はじめに
はじめまして。
U.C.Nと申します!
普段はどちらかといえばマイナーポケでランクマッチを遊んでいるのですが、今回はマイナー?かはともかくチョッキ型のエルレイド投稿がなかったので参考までに投稿します!
初投稿になります。つたない文章や指摘点等などの考察の甘い部分などがあるかもしませんがご了承ください。
- 個体値は特に記載がない限りすべて31が前提になっています。
- 努力値はH-A-B-C-D-Sの非公式用語を用います。
エルレイドについて
HP 68
攻撃 125
防御 65
特攻 65
特防 115
素早 80
平均 86.3 (計518)
エルレイド使いの皆様が一番注目する点はA125という物理アタッカーとしての側面かと思います。が、最も注目すべき点はD115という特殊耐久の高さにあると思います(パルデア図鑑では15位タイ。シーズン2にはいないけどサケブシッポサケブシッポミライドンミライドンと同値。)
特性きれあじのため実質火力が1.5倍になる点も優秀です。天候と同じ倍率なのは強すぎませんかね。
ネックはBの低さと微妙なSの値でしょうか。物理環境気味な現状は日の目を見ることは少ないでしょう。
素早さが足りないなら受け切ってしまおうというのが今回のコンセプトです。
採用理由と役割
現状環境に蔓延る中~低速ポケモンたちは、Aが高くBが高い、Cが高くDが高いといった、物理、特殊のどっちかに片寄っていることが多いです。カイリューカイリューやバンギラスバンギラスとかいう600族バケモノは例外。
それが高速アタッカーたちがタスキを持たざるを得ないという根本の理由に関わってくるかと思います。
それを考えると特殊受け物理アタッカーは刺さる場面は多いです。
エルレイドエルレイド周辺のDの持ち主でAも高いポケモンは
あたりになります。(ここからDが低いラインになるとD100のソウブレイズギャラドスバンギラスカイリューなどの密集地帯になるので省略)
エルレイドは特性のおかげで実質A 125×1.5=187.5になるのと、かくとうわざがつよく打てるのでサザンドラサザンドラやセグレイブセグレイブ、圧倒的に多いはがねテラスタルに強く出ることができます。
またブースターに比べ技範囲が広く様々なタイプに対応できることが唯一無二の強みです。
チョッキをもたせることでサザンドラのりゅうせいぐん、サーフゴーのシャドーボールを確定で耐えることができる驚異の特殊耐久を得ることができます。(ダメ計後述)
役割としては
- 特殊アタッカーに対する受けだし
- あく、ゴーストポケモンの討伐
- 技範囲を活かした削り
が主なものになります。
持ち物
コンセプト上、とつげきチョッキで確定。
タイプにかかわらずあらゆる特殊攻撃を余裕で耐えます。
特性
こちらもアタッカー運用なのできれあじで確定。
ゴースト対面も考えているのでせいぎのこころは見送り。きれあじ対応範囲画外の技を検討する場合は選択。
技構成
- 確定枠
せいなるつるぎ
タイプ一致×特性で実質威力90×1.5×1.5=202.5
デメリットなし。インファイトの上位互換。ついでに相手のてっぺきなどのB上昇を無視する。なにこれぶっ壊れじゃん。
つじぎり
実質威力70×1.5=105
コンセプト上確定、ゴーストタイプに強く出れる。
かげうち
威力40 特性範囲外
唯一の先制技。Aに努力値を振っているのでそれなりには火力はでる。微妙な素早さのなさを補う重要な技。
削りあがきにも。
- 選択枠
リーフブレード
実質威力90×1.5=135
ヘイラッシャヘイラッシャ、マリルリマリルリあたりにつよい。(物理受けできないので引いた方がいいが)じめんタイプにも有効打。特性範囲内で最大威力技。
アクアカッター
実質威力70×1.5×1.5=157.5
リーフブレードと範囲が被る。ほのおタイプを重視するならこっち。
