あいさつ
Mzです。
今回は、テラレイドバトル用のストライクストライクの育成論になります。
ソロ、身内、最近は野良でもある程度戦い続け、使用感が良い形で定まったので、紹介させていただきます。
本育成論をご覧いただくにあたり、以下にご注意ください。
1. 本育成論の個体はLv100、個体値が最大のものとなります。個体値の調整にはフリッジタウンの「すごいとっくん」をご利用ください。
2. 各能力(HP、こうげき、ぼうぎょ、とくこう、とくぼう、すばやさ)に関して、対応する略語(H、A、B、C、D、S)を使用します。
3. 現在主流のワンパン戦法には対応していません。予めご了承ください。
それでは、よろしくお願いいたします。
【更新履歴】
3/21 …SVにて現状むしくいは習得不可のため該当箇所を修正。失礼いたしました。
4/8…一部計算ミスを修正。エーフィのCの値が誤っていました。失礼いたしました。
コンセプトと役割
壁張りなどで特殊受けサポートをしつつ、
状況が安定し次第、自ら積みアタッカーとして加勢することで相手に高い圧力をかけていく「高圧特殊受け」
持ち物
- しんかのきせき
…進化前のポケモンのBとDを1.5倍にする
確定です。Bもある程度高くなるので、物理攻撃が厳しくない特殊寄り両刀相手への両受けも成立します。
特性
- テクニシャン
…威力60以下の技の威力が1.5倍になる
テラスタイプが「むし」でない場合は確定です。「むし」の場合は選択ですが、基本的にこちら推奨です。
※他の特性について※
- むしのしらせ
…HPが1/3以下の時、『むし』タイプの技の威力が1.5倍になる
テラスタイプが「むし」の場合、条件付きで火力を高めることができます。
シザークロスかれんぞくぎりを採用する場合に候補になります。
- ふくつのこころ
…相手の攻撃で怯んだ際、Sを1段階上昇させる
素早さは十分なので今回は不採用です。
性格
しんちょう
特殊受けとしての役割がメインなので確定です。
努力値と調整
努力値:H224 D252 S32
【調整詳細】
H224…実数値337。
D252…実数値284、輝石込みで426。S調整の残りを特殊耐久指数が最大になるように調整。
このときの特殊耐久指数は143562となります。数値上はD特化リククラゲリククラゲ(135408)とD特化ブラッキーブラッキー(155236)の中間位。
S32…実数値254。Lv90のS補正込みS種族値110のポケモン(S253)に先手を取れる。エーフィエーフィやゲンガーゲンガーなど。
実数値:337-256-196(294)-×-284(426)-254
※()内はしんかのきせき込み
技構成
説明前にtipsを挟みます。
tips. 【レイド用ポケモンの基本的な技構成・アタッカー編】
[ 高威力の攻撃技 / 積み技 / 防御面デバフ / 回復技 or その他補助技 ]
- 高威力の攻撃技(必須)
目安は威力80以上と考えています。命中が100%であればなお良いです。
PPが少ないと長期戦で置物になりかねないので、他の枠含め攻撃技だけで合計PP10以上は欲しいです。
※ワイルドボルトやブレイブバード、インファイト等の反動・デメリット技は禁忌です。積むとしてもトドメ用にして基本は封印です。
- 積み技(必須)
はらだいこ、つるぎのまい、わるだくみ、ビルドアップ、めいそうなど。
アタッカーを名乗る以上、打点向上の為に必ず搭載します。
- デバフ
アシッドボム、いやなおと、きんぞくおん、うそなきなど。
1度に2段階下げられるもので、積み技を積んだうえでさらに打点を向上させるために搭載します。
- 回復技
アタッカーが搭載するなら、吸収回復技(ギガドレイン、ドレインパンチなど)が考えられます。場持ちを良くするために持っておきたいです。
- その他補助技
上記のうち、デバフまたは回復技を覚えられないポケモンが代わりの技を入れる枠です。天候変化、ちょうはつ、壁など。攻撃技をもう一つ積むのも有りです。
※私の個人的な考え、となりますので、意見が違う方も多いかと存じます。
