ヒートロトム- ポケモン育成論SV

【火力特化】便利なメガネヒートロトム

2023/01/21 17:56 / 更新:2023/04/25 09:58

ヒートロトム

HP:HP 50

攻撃:攻撃 65

防御:防御 107

特攻:特攻 105

特防:特防 107

素早:素早 86

ツイート5.005.005.005.005.005.005.005.005.005.00閲覧:6501登録:3件評価:5.00(1人)

ヒートロトム  でんき ほのお  【 ポケモン図鑑 】

性格
ひかえめ(特攻 攻撃)
特性
ふゆう
努力値配分(努力値とは?)
HP:252 / 特攻:252 / 素早:4
個体値:31-x-31-31-31-31
実数値:157-x-127-172-127-107 (素早さ比較)
覚えさせる技
オーバーヒート / 10まんボルト / シャドーボール / トリック
持ち物
こだわりメガネ
テラスタイプ
ゴースト

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ルール
シングルバトル
このポケモンの役割
特殊アタッカー
登録タグ

考察

はじめに

 こんにちはCokeです。以下の注意点をよくご確認の上、育成論をご覧ください。

  • 本育成論ではHP→H、攻撃→A、防御→B、特攻→C、特防→D、素早さ→Sといった略称を使用します。
  • 本育成論におけるダメージ計算は"ダメージ計算ツールSV byポケソル"(https://sv.pokesol.com/calc)を使用します。

採用理由と役割

 今回のヒートロトムヒートロトムの採用理由は、

  • 比較的高めのB、C、D種族値
  • 特性による地面の一貫切り
  • トリックを覚えることによるこだわりメガネとの相性の良さ

となっています。
 役割はシンプルな特殊アタッカー、またはこだわりメガネトリックによる受け破壊です。

立ち回り例

 先発出し、または有利対面に対しての死に出しになります。基本的なヒートロトムヒートロトムの型はいくつかありますが、こだわりメガネ型は個体数が少ないためこだわりトリックは読まれても火力まで読まれることは少ないです。これにより、交代先に対する負荷が大きくなります。

 基本的に弱点をつける技で攻撃します。対面有利なポケモンの中でも特にドラパルトドラパルト対面ではドラゴンアローが飛んでくることが多いです。今回のヒートロトムヒートロトムはH252の耐久振りであるため、ドラパルトドラパルトがこだわりハチマキ持ちである場合も耐えて返しのシャドーボールで倒すことができます。また、現環境でヒートロトムヒートロトムにシャドーボールを採用している個体は少ないため、クエスパトラクエスパトラソウブレイズソウブレイズグレンアルマグレンアルマなどは居座ってくる場合が多いです。
 サーフゴーサーフゴーマスカーニャマスカーニャは対面で交換されることが多いため、ドオードオーなどの受けポケモン読みでトリックを打つのもありです。

  • 受けポケモン、起点型ポケモンに対して

 主にドオードオーキョジオーンキョジオーンオーロンゲオーロンゲなどの受けポケ、起点作成ポケに対してはこだわりメガネトリックで技を縛って機能停止させます。こだわりトリックはウォッシュロトムウォッシュロトムヒートロトムヒートロトムの常套手段であるため、特にオーロンゲオーロンゲ対面では読まれてちょうはつを打たれることが多いです。そのため、オーロンゲオーロンゲ対面ではトリックかオーバーヒートかの択になるので注意が必要です。

  • その他の特殊な相手に対して

 型によって有利不利が異なる相手がいくつか存在します。
 まずマリルリマリルリはとつげきチョッキの有無で確定数が少し変わります。また、テラスタルまで考慮するとチョッキ持ちのH252マリルリマリルリは10まんボルト2回でほとんど倒せなくなるためテラスタルを相手が使用していない場合は注意が必要です。
 次にセグレイブセグレイブは持ち物や技構成によって有利不利が異なります。セグレイブセグレイブがH4振りであればオーバーヒートで中乱数1発、チョッキ持ちH252であれば確定3発となります。りゅうのまいやねつこうかんでAが1段階上がっている場合、きょけんとつげきはどう頑張っても耐えきれないので対面負けとなります。しかし、最近のセグレイブセグレイブはきょけんとつげきを採用していない個体もある程度いるため、きょけんとつげきがあるかどうかの見極めが必要です。
 次にカイリューカイリューは型次第で有利不利が異なります。げきりんを採用しているりゅうまいアタッカーである場合、A+1のげきりんを耐えきれずに負けですが、メインウェポンをノーマルテラスしんそくにしている場合、ゴーストテラスタルでしんそくを無効にしながら倒すことが可能です。げきりんを採用していない場合のカイリューカイリューの攻撃技は、しんそく、じしん、テラバースト(フェアリー、飛行)、ほのおのパンチ、アイアンヘッドなどになるためカイリューカイリューからの打点はないです。また、ほのおのうずを覚えているカイリューカイリューの場合、ほのおのうずからのはねやすめでダメージレースに勝てません。テラスタルを切ればほのおのうずから抜け出すことは可能なので、相手の裏のポケモンを考慮してヒートロトムヒートロトムを切るか残すかの判断が重要となります。

