サーフゴー- ポケモン育成論SV

はじめに

今回はSVから登場した新ポケモンである、サーフゴーについての育成論を書きたい。サーフゴーは半減が多く、弱点が少なめのな鋼、ゴーストというタイプを持つ。また、変化技を無効にできる特性の黄金の体を持ち、数値も高いという優秀なポケモンだ。なお、本論ではHABCDSといった非公式の略語や、種族値、個体値、努力値のような非公式の名称を使用することがある点に留意して読み進めて頂きたい。

採用理由と役割

変化技を無効にする特性から起点作りポケモンに対し、あくびや吹き飛ばしなどで流されない強みを持つ。また、強力な技【きのこのほうし】を持ち、特性テクニシャンからの高い火力を押し付けてくるキノガッサに対して格闘は無効、草岩は半減にできるので簡単に勝つことが出来る。従って、起点作りポケモンに対する対策兼キノガッサに対する対策の駒としての役割を持つことを理由に採用するのが良いだろう。

持ち物

起点作りポケモンとして広く使用されているカバルドンに対して、地震を無効にすることで強く出ることが出来るため風船とする。また、ディンルーに対しては悪タイプを持っており、悪技で落とされてしまうが、起点作りとして使われているディンルーは悪タイプの技はカタストロフィのみの場合が多い。カタストロフィは命中不安の技であることや、後述する身代わりが自身のHPが半分以下である場合は割れない事などから地震を無効にできる風船があるとある程度強く出ることが出来る。
キノガッサが採用する事があるじならしを無効にできるため、交代読みなどで倒されづらい。

食べ残しやスカーフなどの選択肢もあるが、今回は明確な役割対象に対して強い風船とした。

特性

ひとつしかないので黄金のからだで固定。変化技を無効にできるため、あくびや吹き飛ばしなどを受けない。

性格・努力値と調整

相手になるべく大きく負荷をかけたいため、C特化。余りをHに振って身代わりを使う都合上HPを奇数にしたいため244で止める。無振り同士の同速ではSが早い方が有利なので4振り。余った8はBDに振分けた。

技構成

・ゴールドラッシュ
鋼特殊技。命中安定で高い火力を誇る。打った後特攻が一段階下がってしまうことには注意しなければならないが 、サーフゴーの中でも安定した高火力技なので優先的に採用したい。この技が最大打点になることが多い。
・シャドーボール
ゴースト特殊技。火力は並程度だが、タイプ一致で打てる点と、追加効果にDダウンがあることで硬いポケモンも強引に突破できる可能性がある点から採用。ゴーストタイプは通りがいいので打つ機会は多い。
・マジカルシャイン
サーフゴーに有利な悪タイプや、優秀なポケモンが多いドラゴンタイプに対して有効打となる。他にも候補として特殊受けに対して強く出れるサイコショックなどがあるが、今回は悪タイプに対する打点を持ちたいと考えてマジカルシャインを採用した。
・身代わり
有利なポケモンに対してサーフゴーを繰り出した場合は、変化技で流すことが出来ないため交代されることが多い。交代に対して有効な技としては他にも悪巧みなどがあるが、不利ポケモンに対して攻撃を受けて確実に耐える耐久や、相手のポケモンを超えるすばやさを用意することが難しいと感じたため今回は身代わりとした。上で範囲を広げるような技構成にしたのも、身代わりを盾に1度殴る時に相手により大きなダメージを与えることを目的としたものである。

テラスタル

サーフゴーの弱点であるゴーストと悪を半減にすることが出来、元の耐性との相性もいい悪とした。ここに関しては考察があまり出来ていない部分であるため、他に有用なものがあればコメントを頂きたい。

与ダメージ計算

D4振りキノガッサ
マジカルシャイン 112.5〜133.3パーセント
シャドーボール 84.4〜100パーセント
H4振りトドロクツキ
マジカルシャイン 113.3〜135.5パーセント
HD特化カバルドン
シャドーボール 31.1〜37.6パーセント
ゴールドラッシュ 47.4〜55.8パーセント
HD特化ディンルー
シャドーボール 12.2〜14.5パーセント
ゴールドラッシュ 35.8〜42.7パーセント
マジカルシャイン 32.8〜38.9パーセント

被ダメージ計算

ようきAぶっぱキノガッサ
タネマシンガン 3発 24.8〜31パーセント
5発 41.4〜51.8パーセント
がんせきふうじ13.9〜16.5パーセント
A特化ミミッキュ(珠)
かげうち 41.9〜49.7パーセント
シャドークロー 72.5〜86パーセント
無振りラウドボーン
フレアソング 53.8〜65.2パーセント
A特化鋼テラスタルハッサム
バレットパンチ 19.6〜23.8パーセント
どろぼう 61.1〜72.5パーセント

苦手なポケモン

Sがそこまで早くないため、身代わりがない状態で対面した時にそのまま負けることが多い。また、特化してもタイプ一致高火力技がゴールドラッシュかてっていこうせんしかないため、一撃で倒すことが難しい。なので、悪やゴースト、炎などの高火力アタッカー全般が苦手である。また、本論ではサイコショックを採用していないため、ラッキーやドオーなどの特集受けに対しても不利である。幸いゴーストタイプを持っていることでロックされてしまうことがないため、不利対面が出来たら大人しく引く方が良いだろう。