皆様の考え方なども知りたいと思いますので、気になった方はコメントなどいただけますと幸いです。
ストライクストライクの技構成に戻ります。
今回は、
一般的な対特殊サポーターとしての耐久面サポート技である[Cデバフ攻撃 + 壁]に、
一般的な積みアタッカーとしての基本構成である[積み技 + 攻撃技]を組み合わせたものになります。
【技構成】
- むしのていこう(必須)
相手のCを1段階減少させます。テラスタルシールド越しにも有効です。
- ひかりのかべ(必須)
味方全体の特殊攻撃による被ダメージを2/3に軽減します。
バフ消しで消されない被ダメージ軽減手段です。切らさないようにしましょう。
- つるぎのまい(選択積み技枠)
Aを2段階上昇させます。
戦況が整ったら、テラスタルしつつ1回舞って攻勢に移ります。
- つばめがえし(選択攻撃技枠)
特性込みで威力90、必中の攻撃技です。PPも多く長期戦向きで、テラスタイプ「ひこう」の場合は確定です。
テラレイドにおいては飛行技のアタッカーが少ないので、意外なところで刺さります。
抜群で通るのは3タイプ(草、虫、格闘)、半減できるのも3タイプ(電気、岩、鋼)なので虫より等倍以上の範囲が広いです。
<積み技選択肢>
- きあいだめ
急所ランクを+2します。急所率が50%になり、バフ消しで消されないです。
イカサマやてっぺき持ちの相手にはこちらの方が良いです。
- みがわり
HPの1/4を消費してみがわり状態になります。
積み技と言いながら積んでいませんが、状態異常を透かす手段です。
攻撃技を切れないので、入れるとしたらこの枠に入れます。
<攻撃技選択肢>
むしくい
テラスタイプを「むし」で運用する場合。テクニシャンで威力90になります。
【追記】
現状習得不可です。失礼いたしました。
テラスタイプ「むし」で運用する場合は、特性はむしのしらせが良さそうですね…
- とびつく
テラスタイプを「むし」で運用する場合。テクニシャンで威力75になります。ついでにSも下げられます。
- シザークロス
テラスタイプを「むし」、特性をむしのしらせで運用する場合。むしのしらせで威力120として放てますが、発動条件がHPの1/3以下なので運用が難しいです。
- テラバースト
テラスタイプを「むし」「ひこう」以外で運用する場合。元タイプ一致補正分が入らないので威力が大きく落ちる上に特性が機能しなくなります。
どうしてもテラスタイプ変更が厳しい場合の最終手段になります。テラスタル前後で大きくタイプが変わるため、耐性は要確認。
テラスタル
以下選択。
ひこう(推奨)
…等倍範囲が広いので、テラスタルシールドに安定して圧力をかけられます。
むし
…特性むしのしらせを採用する場合、効果が高くなります。攻撃力を重視する場合に。
他(ノーマル、でんき、あく、ドラゴン以外)
…テラスタイプを変えられない人は、弱点を突けるタイプの少ない上記4つを避けてくれれば最低限OKです。
この場合はテラバーストを採用してください。また、テラスタルによって耐性が大きく変化することに注意です。
立ち回り例
- 1ターン目:ひかりのかべ
可能な限り、味方の攻撃技より先、味方のちょうはつより後が望ましいです。
難しい場合は最低限前者を満たせば、味方の被ダメを抑えられます。
- 2ターン目〜5ターン目:むしのていこう連打 (or いやしのエール or がっちりぼうぎょ)
相手のCを下げ続けます。
HPが大きく減っている場合やBorDを下げられた場合は、応援で適宜味方をサポートしてあげてください。
- 6ターン目:ひかりのかべ
- 7ターン目以降:テラスタルして攻撃へシフトする。
※チャージが足りない場合はむしのていこうを追加で入れます。
これ以降は状況に応じて攻撃/サポートを切り替えます。以下にいくつか行動分岐を記載します。
(1). 味方がバフ消しを受ける前
→つるぎのまいを積まずに殴ります。きあいだめの場合は積んでから殴ります。
(2). 味方がバフ消しを受けた後
→つるぎのまいを1回積んで殴ります。
(3). 敵のデバフ解除の後
