はじめに
こんにちは!ストという者です。今回はカマスジョーについて考察したいと思います。
注意事項
- この育成論ではHP=H、こうげき=A、とくこう=C、ぼうぎょ=B、とくぼう=D、すばやさ=S、などの略称を使います。
- ダメージ計算はhttps://sv.pokesol.com/calcを参照しています
- 努力値は、C以外の個体値がすべて31であることを前提に設定しています。ケースに応じて調整してください。
- 不明な点などがありましたらコメントで指摘していただけるとありがたいです。
カマスジョーとは?
剣盾初登場のポケモンです。合計種族値は
H61A123B60C60D50S136
の合計種族値490と少ない数字がAとSに振られており、多くのポケモンに先手で高いダメージを与えることができるポケモンです。焼いたら美味しそう
採用理由
現在解禁されているポケモンの中でマルマインとドラパルトの次に速いポケモンであり、じめん、どく、みず、かくとうタイプなど、ドラゴンに多いフェアリー、はがね、どく、ほのおのテラスに弱点をつける物理技を覚えるのであとはこおりタイプの技を覚えさせればドラパルト以外のドラゴンタイプがテラスしてもしなくても上から殴ることができ、Aも低くはないので高いダメージをあたえることが与えられるのではないかと思い採用にいたりました。
※追記
パラドックスが追加されましたが、特性を発動されない限りはすばやさ順はこのままです。(テツノツツミは同速)
持ち物
きあいのタスキ
素の耐久が御三家進化前のアチゲータやウェルカモに劣り、弱点とはいえAに252振ったニャオハ(A種族値61)のタネばくだんが乱数一発になるぐらいには脆いのでタスキじゃないときついです。
特性
- すいすい
すいすいにすることで準速でも雨化のフローゼルの上を取ることができ、インファイトでH4振りのフローゼルを確定2発で倒すことができます。というかもう一つの特性がシングル向きではない
性格・努力値と調整
性格:いじっぱり
努力値:H4 A252 S252
実数値:H137 A192 B80 C80 D70 S188
(最速118族(現時点では全ポケモン中ルチャブルのみ)までなら抜ける)
調整意図
上にも書いた通り耐久がすごく低いので耐久に振ってドラパルトのドラゴンアローなどの連続技にやられないようにするよりかAやSに振ったほうが強いと思ったためこの調整になりました。性格をようきに変えることで最速マスカーニャを上から殴れるようになるため、いじっぱり以外ならようきがおすすめです。
※追記性格ようきの場合の実数値
H137 A175 B80 C80 D70 S206
テラスタル
- こおり
ガブリアスなどのこおり弱点を上から殴って一撃で倒したいというのがこの型のコンセプトなのでこおり一択です。
技構成
- 確定枠
テラバースト
他に覚える氷タイプの物理技がこおりのきばしかないので採用
- 選択枠
インファイト
ドラゴンが鋼テラスをしてきた場合やドドゲザンに弱点がつけるための候補
H4サザンドラが相手なら68%の乱数で倒せる
アクアブレイク
ドラゴンが炎テラスをしてきた場合やラウドボーンに弱点をつけるための候補
HB特化ラウドボーンを確定二発で倒せる
どくづき
ドラゴンがフェアリーテラスをしてきた場合に弱点をつけるための候補
B4振りのフェアリーテラスガブリアスに(55.8%~65.6%)で確定2発だがさめはだでタスキが削られてしまうので、ガブリアスにこの技から入るのはおすすめしません。
ドリルライナー
ドラゴンがはがねテラスをしてきた場合やサーフゴーに弱点をつけるため候補
H252振りサーフゴーを確定二発で落とせる
アクアジェット
先制技が欲しい場合の候補
立ち回り例
初手から出すとだいたいカイリューやタスキ持ちで止まるのでまずデカヌチャンやオーロンゲなどで起点を作ることをおすすめします。
カマスジョーというポケモンは環境に多いポケモンじゃないしすいすいをいかしてくさテラスやでんきテラスでフローゼルを狩る型が多いという印象自分はそれ以外見たことないなのでこおりテラスは読まれにくくドラゴンと対面してもそのまま居座ってくれるのでそのまま倒してしまいましょう。ドラゴンの中でも固いカイリューでもステロと合わせてテラバーストで高乱数で一撃で倒せます。今の環境ドラゴン二体採用も珍しくないのでもし裏から二体目のドラゴンが出てきた場合テラバースト読みでほぼ確実にテラスをしてくれるのでそれに合わせて弱点をつける技をうちましょう。もしテラスタイプを読み違えてもタスキでもう一度だけ動けるので倒せなくても満身創痍にはできます。
