はじめに
s3環境です。テラスタルをTとする。やたらとウォッシュロトムについて、語っていることがあります。苦手なポケモンに少しでも対応出来てこそ、耐久調整だと思っているので、我慢して読んでください。
コンセプトと役割
フィラの実によって、HPを半分くらい残した状態で1体突破することで後続にもう一回攻撃をできるようにする欲張りな型です。バンバドロの耐久があれば、HP半分程度でも特殊技1回を受けることができて、物理型ならB+2で実質HP満タンとも言えます。
持ち物
フィラの実
安定を追い求めているひとならオボンの実もありです。相手の謎の火力上昇アイテム等で木の実がうまく発動しなそうなときもありますが、テラスタルで対処できることも多いです。それなりに発動できる調整ですが、うまくいかなくても僕のせいではなく、相手のポケモンや自身のポケモンへの愛情が足りていないことがわるいです。
フィラの実のメリットはダメ計を見てください。
- 持ち物候補
メタルコート ヘビーボンバーが地震クラスの火力になる。
たべのこし 努力値効率とたべのこし効率の二者択一が迫られる。しかしこのポケモンは電気タイプを組ませることが多いのでボルトチェンジとたべのこしのシナジーがある。
くろいてっきゅう HCメガネウォッシュロトムと最速スカーフウォッシュロトムのトリックに対応できる。最近のHCウォッシュロトムは素早さに振らない人も多いので、バンバドロも素早さに振る必要はない。トリルと高相性だがS56では、最遅ドオーより速い。
151/2<56×1.5
106/2<56
ズアの実,ひかりごけ 天才用...
火力アップアイテムでも基本はいいですが、こだわりハチマキは無効タイプもある技範囲とじきゅうりょく発動後の交換があるので、若干のアンチシナジーがあります。
特性
じきゅうりょく
ダメ計が大変になる
調整意図
実数値207-170-128-x-120-56
A170:火力のでる型ではないので、基本2発確定をとれるA177(じしん対B4ガブリアス乱数85%)を目安として意識したが、他に回したい部分があり妥協した。
B128:無Tハチマキカイリューのしんそくに対して、受けだしができる調整。またボディプレスの火力上昇。本当はもう少し欲しい(ダメ計参照)
D120:今最も熱い207-126調整(テツノドクガ炎の舞2.5耐え、C185サーフゴーゴールドラッシュ2耐え、C176テツノツツミハイドロポンプ耐え)を妥協した形。
2耐え調整なので乱数でもいいと感じているが、テツノツツミに関して、Tなしの時は乱数が微妙。2.5耐えに関してサーフゴーのシャドーボールDダウン、ウルガモス炎の舞にも適用できる。
S56: オリーヴァを抜かさないこと。トリルで使う場合はS43のドオー抜きが良い。
その他調整案
A174: H4振りハバタクカミをじしんで確定1発
A165: H4振りサーフゴーをじしんで確定1発
B134: おぼんの実用の調整
テラスタルtier
アタッカー型の場合
- tier1 格闘 フェアリー
- tier2 地面 氷
- tier3 火 水 草 鋼 無 電気 毒
このポケモンについて詳しく知らない人のために記載しました。読まなくていいです。(※あくまで個人の感想です)
格闘Tのメリットはボディプレスの火力上昇により対カイリュー性能が上がる、相手の悪Tに強い。
フェアリーTのメリットは、ハチマキ逆鱗に対応できる。地面タイプのフェアリーTは、相性が良い。
tier3に関して、例えば草や鋼Tは相手のウルガモスのギガドレインを半減できても、バンバドロは相手を1発で倒せない。そのため次の炎技で倒される。けたぐりが痛い。半減できるタイプが少ないなどがtier3となっている理由です。トリックルームはあってもなくても戦えることが理想のためこのようにしました。環境によって変わることもあります。
技構成
- じしん
メインウェポン 一貫していることが多い。
- ボディプレス
格闘Tを使うと、じしんより火力が出ることもある。
- ヘビーボンバー
耐久のあるハバタクカミやミミッキュを意識。ほとんどのポケモンに対して威力120で使えるところが魅力。
- ほえる
苦手な飛行タイプやコノヨザルに対して使えるが、他の技でもいいと感じている。
バンバドロの魅力は地面、鋼、格闘をかなりの高火力で出せること。飛行タイプ以外に圧をかけてテラスタルや交換を強要することができる。今回はそれを活かしたオーソドックスな型だが、じしんの代わりにストーンエッジにした型。ヘビーボンバーを除いてじしんボディプレスの2ウェポンもあり。
- 候補技
ステルスロック
先発性能が上がる。またトリルや対面パで使う場合はほえるより強い。
ストーンエッジ
打点のない飛行に強い。明確な役割対象がいるならあり。トドロクツキウルガモス等
インファイト
トリルならボディプレスより強い。
すてみタックル
HP調整が可能。技の通りもかなり良い
テラバースト
草や氷やフェアリーの場合は候補にはなる。
ねむる
