はじめに
注意
この育成論では、一般的に使われている略語を使用しています。H=HP,A=攻撃,B=防御,C=特攻,D=特防,S=素早さ 特化=性格補正あり252振りなど
ダメージ計算はダメージ計算ツールを使用しております。
URL: https://game8.jp/pokemon-sv/damage_calculator
コンセプトと役割
ポケモン対戦では殆どの場合、ポケモン交換を行うことで、相手より有利に立ち回ろうとします。
そのポケモン交換を一方的に歪ませられるのであれば、それだけでアドバンテージが取れるのではないでしょうか。
拘束技+交代技を持つポケモンは他にもいますが、メインウエポンで無駄なく拘束できるポケモンは他にはいません。
また、優秀な種族値の一方トドロクツキには高火力な技がありません。単なる全抜きエースとして使うには火力不足が否めません。そのため、サイクルをしながら相手を削り、最終的にはエースとして使えるような動きの方が向いていると考えられます。
持ち物
オボンのみ
交換を前提とするのでブーストエナジーの恩恵は薄いです。
耐久の向上意識でオボンのみとしています。
性格・努力値と調整
- 性格
ようき(S↑C↓)
- 努力値
H4A252B12S236
A
実数値191
相手に負荷をかけるためにぶっぱ。
S
実数値185
最速でも良かったが、少しでも耐久力を上げたかった。エースとしても使うことを考えるとテラスタル前後で一貫を取られてしまうテツノブジンテツノブジンとの対面では上を取りたかったのでそこまで抜いている。最速との間にはそこまで重要性の高い相手はいないと思われる。
H
実数値181
オボンのみの効率を考えて、最低限奇数にだけした。A,Sのあまりの20を振り切っても実数値183でありオボンのみの回復量は増えない。それなら防御や特防を上げた方が耐久指数は高くなる。
B
実数値93
トドロクツキトドロクツキ最大の弱点を少しでも補うために残りを配分。
よりサイクルを重視して耐久を増やしつつ、素早さはりゅうのまいを前提とするのであれば以下も選択肢。
一つの目安となりうるガブリアスガブリアス抜きを抜くところまでSを抑えたパターン。
いじっぱり
H60A116B76D4S252
H
実数値188
16n-1に最も近い4n+1
奇数を維持して定数ダメージが少なめな中でのオボン回復量最大
A
実数値191
ようきAぶっぱと同値
BD
あまり
S
実数値171
最速ガブ抜き抜き
技構成
くらいつく
コンセプトなので確定。
タイプ一致技かつ、お互いの交代を封じる。有利な相手を捉えられれば良し、そうでなくても後述の技で一方的に対面を操作する。
とんぼがえり
こちらもコンセプトの技。
くらいつくで交代を封じても交代することが可能。有利対面でくらいつくを撃ったあと、受けに来た耐久ポケモンから引くことを想定している。くらいつくを受けに来た相手がトドロクツキトドロクツキより早い可能性は低い。
りゅうのまい
それまでのサイクルで削った相手を上から一掃するために採用。こだわり相手にテラスタルで有利対面とした時などにも有効に働く。
テラバースト(はがね)
悪ドラゴンのタイプ一致技だと苦手とするフェアリータイプに通る技がない。飛んでくるフェアリー、ドラゴン、氷を半減できる耐性面が優秀で、あくタイプとの等倍範囲も悪くないはがねを採用。ドラゴンを重く見る場合や格闘の一貫を切りたい場合、テツノカイナテツノカイナ,ドドゲザンドドゲザン等を意識する場合フェアリーも候補に上がる。フェアリーの場合デカヌチャンデカヌチャン,クレッフィクレッフィ以外のすべてのポケモンに等倍で攻撃が可能。
なお、接触を気にしない場合や怯みを狙う場合はアイへ推奨。
テラスタル
技構成に記載の通りはがね
フェアリーのほうが優秀そうだが、等倍で攻撃をされながらりゅうまいすると先制技で縛られやすくなってしまう。また、ある程度HPがあってもカイリューカイリューの鉢巻しんそくで倒されるなどのリスクがあるためはがねを推奨。
立ち回り例
基本的には有利な対面を作り、くらいつくを撃つことで相手を拘束します。有利対面ならそのまま積めば良し、不利対面でもとんぼがえりでこちらだけ引くことができます。この際釣り出しなどの行動を相手はすることができません。これを繰り返してサイクルを有利に回していくことになります。相手に早いポケモンがいない場合などは初手に出してもとんぼがえりが有効に働くでしょう。場合によってはスカーフなどを警戒してくれる可能性もあります。
初手で行うことは推奨できませんが、速い弱点をついてくる相手と対面した際や、相手を全員倒す目処が立った際にテラスタル+りゅうのまいで勝負していきます。
