はじめに
シーズン2の中盤ぐらいには、 サイコフィールド+道連れ で脚光を浴びたグレンアルマですが、その使用率はだんだん下火になってきています。
私はシーズン3で結構対戦数を熟したのですけれど、一回もグレンアルマを選出された覚えがありません。
そのくらい数が減少したのには下記の理由が考えられます。
- 型が上記の道連れ以外にメジャーな型がないこと
- 特性「くだけるよろい」や専用技「アーマーキャノン」のせいで耐久力が低くなるのに火力がイマイチで相手を倒しきれないこと
- 特殊アタッカーに極端に弱いこと
今回これらの弱点をある程度改善した型を提案したいので、良ければ最後まで読んで頂き意見などくれるとありがたいです。
コンセプト
こだわりメガネハバタクカミなどの高速・高火力アタッカーの一貫が先制技のせいで崩れてしまうということが常態化しているのが現在の環境です。
先制技持ちのポケモンは使用率50位以上におよそ10体ほどと、パーティに1体は自然と採用されるだけの数がいます。
そのため、先制技を防げるサイコフィールド持ちを使いたいと感じたのでグレンアルマの型の考察をしてみました。
フィールドをはるだけでは弱く(だからイエッサンはやめておいた)、対面でちゃんと仕事ができるように調製しました。
- 本記事のダメージ計算はポケモンソルジャー様のサイトを使用させていただきました。(https://sv.pokesol.com/)
持ち物
じゃくてんほけん
特性を発動するためにはきあいのタスキを持たせるのが主流ですが、やはりこの持ち物では火力が出ず、道連れしか取り柄がなくなってしまいます。
そのため火力upかつ技構成ともシナジーのある弱保を採用します。
特性
くだけるよろい
トップメタであるこだわりメガネテツノドクガのオーバーヒートの対策のためにもらい火というのも悪くないのですが、コンセプト的にS上昇が欲しいのでくだけるよろいを採用。
またもらい火やコノヨザルのやるきのような特性は選択肢にあるだけで相手にケアを強いるので実際にその特性にしなくても強いですね(笑)。
性格・努力値と調整
- 性格:ずぶとい(A↓B↑)
- 努力値:H116/A-0/B+252/C68/D4/S68
HB:A特化セグレイブのテラス地震確定耐え
C,D:余り
S:最速テツノツツミ抜き調製。最低限のすばやさの努力値振りだと思うので、今後もっとSが欲しいと感じることがあればCからもってくる。
追記
最近ドラパルトやスカーフを持ち得るマスカーニャが増加傾向にあって、少しSラインに不安があります。
ただ、ドラパルトは壁貼る型、マスカーニャはタスキが多いのでS調整を気にする必要はありません。
どのみちブーストエナジーでS上昇するパラドックスポケモンにはC,Dの余りを素早さに足しても足りないので割り切ったほうが精神衛生上もよいと思います。
技構成
確定技
サイコフィールド
正直ソウブレイズの方が単体性能は高いと感じているのですが、この技存在こそが最大の差別化点だと思います。
コンセプトである高速・高火力アタッカーの押し付け、グレンアルマ自身の火力upの二役を買ってくれますので大変強力です。
アシストパワー
弱点保険と特性を上手く発動させるとサイコフィールドと相性の良いワイドフォースよりも火力がでて足りないリーチを伸ばしてくれる。火力指数84,084というお化け火力をだせます。
選択技
ワイドフォース
弱点保険発動時はアシストパワーの火力に劣るもの、毎度弱点保険を発動できるわけではないのでサブウェポンとしての起用です。
C特化メガネサザンドラのあくのはどうと同じくらいの火力になります。
アーマーキャノン
グレンアルマの専用技。準伝説四匹がくれば格闘テラバーストのほうが価値が高くなるだろうが、現状は役割対象の悪タイプがドドゲザンくらいしかおらずアーマーキャノンで事足ります。はがねにも効くので今シーズンまではとりあえずこっちを採用します。
テラバースト(格闘)
エスパー技との相性互換が良いです。悪タイプのポケモンにはメインの技が無効化されてしまうので活躍する機会はあると思います。
こらえる
下の方に被ダメージの詳細を書きますが、役割対象のポケモンにワンパンされてしますケースも何個かあるため、耐えて弱保アシパで処理することを可能にしてくる技となります。有名なポケモン実況者様がこらえる+弱保+アシパで不利を覆したりしてましたので有用性は高いと思います。
