諸注意
- 他の投稿と同じように、HABCDSなどの非公式用語を使用することがある。
- ポケモンの技・特性・タイプなど、本来は平仮名・片仮名である呼称も漢字表記で用いることがある。(例:げきりん→逆鱗、フェアリー→妖)
・確定n発を確nなどと表すことがある。
- その他、なにか質問や意見があれば是非コメント欄にお願いします。
採用理由と役割
採用理由は単純で"上から高火力の特殊技を打ち込みたいから”であり、それがこのエーフィの役割である。
現環境におけるエーフィの魅力は、高水準の素早さから高火力の特殊技を打ち込める点だ。
C130はパルデア図鑑に載っているポケモンの中でも、パラドックス・準伝説を除くとブリムオンウルガモスポットデスサーフゴーに次いで同率5位という高さである。そして彼らよりもSが大幅に高い。見方によっては、現環境において最も速く・強力な特殊アタッカーなのはエーフィエーフィなのだと言える。ただしゲンガーもC130/S110は同じであるが、耐久の観点から純粋な特殊アタッカーとしてはエーフィの方が優秀であると考察する。
持ち物
「達人の帯」で確定とする。
エーフィの技範囲は広いので、抜群を取れる相手は多い。実際、「サイコキネシス」「シャドーボール」「パワージェム」「闘テラバースト」の構成にすると、4倍抜群をとれるタイプが18タイプ・2倍が117タイプ・等倍が36タイプ・半減以下が0タイプである。ただしツールは技範囲判定ツール(https://pokedesiaf.com/skillrange-tool/)を使用していて、存在しない複合タイプまで考慮しているので、上のタイプ数はあくまで目安に留めてほしい。
「命の珠」と「こだわり眼鏡」持たせて使用したことがあったが、「達人の帯」は一番使用感が良かった。「命の珠」で攻撃のたびに体力が減るのは、エーフィの低いHではなかなか辛い。「こだわり眼鏡」は技を打ち分けられず、交代されたときに対応が難しい盤面があった。
また「きあいのタスキ」では確1の取れない相手がいるので、ここでは除外した。詳細はコメント欄>>3を参照。
特性
「マジックミラー」一択である。
カバルドンの「あくび」「ステルスロック」などにも対処できる。マルスケカイリューとの相性がとても良い。
性格・努力値と調整
高速特殊アタッカーとして運用したいので、性格は「控えめ」(C↑A↓)、細かな調整はせずにCS252とする。あまりはHに振ると体力の実数値が奇数になるので、そうする。
最速調整にしていないのは、Cに性格補正をかけなければ確1を取れない仮想敵が現れるためだ。D4セグレイブはその一例である。確実な役割遂行を主眼に置いている。
技構成
- 確定枠
テラバースト
この育成論には欠かせないので確定。「サイコキネシス」で対処できない鋼タイプや悪タイプを一網打尽にできる。
サイコキネシス
超タイプの一致技なので確定。環境には超タイプ技を使う強力なアタッカーがいないので、希少価値も高いと考える。
確定枠という位置付けだが、好みで後述の「サイコショック」と交換しても良いだろう。
- 候補枠
オススメ度A:サイコショック
超タイプ一致の技。相手のBを参照してダメージを与える。HD特化ドオーなど特殊受けに強く出れるが、本来「サイコショック」で落とせたはずのポケモンが落とせなくなることがある(B振りコノヨザルが一例)。誰を仮想敵とするかで、「サイコキネシス」と選択すると良いと思う。私は使用したことが無い。
オススメ度A:シャドーボール
霊タイプと対面したとき、こちらは闘テラスタルをし、相手の霊タイプ技を透かしつつ殴れる。
オススメ度A:くさむすび
オススメ度B:パワージェム
オススメ度B:マジカルシャイン
