おはこんハロチャオ!
初めての育成論となります。時に厳しく、時にやさしくコメントいただけると幸いです。
S2よりパラドックスポケモンが解禁されました。スナノケガワスナノケガワくんもその一人。レアコイルに足をはやしただけなのに、素晴らしくデザ秀に仕上がっています。
そんなスナノケガワくんですが、パラドックス界では少し影が薄いように見受けられます。なんだか悲しいので、今回はある持ち物を活かして高速特殊アタッカーのテツノツツミを突破し、できればそのまま全抜きを目指してもらいます。
今回使用するからぶりほけんは、「技が外れるとすばやさが2段階上昇する」持ち物です。さいみんじゅつやでんじほうといった、当たっても当たらなくてもリターンが発生する低命中技で使用されることが多いです。私は剣盾を買っていなかったのですが、YouTubeではからぶりほけんデンジュモクの動画を見た記憶があります。
でんじほうを打ちつつ、及第点のすばやさ、高いとくこう、最低限の耐久を活かして上から一方的に殴り続けることができるポケモンとしてスナノケガワに注目しました。
注意点
- 一般的に使用される略称(HABCDSなど)を使用いたします。
- ダメージ計算ツールはポケソル様のものを使用させていただきました。
- 先駆者様がいらっしゃいますが、読んだ結果少し型が違うように思えたのでそのまま投稿いたします。
採用理由と役割
主にテツノツツミに対して、強く出られるポケモンであることです。具体的には、
- でんじほうが打てるポケモンの中でSが圧倒的に高い(S101)。そのため、からぶりほけん発動で最速+1テツノツツミの上を取れる。
- Cが121あるため、上から強引に突破できるポテンシャル。
- BDが最低限あるため、テラスタルを絡めて1耐えできる(はず)。
役割としては高速特殊アタッカーとなります。
持ち物
からぶりほけん
コンセプトとなっていますので今回は確定とします。
ただ、最速+1テツノツツミの上を取るだけであれば最速スカーフ+1(特性発動)スナノケガワでも可能です。事前に晴らしておく必要がありますが、参考程度に。
特性
こだいかっせい
今回は能動的に発動させることはありません。上がるとしてもCなので、全抜き性能がより高まるのみです。
性格・努力値と調整
おくびょう(S↑A↓)
C252 D92 S164
実数値:H160-A90-B117-C173-D117-S156(312)
Sは、からぶりほけん発動時に最速+1テツノツツミの上を取りつつ、麻痺させたときに同速勝負ができる値です。日々の祈祷力に自信がない方は172振りが良いと思います。
最速も悪くはないですが、からぶりほけん発動時にオーバースペックとなってしまいます。ちなみに、発動前でも準速ガブリアスの上を取ることができます。
基本的に上から殴るのでCは252です。
残りはBでもDでもよいですが、テツノツツミを意識して私はDに振りました。16n+1調整でH4振りでもよいと思います。
技構成
・確定枠
でんじほう
威力120命中50の特殊でんき技。当たると100%の確率で相手を麻痺にする。
今回のコンセプトであり、おみくじ枠。当たらない方が当たりかもしれない。
並のポケモン相手であれば、(当たれば)他のわざと合わせて確定2発圏内に押し込めます。
10まんボルト
命中安定の特殊でんき技。でんじほうが外れた後はメインウェポンとなります。
・選択枠
だいちのちから
威力90の特殊じめん技。タイプ一致で打てるので、優先度が高め。また、でんき技があるので意外とひこうで透かされない印象も。
ほうでん
特殊でんき技。10まんボルトと比較して、威力が低く麻痺率が高くなっています。でんじほうが当たったら相手は確定で麻痺するので、麻痺率が高いことのメリットがあまりないと思います。
エレキボール
こちらの素早さが相手より早ければ早いほど威力が上がります。しかし、今回の調整では3倍(威力120)で打ちたい相手がアーマーガアぐらいだったので不採用としました。無論、からぶりほけんが発動していなければ打点にはなりません。
最速こだいかっせい発動を前提とするなら採用してもいいと思います。(他の方の育成論ではこちらでした。)
ラスターカノン
威力80の特殊はがね技。最初はパラドックスに加えて準伝説も解禁されるかなと思っていたので、パオジアンに対する打点として想定していました。
パワージェム
威力80の特殊いわ技。ウルガモス絶対殺すマシーンになるならこれ。ギガドレインを打たれる前に殴りましょう。
トライアタック
威力80の特殊ノーマル技。確率で相手をやけど、麻痺、こおりのどれかにします。が、ほうでんと同じくでんじほうが当たった場合に追加効果が腐るので今回は選出しませんでした。半減されにくいので、打点としても最悪使えます。
テラバースト
ダメージ計算をしたところ、全部だいちのちからでよくね?となってしまいました。一応無振りファイアローに確定1発です。
テラスタル
みずテラスタルを採用しました。テツノツツミのこおり・みず技を半減できますし、元の弱点と重なるのがくさタイプのみになるので1耐え性能が高まります。
立ち回り例
2体目以降かつ死に出しを想定しています。初手はタスキをつぶせるステルスロック持ちがベターでしょう。テツノツツミ対面を想定してここからは書いていきます。