略すと上から弱点をついてどんどん倒すみたいな脳筋戦法ということです。
与ダメージ計算(いじっぱり)
- テラバースト(こおり)
B4ガブリアス 111.5~131.2% 確定一発
無降りサザンドラ63.5~75.5% 確定二発
HB特化カイリュー(マルチスケイル有)36.4~43.5% 確定三発
HB特化カイリュー(マルチスケイル無)72.5~86.9% 確定二発
無振りマスカーニャ86.1~102.0% 乱数一発
HB特化ドオー43.9~52.9% 乱数二発
- アクアブレイク
H252ウルガモス113.6~134.4% 確定一発
B4ガブリアス(炎テラス)86.4~102.8% 乱数一発
HB特化ラウドボーン52.2~62.6% 確定二発
HB特化ドオー64.2~76.0% 確定二発 ※ちょすいは考慮しないものとする
HB特化キョジオーン44.5~53.2%乱数二発
B4セグレイブ(じめんテラス)86.4~102.2%乱数一発
B4テツノドクガ147.1~174.2%確定一発
B4ハバタクカミ93.1~110.8%乱数一発
- インファイト
B4サザンドラ94.7~111.4%乱数一発
HB特化ドドゲザン98.6%~116.0%乱数一発
B4ガブリアス(はがねテラス)82.0~97.3%確定二発
H4フローゼル72.1~85.1%確定二発
HB特化カイリュー₍マルチスケイル有)(ノーマルテラス)27.3~32.4%確定四発
HB特化カイリュー(マルチスケイル無)(ノーマルテラス)54.6~64.7%確定二発
B4セグレイブ81.1~95.8%確定二発
B4テツノツツミ99.3~117.6%乱数一発
- どくづき
B252ニンフィア58.9~69.5%確定二発
HB特化オーロンゲ44.6~53.3%乱数二発
B4サザンドラ(フェアリーテラス)62.3~74.3%確定二発
HB特化ラウドボーン(フェアリーテラス)33.2~39.9%乱数三発
無振りマスカーニャ86.1~102.0%乱数一発
B252マリルリ51.5~60.6%確定二発
- ドリルライナー
H252サーフゴー52.6~61.9%確定二発
B4セグレイブ(はがねテラス)53.7~64.3%確定二発
B4ガブリアス(はがねテラス)55.8~65.6%確定二発
HB特化ドオー39.7~47.3%確定三発
与ダメージ計算(ようき)
- テラバースト(こおり)
B4ガブリアス 100.6~120.3% 確定一発
無降りサザンドラ58.7~69.5% 確定二発
HB特化カイリュー(マルチスケイル有)34.4~40.5% 確定三発
HB特化カイリュー(マルチスケイル無)68.7~80.9% 確定二発
無振りマスカーニャ78.2~92.8% 確定二発
HB特化ドオー40.6~48.2% 確定三発
- アクアブレイク
H252ウルガモス104.2~123.0% 確定一発
B4ガブリアス(炎テラス)79.8~95.1% 確定二発
HB特化ラウドボーン48.4~57.9% 乱数二発
HB特化ドオー58.3~69.2% 確定二発 ※ちょすいは考慮しないものとする
HB特化キョジオーン40.6~49.3%確定三発
B4セグレイブ(じめんテラス)79.0~92.7%確定二発
B4テツノドクガ133.0~158.8%確定一発
B4ハバタクカミ85.4~101.6%乱数一発
- インファイト
B4サザンドラ86.3~101.8%乱数一発
HB特化ドドゲザン88.9%~106.3%乱数一発
B4ガブリアス(はがねテラス)74.4~88.6%確定二発
H4フローゼル65.9~77.7%確定二発
HB特化カイリュー₍マルチスケイル有)(ノーマルテラス)25.2~29.8%確定四発
HB特化カイリュー(マルチスケイル無)(ノーマルテラス)50.6~59.6%確定二発
B4セグレイブ73.3~87.4%確定二発
B4テツノツツミ90.1~106.9%乱数一発
- どくづき
B252ニンフィア53.0~63.6%確定二発
HB特化オーロンゲ41.6~49.6%確定三発
B4サザンドラ(フェアリーテラス)57.5~68.3%確定二発
HB特化ラウドボーン(フェアリーテラス)30.4~36.1%乱数三発
無振りマスカーニャ78.2~92.8%確定二発
B252マリルリ45.8~54.9%乱数二発
- ドリルライナー