特に誰の対策で出すとか1回舞えば全員倒せる等が無いため、選出する3体で動かせるか判断する必要があります。
与ダメージ計算
- くらいつく
HBラウドボーン 49.2 ~ 59.7%
H252カイリュー 38.3 ~ 45.4%(マルチスケイル 19.1 ~ 22.7%)
B4ドラパルト 111.6 ~ 132.5% 確定1発
H252サーフゴー 78.3 ~ 92.7%
無振りミミッキュ 66.9 ~ 79.2%
ばけのかわ+命の珠 89.2 ~ 101.5% 低乱数1発
H252ドオー 45.9 ~ 54.4% 乱数2発 (49.6%)
- +1くらいつく
H252サーフゴー 115.4 ~ 137.1% 確定1発
無振りテツノドクガ 103.2 ~ 122.5% 確定1発
無振りテツノツツミ 74 ~ 87.7%
無振りガブリアス 61.2 ~ 72.6%
無振りイルカマン(ナイーブ) 80.5 ~ 94.8%
H252ウォッシュロトム 64.9 ~ 77%
- テラバーストはがね
無振りハバタクカミ 176.9 ~ 209.2% 確定1発
無振りテツノブジン 106 ~ 126.1% 確定1発
無振りミミッキュ 133.8 ~ 158.4% 確定1発
H252ニンフィア 100.9 ~ 119.8% 確定1発
無振りセグレイブ 82.1 ~ 97.8%
無振りトドロクツキ 52.2 ~ 62.2%
無振りサザンドラ 47.3 ~ 56.2% 乱数2発 (82%)
無振りイダイナキバ 30.5 ~ 36.3% 乱数3発 (45.7%)
被ダメージ計算
()内はテラスタル時
こだいかっせいは珠表記と同等
特殊
C252ハバタクカミシャドーボール 19.3 ~ 23.2%
C252ハバタクカミムーンフォース 185.6 ~ 218.7% (23.2 ~ 27%)
C252珠テツノドクガヘドロウェーブ 61.3 ~ 72.9%
C252テツノツツミフリーズドライ (16 ~ 18.7%)
C252テツノツツミハイドロポンプ (50.2 ~ 59.6%)
C252眼鏡ドラパルトりゅうせいぐん (38.1 ~ 44.7%)
C252眼鏡ドラパルトシャドーボール 23.2 ~ 28.1% (46.9 ~ 56.3%)
C252眼鏡サーフゴーゴールドラッシュ 85 ~ 101.1% (42.5 ~ 50.2%)
特化サーフゴーシャドーボール 20.9 ~ 24.8% (41.9 ~ 50.2%)
特化眼鏡ウォッシュロトムハイドロポンプ 36.4 ~ 43% (73.4 ~ 86.7%)
特化眼鏡サザンドラあくのはどう 29.8 ~ 35.3%
物理
A252珠ミミッキュじゃれつく (28.1 ~ 33.1%)
A252珠ミミッキュかげうち (24.3 ~ 30.3%)
A252テラスミミッキュドレインパンチ 72.9 ~ 86.1%
特化鉢巻テラスカイリューしんそく 81.7 ~ 96.6% (40.8 ~ 48%)
A252+1テラスカイリューテラバ飛行 99.4 ~ 117.6% (49.7 ~ 58.5%)
A252ガブリアスげきりん (36.4 ~ 43%)
A252ガブリアスじしん 61.3 ~ 72.9%
A252珠トドロクツキげきりん (49.7 ~ 58.5%)
A252珠テラストドロクツキアクロバット (45.8 ~ 54.1%)
A252鉢巻ドラパルトドラゴンアロー (43 ~ 51.9%)
A252セグレイブきょけんとつげき (39.7 ~ 46.4%)
苦手なポケモン
テツノカイナイダイナキバドドゲザン等 格闘や攻撃技が通らない相手。
ヘイラッシャアーマーガア等高耐久ポケモン。
ハバタクカミ等襷が残ったポケモン。
相性の良い味方・構築例
サーフゴー
あのサザンドラとタイプが一緒なので相性が悪いはずがない。じめんだけ更に裏で受けられるようにする必要はある。
耐久ポケモンの対策としてスカーフトリックなど推奨。
ウォッシュロトム
じめん無効かつ交代技を持つポケモン。トドロクツキで受け出しをしすぎるとりゅうのまいができなくなるので、後攻ボルチェンなどからお膳立てしてあげたい。
コータス
苦手なフェアリーを受けることができる。こだいかっせいの起動に加えて、ステロ+あくびでサイクルを更に有利にできる。さらには、じわれで耐久ポケモンを退場させられる可能性もあり。おにびやふんえんで弱点の物理耐久のサポートも可能。
サイクル構築なので苦手な相手に関しても裏で対応できるのであれば問題ありません。
構築全体でコンセプトに合わせる必要はあります。