はじめに
本育成論を見て頂きありがとうございます。Azsと申します
初投稿となりますので、至らぬ点があるかと思いますがよろしくお願いします。
- 本育成論ではHABCDS等の非公式用語を用います
- 被ダメ、与ダメ等の計算時の個体値は全て31を想定としています
ステルスロックについて
ステルスロック(以下ステロ)という技は、撒いた時点で相手に1/8のダメージを強制でき、サイクルが重要とされるポケモン対戦では見ない日はない技であり、高い耐久力を持つカバルドンカバルドンや、物理相手ならどくびしを撒きながらステロと両立できるキラフロルキラフロル、111という高い素早さからリフレクター、ひかりのかべ、アンコールなど豊富な補助技を覚えるサケブシッポサケブシッポなどが代表されます。
では何故、そんな優秀なポケモン達を差し置いてルガルガン(まひる)ルガルガンを採用するのか、ご紹介します。
差別化点
差別化点は主に2つ、112という素早さとちょうはつを両立できる点にあります。
- 素早さ
ステロを撒けるポケモンの中でダグトリオダグトリオ(S120)に次ぐ2番目の速さであり、優秀なステロ要因として記載したサケブシッポサケブシッポの素早さをわずか1だけ上回る絶妙な数値となっており、現環境にダグトリオダグトリオがほぼ居ない事から、実質的にルガルガン(まひる)が最速のステロ撒き要因となりうる事が可能なのです。
- ちょうはつ
ちょうはつ(以下挑発)という技は、相手に攻撃技しか使用出来なくするという技ですが、S112という素早さを活かし、サケブシッポサケブシッポやテツノワダチテツノワダチ、あのガブリアスガブリアス等の上から挑発を打てる事により、相手のステロ展開や壁展開を拒否しながらステロを撒く、ということができるのです。
言わずもがなステロと挑発を両立できるポケモンの中では最速であり、サザンドラサザンドラやワルビアルワルビアル等には出来ない、大きな差別化点と言えるでしょう。
特性
- するどいめでの採用
一定数存在する光の粉ミミッキュミミッキュや小さくなるフワライドフワライド等に安定して挑発を入れられる様に、するどいめでの採用をオススメします。
すなかきは活きる場面が対カバルドンカバルドンしかなく、ふくつのこころは、上から怯ませてくるポケモンがスカーフサザンドラサザンドラのあくのはどうや、スカーフガブリアスガブリアスのアイアンヘッドなどがありますが、現状スカーフサザンドラサザンドラの数が少ないこと、スカーフガブリアスガブリアスは、岩タイプであるルガルガン(まひる)ルガルガンに対してじしんから入ってくる事が多い点から、採用までには至りません。
持ち物
きあいのタスキ
確定です。耐久値が高いとは言えないので不一致じしんや等倍高火力技ですら一撃で倒されかねません。
性格.努力値の調整
- 性格
ようき(S↑C↓)
Sは最速、耐久値と攻撃を下げる理由は無いので使わないCを下げるようきで確定です。
- 努力値
H28 B228 S252
- HB
ようきドラパルトドラパルトの鉢巻ドラゴンアロー確定耐え(83.1~98.7%)
いじっぱりセグレイブセグレイブのつららばり(5発)高乱数切り耐え(87.7~107.2%) 乱数1発(6.18%)
- S
コンセプトに則り最速
テラスタル
タスキがあれど、連続技に対しては貫通して倒されてしまう為、ドラパルトドラパルトの鉢巻ドラゴンアローや、セグレイブセグレイブのつららばりを半減できるはがねがオススメです。地面技が一貫してしまうので注意。
技構成
- 確定
がんせきふうじ
相手の素早さを下げながら攻撃できる技です。後続の起点にできたり、カイリューカイリューやトドロクツキトドロクツキ等のりゅうのまいのs上昇を打ち消したり、ルガルガン(まひる)より速いテツノツツミテツノツツミやハバタクカミハバタクカミに打てばタスキで耐えながらsを下げ、上からもう一度行動出来るようになり、非常に優先度の高い技です。
ステルスロック
コンセプトにより確定です。この技でカイリューカイリューのマルチスケイルや相手のタスキを潰したり、ダメージ蓄積によりサイクルを有利にする事ができます。
