採用理由
- 1.収穫
再生技と異なり、「a.ターンを消費せずにHPを管理できる」「b.PPによる縛りがない」というメリットがある。
特にaは回復するターンにも宿り木の種等でテンポを取れるため、宿り木の回復と合わせて相手が居座ってきた場合にもHPを管理することができ、択を減らすことができる。
- 2.種族値
トロピウスの種族値はH:99 A:68 B:83 C:72 D:87 S:51
と比較的高い耐久ラインを持つ。近しい耐久を挙げるとモロバレル程度の総合耐久があり、火力アップアイテム無しの等倍火力であれば物理の受けは成立し、特殊であってもある程度の受け性能が保証される。またキノガッサの対策にもなる。
ガブリアスのげきりん:40.7 ~ 48%
サーフゴーのシャドーボール:41.2 ~ 49.5%%
・お盆の回復を考えると62%までは2耐え
- 3.まもる
収穫+宿り木採用により「まもる」を技に組み込みやすく、現在環境のテラスタル択を軽減できる。相手の拘りトリックに対しても、技ロック+後続に拘りアイテム持ちを用意することで、受けポケモン特有の拘りトリックへの弱さを克服できる。
- 4.宿り木の種+飛行技
キョジオーンの塩漬けで証明されている通り、1/8の定数ダメージを与える宿り木の種は強力なダメージソースとなり、守るを含めると1/4のダメージとなる。また、宿り木を無効化する草タイプには一致飛行技が通るため、他の宿り木使いと比較し技を通しやすい。
オリーヴァとの差別化
- 飛行打点
対草に対する打点の有無で差別化。オリーヴァは宿り木無効への打点が乏しい。一応テラバーストで打点を持てるが、テラスタイプで水を選択出来ない。
Cはオリーヴァの方が高いので、テラバーストでのサーフゴー打点ではオリーヴァに軍配が挙がる。
- 元のタイプ
役割関係
- 1.役割対象
ドラパルト(物理)、ドドゲザン、ガブリアス、マスカーニャ、ヘイラッシャ、ブラッキー、キョジオーン、イルカマン(ナイーブ)、マリルリ、ハッサム、オーロンゲ、エルレイド、ルカリオ、バンギラス、キノガッサ、ウェーニバル、ギャラドス
- 2.テラバースト注意
- 3.氷技持ち
テラスタルでの相性変化
「役割対象」の通り、トロピウスは元のタイプにメジャーな弱点が多く、サブウェポンの氷技、炎や氷テラバーストでの役割破壊も考えると安定して受けられるポケモンが非常に少ない。テラスタルを使用することで、優秀な特性、技、種族値を活かせるポケモンとなる。
テラスタイプはどのポケモン、組み合わせを対策したいかによって異なるため、以下おすすめテラスタルを参考にしてほしい。
- 水
弱点が電気、草のみで等倍範囲が広く、元の弱点である炎、氷を半減し、相手のテラスタルに対して優位になる点が魅力。
ラウドボーンイルカマン(ナイーブ)ウェーニバルギャラドスセグレイブ等役割範囲が広がる。
- 毒(鋼)
毒を受けないタイプで元タイプからは毒しか半減に出来ないものの弱点が物理方面の地面と使い手の少ない超のみ。炎が一貫しない点が鋼より優秀。身代わりを採用しない場合ドオーやドヒドイデへの詰ませ性能が上がる点が評価。
- 妖
竜への無効がある事でサザンドラや鉢巻ガブリアスの高火力技で突破されにくくなるが、鋼テラスタル等を考えると弱点をつかれにくい水に軍配が挙がる。
セグレイブに対しては一番強いタイプとなる。
- 無
弱点が格のみと、安定感が高い。
コノヨザルやサーフゴーには勝てないものの技を制限させられるため、立ち回りがしやすくなる。無テラスタルにするならばサーフゴーへの打点となる地面技の採用も検討される。
シミュレーション
- 後出しガブリアス(鉢巻/竜テラスタル)
→逆鱗で最高198ダメージ
→オボン回復51
→光合成回復103
→宿り木+守る回復44
→次の逆鱗も最高乱数以外耐える
- 後出しサザンドラ(眼鏡)
→流星群で18.7%の乱数
→耐えれば受けが成立(上記ガブリアスのダメージを参照)
→あくのはどうで53.8〜64%
→お盆+宿り木で受けが成立
型考察
- 基本形
【性格】 図太い
【テラスタル】 水
【努力値】 H252 B252 D4
【技】 エアスラッシュ/やどりぎのたね/まもる/こうごうせい
【持ち物】 オボンのみ
- 性格・努力値考察
総合耐久と物理環境意識のHB特化。回復量調整の4nは繰り上げの時に意味を成すので調整する意味は無い。
- テラスタル考察
耐性変化と等倍範囲、イルカマン(ナイーブ)等の役割範囲の増加と何をとっても優秀な水テラスタルを確定欄とする。マスカーニャやウォッシュロトムに弱くなるが、叩きやトリックを考慮するとどのタイプになっても変わらないので考慮しない。
- 持ち物考察
収穫とのシナジーと確定数変化、発動のしやすさから「オボンのみ」で確定。
- 技考察
採用理由の「エアスラッシュ」「やどりぎのたね」「まもる」確定となる。
最後の枠はオボンのみ発動圏外の微妙なHPを管理できる光合成をオ推奨するが、構築によって変更の余地あり。
以下★3確定技 ★2優先技 ★1構築次第
エアスラッシュ
飛/75/95/20【特殊】★★★
H252コノヨザル:33.1-39.6
こうごうせい ★★☆
収穫が発動出来なかった時や様子見、微妙なHPの管理など多方面で使用場面がある。
みがわり★★☆
ドオーやドヒドイデの毒やヘイラッシャの欠伸、テラスタル後の地割れをケアできる。また、キョジオーンの塩漬けを回避して宿り木で嵌める等受けポケモンに強くなる。剣舞等で強引に突破してくるポケモンにも強くなります。
自らオボンのみを発動させる事にも使用でき、光合成と選択となる。
入れるならドドゲザンのハミチンケアでS振りたいけど種族値足りません。
ふきとばし★☆☆
裏にサーフゴーがいるかの確認やステロと合わせての削り、ラウドボーンやウルガモスの起点回避に使用出来るが、上の2つと比較すると汎用性が落ちる。
どうしても起点にされるとまずいポケモンがいる構築には採用が検討される。
相性の良い味方
拘り
相手のトリックに対してせっかく守るでロックしても交代先がいなければ意味をなさないため必須。ロトム系統、サザンドラ、サーフゴー等
サーフゴーに強いポケモン
宿り木が通らない天敵。サザンドラやウルガモス等の引き先+崩し役が必要。
身代わり持ちに対しても強く出られるポケモンが好ましい。
ステロ撒き
アンコールカイリューやウルガモスが辛く、サイクル戦になりがちなのでサザンドラ等でステロを撒くと有利に立ち回れる。