→攻撃を中止し、むしのていこうを再度入れます。最低でも2回入れ、味方のHPが安定しない場合は回数を増やします。
(4). 5n+1ターン目
→ひかりのかべを張ります。
ダメージ計算
被ダメージのみ計算します。
それぞれ、0ターン目(フラット状態) / 1ターン目(ひかりのかべ) / 2ターン目(むしのていこう1回) のダメージを算出します。
物理ダメージはフラット状態のみ算出します。
【防御側】
ストライクストライク Lv100 HP:337 B実数値:294 D実数値:426
【各状況下における被ダメージ】
※用語補足
確定〇発…〇発で確実に瀕死になるダメージ量。
低乱数〇発…〇発受けたとき、運が悪いと瀕死になるダメージ量。基本は耐える。
中乱数〇発…〇発受けたとき、50%前後の確率で瀕死になるダメージ量。
高乱数〇発…〇発受けたとき、ほとんど瀕死になるダメージ量。基本は耐えられない。
(1). 効果抜群
- キラフロル☆6キラフロル(C266)のパワージェム:
フラット状態:C+0…198〜234ダメージ(確定2発)
ひかりのかべ:C+0…132〜156ダメージ(確定3発)
ひかりのかべ:C-1…88〜108ダメージ(確定4発)
- グレンアルマ☆6グレンアルマ(C257)のアーマーキャノン:
フラット状態:C+0…144〜171ダメージ(低乱数2発)
ひかりのかべ:C+0…96〜114ダメージ(低乱数3発)
ひかりのかべ:C-1…64〜76ダメージ(高乱数5発)
- グレイシア☆6グレイシア(C266)のふぶき:
フラット状態:C+0…135〜162ダメージ(確定3発)
ひかりのかべ:C+0…90〜108ダメージ(確定4発)
ひかりのかべ:C-1…60〜72ダメージ(中乱数5発)
- ボーマンダ☆6ボーマンダ(C230)のかえんほうしゃ:
フラット状態:C+0…64〜76ダメージ(高乱数5発)
ひかりのかべ:C+0…42〜50ダメージ(低乱数7発)
ひかりのかべ:C-1…29〜34ダメージ
- ボーマンダ☆6ボーマンダ(A275)のダブルウィング:
フラット状態:…75〜90ダメージ×2(中乱数2発)
(2). 等倍
- サーナイト☆6サーナイト(C257)のムーンフォース:
フラット状態:C+0…57〜67ダメージ(確定6発)
ひかりのかべ:C+0…38〜44ダメージ
ひかりのかべ:C-1…24〜30ダメージ
- サーナイト C+4 ☆6サーナイト(C257×3)のムーンフォース:
フラット状態:C+4…168〜198ダメージ(確定2発)
ひかりのかべ:C+4…112〜132ダメージ(高乱数3発)
- ボーマンダ☆6ボーマンダ(A275)のげきりん:
フラット状態:…109〜130ダメージ(高乱数3発)
- サザンドラ☆6サザンドラ(C257)のりゅうのはどう:
フラット状態:C+0…51〜60ダメージ(中乱数6発)
ひかりのかべ:C+0…34〜40ダメージ
ひかりのかべ:C-1…22〜26ダメージ
- サザンドラ☆6サザンドラ(A221)のかみくだく:
フラット状態:…58〜70ダメージ(中乱数5発)
- エーフィ☆6エーフィ(C266)のサイコキネシス:
フラット状態:C+0…55〜66ダメージ(高乱数6発)
ひかりのかべ:C+0…36〜44ダメージ
ひかりのかべ:C-1…24〜30ダメージ
- エーフィ☆6エーフィ(C266)のサイコショック:
フラット状態:C+0…72〜85ダメージ(低乱数4発)
ひかりのかべ:C+0…48〜56ダメージ
ひかりのかべ:C-1…32〜38ダメージ
※ひかりのかべで減衰する。
(3). イカサマ持ち
- ブラッキー☆6ブラッキーのストライク(A256)に対するイカサマ:
フラット状態:…81〜96ダメージ(高乱数4発)
- ブラッキー☆6ブラッキーのA+2ストライク(A256×2)に対するイカサマ:
フラット状態:…160〜190ダメージ(高乱数2発)
- モロバレル☆6モロバレルのストライク(A256)に対するイカサマ:
フラット状態:…54〜64ダメージ(高乱数6発)
- モロバレル☆6モロバレルのA+2ストライク(A256×2)に対するイカサマ:
