ナゲツケサル- ポケモン育成論SV

『HAまけんき鋼テラス型』〜環境上位陣対策など幅広い役割を担える先鋒兼アタッカー〜

2023/01/15 11:03 / 更新:2023/03/23 14:00

ナゲツケサル

HP:HP 100

攻撃:攻撃 120

防御:防御 90

特攻:特攻 40

特防:特防 60

素早:素早 80

ツイート4.694.694.694.694.694.694.694.694.694.69閲覧:9151登録:23件評価:4.69(4人)

ナゲツケサル  かくとう  【 ポケモン図鑑 】

性格
いじっぱり(攻撃 特攻)
特性
まけんき
努力値配分(努力値とは?)
HP:252 / 攻撃:252 / 素早:4
個体値:31-31-31-x-31-31
実数値:207-189-110-x-80-101 (素早さ比較)
覚えさせる技
インファイト / はたきおとす / がんせきふうじ / アイアンヘッド
持ち物
とつげきチョッキ
テラスタイプ
はがね

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ルール
シングルバトル
このポケモンの役割
物理
登録タグ

考察

*採用理由と役割

★一言で言うと、「現環境の採用率の高い相手達に幅広く対応できる先発様子見兼アタッカー」として非常に有用、というのが一番の採用理由です。

・まけんき+A120インファイトの格闘アタッカー枠
・H100,B90という意外な物理耐久の高さ
・とつげきチョッキによって特殊耐久はさらに高い
・鋼テラスからのアイアンヘッドでハバタクカミなどフェアリーアタッカーを軒並み返り討ちに出来る
・はたきおとすでの持ち物封じ&ゴースト対策
・がんせきふうじで素早さを奪う&舞封じ
・ノーマルテラスカイリューに好相性(鋼テラスを切れば神速耐性も増す)
・4タイプの攻撃範囲と上記の強みから、「アタッカー枠」でかつ「簡易な物理受け」、「先発様子見」など広範囲の役割が持てる

【実際に使ってみた上での詳細考察】

・先鋒に多い、セグレイブ・マスカーニャ・ドラパルト・ウルガモス・ハバタクカミ・テツノブジン・ミミッキュ、等に対応する事が出来るので非常に重宝しています。

・能力を下げる技(シャドーボール・ソウルクラッシュ等)が多い中、「まけんき」の特性は意外と発動機会が多いです(いかくが少ない現環境でも)I。また、ナゲツケサル自体が少なくあまり知られていないためか、「まけんき」を知らずに発動させてくれる試合も多いです。

・そして、H100,B90という意外な物理耐久の高さを持っており、物理環境である現シーズンではかなり便利に立ち回ってくれています。(耐える例は後述)

・とつげきチョッキにより、H100,D60で、かなりの特殊耐久があり、高火力特殊アタッカーでも大抵確2に出来、不一致や中火力なら確3以上に出来る、強い受けからの返り討ちが出来ます。
 
・A種族値120で一致インファイト持ちと、マイナーポケに留まらない火力を秘めており、サブのはたきおとす・がんせきふうじ・アイアンヘッドにより、格闘アタッカー枠として採用しつつ、先発様子見など、担える役割が広範囲なのが便利で使いやすい点です。
 
・また、採用数が少ないポケモンのため相手に読まれにくく、相手のプレミを誘える事も多く、ランクマでの勝率アップに貢献してくれています。

*持ち物

「とつげきチョッキ」 (or 「たつじんのおび」)

 技がフルアタック構成なので、弱い特防を補う「とつげきチョッキ」を持たせる事により受けられる相手が格段に増えます。
 物理は元々耐久がある(H100,B90の種族値にH252振り)ので、ここにチョッキが加わるとその物理耐久以上の特殊耐久を身に付けることになり、大抵のポケモンの技を確2〜確3で受ける事が出来ます。

 ※もし「とつげきチョッキ」を別ポケに持たせる場合、「たつじんのおび」で火力の底上げをするのが効果的です。インファイト・はたきおとす・がんせきふうじ・アイアンヘッドと4タイプの技範囲なので効果抜群になる機会は多いです。

*特性

「まけんき」
・夢特性のため、テラレイドでゲットするか、とくせいパッチが必要です。
・いかく等のとくせい以外にも、相手の能力を下げる追加効果がある攻撃技(シャドーボール・ソウルクラッシュなど)も多く、発動機会は少なくはないです。
・そして、ナゲツケサルの遭遇率が低いため、「まけんき」を読まれない試合も多々あります。(耐久戦持ち込み狙いで「ちからをすいとる」をしてくる、「ひやみず」を打ってくるなど)。