竜タイプも見れるようになる。しかし大抵の竜タイプは「サイコキネシス」で確高乱数2なので私は外した。
テラスタル
このテラスタルのコンセプト上、格闘テラスタルで確定とする。
立ち回り例
先手出しをして、相手をかき乱す。
マスカーニャバンギラスコノヨザルゲンガーなどと対面したとき、格闘テラスタルを切って突っ張って良い。こちらは抜群を取れる。起点作成しようと出てきたカバルドントリトドンにも対応できる。
与ダメージ計算
オンライン対戦をしてみて、実際に技を打ちそうな仮想敵をピックアップしてまとめた。
括弧で囲われたパーセンテージはダメージ量を表す。
サイコキネシス
格闘テラバースト
カイリュー
→H4+「マルチスケイル」+ノーマルテラスタル:確2(54.5~64.7%)
→H4:確1
ドドゲザン
→H252D4+「突撃チョッキ」:確1
ジバコイル
→H252D4:確1
セグレイブ
→H4:確1
マスカーニャ
→H252D4:確1
シャドーボール
くさむすび
被ダメージ計算
HBが低いので基本的には紙耐久だが、体感的に一発くらいは耐える。なおDは95とまあまあ高い。
格闘テラスタル無し
C特化ドラパルト
→たたりめ:確定2(77.1~91.4%)
→シャドーボール:乱1(95.7~112.9%)
C特化サザンドラ
→悪の波動:確1
A特化マスカーニャ
→はたき落とす:確1
A特化コノヨザル…「こだわりスカーフ」持ちではない限り上をとっているので、「憤怒の拳」の威力は100で計算する。現環境ではA特化コノヨザルはいないとは思うが、念の為。
→憤怒の拳(威力100):確1
A特化+色眼鏡エクスレッグ
→出合い頭:確1
オノノクス
→出合い頭:確1
A特化カイリュー
→神速:確2(54.3~64.3%)
→ノーマルテラスタル+神速:確2(81.4~96.4%)
格闘テラスタル有り
C特化ドラパルト
→たたりめ:確3(38.6~45.7%)
→シャドーボール:乱2(47.9~56.4%)
C特化サザンドラ
→悪の波動:乱4以上(27.1~32.1%)
A特化マスカーニャ
→はたき落とす:乱2(42.9~50.7%)
A特化コノヨザル
→憤怒の拳(威力100):乱2
A特化+色眼鏡エクスレッグ
→出合い頭:確2
オノノクス
→出合い頭:確2
苦手なポケモン
- オノノクスエクスレッグカイリューなど強力な先制技を持つ相手。
- 「気合の襷」持ちかつ先制技を持つソウブレイズ
- 単純にエーフィより速く、そしてこちらは確1で落とせないドラパルトや「こだわりスカーフ」持ちサーフゴー。
- 今後、環境に出てくると思われるハバタクカミ。Sが負けていて、Dもおかしい。
彼らが出てきたら、素直に後続のポケモンに交換すると良いだろう。有力な引き先の候補としてドドゲザンが挙げられる。
相性の良い味方・構築例
自分は
という組み合わせが結構強いと感じた。いくつか立ち回りやメリットをまとめる。
- 上記の苦手なポケモンはエーフィと相性が悪いので、ドドゲザンに交換。
- 特殊受けはカイリューで落とす。
- エーフィは高火力で殴って相手を抜き、そして紙耐久で2~3発殴られれば倒れる。これがドドゲザンとのシナジーが高いと考察。
- エーフィは相手の「ステルスロック」を牽制できるので、マルチスケイルカイリューのと相性は大変良い。
修正履歴
- いくつかの誤字を修正。努力値調整をB4振りからH4振りへ修正。持ち物に関して「きあいのタスキ」を持たせない理由を補足。仮想敵からソウブレイズを消去、苦手なポケモンの項目へ記載。(1.13.23)
- 最速調整していない理由を追記。候補技に「サイコショック」を追記。(1.14.23)