  • 注意点

 どの相手でも言えることですが、ヒートロトムヒートロトムはシャドーボール以外の技を読まれやすいため相手が交換してくることが多いです。こだわりメガネを持っている影響で不利対面に交代されるとやることがなくなるため、こちらもヒートロトムヒートロトムと相性補完が取れているような引き先が必要です。また、ステルスロックに非常に弱いため、ステルスロック読みでの交換または先発出しやちょうはつでのステロ対策などが重要となります。明らかなステロ構築に対してはヒートロトムヒートロトムを出さない選択をすることも重要です。

持ち物

 火力特化で相手に負担をかけることができる+こだわりトリックで受けポケを機能停止にすることができるため今回はこだわりメガネにしてあります。

特性

 ふゆう固定となります。地面技、特にじしんを無効にできるのは非常に強いです。

性格・努力値と調整

  • C

できる限り火力が欲しかったため性格補正込みでC252振りです。また、こだわりメガネ+C↑252のシャドーボールで耐久無振りドラパルトドラパルトが確定1発となります。

  • H、B、D

高めのB、D両方を生かすためにH252振りです。

  • S

余り兼無振り86族抜きのため4振りです。

技構成

  • オーバーヒート(確定)

 ロトムロトムヒートロトムヒートロトムにフォルムチェンジすることで覚えられる技です。タイプ一致で高火力であり、貴重な炎打点であるため確定とします。

  • シャドーボール(確定)

 読まれにくいかつ、ドラパルトドラパルトコノヨザルコノヨザル、ゴーストテラスタルしたキョジオーンキョジオーンなどに対する打点になります。今回のテラスタイプとの相性もいいので確定とします。

  • トリック(確定)

 こだわりメガネとの相性が非常によく、受けポケモンの役割破壊に最適であるため確定とします。

  • 10まんボルト(選択)

 オーバーヒートと同様にタイプ一致で打つことができ、ある程度火力があるため採用しました。ボルトチェンジとの選択となります。

  • ボルトチェンジ(選択)

 先発出しで不利対面となったときや交代読みでこちらも交代するときに使えます。今回は火力の方を優先したため採用はしませんでした。

テラスタル

 シャドーボールの火力増強、ノーマル技(主にしんそく)の無効化という点でゴーストテラスタルとしています。他のテラスタイプの候補としては、ドラゴン技を無効化できるフェアリーテラスタル、弱点となる水技を半減にできるくさテラスタルなどがあります。

ウォッシュロトムウォッシュロトムとの差別化

 ヒートロトムヒートロトムよりも使用率の高いであろうウォッシュロトムウォッシュロトムとの差別化について記載します。現環境のロトムロトム系統の中で最も使用率が高いであろうウォッシュロトムウォッシュロトムですが、その強みはフェアリーテラスタルによってドラゴンタイプに強く出れる点や、物理受けとして起用されるヘイラッシャヘイラッシャに対してタイプ上有利であるといった点があります。その反面、サーフゴーサーフゴーに対して打点がなく、タイプ一致技のハイドロポンプドオードオーの特性により無効化されてしまうといった弱点があります。今回のヒートロトムヒートロトムはこれらの点に対してウォッシュロトムウォッシュロトムとは違った役割対象を持ちます。また、今回のヒートロトムヒートロトムはもともとドラゴンタイプ全般を役割対象としていないかつ、一部のドラゴンタイプ(ドラパルトドラパルトセグレイブセグレイブ)にはある程度の役割が持てるため、フェアリーテラスタルウォッシュロトムウォッシュロトムとは違った範囲で役割を持つことができます。

与ダメージ計算

 技ごとにダメージ計算を記載します。

  • オーバーヒート

H244サーフゴーサーフゴー:175.2 ~ 208.3% 確定1発
耐久無振りマスカーニャマスカーニャ:278.2 ~ 327.2% 確定1発
H244デカヌチャンデカヌチャン:160.3 ~ 188.5% 確定1発
H252ドドゲザンドドゲザン(とつげきチョッキ):116.0 ~ 137.2% 確定1発
H4セグレイブセグレイブ:93.2 ~ 110.5% 乱数1発(62.5%)
H244ウルガモスウルガモス(D+1):53.5 ~ 62.9% 確定2発
H252D12アーマーガアアーマーガア:172.7 ~ 203.0% 確定1発
H252ジバコイルジバコイル(とつげきチョッキ):130.0 ~ 153.7% 確定1発
HD↑252オリーヴァオリーヴァ:116.8 ~ 137.3% 確定1発
HD252キョジオーンキョジオーン(ゴースト/ひこうテラスタル):64.3 ~ 75.9% 確定2発