*性格・努力値と調整
「いじっぱり」H252,A252,S4
Lv50実数値は、H207,A189,B110,D80,S101 です。
 <b>幅広い役割を担うためにも、極振りが良いと感じています。<b/>
(ただ、どうしてもパーティ他メンバーで対応できない使用率の高い特定のポケモンを見るための調整は、必要があれば行って良いでしょう。)

*技構成

「インファイト」
「はたきおとす」
「がんせきふうじ」
「アイアンヘッド」

・メインウェポンの「インファイト」は欠かせないです。

「はたきおとす」は、相手の持ち物封じ+ゴースト対策にもなりかなり便利です。
この2枠は確定で良いと思います。

「がんせきふうじ」
素早さ封じ・舞(拠点)対策・飛行対策、に有用で搭載はかなり推奨。「はたきおとす」と「がんせきふうじ」、二つの安定行動技(相手が何であれ何かしら打撃を与える)を持っているのが先発様子見枠として強みになります。

「アイアンヘッド」
フェアリータイプ・フェアリーテラスをしてくるポケモン(ウルガモスやカイリュー、水ロトム等)を鋼テラスから返り討ちに出来ます。

(最初は「カウンター」を搭載していましたが、対戦数を重ねた結果「カウンター」を抜いて「ダストシュート」を入れる事にし、さらに対戦数を重ねた結果、鋼テラス+「アイアンヘッド」が環境により刺さると思うに至りました。)

※「カウンター」
そこそこの物理耐久からのカウンターで返り討ち狙いです。現環境では、対フェアリー用の技の方が有用と感じ、「カウンター」は外しました。

※「ダストシュート」
毒テラスの場合はこちらを採用。一致120で打てる&30%で毒と、フェアリーや草などに反撃が出来ます。

 その他には、「ドレインパンチ」なども候補ですが、上の5つの技どれも抜きがたいので入れる隙が無い感じです。同じ格闘技ではインファイトを打ちたい機会の方が圧倒的に多く、他の技と比較すると、そこまで使いたい機会もないです。

*テラスタル

「鋼」
フェアリー技や飛行・エスパー・ノーマル(神速)など幅広く受けれる+アイアンヘッドの火力1.5倍に出来、ハバタクカミやテツノブジン・ミミッキュなどのフェアリー勢などを返り討ちに出来ます。飛行・エスパー・フェアリー技と、弱点を軒並み半減に変えれる強みと、環境に多いカイリューの神速なども受けれる事からテラスタルしたい頻度が高く、現在は「鋼」で運用しています。

※「毒」
ダストシュートの火力底上げ+フェアリー技を受けるためのテラスとして現環境ではほぼ必須と考え採用していました。ハバタクカミやテツノブジン、マスカーニャなどを返り討ちに出来ます。その他、飛行技も等倍になる(トドロクツキのアクロバットを確3で受けられる)、毒々を食らわない、のも大きいです。
ただし、飛行技やカイリューの神速なども受けれる「鋼」の方がより良い事に気づき、現在は「鋼」で運用しています。

※「かくとう」
 第三候補のテラスで、インファイトの火力を上げるため。始めは「かくとう」テラスで使っていましたが、フェアリーテラスが多い環境で「毒」テラスの方が大分有用だと気づき、「毒」テラスに変更しました。

*立ち回り例

[1]「先発様子見」

・現環境の先発に多いポケモンの内、セグレイブ・マスカーニャ・ドラパルト・ウルガモス・ハバタクカミ・テツノブジン・ミミッキュ等に対応できる優秀な先発様子見枠です。
 特にハバタクカミやテツノブジン・ミミッキュは鋼テラスでフェアリー技を激減しアイアンヘッドで一撃(or襷)まで持っていける相性抜群の相手です。

・仮にそこまで有利対面でなくても、「はたきおとす」・「がんせきふうじ」と二つの安定行動技があるので相手が何であれ何かしら打撃を与えることが出来ます。

・相手にフェアリーや飛行・エスパー・ドラゴン・ノーマル・草技を使われそうな時は「鋼」テラスを切る事で受けられるケースが増えるので、アイアンヘッドを打たない時でも「鋼」テラスを切るタイミングはあります。

[2]「純粋なアタッカー」(被弾前提で動けるアタッカー)
・A種族値120から、「インファイト」タイプ一致120技を持っているので、純粋にアタッカーとしても強力です。
Sに振っていないので上は取れないことが多いですが、Hに極振りのB種族値90ととつげきチョッキにより、1発は耐える事が多いので、被弾前提で動ける純粋アタッカーとしての面も持ち合わせています。

・はたき落とす・がんせきふうじの安定行動は、先発以外でも便利に使える機会がそこそこあります。(相手の交換読みで交換先に刺さるなど)