今回はコンセプト的になしだが、カゴの実を持たせて使うのも良し。物理に強そう。
被ダメージ計算
妥協点が多く、人によっては許容できない程度の乱数もあると思うので、先に被ダメージ計算を載せました。乱数は確率でいうと15%程度になっている。特殊方面は、技外しや追加効果不発の場合もあるので十分ですが、物理はもう少しあっても良い。しかし他のポケモンと木の実の兼ね合いもあり、これ以上振るのも必ず正しいとは言えません。
無Tハチマキ特化カイリュー/しんそく
109 ~ 129 (52.6 ~ 62.3%)
73 ~ 87 (35.2 ~ 42%)
合計
182 ~ 216 (87.9 ~ 104.3%) 乱数2発
3ターン目
55 ~ 66 (26.5 ~ 31.8%)
合計
237 ~ 282/273 (86.8 ~ 103.2%)
フィラの実のうりは 無Tハチマキ特化カイリュー/しんそく高乱数3発になること。もし確定4発って言えたら強そうに聞こえますが、嘘はよくない。B134まで振るとオボンの実でも同じくらいの乱数になり、B140で確定4発です。努力値でいうと48程度ですが、これ以上Aを削るとアタッカーとしての役割が果たせなくなり、Dを削るとウォッシュロトムテツノツツミに弱くなり、耐久調整の意味がなくなります。こいつの可能性を最大限引き出せるのが、フィラの実だと感じてます。
悪T特化ドドゲザン/ドゲザン
101 ~ 121 (48.7 ~ 58.4%)
68 ~ 81 (32.8 ~ 39.1%)
合計
169 ~ 202 (81.6 ~ 97.5%) 確定2発
+くろいメガネ
124 ~ 145 (59.9 ~ 70%)
2ターン目に格闘Tを使うと
62 ~ 72 (29.9 ~ 34.7%)
合計
186 ~ 217 (89.8 ~ 104.8%) 乱数2発
A197+1セグレイブ/つららばり4発
172 ~ 212 (83 ~ 102.4%) 乱数4発(きのみ込みで5発耐え)
C192テツノドクガ/炎の舞C上昇想定
73 ~ 87 (35.2 ~ 42%)
109 ~ 129 (52.6 ~ 62.3%)
合計
182 ~ 216 (87.9 ~ 104.3%) 乱数2発
C192+1テツノドクガ/オーバーヒート
177 ~ 208 (85.5 ~ 100.4%) 乱数1発 (6.3%)
C192草Tテツノドクガ/エナジーボール
164 ~ 194 (79.2 ~ 93.7%) 確定2発
C185サーフゴー/ゴールドラッシュCダウン
105 ~ 124 (50.7 ~ 59.9%)
70 ~ 84 (33.8 ~ 40.5%)
合計
175 ~ 208 (84.5 ~ 100.4%) 乱数2発
C176テツノツツミ/ハイドロポンプ
182 ~ 216 (87.9 ~ 104.3%) 乱数1発 (18.8%)
格闘T込み C176テツノツツミ/ハイドロポンプ
91 ~ 108 (43.9 ~ 52.1%) 乱数2発 (12.9%)
C172ウォッシュロトム/ハイドロポンプ
180 ~ 212 (86.9 ~ 102.4%) 乱数1発 (12.5%)
格闘T込みC172ウォッシュロトム/ハイドロポンプ
90 ~ 106 (43.4 ~ 51.2%) 乱数2発 (6.3%)
C187ハバタクカミ/ムーンフォース
84 ~ 100 (40.5 ~ 48.3%) 確定3発
- 本当に読まなくていい木の実発動調整
A182ガブリアス/じしん
81 ~ 96 (39.1 ~ 46.3%)
54 ~ 64 (26 ~ 30.9%)
42 ~ 49 (20.2 ~ 23.6%)
合計
177 ~ 209 (85.5 ~ 100.9%)
/げきりん
97 ~ 115 (46.8 ~ 55.5%)
66 ~ 78 (31.8 ~ 37.6%)
合計
163 ~ 193 (78.7 ~ 93.2%)
A197セグレイブ/きょけんとつげき
100 ~ 118 (48.3 ~ 57%)
67 ~ 79 (32.3 ~ 38.1%)
合計
167 ~ 197 (80.6 ~ 95.1%)
ガブリアスセグレイブカイリューのハチマキげきりんについて
ガブリアスは56%できのみが発動してHP241 ~ 286/273 (88.2 ~ 104.7%)とまずまずになっています。セグレイブカイリューは確実にきのみを発動できるが、次はほぼ耐えません。
C200ジバコイル/ラスターカノン×2
152 ~ 180/156 (97.4 ~ 115.3%) 乱数93.8% きのみ発動
C192テツノドクガ/ほのおのまい×2
146 ~ 174/156 (93.5 ~ 111.5%) 乱数69.9% きのみ発動
C185サーフゴー/シャドーボール×2
140 ~ 168/156 (89.7 ~ 107.6%) 乱数37.5% きのみ発動
156はきのみ発動に必要なダメージです。発動したら儲けもの。きのみ発動後は、総HP273になるため、さらにもう1発耐えられます。(実質抜群テラバーストに後手からケアができる)
