キョジオーン- ポケモン育成論SV

こんにちは！過去作からランクマ対戦はプレイしてきた身ですが、今回育成論初投稿となります！至らない点などあるかと思いますが、皆様のお役に立てれば幸いです。
なお、本育成論では各ステータスの個体値は特攻は特段考慮せず、その他については31(ジャッジでさいこう評価、または王冠で鍛えたもの)を前提とします。
また初心者の方にもお勧めしたいので、極力専門用語や略称は不使用で記載していきます。(※評判悪ければ修正します)

※12/5修正：採用技等細かい箇所を修正しました。誤記、環境の変化に合わせた修正等今後も入れるかもしれません。

採用理由と役割

役割としては起点作成が主となります。
今作はまだランクマが開始すらしていませんが、
･高い攻撃性能を持つ古代および未来ポケモン
･悪戯心挑発を撃てるオーロンゲやクレッフィ、および自身への変化技を無効化するサーフゴー
･キノガッサ、モロバレル、ドヒドイデ等の強力な状態異常使い
これらが登場しており、実際に活躍が予想されます。
そんな中でも確実に自分に有利な試合を展開するため、これらを前に確実に仕事を遂行しやすいポケモンとしてキョジオーンを採用しました。

持ち物

色々試して確定数をずらしやすいオボンのみが扱いやすかったです。
他の候補としては混乱実、食べ残し等がありますが、発動しやすさと回復量のバランスを両立しやすいのはオボンでした。
状態異常にならないのでラムの実は不要、また基本的に攻撃技の追加効果を利用するのでメンタルハーブも必要性は薄いです。

特性

･きよめのしお
状態で異常にならず、またゴースト技を半減する地味にぶっ壊れ特性です。採用理由の一つになります。
がんじょうを採用せずとも、後述の通り役割遂行は充分可能です。

性格・努力値と調整

･性格：しんちょう(特防↑特攻↓)
･努力値：HP252、防御4、特防252
キョジオーンは元々防御種族値が非常に高く、また確実な役割遂行のため特殊方面の耐久も確保したいのでこのような調整になりました。

技構成

《確定技》
･しおづけ：優秀な専用技。自身が場を離れてもスリップダメージを残せて、弱点を突いてくる水や鋼には効果増大という全てがキョジオーンに噛み合った性能です。
･がんせきふうじ：裏のエースに繋いだり、相手が引いてきた場合でも上から行動しやすくなる優秀な技です。ダイジェットの無い今作では簡単に挽回を許さない点が強いです。
《選択候補》
･ステルスロック：相手のサイクルに負荷をかけられます。相手は交代し辛くなるため、しおづけやがんせきふうじと相性が良いです。
･ヘビーボンバー：サブウェポン。フェアリーに強く出られます。攻撃に努力値を割かないので火力自体は低いですが、特性も相まってミミッキュやオーロンゲに強く出られます。
･じこさいせい：高い耐久を活かして居座り性能を上げられます。ただ今作はPPが5に減ったことと、受けとして居座り性能を重視した型ではないので今回は不採用としました。
･とおせんぼう：起点化した相手を逃がさないために優秀です。しおづけと合わせて耐久型相手には強いですが、ステロとの相性は悪いです。
･だいばくはつ：ダメージソース兼自主退場に。
･その他：ゆきなだれ、じしん、ほのおのパンチ等の各種パンチ技。パーティー単位で重い相手に合わせて。

テラスタル

基本的に切らないので火力上昇優先の岩テラスタルを採用。ただし居座りを重視するなら弱点カバーの水や、ドラゴン･鋼･フェアリー受けを考慮した鋼、元々の耐久性能を活かすため弱点減少用にノーマルや電気も候補に上がります。

立ち回り例

基本的には先発or有利な相手に受け出し。挑発は撃たれやすいので、持ってそうな相手にはがんせきふうじやしおづけから入って、隙を見てステルスロックを撒きます。

与ダメージ計算

火力には努力値を割かないので、与ダメージはあまり高くないです。ステルスロックとしおづけのスリップダメージを絡めて削りましょう。
一応
･がんせきふうじで
HP4振りグレンアルマが乱数2発(5.9%)、
HP4振りギャラドスが乱数2発(97.3%)、ただし威嚇を受けていると乱数3発(99.8%)
HP252振りウルガモスが防御20振りまでは確定1発
･ヘビーボンバーで
HP無〜172振りかつ防御252振りオーロンゲが確定3発となります。

被ダメージ計算

物理方面
･ガブリアスのじしんを確定耐え(確定2発)、げきりんなら乱数2発
･キノガッサのマッハパンチがテクニシャン補正込みでも確定耐え(乱数2発)、タネマシンガンなら3発命中までは確定耐え
･ギャラドスのたきのぼりをりゅうのまい1回までは確定耐え(確定2発)、じしんなら2回舞われても乱数1発(62.5%)

特殊方面
･テツノドクガのエナジーボールを確定耐え(乱数2発)、クォークチャージ等でとくこう1段階上昇後でも確定2発
･サーフゴーのゴールドラッシュは低乱数1発(6.3%)
･イーユイのあくのはどうがメガネ持ちでも確定耐え(メガネありで確定2発、なしなら6.3%の低乱数2発)
･テツノツツミのハイドロポンプはクォークチャージ等の上昇が無ければ確定耐え(確定2発)、いのちのたまorたつじんのおび持ちなら乱数1発

※被ダメージの仮想敵は全て性格による補正あり、かつ努力値は最大の252振りを想定。つまりそのポケモンの出せる火力特化ステータスを基準にしています。

苦手なポケモン

･火力特化で低乱数とはいえ、一撃でこちらを倒せる可能性のあるサーフゴーは苦手です。また今回の技構成では無効化される技はありませんが、こちらの出せる火力は低いので身代わりを張られると詰みます。
･サーフゴーに限らず身代わり持ちには有効打が少ないです。特に物理耐久の高いヘイラッシャ、上から身代わりを張って積みの起点にされる恐れのあるハッサムや鋼テラスタルカイリュー等には注意しましょう。
･テツノツツミはクォークチャージ発動後は受け切れない可能性が高く、こちらからのデバフもクイックターン持ちならリセットされてしまうので苦手となります。

相性の良い味方・構築例

キョジオーンで削りとデバフを入れた後、全抜きを狙えるこだわり系アイテム持ちの超火力アタッカーや積みエースとの相性が良いです。
またステルスロックやしおづけでスリップダメージを稼いでいく関係上、モロバレルやブラッキー等とも噛み合いは悪くありません。特にキョジオーン自体は相手に状態異常を付与できないので、これらのポケモンと組み合わせることで相手を疲弊させたり、安全にエースの積む隙を作れます。
《構築例》
･キョジオーン
･モロバレル(黒いヘドロ)：イカサマ、きのこのほうし、ギガドレイン、クリアスモッグ。(※受け&デバフ要因)
･トドロクツキ(ブーストエナジー)：げきりん、じごくづき、アイアンヘッド、りゅうのまい(※物理エース)
･オーロンゲ(ひかりのねんど)：リフレクター、ひかりのかべ、でんじは、ソウルクラッシュ(※壁張り起点作成)
･サーフゴー(たべのこし)：ゴールドラッシュ、シャドーボール、みがわり、わるだくみ(※特殊エース)
･ウォッシュロトム(こだわりスカーフ)：ほうでん、ボルトチェンジ、トリック、ハイドロポンプ(※相性補完兼場荒らし)

以上となります。長文失礼致しました。
皆様のパルデアライフがより良いものとなるよう、心よりお祈り申し上げます。