ちょうはつ
分類上は積みエース?ということになると思うのですが、あくびやキノコのほうしなどの変化技がきついです。変化技から入るポケモンは概して大した火力のないポケモン達ばかりなので対面でなんやかんや勝てるようになると思います。
テラスタル
かくとう
エスパー打点との相性補完のため。攻撃用のテラスタルなので、テラバーストで殴りたいときまでは極力隠しておいたほうが望ましいと感じます。
エスパー
アシストパワーやワイドフォースのリーチをのばすため。残念ながら進化前のカルボウが炎単なためテラスタイプの変更が必要...。ただ、エスパーにテラスタルしたいポケモンなんて他にいないためテラピースに困ることはないと思います。
立ち回り例
使用率の落ちているグレンアルマですが、なめていると構築のエース級のポケモンをもっていく強さがあることはもうすでにランクマをやっている方々の間には浸透しています。そのため、グレンアルマを初手だしすると相手に余裕で特殊アタッカーをあと投げされ大変困るので、できるだけ初手だしは避け、死に出しを心掛けましょう。
与ダメージ計算
以下全てサイコフィールド下で考えてます
弱保+くだけるよろい発動アシパ
HorD4振りチョッキセグレイブセグレイブ 確定1発
HB252チョッキセグレイブセグレイブ
199 ~ 235 (89.7 ~ 105.9%) 乱数1発 : 37.5%
無振りマルスケカイリューカイリュー131 ~ 155 (79.0 ~ 93.4%) 確定2発
HD252マルスケ無しカイリューカイリュー208 ~ 246 (105.1 ~ 124.3%) 確定1発
HD252キョジオーンキョジオーン222 ~ 262 (107.3 ~ 126.6%) 確定1発
無振りサーフゴーサーフゴー142 ~ 168 (87.7 ~ 103.8%) 乱数1発 : 25%
HD252てんねんドオードオー210 ~ 248 (88.7 ~ 104.7%) 乱数1発 : 25%
弱保+くだけるよろい発動アシパ+テラス
H252アーマーガアアーマーガア200 ~ 236 (97.6 ~ 115.2%) 乱数1発 : 87.5%
アーマーキャノン
H252アーマーガアアーマーガア200 ~ 236 (97.6 ~ 115.2%) 乱数1発 : 81.25%
無振りチョッキドドゲザンドドゲザン134 ~ 158 (76.6 ~ 90.3%) 確定2発
H252ドドゲザンドドゲザン200 ~ 236 (96.7 ~ 114.1%) 乱数1発 : 75%
無振りサーフゴーサーフゴー188 ~ 224 (116.1 ~ 138.3%) 確定1発
被ダメージ計算
物理攻撃
火力指数65,000ぐらいまでならだいたい耐える。
A特化セグレイブセグレイブのテラス地震146 ~ 174 (83.5 ~ 99.5%) 確定2発
A特化黒いメガネドドゲザンドドゲザンのドゲザン144 ~ 170 (82.3 ~ 97.2%) 確定2発
A特化ブーストエナジートドロクツキトドロクツキのかみくだく150 ~ 176 (85.8 ~ 100.6%) 乱数1発 : 6.25%
特殊攻撃
火力指数40,000ぐらいまでなら耐えれそう。
C特化ブーストエナジーテツノドクガテツノドクガのヘドロウェーブ145 ~ 172 (82.9 ~ 98.3%) 確定2発
無振り水ロトムウォッシュロトムのドロポン152 ~ 182 (86.9 ~ 104.0%) 乱数1発 : 25%
苦手なポケモン
イルカマン(マイティ):物理方面は結構かたくしたけれど、こいつの攻撃は間違いなくどんな型のものでも耐えれない。
こだわり系持ち:スカーフでS負けしたら負け。ガブのハチマキ地震で負け。
相性の良い味方・構築
ドオードオー:苦手なイルカマンにも受け出せるし、特殊受けにもなれる。
速くて強いアタッカー:ハバタクカミやテツノツツミなどのもとから速くて火力のあるポケモンがサイコフィールドのおかげでより強い。カイリューなどのりゅうまい積みアタッカーとも相性が良さそう。
さいごに
ここまで読んでいただきありがとうございます。グレンアルマは有利不利がはっきりしているポケモンで、対策されると弱いのです。今、マイナーなうちに今作の一番好きなこのポケモンを活躍させていきたいと思います。