はじめに
こんちにはぐらしおんと申します
今回はダブルバトルの育成論を投稿します
ダブルバトルってシングルとは動きも覚えることも違ってなんだかハードル高いって思う方もいるのではないでしょうか
闇雲にシングル用のポケモンを連れて行っても勝てないって経験をされた方もいるはず
そんなダブル初心者トレーナーさん向けにダブルバトルの入門におすすめなタイカイデンタイカイデンをご紹介します
ダブルバトル初心者向けに細かめに記述するため長文です
(第1シーズン想定です)
注意
- 「種族値」「個体値」「努力値」といった非公式用語、および略称を用います
- ステータスを「H-A-B-C-D-S」表記します
- 「特化」と書いた場合、努力値252振りの性格補正ありとします
役割
以下の2つの役割を持たせます
まず1つ目はダブルバトルで最も重要な要素のすばやさ操作です
ダブルバトルではシングルバトル以上に先手を取ることが重要になります
シングルバトルと違い受けポケモンが活躍しづらい環境であり、技が1ターンに2回飛んでくるため受けるダメージも大きくなりやすいです
(一般的論として受けポケモンは火力が出ないためダブルバトルでは放置されやすく相方への負担が高くなります)
つまり自分の行動を確実に実行するためには相手よりいかに先に行動するかがカギになります
攻撃性能の高いポケモンを用意しても相手2匹から先手を取られて集中砲火を受ければひとたまりもありません
そこで味方のすばやさを2倍にするおいかぜを覚えるタイカイデンタイカイデンは味方のサポート枠としてうってつけです
すばやさ種族値が125と高いため一番手でおいかぜを使い、味方のすばやさを引き上げて相方の行動順を繰り上げることができます
(過去作ではおいかぜは使用して次のターンから効果を発揮していましたが近年の作品では発動後即効果を発揮します)
おいかぜを使うことで特性のふうりょくでんきの効果が発動し充電状態になるため一石二鳥ですさすが鳥ポケモン
2つ目はエレキフィールドによる場の操作です
ダブルバトルで対策必須級のイエッサン♂イエッサン♀イエッサンのサイコメイカー+グレンアルマグレンアルマのワイドフォースを対策できます
サイコフィールド中は先制技が無効になり、ワイドフォースが全体攻撃+威力UP、さらにエスパー技が1.3倍と強力なコンボになります
前作はダイマックス技でフィールド操作が容易でしたが今作は〇〇メイカー持ちはイエッサン♂イエッサン♀イエッサンとバチンウニバチンウニ(とこぼれだねオリーヴァオリーヴァ)のみと場の操作が非常にしづらくなっています
当然ワイドフォースを撃つグレンアルマグレンアルマよりも先手でフィールドを展開しないと意味がないため、すばやさの高いタイカイデンタイカイデンが撃つことに意味があります
またエレキフィールドの効果として相方へのねむり技を無効化でき、でんき技の威力も高めることができるためこちらを狙いにもできます
(タイカイデンタイカイデン自身はひこうタイプのため直接恩恵はないので注意)
以上高いすばやさからおいかぜ+フィールド技を両立できる点がタイカイデンタイカイデンの強みになります
類似ポケモンとの違い
同じく先攻おいかぜを撃てるポケモンにはやてのつばさファイアローファイアローといたずらごころヤミカラスヤミカラスがいます
ここで各ポケモンの強みを記載しておきます
ファイアローファイアロー
夢特性のはやてのつばさによる先制おいかぜやおにびによる物理ポケモンへの圧力や高火力なブレイブバード、フレアドライブで物理アタッカーとして活躍できます
またきりばらいでフィールドのリセットもできます
ヤミカラスヤミカラス
夢特性のいたずらごころによる先制おいかぜやくろいきり、あまごいで相方エースのサポート特化やバークアウトで特殊型への妨害ができます
タイカイデンタイカイデンは高いすばやさで先制おいかぜの後、ふうりょくでんきにより特殊アタッカーとして活躍できます
またふうりょくでんきは通常特性なため調達が容易です
レイドバトルやとくせいパッチは不要で北3番エリアのものみ塔でひっとらえてそのまま育成できます
手軽さ抜群!さあいますぐ北3番エリアへ走れ!