フラット状態:…107〜127ダメージ(高乱数3発)
役割対象
現存する☆6レイドのうち、以下の条件を満たす相手への選出が可能です。
…ただし、サーナイトサーナイトに対しては味方にもう一人サポーターが欲しいです。
※対グレンアルマグレンアルマは賭けです。
ストライク相手にはほぼ確実にアーマーキャノンを撃ち、3発は耐えられるので、そのBD減少のデメリットを攻撃に生かせるアタッカーがいれば勝ち目は高いです。長期戦になったら厳しいです。
…物理寄り両刀の弱点技持ち(ボーマンダギャラドスバチンウニ)は、味方にA方面をサポートできる味方がいれば選出してもいいかもしれません。
【追記】
コータスコータスは特性次第で厳しいことが判明しました。失礼しました。
…しろいけむりの場合がCを下げられないため厳しいです。
- (3). 上記のうち、テラスタイプが攻撃技の半減タイプではないもの
…攻撃の役割が果たせなくなるので、攻撃技が半減になる相手に選出しないようにしましょう。
<選出不可相手>
- 岩技持ち(物理特殊問わず)
…4倍弱点を耐えるのはさすがに無理です。
- 特殊技を持たない物理型の相手
…サポート面が機能しなくなるのでダメです。
…そこそこ高いAが仇になり厳しいです。
長所と短所
【長所】
- 全てのステータスがそれなりに高い
合計種族値がハッサムと変わらない奴が輝石を持ったらそれはもう強いです。
両刀受け可能なほどの耐久値にA種族値110というそれなりのパワー、調整によって☆6のS種族値110族を抜けるスピード、すべてが高水準です。
ですがそれでも完璧ではありません。弱点もあります。故に過信は禁物です。
- 置物になりにくい
レイドのメンバーが全員アタッカー寄りならサポートに回って防御面に貢献し、
サポートの人数が多い場合はそれなりに火力のあるアタッカーをこなし攻撃面に貢献できます。
また、サポート行動で攻撃するので、積みアタッカーよりテラスタルが速くなります。
【短所】
- 4倍弱点持ち
クリティカルな弱点です。このせいで特殊受けのくせに純特殊のキラフロルキラフロルに役割が持てません。
※投稿者は野良でやらかしました。猛省しています。
- 回復技がない + 持ち物使用不可
その為、固いとはいえいやしのエールしかHP供給手段が無く、意外と不安定です。
それを活かして特性をむしのしらせにするのも考えましたが、非常に扱いが難しくなります。
- サポート手段が足りない
S254もありながら、もったいないことにちょうはつを使えません。
何ならサポートとか言いながらできるのは壁張りと火力低下「のみ」です。故に状態異常やデバフなどの絡め手への対処ができません。
本職のサポーターを頼りましょう。
- 中途半端に高いがゆえにデメリットを被るA
無振りにしては高いにしても、やはり本職のアタッカーと比べると技の威力含め火力が微妙になってしまいます。
…にもかかわらず、このAの高さによってイカサマ持ちが相手できません。もったいない。
相性の良い味方、悪い味方
基本的には、ストライク自身が役割を変えられるため、誰とでも一定の相性になります。
ストライクができないことをできるサポーターや、回復技によってHP供給をしてくれる味方とは相性が良いかもしれません。
更に言うなら、利敵行為や味方攻撃が厳しいですが、それは誰でも相性が悪いので割愛します。
おわりに
興味を持たれた方は、実際に育成し使用してみて、コメントなど頂けますと幸いです。
今回の型を踏襲して育成したポケモンが他にもおりますので、また機会があればご紹介したいと思います。
ここまでご覧いただき、ありがとうございました。
参考
- ポケモン対戦考察まとめWiki様
https://latest.pokewiki.net/
→こちらのサイトのダメージ計算式を用いて被ダメージ計算を行っております。
- HyperWiki様
https://hyperwiki.jp/pokemonsv/raid-param/
→テラレイドバトルのポケモンのステータスをこちらで参照しています。