はじめに
初めて育成論を投稿します、Re:カバると申します。
そのため至らない点があるかもしれませんがご了承ください。
また、アドバイス等はコメントにお願いします。
またダメージ計算はhttps://sv.pokesol.com/calcこちらのポケソル様のツールを使用しています。
本論ではHP、攻撃、特攻、防御、特防、素早さをそれぞれH、A、B、C、D、Sと略します。
また公式ではない漢字表記を用いることがあります。
ex:こだいかっせい→古代活性
コンセプトと役割
2月からのシーズン3からパラドックスポケモンが解禁されますがブーストエナジーの都合上、パラドックスポケモンを複数採用するのは難しいです。バチンウニバチンウニやコータスを採用すれば可能ですが、未来と古来の両立は難しいです。
また、ブーストエナジーは手持ちに戻すと効果が消えてしまうため、カバルドンカバルドンのあくびや吹き飛ばし、日照りによる展開も天候書き換えに弱く、それらを前提にした型は対策が容易です。
そこでトドロクツキトドロクツキの持つ高種値を活かし、古代活性に頼らない型を考察していきます。
具体的にはサイクル戦の積みアタッカーとしてトドロクツキを運用していきたいと思います。あわよくば相手のコータスの日照りに乗っかりたい
持ち物
ラムのみ
相手のコータスコータスのあくび、ウォッシュロトムロトムの電磁波、ラウドボーンラウドボーンの鬼火、あくびなどで積みを阻害されない為採用しました。基本的にラムのみ推奨です。
命の球
火力がバカになります。具体的にはHB特化コータスがA1段階上昇古代活性地震でワンパンできるようになります。ブーストエナジーと違い一度手持ちに戻しても効果が続くことが魅力です。それでもブーストエナジーでいい気がしますが
イカサマダイス
後述するスケイルショットとの併用になります。攻撃しながらSを上げれる優秀な技ですがBが下がってしまい、先制技などに弱くなってしまう為、おすすめ度は低いです。
特性
こだいかっせい
特性がひとつしかないため確定です。
古代活性に頼らないとは言いましたが、コータス入りのパーティーなどには先発に出してただ乗りを狙うことも可能です。
性格・努力値と調整
性格はコンセプトの都合上、素早さにあまり努力値を振らないためいじっぱり一択です。
調整案1
H84 A236 B100 D4 S84
素早さは最速サーフゴーサーフゴー抜き、物理耐久はA特化キノガッサのマッハパンチ+砂ダメ3回耐えを目安に調整しています。また、砂などのダメージを抑える為にHの実数値は16n-1調整になっています。
本論ではこの調整を前提にダメージ計算を行っています
調整案2
H68 A252 S188
素早さは最速ミミッキュミミッキュ抜き調整。この調整は耐久力が落ちてしまい、本論のコンセプトのサイクル戦に弱くなってしまうため、不採用としました。
しかし、この場合H実数値が10n-1となる為、命の珠を持たせる場合は後述する調整案3と選択になります。
調整案3
H68 A236 B116 D4 S84
先ほどの調整案1をH実数値が10n-1調整にしたものです。前述した通り、命の珠を持たせる場合はこちらか調整案2を推奨します。
技構成
- 確定枠
じしん
ドドゲザンドドゲザンなどの鋼タイプへの打点として有用です。また、相手の先発に出てきたコータスに確定2発を取れることも魅力的です。
りゅうのまい
本論のコンセプトが積みエースのため当然採用。ラムのみを持つことであくびなどにあと投げして積むことができます。
- 選択技
テラバースト
後述するテラスタイプを鋼以外にするのであればタイプ一致技として採用します。テラスタイプが鋼の場合、後述するアイアンヘッドを採用します。
かみくだく
後述するじごくづきとの選択になります。追加効果の20%の確率の防御ダウンがサイクル戦において負荷をかけやすいことが強みです。
じごくづき
前述のとおり、かみくだくとの選択になります。こちらはニンフィアニンフィアやラウドボーンラウドボーンのあと投げを牽制できることが魅力ですが、テラバーストや悪技で弱点をつける対面のため防御ダウンを重視して不採用としています。
はねやすめ
サイクル戦において回復技は強力なため、是非とも採用したい技ではありますが、本論のトドロクツキは積みアタッカーのため技範囲を重視し、不採用としています。
ちょうはつ
受けポケモンに強く出れるようになる強力な技ですが、はねやすめ同様、技範囲を重視し不採用としています。
スケイルショット
前述したイカサマダイスとの併用になります。強力な技ですが、前述のとおり先制技に弱くなってしまうため、不採用としています。
ドラゴンクロー