H252サーフゴー47.5~56.8%乱数二発
B4セグレイブ(はがねテラス)49.5~59.0%乱数二発
B4ガブリアス(はがねテラス)50.3~60.2%確定二発
HB特化ドオー37.2~43.9%確定三発
被ダメージ計算
※注意 耐久が無いのをわかりやすくするためあきらかに環境にいないポケモンのダメージ計算も含まれています。
A252ガブリアスげきりん 113.3~134.6%確定一発
A252ドラパルトドラゴンアロー 89.8~107.4%乱数一発
A252ボーマンダダブルウイング79.5~94.2%確定二発
A特化セグレイブつららばり(5回)69.9~84.6%確定二発
無振りラウドボーンフレアソング(こおりテラス時)123.6~147.1確定一発
A特化鉢巻きラッキーかわらわり(こおりテラス時)50.0~58.9%確定二発
無振りドンメルかえんほうしゃ(こおりテラス時)92.7~110.3%乱数一発
A252ニャオハタネばくだん94.2~111.8%乱数一発
基本弱点なら上のラッキーみたいな型でもない限り死ぬのでタスキが割られている場合は注意しましょう。
苦手なポケモン
アーマーガアアーマーガア
弱点を突くことができずゴツメを持っていることも多いのでたすきをつぶされて倒されてしまう。
ドラパルトドラパルト
カマスジョーより素早く連続技を持っているため上からタスキをつぶされて倒されることが多い
ヘイラッシャヘイラッシャ
耐久が高く打点がない。耐えられて地割れ連打されたりそもそも普通に物理で落ちるので素直に引くべき
相性の良い味方
ヌオーヌオー
こおりテラスした際の弱点をほぼ受けることができ、特性のてんねんで積まれても後出しでき、カイリューのマルチスケイルを潰すステルスロックや耐久ポケモンに毒をいれることができるため相性はいい、しばらく使えないのが残念
オーロンゲオーロンゲ
特性のいたずらごころで初手にタスキをつぶすステルスロックを打ってくるやつにちょうはつを打てて両壁を張ることでカマスジョーの低い耐久をカバーできる
ヒートロトムヒートロトム
アーマーガアのアイアンヘッドを受けることができ、特性がふゆうのためヘイラッシャじわれを透かせてDに振ってない型なら強く出れるためカマスジョーの苦手な相手に投げれる
※追記
ウェーブタックルをこうかばつぐんでくらわないのでウォッシュロトムのほうがいいです。
ペリッパーペリッパー相手のパラドックスが特性で素早さを上げてくるならこっちも上げて対抗だ。すいすいを発動させることで今の環境で抜けないやつはいなくなります。(積み技は考慮しない場合)
※ダブルの場合ブーストエナジー持ちに素早さを上げられた後きょうせいでスカーフを渡された場合普通に抜かれます。
終わりに
以上でカマスジョーの考察を終わります。実際に使って何戦かしてみましたが、耐久型以外には結構刺さって三盾した試合も何試合かありました。使用率以上にやれるポケモンだと思うのでぜひ使ってみてください。
追記 じごくづきについて
どうしてじごくづきを採用枠にいれてないのか?というコメントがあったので書いておきます。コメントの通りラウドボーンにしかピンポイントになるということはあるのですが、こおりテラスをしていない場合ラウドボーンがみずタイプのカマスジョーに対してフレアソングを使ってこない場合にそこまでダメージにならない可能性が高いからです。テラスをしなくても勝てるサザンドラなどを倒した後、裏から出てきたラウドボーンはタイプ不利ということもあり(自分がガブリアスやサザンドラと組ませていることもあり)高確率でフェアリーテラスしてくるのでじごくづきが効果いまひとつになり耐久の高いラウドボーンにそこまで入らなくなってしまうし、フレアソングをうってこなかった場合自分だけが痛手をおってしまうのでそこまで必要ないかと思い選択枠からはずしました。
追々記 ジョーの明日
シーズンが新しくなったことでパラドックスたちが追加されたことによって特性によってジョーの長所の素早さを抜くポケモンが多くなってしまいました。燃え尽きたぜ…真っ白にな…しかしまだ、パラドックスの中に上にあげたような組み合わせのタイプの物理技を覚えるものはいなく持ち物もブーストエナジー持ち以外も結構いるのでまだカマスジョーが完全に終わったわけではないと思います。(それにすいすいがあるからまだ変身を残しているその意味がわかるな)これからの環境がどうなるかはわかりませんがまだまだやれる子なんでぜひ使ってあげてください。