オリーヴァ- ポケモン育成論SV

はじめに

初めましてきちかぬです。
剣盾までは見る専だったのですが、今作から対戦を始めようと思い、作った育成論を投稿しました。
至らない面があればコメントしていただければ幸いです。

今回紹介するのはオリーヴァオリーヴァです。
オリーヴァは新しく出たミニーブの最終進化系です。新ポケモンで新特性なのに誰からも注目されていなくて可哀想だったので何とかできないものかと休日を一日つぶして考えてみました。

※以後ＨＰ,攻撃,防御,特攻,特防,素早さは,Ｈ,A,B,C,D,Sと略させていただきます

オリーヴァの特徴と役割

種族値を見るとｓが低いのでパッと見種族値が高く見えるのですが、草・ノーマルという控えめに言って何がしたいのかわからないあまり強くないタイプなので一回受けて攻撃するという使い方はできません。
「じゃあトリルして使えばいいや！」ともならずトリルアタッカーにするにも元々の一致技の通りが悪いしでリスクリターンが釣り合ってない印象がぬぐえません。

それならサポートで使いましょう。
オリーヴァはおきみやげやリフレクター、光の壁等の優秀な起点作成技を覚えるのに加え、力を吸い取るや光合成、宿木の種等の相手をじわじわと削る戦いもできます。（一応ミラーコートも）
なかなか優秀な技を覚えますが起点作成ならオーロンゲで壁を張ったり捨て台詞でもしたほうが使い勝手もいいし、力を吸い取るを使うには耐性があまりにも貧弱すぎる。襷ミラーコートならぶっちゃけ誰でもできる。
この中でオリーヴァができる戦法で一番後続の役に立つのが「おきみやげ」を使った起点作成だと思うのでオーロンゲとの差別化点を考えましょう。

オリーヴァにあってオーロンゲにないものは新特性のこぼれダネによるグラスフィールドです。
グラスフィールドを活かす方法と言ったらいくつかありますが今回はグラスシードを使います。
グラスシードは出たときに場がグラスフィールドならばBが一段階上がるという持ち物です。
よってBを上げる手段がない積みアタッカーにつなげるのが最適といえるでしょう。

そこで私がおすすめするのがトドロクツキトドロクツキです。
トドロクツキはASが高く龍の舞とも相性がいいポケモンですがどれだけSを高めようとも一度耐えられたり先制技を撃たれたりされてはどうもできません。
なので鋼テラスタルをして耐性を変えるのが主流だと思うのですが共通して弱点をつけるポケモンとしてキノガッサキノガッサがいます。
キノガッサの格闘テラスタルテクニシャンマッハパンチで確定一発です。
耐久に振れば耐えられないこともないのですがその分突破力が衰えてしまい本末転倒。
なのでオリーヴァの力を借りて防御を上げてしまいましょう。
もし相手に強力な先制技持ちがいなくても上がったBを活かして二回龍の舞を積むこともでき、腐りにくい点も高ポイント。
また、日本晴れも覚えるのでもし使える余裕があるのならトドロクツキのサポートをすることが出来るのも差別化点といえるでしょう。

これでオーロンゲの唯一の弱点である悪タイプが出てきて捨て台詞が使えない…という場面も回避できるでしょう。先発で出てくる悪サポートなんてオーロンゲくらいだと思うけど…
それにグラスシードなんてみんな忘れていると思うのでおそらく警戒はされないでしょう。

持ち物

たべのこし
単純に受けれる範囲が広がるため。

電気玉
投げつけるで相手を麻痺状態にできる。

特性

こぼれダネ
グラスフィールドを張るため

性格・努力値と調整

性格：おだやか

努力値：H180 B156 D172
HPはグラスフィールドと食べ残しの恩恵を最大限受けるため16n調整
Bに156振ることによって陽気セグレイブ(A252振り)のつらら落としを確定で耐えることができます。