- みずテラスタルで半減受け⇒でんじほう テツノツツミはHD特化
(いるのか?)でも確定1発です。 - 当たった場合⇒10まんボルトとだいちのちからを基本線に技を打ち分ける。相手が積みポケならでんじほうでも可。
外れた場合⇒10まんボルト テツノツツミが無振りとつげきチョッキでも確定1発です。
- 上の「当たった場合」と同じように立ち回る。耐久はあまりないので、基本的には上から殴り続ける想定です。
与ダメージ計算
ありそうな努力値振りを主に掲載します。また、テラスタルは想定していません。
でんじほう
テツノツツミ:確定1発
H252アーマーガア⇒乱数1発(93.75%)
HD特化アーマーガア⇒確定2発
無振りサーフゴー⇒確定2発
H252サーフゴー⇒確定2発
HD特化サーフゴー⇒確定3発
無振りマスカーニャ⇒乱数2発(2.73%)
無振りキノガッサ⇒確定2発
無振りウルガモス⇒確定2発
H252デカヌチャン⇒乱数2発(98.04%)
H252サケブシッポ⇒確定3発
HD特化サケブシッポ⇒乱数3発(1.8%) 壁ありだと乱数6発
10まんボルト
無振りテツノツツミ⇒確定1発
H252アーマーガア⇒確定2発
HD特化アーマーガア⇒確定2発
無振りサーフゴー⇒乱数2発(97.26%)
H252サーフゴー⇒確定3発
HD特化サーフゴー⇒乱数3発(5.71%)
無振りマスカーニャ⇒乱数3発(98.46%)
無振りキノガッサ⇒確定3発
無振りウルガモス⇒乱数2発(16.4%)
マルスケカイリュー⇒乱数4発(13.36%) なければ乱数2発(28.9%)
無振りマリルリ⇒確定1発
H252マリルリ⇒乱数1発(6.25%)
無振りドラパルト⇒乱数3発(0.61%)
だいちのちから
無振りサーフゴー⇒乱数1発(93.75%)
H252サーフゴー⇒確定2発
HD特化サーフゴー⇒確定2発
無振りウルガモス⇒乱数2発(16.4%)
無振りドラパルト⇒確定2発
H252ラウドボーン⇒乱数1発(31.25%)
HD特化ラウドボーン⇒確定2発
H特化デカヌチャン⇒確定2発
HD特化キョジオーン⇒確定2発
H252ドオー⇒確定2発
HD特化ドオー⇒乱数2発(37.1%)
H252ガブリアス⇒確定3発
無振りグレンアルマ⇒確定1発
無振りソウブレイズ⇒確定1発
パワージェム
無振りウルガモス⇒確定1発
無振りファイアロー⇒確定1発
被ダメージ計算
テラスタルした時の計算ができなかったため、スナノケガワが「非テラスタル時」のダメージ計算です。特にテツノツツミに対してはみずテラスタルを切って半減受けをしましょう。また、相手は火力に252振りの前提で見ていきます。
テツノツツミハイドロポンプ⇒確定1発
テツノツツミフリーズドライ⇒確定2発
テツノツツミれいとうビーム⇒乱数1発(75%)
テツノツツミクイックターン⇒乱数2発(89.45%) A無振りなら確定3発
マスカーニャトリックフラワー⇒確定1発
マスカーニャはたきおとす⇒乱数4発(89.84%)
マスカーニャふいうち⇒確定3発
マスカーニャとんぼがえり⇒乱数4発(63.3%)
へんげんじざいマスカーニャとんぼがえり⇒確定3発
へんげんじざいマスカーニャじゃれつく⇒乱数2発(16.4%)
テクニシャンキノガッサタネマシンガン⇒2回で乱数1発(0.39%)
サーフゴーゴールドラッシュ⇒確定3発
サーフゴーシャドーボール⇒乱数2発(31.25%)
サザンドラりゅうせいぐん⇒確定2発
サザンドラあくのはどう⇒乱数2発(6.25%)
ウルガモスギガドレイン⇒確定2発 C+1だと乱数1発(6.25%)
ウルガモスほのおのまい⇒乱数2発
C+1ウルガモスむしのさざめき⇒確定2発
ガブリアスじしん⇒確定1発
ガブリアスじならし⇒確定2発
ガブリアスげきりん⇒確定2発
カイリューノーマルテラスタル神速⇒乱数2発(31.25%)
カイリューげきりん⇒確定2発
カイリューれいとうパンチ⇒確定2発
カイリューじしん⇒確定2発
アーマーガアボディプレス⇒確定4発
B+2アーマーガアボディプレス⇒確定2発
A無振りアーマーガアブレイブバード⇒確定3発
苦手なポケモン
くさタイプのポケモンです。特にマスカーニャは上からトリックフラワーで処理されてしまいますし、キノガッサは催眠でもタネマシンガンでもぼっこぼこにされます。
また、でんき技が通らず有効打もないじめんタイプ相手も相性がいいとは言えません。
あとは、どのポケモンもそうですがねむりに弱いです。
相性の良い味方・構築例
私はバチンウニルチャブルと組ませて試運転しました。バチンウニはグランドコートを持たせ、エレキフィールドを初手で展開します。じめん技が見える場合はかるわざルチャブルに引き、そうでなければバチンウニで居座り死に出しでスナノケガワにつなぎます。エレキフィールドが残っていればねむることなく戦っていくことができ、でんき技の威力もあがりますのでなかなか悪くなかった印象です。
惜しむべきは、ルチャブルが絶妙に火力不足な点ですかね。あとは外してほしい時にでんじほうが命中します。とびひざげりと命中率逆になるバグが発生していたようでした。
さいごに
いががでしたでしょうか。意外と確定1発にならず、からぶりほけんが活かしやすいポケモンだと思います。デザ秀なこのポケモン、ぜひ使ってみてください。