- はじめに
どうも!!IWと申します。
現在、SV対戦環境ではヘイラッシャやイルカマン(マイティ)のような強いお魚ポケモンがたくさんいます。
そんななかでも、規格外にマイナーな、ピンクでかわいいポケモンがいるのをご存じでしょうか...
今回はSVポケモン最弱?かもしれないラブカスラブカスについて見ていこうと思います。
- 注意事項
初投稿になります。つたない点、また的外れな点もあるかもしれませんがご了承ください。
また、非公式用語(H:HP、A:こうげき、B:ぼうぎょ、C:とくこう、D:とくぼう、S:すばやさ)を使います。
- ラブカスについて
まず何といっても種族値が見たいですよね!!ラブカスの種族値は以下の通りです。
H43
A30
B55
C40
D65
S97
合計330
正直進化前かと思うほど低すぎる種族値ですね...
参考までにあの人気ポケモン、イーブイイーブイの合計種族値は325、あの超人気厨ポケ、セグレイブセグレイブの進化前の進化前であるセビエセビエの合計種族値は320です。進化前と本当に同等です。
同じ330族にはデリバードデリバードもいますが、あちらは特性にも恵まれ、技範囲もそこそこ優秀なのにラブカスはというと...
C特化ドロポンでも無振りグレンアルマグレンアルマすら倒せず、
B特化にしてですらA252振りのハチマキカイリューカイリューの逆鱗で確定1発取られる始末。
......しかし希望は残っています。
それはS種族値97です。
このS97という数値はオノノクスオノノクスと同速、ミミッキュミミッキュより”1”だけ高いというそこそこの数値。S100族を素で抜けないのは辛いですが、この高い素早さを活かして目いっぱいのサポート(?)をするのが今回の目的です。
- コンセプトと役割
タイトルにもあるように物理アタッカー弱体化を通じて、出来る隙を使って控えのポケモンが積む、というのがコンセプトになります。
基本的な構想は次のような感じになります。
- 物理アタッカーと、ラブカスを対面させる。
- 気合の襷で耐える。
- 凍える風を打ち、襷潰し等をしながらSを逆転させる。
- 上から甘えるを打ち、相手の攻撃性能を大幅に弱体化させる。
- HPが1になっているので、倒される。 (ここでラブカスは退場)
- 後続のポケモンが、弱体化ている相手の前で積み技を使い、相手を倒す。
と、決まれば強そうに見えます。実際に決まると積みエースの積みが格段に安定し、複数回積んだり、全抜きも夢ではありません。
ただしこの戦法には辛い場合ももちろん存在します。それについては後述します。
因みにS下げと甘えるを両立できるポケモンなら、ラブカスより速いポケモンで、14匹います。
採用理由は愛、またはその知名度の低さからとなります。
一応、甘える,S下げ攻撃技,つぶらな瞳を両立できるのはラブカスとイッカネズミ(4ひき)のみです。イッカネズミ(4ひき)のS下げ技はローキック、マッドショットと、無効になりえる技ですので差別化は出来ています。
- 持ち物
気合の襷
コンセプトより、確定です。 気合の鉢巻は甘え
最速にする関係上、耐久には回せず、殆どの攻撃は耐えきれません。
- 特性
すいすい
まず発動することはありませんが、うるおいボディよりはマシです。
一応雨にただ乗りできるとかなり早く動けます。甘えるを打つなり、天使のキッスを打つなり、場をかき乱せるチャンスです。因みにすいすい同士でラブカスより速いポケモンはカマスジョーとフローゼルのみです。
- 努力値
最速にしてあります。現在のSV環境では、相手に素早さバフがかかっていない場合、凍える風でSを1段階下げればどのポケモンでも抜けます。
最速ドラパルトももちろん抜けます。
- 技構成
確定技
・凍える風
・甘える
コンセプトより、確定です。
地味に凍える風が無効にならないタイプなのが優秀です。
自由枠
使えそうな技を列挙していきます。
・天使のキッス
主に対特殊アタッカー用(?)です。あまり打つ機会はありませんが、どうしようもないときに後続に希望を残せます。優先度は高め。
・つぶらな瞳
相手が先制技持ちだった時、Sを下げても抜かれてしまうときに優先度+1で打つことが出来ます。こちらも優先度は高め。
・願い事
後続を回復することが出来るサポート用技。H特化なのは一応このためでもあります。
ただし特化でもH実数値150(回復量75)なのであまり回復量には期待できません...