C200ジバコイル/ラスターカノン
76 ~ 90/273 (27.8 ~ 32.9%) 確定4発
与ダメージ計算
- ボディプレス格闘T込み
B+1 対H252振りウォッシュロトム
69 ~ 82 (43.9 ~ 52.2%)/(乱数25%で50%まで削れる)
B+2
91 ~ 108 (57.9 ~ 68.7%)
合計
160 ~ 190 (101.9 ~ 121%)
B125まで下げることにより、オボンの実の発動する確率を6.3%まで下げることができて、上記の合計は157 ~ 185になります。オボンの実を発動させずに倒すなら、テツノツツミ、カイリューあたりへの乱数が悪くなりますが、B125, B126もありです。ただ相手がメガネ持ちやおにびの場合、素直には決まりません。
B+0 対H252振りウォッシュロトム
46 ~ 55 (29.2 ~ 35%)
もし3回当てる機会があれば、一応3回で125%以上なのでオボンでも倒せます。
B+1 対テツノツツミ
132 ~ 156 (100.7 ~ 119%) 確定1発
B+1対サザンドラ
158 ~ 188 (94.6 ~ 112.5%) 乱数1発 (75%)
B+2 対 無T H252振りカイリューマルチスケイル無し
204 ~ 240 (103 ~ 121.2%) 確定1発
B+2 対H4振りセグレイブ
206 ~ 246 (107.8 ~ 128.7%) 確定1発
- ボディプレス格闘T無し
B+2 H252振りドドゲザン
224 ~ 264 (108.2 ~ 127.5%) 確定1発
B+4 H4振りセグレイブ
206 ~ 244 (107.8 ~ 127.7%) 確定1発
- ヘビーボンバー
対テツノブジン
140 ~ 166 (93.9 ~ 111.4%) 乱数1発 (62.5%)/(A182まで振ると確定1発)
- じしん
対B4振りガブリアス
84 ~ 99 (45.9 ~ 54%) 乱数2発 (47.3%)
対H4振りサーフゴー
168 ~ 200 (103 ~ 122.6%) 確定1発
対HB特化ラウドボーン@たべのこし
116 ~ 138 (51.7 ~ 61.6%) 確定2発
対面相性
T込みで想定すると
不利対面マリルリヘイラッシャトドロクツキコノヨザルラウドボーン
有利対面ミミッキュハバタクカミカイリューテツノカイナサーフゴーテツノドクガセグレイブドドゲザン
相性の良い味方・構築例
このポケモンの本質は相手にテラスタルを切らせることだと思っています。だから相手に水や飛行Tを切らせたときに強い電気タイプロトムやジバコイルやストリンダー(ハイ)と強い攻撃補完があります。
またとつげきチョッキ持ちのポケモンとも物理受け特殊受けといった感じで高相性です。ウォッシュロトムに対する引き先セグレイブ等がいると立ち回りやすいです。
まとめ
今回は物理受けとアタッカーを両立させた型について考えた。A177にするか、A165まで下げるべきか。BやDをもう少し振って乱数をよくしようか。A方面ではガブリアスやテツノブジンに関して課題が残り、被ダメージ計算もかなり頑張ったが実際もう少し耐久を振りたいという課題が残っている。
おまけ(卓上論)
- フィラの実の調整についての考え方
まず相手の攻撃が自身のHP45または44%になるようにする。
44×2×0.85=74.8
このように最低乱数以外できのみが使える。(45%の場合はすべて)
45+45+45=135>133
きのみで1/3HPが回復するので、相手の攻撃を高乱数4発にできる。
この考え方を他のポケモンにも応用しやすそうなC187のハバタクカミ/シャドーボール(威力80)に適用すると、
HP207-D109
C187ハバタクカミ/シャドーボール
78 ~ 93 (37.6 ~ 44.9%) 確定3発
というようになる。しかしこれでは、ムーンフォースに対応できない。Dに振ると、
HP207-D112
C187ハバタクカミ/ムーンフォース
90 ~ 106 (43.4 ~ 51.2%) 乱数2発 (6.3%)
オボンの実では、42%あたりが目安になる。
こうした幅広いポケモンに対する確定3発調整+きのみというのは、これまであまり相性が良くなかったが、今作はテラスタルがあるためこうした調整が活きることがある。相手に抜群テラバーストを打たれたとき
90+45=135>133
相手のテラスタルを読めなくても、後手のテラスタルで高乱数3発にきのみで変えられる。特に特殊攻撃はテラバーストと同威力の80が多い。
理論的には良いが、今回はウォッシュロトムテツノツツミを意識してもう少しDに振った。ちなみにオボンの実は先ほどの42%調整で、
42×1.5+42×1.5=126>125
メガネにも耐性がある。HPを残せば仕事できるバンバドロはフィラの実と高相性だが、一般的に耐久に振る余裕があればこうした調整もきのみの発動率を考えると、オボンの実のが強い。