サイコカッター
実質威力70×1.5×1.5=157.5
かくとうを受けようとしてきた毒テラスタルに有効。それ以外には範囲が広がるわけではないのでパーティと相談。
シザークロス
実質威力80×1.5=120
草タイプにつよい。エスパータイプはめったに見かけない。
はたきおとす
威力65 どうぐがうざったい場合は採用圏内。正直つじぎりをうった方がつよい。
テラスタル
受けにも攻めにも転じやすいあくで確定。
フェアリーには一貫して弱いので注意。
性格
アタッカー性能も見るならいじっぱり
受け性能を高めたいならしんちょう(D上昇、C下降)
努力値
A252 H92 D164
Aぶっぱしたうえで、チョッキ込み特殊受け最大効率です。
性格がしんちょうなら
A252 H60 D196
HPの低さや定数ダメージが怖い場合は適宜D→Hに振ってください。(チョッキが1.5倍という掛け算計算なので基本的にはDに振った方が固くなります。)
与ダメージ計算
(表記ない場合は無振)
- せいなるつるぎ
サザンドラ (161.6 ~ 190.4%) 確定1発
ドドゲザン (242.2 ~ 288%) 確定1発
バンギラス(179.7 ~ 210.6%) 確定1発
ジバコイルHB252(101.6 ~ 119.7%) 確定1発
セグレイブ (138.9 ~ 164.2%) 確定1発
カイリューノーマルテラスタル マルスケ(65.1 ~ 77.2%) 確定2発
キョジオーンHB252 (79.2 ~ 93.7%) 確定2発
ヒートロトム (75 ~ 88.4%) 確定2発
アーマーガアHB252 (45.8 ~ 54.6%) 乱数2発 : 61.32%
- つじぎり
サーフゴー(82.7 ~ 97.5%) 確定2発
ラウドボーン HB252(48.3 ~ 56.8%) 乱数2発 : 87.5%
ウルガモス(54.3 ~ 63.7%) 確定2発
- テラスタルつじぎり
サーフゴー(123.4 ~ 145.6%)確定1発
ラウドボーンHB252(72 ~ 85.3%)確定2発
- かげうち
詰め用なので省略。
エルレイドよりSが早くてせいなるつるぎを耐えるあくタイプはテラスタル以外いないため。
HPが赤ゲージなら大抵落ちます。
ミミッキュ58.4 ~ 67.6% 確定2発
連打で突破は無理です。
- リーフブレード
カバルドン(53.9 ~ 64.1%) 確定2発
ヘイラッシャ (46.6 ~ 55.2%) 乱数2発:66.01%
マリルリH252(95.6 ~ 113%) 乱数1発:75%
ウォッシュロトム(124.8 ~ 147.2%) 確定1発
被ダメージ計算
物理アタッカーの攻撃はどんなわざだろうとほぼワンパンされるので省略、生き残ったらラッキーくらいで考えましょう。
もっとも対面の多いサザンドラとサーフゴーのみ記載。努力値はC252性格補正ありで計算。
大体どのくらい耐えるか参考までに。
サザンドラサザンドラ
あくのはどう (21.9 ~ 27%) 乱数4発:25.58%
りゅうせいぐん (36.7 ~ 43.2%) 確定3発
サーフゴーサーフゴー
シャドーボール (51.6 ~ 61.9%) 確定2発
あくテラスタル
サザンドラサザンドラ
あくのはどう (10.9 ~ 13.5%) 乱数8発
サーフゴーサーフゴー
シャドーボール(12.9 ~ 15.4%) 乱数7発
”追記”
こだわりメガネの被ダメを忘れていました。
結論を述べると、上記2体のりゅうせいぐん、シャドーボールを確定2発でくらうため、受けだしは不可能です。ただし性格補正なしならりゅうせいぐんは低〜中乱数で3発になります。
しかしメガネでCダウンをしてまで最大火力を放つのは後々をみたら交代必須の弱い行動になりますので、そうそうないだろうという考えで省略いたします。
