はじめに
おはようございます。育成論は初投稿になります、zakuriteという者です。お手柔らかにお願いします。
コメントでの指摘や議論などは歓迎しますので、よろしければ最後までお付き合いください。
諸注意
- HABCDSといった非公式用語を用います。
- 全てのポケモンは理想個体(6V)を想定します。
- ダメージ計算にはアプリ「VS SV」を用います。
ミガルーサミガルーサというポケモン
第九世代で登場した水上で突進してきてウザいポケモン。
みず・エスパーというタイプを持ち、彼を象徴する専用技「みをけずる」を覚えます。
コンセプトと役割
ロマン溢れる専用技と強特性「きれあじ」を組み合わせたら強そう、強いかも、強いといいな? というコンセプトです。
役割としては特性、技、努力値すべてが攻撃に全振りしているので、当然ながらアタッカーです。
確定急所のメリット
- 威力が1.5倍になります。
- てっぺき等のB上昇を無視できます。
- リフレクター等の壁を貫通します。
- 急所率はくろいきり等でリセットされません。(みをけずるの能力上昇は無効化されますが……)
- メタモンにコピーされる心配もありません。(ほぼ見かけない)
この辺りは剣盾時代にインテレオンインテレオンを使っていて有用だと感じた点ですが、現環境では壁構築がそこまで流行していないこと、要塞化もメタモンもほぼ使われないこと等から、単純に威力が高くなる程度の恩恵しか得られないと思われます。
しかし裏を返せば、後々伝説のポケモンが解禁され、メタモンが台頭し、壁無しには耐えられない攻撃が飛び交うような環境が訪れたら、あるいは猛威を振るう可能性もある、とも言えます。
持ち物
サンのみ
HPが1/4を下回ると発動してきあいだめ状態になります。
きれあじに対応する技の多くは急所に当たりやすい為、サンのみと合わせると確定急所となります。
コンセプト上確定です。
特性
きれあじ
切る技の威力を1.5倍にするという特性です。
同じく特定の技の威力を上げる特性の、てつのこぶしやすてみが1.2倍と考えるとその倍率の高さがよくわかります。
これもコンセプト上確定です。
性格・努力値と調整
ようき
4-252-0-0-0-252
特に難しい調整は施してません。いわゆるぶっぱです。
みをけずる発動後、テツノドクガゲンガーエーフィ等スカーフ110族まで抜けます。
技構成
- 確定枠
みをけずる
最大HPの半分を消費してACSを2段ずつ上げます。
はらだいこと違いSも上がるので無対策の相手に対しては全抜きもできる可能性を秘めています。
- 選択枠
アクアカッター
サイコカッター
つじぎり
きりさく
切る技。全て急所に当たりやすい性質を持ちます。
水・悪・無の3タイプを全て半減以下で受けられるタイプ複合は存在しない為、確定欄ではサイコカッターだけ割愛しました。
- 他の候補技
みがわり
HP調整に役立ち行動保証も得られる便利技。
Sで勝ってる相手に上から使うことで変化技を無効化すると最高にカッコイイですが、今回は敵の攻撃とみをけずるを合わせてサンのみの発動を狙う型の為、採用を見送りました。
テラスタル
あく
シリーズ2現在、環境はゴーストを中心に回っていると思います。
そのゴーストタイプと、ゴーストに有利なあくタイプを共に半減で受けられるあくテラスタルが有効かと思います。
上記2タイプはエスパーの弱点ということもあって誘いやすい点も有効かと思います。
参考までに古代活性Aの特化トドロクツキのかみくだくをテラスタルすることで39.7〜46.9%のダメージで抑えられます。みをけずる余裕がありますね。
立ち回り例
- 先発または死に出しでゴーストまたはあくタイプと対面します。
- テラスタルを使ってみをけずるを選択します。
- 相手がゴースト、あく技を使ってくればHPがいい感じに削れます。
- 攻撃と自傷でサンのみが発動します。
- とてもつよくなります。
与ダメージ計算
以下はみをけずる、あくテラスタル想定で計算してます。
アクアカッター
無振りテツノドクガ618〜469(398〜469%)
特化キョジオーン252〜296(121〜142%)
特化ラウドボーン152〜180(72〜85%)
つじぎり
無振りサーフゴー428〜506(262〜310%)
きりさく
無振りトドロクツキ181〜214(100〜118%)
被ダメージ計算
以下はあくテラスタル想定で計算しています。
特化トドロクツキかみくだく51〜60(30〜36%)
眼鏡サザンドラあくのはどう51〜61(30〜36%)
必要があれば追記します。
苦手なポケモン
止まります。死にます。
あっけなくやられます。
簡単に止まります。
- テラスタルのタイミングでゴースト・あく以外の技を撃つポケモン
例え耐えられてもみをけずるが失敗して作戦崩壊します。
相性の良い味方
- ゴーストタイプのポケモン全般
起点となるゴースト・あくを誘いやすくなります。
おわりに
以上で本論は終わりです。
ここまで書いておいて何ですが、お世辞にも使い易いとは言えない上に、弱点も多く、手の内が読まれていればまず失敗する脆弱すぎる型だと思います。
しかしハマれば痛快な抜き性能を発揮するので騙されたと思って一度使ってみてください。騙された! って言うことになりますので。