参考までに無振りカイリューのH実数値は166です。
・水浸し
相手のタイプ一致補正を消すことが出来ます。対特殊アタッカー用と言い張ってもいいかもしれない...
ただし今作はテラスタルしているポケモンにはタイプ変更が無効になるので、正直採用価値はかなり低いです。
・神秘の守り
味方を状態異常から守れます。自分もかからなくなるので起点阻止になるかもしれませんが、採用価値は低いです。
- テラスタル
・ゴースト
どうせ使いませんが、申し訳程度に神速を透かせるゴーストテラス。
先制技を透かせるタイプがお勧めです。
- 立ち回り例
上述の通りです。うまく物理アタッカーと対面させましょう。
初手出しの場合物理アタッカーと対面出来たら強いですが、安定しません。味方と相手とのパーティの兼ね合いを見て決めましょう。
ただし凍える風でSを下げられたのを嫌って、相手が交代する場合があります。
交代を読んで、交代先に甘えるを打つか、凍える風を打つか、はたまた他の補助技を使うか。プレイングスキルが試されます。
ただラブカスは基本相手に舐められているので交代してこない方が体感多めです。それでいいのか悪いのか...
- 与ダメージ計算
・凍える風
基本は襷潰し程度にしかなりません。氷4倍を記述します。
無振りカイリュー(マルチスケイル) 14.5〜18.0%
無振りガブリアス 30.7〜37.2%
無振りボーマンダ 33.0〜40.0%
(参考) 等倍の物理アタッカーに打った場合
無振りテツノブジン 11.5〜14.0%
- 被ダメージ計算
襷なので殆ど考慮しません。連続技のみ記述します。
252振りドラパルト ドラゴンアロー
持ち物なし 85.4 ~ 101.4% 乱数1発 : 1.56%
命の玉 110.7 ~ 132.0% 確定1発
A特化セグレイブ つららばり(4or5)+氷の礫
4発 78.0〜90.0% 確定2発
5発 92.0 ~ 106.0% 瀕死率:21.39%
A特化イッカネズミ(4ひき) ネズミざん
10発 168.7 ~ 206.0% 確定1発
- 苦手なポケモン
特殊型のポケモン全般です。天使のキッスがあれば、無駄死、ということも防げますが、天使のキッスの命中率は75%です。特殊型積みアタッカーに起点にされることもあるので、出来るだけ対面させないほうが良いです。
また、戦法ゆえ、ステルスロックや砂嵐、連続攻撃技にとことん弱いです。
耐久型のポケモンもたいていの場合、こちら側が不利となります。
加えて、スカーフ、ブーストエナジーによるS上昇にも、凍える風をしても先行を取れず、苦戦を強いられます。
そしてサーフゴーサーフゴーには非力です。絶対に対面させないようにしましょう。
正直苦手なポケモンはかなり多いです。プレイングスキルが要求されます。
- 相性の良い味方・構築例
積みエースとならある程度自由が利きます。
パルシェン、カイリュー、ウルガモス、セグレイブなど、強力な積みポケモン達が動きやすくなります。特にBに不安のある積みエースならなお相性が良いです。
ラブカスが繋いでくれたアドバンテージを最大限に生かしましょう。
- おわりに
はじめて育成論を書かせていただきましたが、いかがでしたでしょうか。どうしても好きなラブカスをもっと知ってほしくて育成論を書きました。
もちろん、なにかのポケモンの劣化かもしれません。運用も難しく、厳しいものかもしれません。でも、愛が採用理由でもいいと思うんです!!
気づいた点、不明な点、ミス指摘、アドバイス等ありましたらコメントしていただけると幸いです。拙い内容でしたが読んでいただきありがとうございました