はじめに
- 本論では、HP:攻撃:防御:特攻:特防:すばやさをH:A:B:C:D:Sと表記します。
- ダメージ計算はポケソル様のものを使用させていただきます。
- 1部技名など略称を用いることもありますが、あらかじめご理解頂けたらと思います。
サケブシッポサケブシッポとは?
- パラドックスポケモン特有の高種族値であり、その中でも、HBDSが突出している
- 多彩な補助技を持ち、多種多様な起点作りを行うことが出来る上に、高いSにより挑発に対しても強い。
- 弱点も3つのみであり、どの弱点技も威力の高い汎用技が無いことも相まって、擬似的な行動保証に近いものがある。
コンセプトと役割
今回は、多種多様な補助技の中で、先発ステルスロック撒きとしての採用を基礎として型の考察を行った。
理由として、前期猛威をふるっていたカイリューの続投に加え、ブーストエナジーにより超高速アタッカーへと昇華するパラドックスポケモンへの切り返し用のきあいのタスキが多くなると予想したためである。
同じ役割を持つポケモンへの差別化は後述する。
持ち物
オボンのみ
高い耐久指数と相まって、確定数の変わる攻撃が多く存在するため採用。
混乱実でも良いが、発動条件の達成ハードル等を加味し、本論では、はオボンのみを推奨とする。
特性
こだいかっせい
晴れやブーストエナジーに関して一切のシナジーを作らないため、本論では、相手の晴れにタダ乗り出来る以外の利点は無しとする。
性格・努力値と調整
H252:A4:B84:D12:S156↑
- Sラインを挑発ケアで最速
サザンドラサザンドラ抜きに調整
- 残りを耐久最高率に分配
- 余った4を攻撃に振る
この手順で努力値を決定した。
最速にすることでテツノドクガテツノドクガを抜くことが出来るため、最速運用でも十分可能。
本論では、サケブシッポよりSの速いポケモンに対しては、がんせきふうじから入ることを推奨するため、メジャーな挑発ラインであるサザンドラサザンドラをベースに努力値を振り分けた。
サザンドラサザンドラ以上の高速挑発が流行した際には、再度努力値を見直す可能性がある。
B:の努力値を44まで落とすことで、いじっぱり252振りのカイリューのノーマルテラスハチマキしんそくが、乱数約9割→確定2発になり、オボンのみ込で2耐えになるため、こちらは環境の母数次第で推奨とする。
技構成
ステルスロック
後続のタスキ潰しがメインの技。
ブーストエナジーによるすばやさ上昇を切り返しに来るきあいのタスキの採用が増えると予想し、積極的に撒きたい技。
アンコール
積みポケモンの起点の回避や、起点作りに対してこだわらせたりと非常に汎用性が高い。
後述する2つの技との親和性も抜群であり、がんせきふうじ→アンコールorかなしばりの択を取れるのは魅力的。
かなしばり
サケブシッポサケブシッポへの打点を失わせ行動回数を稼いだり、アンコール→かなしばりによって悪あがきを誘発させたりと、非常に強力な技。
こだわりアタッカーをガン起点にすることが出来る。
がんせきふうじ
無効タイプの無いS操作わざ。
対面のタスキを潰しつつ、すばやさ関係を逆転させることが出来る。
アンコール,かなしばりとの相性が抜群であり、交代先への負荷にもなる非常に強力な技。
テラスタル
- 岩
テラスタルは行わない
一応、岩テラスタルがんせきふうじで、ウルガモスウルガモスを乱数25%で落とせるようになるが、使う機会ないと言っても良い。
立ち回り例
サケブシッポサケブシッポよりSが高い場合
- がんせきふうじを選択
- 2耐え出来ない→かなしばり,2耐え出来る→アンコールを選択
- 直前のターンにかなしばり→ステルスロック,直前のターンにアンコール→かなしばり
- 直前のターンにかなしばり→ステルスロック
p.s:アンコール→かなしばりで悪あがきになります
サケブシッポサケブシッポよりSが低い場合
上記の手順の1をステルスロックに変更。
このような立ち回りをすることで、かなり安定したステロ撒きとしての立ち回りが可能になる。
悪あがきまで持っていけた場合は、相手は、切るか後続へのがんせきふうじを甘えないといけないため、かなりリターンは大きい。
デカヌチャンデカヌチャンとの差別化
最も大きい差別化点は、サケブシッポサケブシッポ以外この技構成を組むことが出来ないという点である。
この時点で、全てのステロ撒きとの差別化と言っても過言では無い。
更に耐久指数においても大きく差があり、
サケブシッポサケブシッポ
H115:B99:D115
デカヌチャンデカヌチャン
H85:B77:D105
このように、完全上位互換と言える指数を誇る。
この数値の差によって、不意のテラスタルによる弱点を耐えるかどうかが変わるため、仕事のしやすさ、先発での出しやすさが大きく異なると言える。
与ダメージ計算
与ダメージ計算は、全てがんせきふうじで行う。
vsウルガモスH4ウルガモス
57.2%~69.6%(確定2発)
vsテツノドクガH4テツノドクガ
32.0%~38.5%(乱数3発99.43%)
vsハバタクカミH4ハバタクカミ
20.7%~24.5%(確定5発)
被ダメージ計算
被ダメージ計算は、本論の努力値配分にて行う。
vsハバタクカミC252ムーンフォース
33.8%~39.7%(確定3発)
vsハバタクカミC252シャドーボール
56.8%~67.6%(確定2発)
p.s:ムーンフォース+シャドーボールをオボン込確定耐え。
vsサザンドラサザンドラC252こだわりメガネ鋼テラスタルラスターカノン
79.3%~94.6%(確定2発)
vsサーフゴーサーフゴーC252ゴールドラッシュ
83.8%~98.2%(確定2発)
vsガブリアスA252アイアンヘッド
38.8%~46.0%(確定3発)
vsカイリューA↑252ノーマルテラスハチマキしんそく
47.8%~56.8%(乱数2発85.93%)
vsドラパルトC252こだわりメガネシャドーボール
68.5%~81.1%(確定2発)
その他コメント欄にて希望があれば、随時追加する
苦手なポケモン
こだわりトリックのポケモン全般
起点作りの宿命というべきか、こだわりトリックに対する回答は持ち合わせていない。
しかし、ブーストエナジーによるS上昇により、こだわりスカーフを持っても抜けないといったケースも増えるため、これらの採用は減少すると考えられる。
相性の良い味方
トドロクツキトドロクツキ
パラドックスポケモンの積みエースの代表格。
ブーストエナジーによるすばやさ上昇とりゅうのまいにより、こだわりスカーフの上から敵を攻撃出来る点が超強力。
タスキさえなければ全抜きできる場面も多いため、ステロ撒きと相性が良い。
カイリューカイリュー
ノーマルテラスハチマキしんそくのスイープ性能が、ステルスロックと相性抜群である。
ブーストエナジーによるS上昇したパラドックスポケモンの上から行動できるため、再度を流行る可能性あり。
終わりに
いかがだったでしょうか?
個人的には、新しいステロ撒きの顔としてこれから流行っても良いと感じるほど強い型になったと考えております。
ぜひ、使ってみてください。