ナマズン- ポケモン育成論SV

概要

このとつげきチョッキというアイテムは、変化技が多彩で、特性に「どんかん」のあるナマズンとは一見相性が悪いように見えますが、とつげきチョッキを持たせることで特殊耐久が飛躍的に上昇し、変化技が使えなくなるものの、特殊受けとして優秀な性能を発揮することができます。また、物理耐久も並程度はあるので、生半可な物理技では突破されません。また、比較対象となるヘイラッシャですが、ナマズンは地面複合があり、電気タイプが無効なので、甘えたボルトチェンジなどを許しません。これは大きな差別化点と言えるでしょう。

特性

とつげきチョッキを持たせており、変化技が打てずどんかんにするメリットも薄いので、不意の弱点技にも対応できるきけんよちを今回は採用しています。

性格・努力値

性格と努力値は、火力をほぼ捨てた耐久特化型として振っています。素早さは4振りですが、素早さ種族値が60あるので、素早さに振っていないドドゲザンなどを上から殴ることができます。

技構成

じわれ
メインウェポンです。運で全てを破壊しましょう！

じしん
サブウェポンです。タイプ一致でじしんが撃てるので、攻撃力が低いナマズンでもそれなりの火力が出せます。

ひやみず
サポート専用の技です。相手の攻撃力を下げて、安全に後続に繋ぐことができます。

こごえるかぜ
現環境に多いカイリューやガブリアスなどに刺さる氷タイプの技ですが、火力はあまり出ません。その代わりに、相手の素早さを下げて、後続のポケモンを通しやすくすることができます。

テラスタル

テラスタルは地面で、強みである電気無効と、じしんの火力アップが目的となっています。しかし、炎・鋼への耐性が消えたり、弱点が増えたりと、一長一短でもあります。

立ち回り例

ハバタクカミ対面
じしんを撃つ×2 or じしんを撃ったあとに後続意識でこごえるかぜを撃つ

ガブリアス、カイリュー対面
ひやみずを撃つ
→タスキorマルスケ潰し&後続のポケモンを安全に降臨
(積み技を使われた場合はこごえるかぜで削りましょう。げきりん以外は大体耐えます。)

与ダメージ計算

じしん
耐久無振りハバタクカミ
確定2発
H252振りドオー
確定2発
H252振りサーフゴー
確定二発

特攻下降補正ありこごえるかぜ
耐久無振りガブリアス
37.2~46.0%(確定三発)
H252振りカイリュー(マルスケ込)
16.2~19.2%
マルスケ無しだと
32.4~38.4%

じわれ
無効ポケモン以外全て一撃

被ダメージ計算

臆病ハバタクカミのムーンフォース
確定四発

臆病テツノドクガのエナジーボール(ナマズン地面テラスタル時)
確定三発

陽気ガブリアスのじしん
確定三発

意地っ張りドドゲザン(そうだいしょう補正1.1倍)のドゲザン+ふいうち
確定耐え

苦手なポケモン

ナマズンは耐性が優秀ですが、草4倍に加え、フリーズドライが4倍になってしまうので、マスカーニャやキノガッサ、テツノツツミなどはどうしても苦手になってしまいます。また、火力が低いため、じわれの当たらない高耐久のひこうタイプのポケモンなども、相手がしづらいです。

相性の良い味方・構築例

草4倍とフリーズドライ4倍の弱点に体制があり、相性補完のあるハッサムやサーフゴーなどとの相性がとてもいいです。また、こごえるかぜによる素早さ操作をできるので、「素早さが絶妙に足りない！」と思うポケモンと組み合わせるのもアリです。