ダブルバトルの使用率をみると上2匹の数の方が多いです
しかしいきなり貴重な夢特性用リソースを注ぐのもとためらう方は入手しやすいタイカイデンタイカイデンからダブルバトルを始めてはいかがでしょうか
持ち物
おんみつマント
ダブルバトルで採用率の高いねこだましでひるまなくなるためかなりの確率でおいかぜを通すことができます
すばやさの高いタイカイデンタイカイデンはねこだましが飛んでくることも多いので有用です
きあいのたすき
2ターン行動するための保険
がむしゃらとの相性もグッド
特性
ふうりょくでんき
おいかぜとの相性がグッド
性格・努力値と調整
案1
おくびょう
C252 S252 B4
特殊アタッカーとしての役割も持たせるならこちら
案2
おくびょう
H252 S252 B4
サポート枠として採用するならこちら
おんみつマントと併用して確実においかぜを決める
無振りでもふうりょくでんきが発動すればそこそこ火力もでる
テラスタル
でんき
テラスタルは他のエースポケモンに使いたいためこだわりはありませんがでんきにすればひこうタイプが消えてエレキフィールドの恩恵を受けられふうりょくでんきと合わせて特殊でんきアタッカーとしても活躍できます
技構成
確定技
おいかぜ
役割欄にもあるようにすばやさ操作のために採用
エレキフィールド
役割欄にもあるように場の操作のために採用
選択技
10まんボルト
安定のメインウェポン
ほうでん
全体攻撃技
麻痺撒きも兼ねられるが複数攻撃の場合は威力が3/4になるため注意
相方にも複数攻撃技を持たせる場合はワイドガード持ちが天敵になる
がむしゃら
自分と同じ体力になるようにダメージを与える
どんな高耐久ポケモンでも強引に削りを入れられるため有用
適当なところで一度見せておくと相手がタイカイデンタイカイデンを落としに来るためさっさと退場できる
H振りでも使う場面は多い
かいでんぱ、フェザーダンス
相手へのデバフ技
交換がリスクになりやすいダブルバトルではよく効く
まもる
ダブルバトルといえばこの技
きあいのタスキを持たせたときのねこだまし対策
立ち回り
与ダメージ計算
攻撃面では特に仮想敵はいないため参考としてオニゴーリオニゴーリ(種族値オール80)とダブルバトルでよく見るしれいとうシャリタツシャリタツ in ヘイラッシャヘイラッシャ(とくぼう2段階アップ)を記載します
また以下のように表記します
A:C無振り
B:C無振り充電状態
C:C252振り
D:C252振り充電状態
- H4オニゴーリオニゴーリ
10まんボルト
A:41.0〜48.7% 確定3発
B:81.4〜96.7% 確定2発
C:52.2〜61.9% 確定2発
D:103.2〜121.9% 確定1発
ほうでん(複数攻撃時)
A:26.9〜32.6% 確定4発
B:53.8〜64.1% 確定2発
C:34.6〜41.0% 確定3発
D:67.9〜80.7% 確定2発
- H252ヘイラッシャヘイラッシャ(とくぼう2段階アップ)
10まんボルト
A:30.3〜35.7%乱数3発(28.1%)
B:59.1〜70.0% 確定2発
C:37.3〜44.2% 確定3発
D:73.1〜87.1% 確定2発
ほうでん(複数攻撃時)
A:19.4〜23.3% 乱数5発(96.7%)
B:39.6〜46.6% 確定3発
C:24.1〜28.7% 乱数4発(97.2%)
D:49.0〜58.3% 乱数2発(96.4%)
被ダメージ計算
こちらも特に仮想敵がいないため参考で記載します
A252ドラパルトドラパルト ドラゴンアロー(2発命中時)
無振り:84.2〜100.7% 乱数1発(1.95%)
H252振り:69.0〜82.5 確定2発
C252サザンドラサザンドラ りゅうせいぐん
無振り:111.8〜132.5% 確定1発
H252振り:91.6〜108.5 乱数1発(50.0%)
苦手なポケモン
- トリックルームパーティ
おいかぜを使ってしまうとほぼ後攻になる
トリックルームを覚えるポケモンが出てきた場合はおいかぜを撃たない、相方で止める等の工夫が必要
先述のサイコメイカーパーティでも採用されることがあるため注意
- おいかぜパーティ
おいかぜミラーになり純粋なすばやさ勝負になる
すばやさ調整を施していると抜けるのか抜けないのかあいまいになる(相手からも同様だが)
おいかぜがなくても勝てる筋はパーティ内にもっておくこと
相性の良い味方・構築例
- 中高速で火力の高いポケモン
補正をすばやさではなくこうげきやとくこうにかけたり耐久調整を施したりとより戦闘特化にできる
- じしん持ちアタッカー
ひこうタイプのためじしんが無効になるため撃ち放題
イエッサン♂イエッサン♀イエッサンのこのゆびとまれを無視してグレンアルマグレンアルマの弱点をつけるのもうれしい
最後に
ここまで読んでいただきありがとうございます
ダブルバトルはシングルバトルとは違った面白さがあるので是非プレイしてみてください
シングルバトルではありえないようなトンデモコンボや、一発芸大会みたいなパーティもみかけます
そのようなパーティをいきなり使ってみるのもよいですがルールや仕様の把握のためにも比較的シングルバトル用ポケモンを転用してパーティの組み込みやすいおいかぜタイカイデンタイカイデンをおすすめします