持ち物をイカサマダイス以外にする場合のドラゴン技です。威力がやや低く、また打ちたい対面があまりないため、不採用としています。
げきりん
一応ドラゴン技の選択肢ですが、げきりん中はテラスタルすることができず、フェアリータイプに隙を見せてしまうため、不採用としています。
アイアンヘッド
前述したとおり、テラスタイプを鋼にした場合の一致技です。本論では毒テラスタルを採用しているため、不採用としています。
テラスタル
どく
基本的に毒推奨です。選択肢としてはフェアリータイプを半減できる鋼と炎がありますが、鋼だと格闘技が一貫してしまい、炎の場合テラバーストの役割対象が後述する地震とかぶっている為です。しかし、いずれのテラスタイプを選択しても地面技が効果抜群のため、地面技の一貫を切れるポケモンを同じパーティーに採用することを推奨します。
立ち回り例
基本的にサイクル戦において隙を見つける、またはあくびなどの対面操作を行って龍の舞を積み、そこから全抜きを狙います。
起点にできるポケモン
コータス 相手の日照りにただ乗りしましょう。
サーフゴー スカーフトリックしてくる型だけ注意。
マスカーニャ こちらもスカーフトリックに注意。
じゃれつくを警戒するならテラスタルしましょう。
カバルドン あくびをラムのみで防いで積むことができます。しかし、くらいつくを警戒して引いてくることもあるため注意です。
キノガッサ 毒テラスタルすることで安全に積むことができます。地ならしだけは注意。
与ダメージ計算
かみくだく(以下カッコ内はA1段階上昇時)
HBサーフゴー 59.8〜72.2% 確定2発
HBラウドボーン 54.1〜63.8% 確定2発
Hドラパルト 101.6〜120.0% 確定1発
B4ガブリアス 44.3〜52.6% 低乱数2発
(66.2〜78.7% 確定2発)
B4テツノツツミ 53.5〜64.2% 確定2発
じしん
毒テラバースト
Hマリルリ 89.9〜108.3% 中乱数1発
(136.3〜160.4% 確定1発)
Hニンフィア 108.0〜128.8% 確定1発
H4ハバタクカミ 96.2〜113.0% 高乱数1発
(142.0〜168.0% 確定1発)
Hテツノブジン 94.0〜112.8% 中乱数1発
(140.4〜169.9% 確定1発)
HBサケブシッポ 51.4〜60.4% 確定2発
被ダメージ計算
素のトドロクツキ
A特化鉢巻ノーマルテラスタルカイリューの神速
69.7〜82.2% 確定2発
A特化キノガッサのマッハパンチ
69.2〜81.7% 確定2発
A特化A2段階上昇ゴーストテラスタル珠ミミッキュの影撃ち
30.4〜36.7% 低乱数3発
C特化サーフゴーのゴールドラッシュ
58.7〜69.7% 高乱数2発
A特化マスカーニャのトリックフラワー
26.8〜31.5% 確定4発
毒テラスタルしたトドロクツキ
A特化キノガッサの格闘テラスタルマッハパンチ
23.0〜27.3% 中乱数4発
C特化サーフゴーのきあいだま
19.8〜23.0% 高乱数5発
A特化マスカーニャのじゃれつく
22.5〜26.8% 低乱数4発
A特化マリルリの水テラスタルアクアジェット
34.5〜40.9% 確定3発
陽気テツノブジンのインファイト
30.9〜36.7% 中乱数3発
陽気テツノブジンの地面テラバースト
82.8〜98.5% 確定2発
臆病ハバタクカミのシャドーボール
33.5〜39.8% 確定3発
臆病テツノツツミのハイドロポンプ
44.0〜51.9% 低乱数2発
苦手なポケモン
基本的にトドロクツキより速いポケモンは苦手です。Sが1段階上昇したトドロクツキより速いポケモンは具体的にはブーストエナジーを持ったハバタクカミハバタクカミやテツノブジンテツノブジンなどです。この2体はいずれもフェアリー技を持っており毒テラスタルを切らざるを得なくなったり、それを読んでテラバーストなどを撃たれると裏のポケモンの先制技圏内に入ってしまいます。
また気合いの襷などの行動補償も苦手のため他のポケモンであらかじめ潰しておく必要があります。
他にも単純に固いヘイラッシャヘイラッシャも苦手です。
相性の良い味方・構築例
- アーマーガアアーマーガア
イチオシのポケモンです。テラスタルする前、した後ともに相性補完がよく、挑発を覚えるため前述したヘイラッシャを完封することができたり、蜻蛉返りによって対面操作ができます。
- カバルドンカバルドン
前述した相手の襷などを潰せる他、ステルスロックによってトドロクツキの微妙に足りない火力を補えます。また、あくびによる対面操作も可能です。
あとがき
いかがだったでしょうか。上手くハマればドヤれるポケモンなのでぜひ使ってみてください。