  • 10まんボルト

H212カイリューカイリュー(マルチスケイル込み):28.0 ~ 33.7% 乱数3発(0.31%)
H252ウォッシュロトムウォッシュロトム(とつげきチョッキ):44.0 ~ 52.3% 乱数2発(17.18%)
H4キラフロルキラフロル:81.8 ~ 96.9% 確定2発
HD↑252ヘイラッシャヘイラッシャ:79.4 ~ 94.2% 確定2発
HD252キョジオーンキョジオーン:45.0 ~ 52.7% 乱数2発(22.26%)
HD252キョジオーンキョジオーン(みずテラスタル):89.9 ~ 105.4% 乱数1発(31.25%)
H252マリルリマリルリ(とつげきチョッキ):85.1 ~ 101.5% 乱数1発(6.25%)
耐久無振りイルカマン(マイティ)イルカマン(マイティ):140.6 ~ 165.8% 確定1発
HD↑252ドヒドイデドヒドイデ:77.8 ~ 93.0% 確定2発

  • シャドーボール

H244サーフゴーサーフゴー:72.6 ~ 86.1% 確定2発
耐久無振りドラパルトドラパルト:100.7 ~ 119.1% 確定1発
H212D36コノヨザルコノヨザル:64.2 ~ 75.5% 確定2発
H252ラウドボーンラウドボーン:77.8 ~ 92.0% 確定2発
H4ミミッキュミミッキュ:94.7 ~ 113.0% 乱数1発(68.75%) (特性により確定2発)
H244グレンアルマグレンアルマ(とつげきチョッキ):54.5 ~ 65.0% 確定2発
H4クエスパトラクエスパトラ(D+1):76.1 ~ 90.1% 確定2発

  • シャドーボール(テラスタル込み)

H236D4ドラパルトドラパルト:125.4 ~ 149.3% 確定1発
H212D36コノヨザルコノヨザル:96.3 ~ 113.3% 乱数1発(75%)
H252ラウドボーンラウドボーン:116.6 ~ 137.5% 確定1発
H244グレンアルマグレンアルマ(とつげきチョッキ):81.7 ~ 97.4% 確定2発

被ダメージ計算

 非テラスタル時とテラスタル時のダメージ計算を分けて記載します。

  • 非テラスタル時

A↑252カイリューカイリュー(こだわりハチマキ+ノーマルテラスタル)しんそく:69.5 ~ 82.2% 確定2発
C252サーフゴーサーフゴー(こだわりメガネ)シャドーボール:63.1 ~ 74.6% 確定2発
A252ドラパルトドラパルト(こだわりハチマキ)ドラゴンアロー:73.9 ~ 87.9% 確定2発
A252マスカーニャマスカーニャはたきおとす(持ち物有):44.6 ~ 53.6% 乱数2発(31.25%)
A↑252ドドゲザンドドゲザン(くろいめがね)ドゲザン:59.3 ~ 70.8% 確定2発
A↑252ガブリアスガブリアス(こだわりハチマキ)げきりん:102.0 ~ 120.4% 確定1発
A252セグレイブセグレイブ(A+1)きょけんとつげき:100.0 ~ 118.5% 確定1発
C252サザンドラサザンドラ(こだわりメガネ)りゅうせいぐん:97.5 ~ 115.3% 乱数1発(87.5%)
A252ミミッキュミミッキュ(いのちのたま+A+2)シャドークロー:72.7 ~ 86.7% 確定2発
C252ゲンガーゲンガーシャドーボール:42.1 ~ 49.7% 確定3発
B↑252アーマーガアアーマーガアボディプレス:26.2 ~ 31.3% 確定4発
A無振りキョジオーンキョジオーンしおづけ:28.0 ~ 34.4% 乱数3発(0.39%)

  • テラスタル時

A↑252マリルリマリルリ(ちからもち)アクアブレイク:53.6 ~ 63.7% 確定2発
A252イルカマン(マイティ)イルカマン(マイティ)(こだわりハチマキ)ウェーブタックル:107.7 ~ 128.1% 確定1発
C252キラフロルキラフロルパワージェム:42.1 ~ 49.7% 確定3発
C252ウォッシュロトムウォッシュロトムハイドロポンプ:48.5 ~ 58.0% 乱数2発(96.87%)

苦手なポケモン

 今回のヒートロトムヒートロトムの技がすべて通らないポケモン(サザンドラサザンドラバンギラスバンギラスなど)は非常に不利です。また、立ち回り例の欄でも触れたようにステルスロックに対して弱いため、対策が必要です。

相性の良い味方・構築例

 受け構築以外の構築であればどんなパーティに入れても活躍してくれます。相性補完がとれるポケモンとしては、ヒートロトムヒートロトムよりも速く弱点を突くことができるイルカマン(マイティ)イルカマン(マイティ)に対して強く出れるモロバレルモロバレルや、ヒートロトムヒートロトムで弱点をつけないサザンドラサザンドラに対して強く出れるチョッキ持ちマリルリマリルリなどとなります。

最後に

 ここまでご覧いただいた方ありがとうございます。育成論に関する質問・意見等はコメント欄にてお待ちしております。どんな些細なことでもご質問ください。

投稿日時 : 

最終更新日時 : 2023/04/25 09:58

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コメント (2件)

  • ページ:
  • 1
23/01/22 19:35
1a
キョジオーンの特性きよめのしおによるゴースト半減が考慮されてない気がします。。。
23/01/23 00:11
2Coke (@Game_Coke)
>1
コメントありがとうございます。完全に忘れてました。修正いたします。
  • ページ:
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