それ以外の技なら受けだし可能です。誘発する技相性をパーティと相談してください。
死に出しで着地すればテラスタルなしで対処可能です。
苦手なポケモン
Sが早い物理アタッカー。タイプ相性的に有利をとれない固めの物理アタッカー。
ヒートロトムゲンガーなどのおにび持ち。
圧力をかけたい、かげうちで倒せそうな時以外は物理受けに引きましょう。
立ち回り・運用・構築
サザンドラやサーフゴーなどの特殊アタッカーに受けだしして油断したところを狩ります。
サザンドラははがねテラスタルが多いため、せいなるつるぎで一貫します。仮にフェアリーテラスタルだったとしても、こっちもあくテラスタルを切れば受け能力は上がるので強引に突破することは可能です。
サーフゴーはシャドーボールに受けだししてあくテラスタルを切って耐久、つじぎりで倒します。
わざわざ不利対面に出してきたと相手は疑うことでしょうが、確定2発が見えているなら、シャドーボールを打ちたくなるのが人間心理です。
仮に交代されてもこちらが有利なのでつじぎりで圧力をかけましょう。
ちなみにHP万全の状態で対面になった場合、つじぎり+かげうちでテラスタルを切らなくても倒せます。他のポケモンにテラスタルを回しましょう。
基本的に物理一貫のアタッカー、カチカチ物理受けには不利をとるため、パーティ単位での選出誘導がかなり効果的です。というか必須です。
特殊アタッカーがいないと積みかねない物理カチカチのポケモンをいれることでサザンドラサーフゴーウルガモス特殊型ドラパルトなどを選ばせましょう。
私はクレベースで選出威嚇しています!
サーフゴーやサザンドラなどのあく・ゴーストを主な役割対象にする関係上、そいつらを呼び寄せるためには、そのどちらにもタイプ相性が弱いゴーストタイプのポケモンを用意することが必要になります。
パーティ全体であく・ゴーストにタイプ不利もしくは等倍になるように構築するのがおすすめです。はがねに弱く構築するのもおすすめです。
相性の良い味方
1体起点役+2体アタッカー構築の場合、エルレイドが特殊受け物理アタッカーということは、相棒は物理受け特殊アタッカーが良いでしょう。
その条件に当てはまり、かつゴーストタイプであるラウドボーンラウドボーンなどはオススメかと思います。(私は持っていませんが)
ちなみに私はフワライドフワライドとセットで運用しています!
セグレイブとドドゲザンがサーフゴーサザンドラジバコイルとセットでニッコニコで出てきてくれます。
エルレイドの物理耐久とSを補うなら、でんじはとリフレクターを使えるオーロンゲなどの起点役、おにび持ちのポケモンが相性がいいと思います。
おわりに
もともとは上述のフワライドフワライドの相性補完役として作成したのですが、なぜか普通に強かったのでこちらを先に投稿する運びとなりました。
サーナイト系列嫁派の友人が「素早さが足んないんだよな」とぼやいていたのを思い出し、ふと投稿された育成論を眺めると、1.火力を伸ばす、2.スカーフ、3.タスキのうちのどれかが多かったので、その悩みに行き着く人は多いのかなと実感しました。
1.するには耐久、2.するのは技範囲が無駄、3.は素早さが足りないので、いっそのこと特殊耐久に振り切った方が強いだろうという考えが形になった育成論になってます。
特殊相手なら多少の受けまわしも可能で、ちゃんとサポートしてやれば、気づいたら3タテしてることもざらにあるのでぜひ使ってみてください!癖になってんだ、環境ポケだまして刈り取るの
ポケモン初心者ゆえに浅い知識と考え得る最悪のパターンでしか記述できませんでした。読みづらい点もあったかと思いますが最後まで見ていただきありがとうございました。
"追記"
フワライドフワライド育成論SV/1151 も投稿しました。もともとはこのフワライドを前提に作成した育成ですのでよろしければこちらもどうぞ。