※S個体値の理想は0ですが電気玉投げつけるを採用する場合はS個体値を最大にする必要があります。

技構成

確定技

選択技

テラスタル

オリーヴァにテラスタルを切ることはまず無いのでボックスにいる図鑑埋めのためだけに捕まえた適当な個体を使ってあげましょう。

立ち回り例

初手に出して攻撃を受けながら後攻置き土産。
2回耐えられる攻撃なら日本晴れ→置き土産。
起点にされそうならアンコール→日本晴れ置き土産

以上。

与ダメージ計算

オリーヴァ(C無振りグラスフィールド下想定)
リーフストーム

HD特化キョジオーン
→180 ~ 212 (87.0 ~ 102.5%) 乱数1発 : 12.5%

HD特化カバルドン
→204 ~ 242 (94.9 ~ 112.6%) 乱数1発 : 75%

Ｈ252バンギラス(砂嵐込み)
→152 ~ 182 (73.5 ~ 88.0%) 確定2発

無振りガブリアス
→132 ~ 156 (72.2 ~ 85.3%) 確定2発

トドロクツキ(A特化一積み龍舞こだいかっせい無し想定)
逆鱗

H252マルスケカイリュー
→186 ~ 219 (94.0 ~ 110.7%) 乱数1発 : 62.5%

HB特化セグレイブ
→270 ~ 318 (121.7 ~ 143.3%) 確定1発

HB特化カバルドン
→115 ~ 136 (53.5 ~ 63.3%) 確定2発

H252バンギラス
→163 ~ 193 (78.8 ~ 93.3%) 確定2発

不一致アイアンヘッド

H252テツノブジン
→172 ~ 204 (95.1 ~ 112.8%) 乱数1発 : 68.75%

被ダメージ計算

オリーヴァ(H180 B156 D172想定)

無補正A252バンギラスのストーンエッジ×2(グラスフィールド食べ残し、砂ダメ込み)
→162 ~ 192 (86.7 ~ 102.7%) 瀕死率 : 5.46%

無補正A252ソウブレイズのむねんのつるぎ
→138 ~ 164 (78.5 ~ 93.2%) 確定2発

無補正C252グレンアルマのアーマーキャノン
→146 ~ 174 (83.0 ~ 98.9%) 確定2発

無補正A252セグレイブのつららおとし
→146 ~ 174 (83.0 ~ 98.9%) 確定2発

C特化眼鏡サザンドラだいもんじ
→146 ~ 172 (83.0 ~ 97.8%) 確定2発

A特化ミミッキュのじゃれつく
→61 ~ 73 (34.7 ~ 41.5%) 確定3発

トドロクツキ(B＋1無振り想定)

A特化キノガッサの格闘テラスタル テクニシャン マッハパンチ
→136~160(75.6 ~ 88.9%) 確定2発

A特化バンギラスのストーンエッジ
→85 ~ 102 (47.3 ~ 56.7%) 乱数2発 : 82.03%

A特化ミミッキュのいのちのたま格闘テラバースト
→135 ~ 164 (75.0 ~ 91.2%) 確定2発

A252パーモットのインファイト
→168 ~ 198 (93.4 ~ 110.0%) 乱数1発 : 62.5%

苦手なポケモンとその対策

当たり前ですが挑発持ちに弱いです。
メンタルハーブという選択肢も出てきましたが、オリーヴァは殴られないと仕事ができないのでオリーヴァ単体で挑発持ちを対策するのは不可能です。
挑発を受けても影響が出にくいこだわり系を持ったアタッカー(サザンドラやドラパルトなど)や変化技を無効にするサーフゴーなどをパーティーに入れると心強いです。
個人的にはトドロクツキとの相性保管に優れているサーフゴーをおすすめします。

また、身代わりも非常につらい技です。
殴られないと仕事ができない関係上この技も頭の中に入れないと１ターン目から詰む可能性があります。それなのに基本的に誰でも覚えられるので予想できないポケモンが身代わりを張られ置き土産を透かされてしまったら降参ボタンをを押さざるを得ません。唯一の救いがアンコールを覚えることなので頑張って当てましょう。しっぽ切り相手には出さないでください。

まとめ

弱点が多く足も遅い、アタッカーでも耐久型でも活躍が見込めない可哀想なポケモンでしたが、いざ蓋を開けてみれば一致弱点でも耐えられる耐久力、これまでにないグラスフィールドを活かせるサポーターとこれまでにない唯一無二の個性によりオリーヴァにしかできない立ち回りを可能にしてくれました。
決して誰もが使う最強のサポーター！とはなりませんがパーティのお荷物とはならず、自分の役割をしっかりと持てているいいポケモンになったなと思います。

さいごに

ここまでご清覧いただきありがとうございました。
私なりに読みやすく書いたつもりですが、インターネット掲示板に自分の文を載せるのはこれが初めてで至らない点が多々あると思います。そういったときはぜひコメントで教えていただくと幸いです。