があるため,基本的には相手のSに合わせて以下の行動のどれかを選択します.
ステロを撒く場合には,
じならし→ステロ
ステロ→ふんど
対面で勝てそうな場合には,
じならし→ふんど
ふんど→ふんど
のどちらかを選択します.
裏でどうしようもなかったり,初手のキョジオーンなどめんどくさい処理が難しいポケモンに対してはいのちがけでもっていくことで2VS2の試合に持ち込むことができます.
筆者は初手セグ対面脳死いのちがけで襷以外をもっていっています.
与ダメージ計算
お互い非テラスタルを想定 初手に出てきそうで殴りたいポケモンのみ記載
- じならし+ふんど(威力100)
ハバタクカミ 182.4%~216.2%
ハバタクカミH244B252↑ 102.5%~121.2%
ドラパルト 119.7%~141.8%
コノヨザルH252 183~219 84.4%~101.0% 瀕死率2.73%
マスカーニャ変幻草 102~122 67.6%~80.8%
テツノツツミ 81~97 61.9%~74.1%
サーフゴー 188~222 115.4%~136.2%
- じならし
テツノブジン 28~34 18.7%~22.9%
ジバコイルH252 92~112 52%~63.3%
テツノドクガ 156~184 100.7%~118.8%
被ダメージ計算
基本的に襷で立ち回るため重要なもののみ記載
テラス時は()で追記
ハバタクカミC252ムーンフォース 186~218 85.8%~100.5% (46~54 21.2%~24.9%)
ハバタクカミC252シャドーボール 152~182 70.1%~83.9%
テツノブジンA252ソウルクラッシュ 156~186 71.9%~85.8% (39~46 18%~21.2%)
テツノブジンA252かげうち 56~68 25.9%~31.4%
テツノブジンC252ムーンフォース 168~200 77.5%~92.2% (42~50 19.4%~23%)
ドラパルトA252鉢巻テラスドラゴンアロー 196~232 90.4%~107% 乱数29.68% (98~116 45.2%~53.5% 乱数2発25.07%)
ドラパルトA252↑鉢巻テラスドラゴンアロー 216〜256 99.6%~118.0% 乱数99.6% (108~128 49.8%~59.0% 乱数2発 99.99%)
セグレイブA252つららばり5発 140~170 64.6%~78.4% (70~85 32.3%~39.2%)
セグレイブA252きょけんとつげき 135~159 62.3%~73.3% (67~79 30.9%~36.5%)
セグレイブA252こおりのつぶて 45~54 20.7%~24.9% (22~27 10.2%~12.5%)
苦手なポケモン
先制技のかげうちをもっているため,妖技+かげうちで縛られてしまうのがきつい.
物理耐久が高く,挑発も覚えるため対面勝つこともいのちがけでもっていくこともできないため厳しい.
コノヨザルよりもSが高く,かつ物理耐久もそこそこあり相手側にもステロやドラテの可能性がありやや不利な印象.
相性の良い味方・構築例
削れた後の退場いのちがけのタイミングで積み技を使われた場合や,じならし→ふんどで一匹目を持っていった後2匹目の先制技を縛れるアンコール持ちブーストエナジーテツノツツミが使っていて強かった.また,イダイナキバやガブリアスに圧をかけられるのもえらいポイント.
サーフゴーやテツノドクガ
苦手なポケモンで挙げたテツノブジンに強く出られるため使用感がよかった.
総大将ドドゲザンやスカーフハバタクカミ
ステロで削れた後のポケモンをスイープするのに高火力のふいうちや通りの良いムーンフォースの使用感がよかった.
あとがき
いかがでしたでしょうか?
S1終盤に流行していたオボンコノヨザルに着想を受けS3序盤に思いついてからずっと使い続けていて愛着の湧いているコノヨザルですので,ステロ撒き採用したいけど初手の対面性能もある程度欲しい場合にぜひ採用を検討してみてください!!