*与ダメージ計算

「鋼テラスアイアンヘッド」
・ハバタクカミ確1
・ミミッキュ確1
・H無振B4テツノブジン確1

「インファイト」
・H252カイリュー{ノーマルテラス+マルチスケイル}を確2 (入るダメージ:56 ~ 66.6%)
 →ゴツメ等でマルチスケイルが崩れていれば確1
・H4テツノツツミを確1。
 →水テラスH4テツノツツミは確2。
・H4サザンドラ(通常も鋼テラスも)を確1。
・H252ジバコイルを確1。
・H252,B252わんぱくキョジオーン(防御特化)を確2。
・H252,B252わんぱくアーマーガア(防御特化)を確3。

「はたきおとす」(相手持ち物持ち)
・H4ドラパルトを乱1。(31.3%)
・H4ソウブレイズを乱1(一撃率50%)
 →大抵襷なので2発で確実に倒せる。

「がんせきふうじ」
・H4ウルガモスを確1
 →素早さは抜けない
 →草テラスウルガモスは乱3(83.6%)
・H4テツノドクガを確2
 →素早さは抜けない
・H4マルチスケイルカイリューを確3
 →1回で素早さ抜ける

※「毒テラスダストシュート」 (命中80%、毒30%→襷でも瀕死)
・H4ハバタクカミを確1
・H4テツノブジンを確1(H252テツノブジンでも確1) (襷まで持っていける)
・H0,B4マスカーニャを確1 (変幻自在フェアリーでも草でも)(悪なら乱1(62.5%))
・H252フェアリーテラス水ロトムを確1
 →H252通常水ロトムは確2 (入るダメージ:64.9 ~ 76.4%)

※「合算」
・H4トドロクツキに「岩石封じ」+「毒テラスダストシュート」で確1
→岩石封じ1発では素早さは抜けない。飛行テラスも考慮した安定行動
→鋼テラスも増えてきているので、初手毒テラス(飛行弱点消し)インファイトもあり。

*被ダメージ計算

・いじっぱりA252カイリューのノーマルテラスタルしんそくを確3。
→龍舞1舞〜2舞でも確2。
→いのちのたま持ちだと確2。龍舞1舞でも確2、2舞で確1。
→鋼テラスで半減計算。

・いじっぱりA252ハッサムの剣舞バレパンを確2。
→鋼テラスで乱3。

・ようきA252ドラパルトのドラゴンアローを超低乱数2。(入るダメージ:43.4 ~ 52.1%)×2
→ほぼ耐える。
→鋼テラス切ると余裕で耐える

・ようきA252マスカーニャの変幻自在じゃれつくを確2(入るダメージ:54.1〜63.7%)
→鋼テラスを切ると乱5。

・いじっぱりA252セグレイブのきょけんとつげきを確2(入るダメージ:64.2〜75.8%)
→鋼テラス切ると確4

・ようきC252ハバタクカミ+古代活性特攻ブーストのシャドーボールを確2。

鋼テラス状態
・ようきA252トドロクツキ+古代活性攻撃ブーストの飛行テラスアクロバットを乱4 (入るダメージ:22.7 ~ 26.8%)

・ようきC252ハバタクカミ+古代活性特攻ブーストのムーンフォースを確3。

*苦手なポケモン
★ヘイラッシャ
★ドオー
・ラウドボーン

*相性の良い味方・構築例
自分は、
・マスカーニャ
・サンダース
・ユキメノコ
・イッカネズミ
・ナゲツケサル
・ヘイラッシャ
で構築しています。

投稿日時 : 

最終更新日時 : 2023/03/23 14:00

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コメント (4件)

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  • 1
23/01/15 14:58
1サハラ砂漠 (@7o6oC1gyMDwlBtt)
ドラパルトにカウンター無効ですよ。
23/01/15 15:21
2アイソスタシー (@IHeimin)
ご指摘ありがとうございます!
うっかりしていました;
記事を修正いたします。
23/03/24 11:22
3厨ポケから格闘を守る党党首
ようきc252ハバタクカミというのは臆病c252の間違いでしょうか?
23/10/01 22:34
4SyoGrem (@SyoGrem)
55555
ガラルで使っていた色ナゲツケサルナゲツケサル君をこちらの育成論をベースにパルデアで運用しています。(Hを削ってSに振るアレンジをしております)
そのマイナーさからか、本文にある通り、本来狩ってくる側である神速カイリューカイリューハバタクカミハバタクカミを逆に狩ることができて勝利に貢献しています。
碧の仮面配信後でもオーガポン(かまど)オーガポン(かまど)と双璧をなすアタッカーとして貢献できているので末永く運用できそうです。
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