ちょうはつ
相手に攻撃技しか使用出来なくする技です。サケブシッポサケブシッポの上から打つことができ、相手のステロ.壁展開やあくび、でんじは等の補助技を防げるので確定です。
- 選択
がむしゃら
自分のHPと相手のHPを同じにする技です。タスキと相性が良く、耐久値が低くHPが1になりやすいルガルガン(まひる)ルガルガンにとってはステロを撒いた後の有効な攻撃手段になります。今回はこちらを採用していますがゴーストに効かない点は注意。
ほえる
必ず後攻になる代わりに相手を交代させる技です。ステロと相性が良く、相手の起点回避にもなるので有用です。
にほんばれ
天候を晴れにする技です。後続に古来パラドックス(トドロクツキ.ハバタクカミなど)が居る時や雨イルカ展開(あめふらし+イルカマン(ナイーブ)イルカマンの並び)に対する牽制などに使えます。
与ダメージ計算
- がんせきふうじ
無振りテツノツツミテツノツツミ
51.9~64.1% 確定2発
無振りハバタクカミハバタクカミ
46.9~56.1% 乱数2発(83.9%)
H252カイリューカイリュー
マルチスケイル時 20.2~24.2%
マルチスケイル破壊後 40.4~48.4% 確定3発
ステロ+マルチスケイル破壊後 65.1~73.2% 確定2発
無振りテツノドクガテツノドクガ
74.8~89.0%(確定2発)
無振りセグレイブセグレイブ
44.2~51.5% 乱数2発(8.5%)
H252ウルガモスウルガモス
112.5~133.3% 確定1発
被ダメージ計算
A252ドラパルトドラパルト
ドラゴンアロー
ようき 83.1~98.7% 確定2発
いじっぱり 90.9~109% 乱数2発(50%)
A252セグレイブセグレイブ
つららばり5発
ようき 81.1~100.6% 乱数1発(0%)
いじっぱり 87.7~107.2% 乱数1発(6.18%)
A252カイリューカイリュー
しんそく(ノーマルテラスタル)
いじっぱり 35.7~42.8% 確定3発
苦手なポケモン
きあいのタスキを貫通してくるのでキツいです。ドラパルトドラパルトはようき鉢巻持ちまでなら確定で耐えますがドラゴンテラスタルを切られると確1、セグレイブは5発当たっても高乱数で耐えますが、急所の思考回数が多いこと、こおりテラスタルや鉢巻持ちが一定数存在することからあまり安定はしません。
- サーフゴーサーフゴー
特性により挑発やほえるが通らず、がんせきふうじも半減、がむしゃらは無効にされるので身代わり型やトリック型などには起点にされます。
- テツノツツミテツノツツミ
ルガルガン(まひる)ルガルガンより速いので上からクイックターン→スカーフガブリアスガブリアス等の立ち回りをされると迅速に処理されてしまいます。がんせきふうじを打てば確定2発なので、引かれてもケアできるようにまずはs操作から入りましょう
相性の良い味方
- カイリューカイリュー
ルガルガン(まひる)が誘う地面タイプに強く、ステロを撒いた後であればノーマルテラスしんそくで全抜きを狙ったり、がんせきふうじのs下降を利用してアンコールを入れたり無限の立ち回りが可能です。
がむしゃらでHPを1にした後であれば、C上昇テツノドクガテツノドクガでニトロチャージ、A上昇トドロクツキトドロクツキでスケイルショットを積めば、ほぼ無償でSを上げつつ、エナジーにより攻撃能力の上昇によりエースになることが可能です。他にも、じしんかじょうのギャラドスギャラドスやウェーニバルウェーニバルも似たようなことが可能ですが、こちらはヘイラッシャヘイラッシャやラウドボーンラウドボーンの天然持ちのポケモンに無効化される点は注意。
おわりに
ここまで読んで頂きありがとうございました
初めての育成論投稿だったので、拙い部分もあるあったかもしれませんが、ルガルガンの強さ.便利さを皆さんにお教えできたかと思います。
このパラドックス環境、準伝説解禁後も十分に活躍できる性能はあると思いますので、是非とも使ってみてください。