ご挨拶
ほとんどの方は初めまして。以前一度だけ投稿させていただいたことがあるのですが、その際は諸事情ですぐに削除してしまいました。もしその節でご迷惑をお掛けしてしまった方がいらっしゃいましたら、この場をお借りしてお詫び致します。
初めに
- 基本的に全て理想個体を想定します。
- HABCDSの略記を用います。
- ダメ計はトレーナー天国様よりお借りしました。
- 性格以外の技構成、努力値配分が同じで、運用コンセプトも似ていたため、フォークという形を取りました。
- ただし、実際にフォーク設定をしてしまうと、第六世代の育成論に分類されてしまったため、ここでフォーク元を紹介させていただきます。
- フォーク元を第七世代に合わせて適応させ、その運用方法を示すことを目的として投稿します。
コンセプト及び基本的な運用
- 竜舞を積み、全抜きを狙う。
- 但し、リザードンがパーティーにいると高確率でステロを撒かれ、安易に竜舞を詰めなくなる。そもそも、物理耐久はまだしも特殊耐久はペラい。また、後でダメ計を載せるが、PGL上位には確1が取りづらい。
- そのため、ステロ、あくび、壁、残り2匹のサイクル戦などでお膳立てをしている事が前提となる。
技構成
確定欄の技構成から基本的に変えないが、一応紹介もかねて記述する。
- りゅうのまい
確定技。今回のコンセプト。剣舞、ニトチャを採用しない理由は後述。
- フレアドライブ
確定技。炎技最大打点
- げきりん
準確定技。フェアリー環境でのドラゴン技技固定を嫌うならばドラクロにしても良いが、竜舞時にHB特化クレセリアに確2→確3など、デメリットも大きい。また、今回はエース運用のため、まだ見ぬ3体目が存在することは希であると考え逆鱗を推奨する。
- かみなりパンチ
準確定技。レヒレを突破可能に。また、ギャラや状況によってはミトムを逆鱗での固定なしで突破可能に。サブウェポンのため準確定技としたが、レヒレで機能停止しない為にも強く推奨する。
- じしん
選択技。ゴツメなど触れたくない相手を処理できるが、かたいツメ補正が乗らず、火力不足に陥りがち。
- ドラゴンクロー
選択技。逆鱗の技固定がどうしても嫌なら。
剣舞ニトチャ型との比較
リザXには他にも、つるぎのまいとニトロチャージという優秀な積み技があるが、それらを採用しない理由を説明する。
- つるぎのまい
S激戦区100族から抜け出すためには加速が必要なため採用しない。また、きちんと補助をしてやれば、竜舞2積みやA一段階上昇で確1範囲に押し込むことも可能なため、火力は竜舞で十分。ただし、受けループのような耐久特化のパーティーを突破するには竜舞を2回以上積む必要があると思われる。
- ニトロチャージ
襷や頑丈を剥がしつつSを上昇させられる点は優秀。しかし今回はエースとしての採用を前提としているため、リザードン降臨以前のサイクル戦やステロなどで頑丈や襷が剥がれていないとは想定しがたい。逆に言うと、特にミミッキュなどに皮を残されているのはそれ以前の戦い方及び選出がまずかったと言える。
- 剣舞ニトチャ同時採用
前述のメリットを両方取れるが、技範囲が狭くなる。フレアドライブを抜くとグロス、ガルドなどで、かみなりパンチを抜くとレヒレなどで、逆鱗を抜くとヒートロトムなどで止まってしまう。そのため、今回は採用を見送る。
性格、努力値配分
- 性格
ようきで確定。フォーク元はいじっぱりとの選択であったが、カプ・テテフをはじめS種族値90代に強力なポケモンが増えたため、それらに抜かれないために。具体的に、準速では抜かれてしまうポケモンを下にあげておく。また、竜舞を積むにしても、スカーフで更に上から叩かれるリスクを考えるとやはり準速にはしづらい。さらに、メガバシャーモにも相手の努力値しだいでなおかつ択を制す必要があるが、同時降臨からでも勝てる可能性が出てくる。よってようき。
準速では抜けない主な相手
- 最速ミミッキュ
- 最速トゲデマル
- 準速メガメタグロス
- 最速カプ・テテフ
- 最速グライオン
- 最速霊獣ランドロス
- 最速ドリュウズ
など。
- 努力値
上記の理由よりまずSにぶっぱ。竜舞を積む隙を作るために耐久調整を行いたいが、「耐久調整をしたポケモンの攻撃を耐える耐久調整」が多い現環境で下手にAを削るのは得策ではないと考えAにもぶっぱ。残りはHに振るほうが合計耐久指数は上昇するが、ステロが進化前は4倍、進化後も2倍で入ることを考えると、何度も繰り出すことは想定していないとはいえ奇数調整をしておきたい。よって残りはBかDに振る。
与ダメ
Aランクの変動ををA↑などと表す。
- 無振りミミッキュ
フレドラ 123%〜
- 無振りメガバシャーモ
逆鱗 103.2%〜121.9%
- 無振りカプ・テテフ
フレドラ 116.5%〜
- HB特化霊獣ランドロス
逆鱗 57.1%〜67.8%
- H252カプ・レヒレ
A↑かみなりパンチ 76.8%〜91.5%
- HB特化ポリゴン2
A↑逆鱗 71.6%〜84.3%
- H252ギャラドス
かみなりパンチ 91%〜108.9% (50%)
被ダメ
基本的に、等倍物理技で即死することはまず無いと思って良い。反面、特殊耐久には若干不安が残る。耐久はほぼ無振りのため、被ダメは参考程度に載せる。計算は全て耐久無振りで行っている。
- 特化ミミッキュ
じゃれZ 77.1%〜90.8%
- 特化メガバシャーモ
とびひざげり 84.9%〜100.6%(6.3%)
- 特化カプ・テテフ(PF込み)
サイコキネシス 94.7%〜112.4%(75%)
特化カプ・レヒレ
ハイドロポンプ 62.7%〜74.5%
相性がいい味方
上記の通り、意地っ張りではないため積みなしでは確1に微妙に届かないことが多い。また、もともとSを抜かれているマンダなどの相手がしにくい。そこで、竜舞を積むための壁要因、あくび要因、ステロでの火力補助、2匹だけでのサイクル戦などをこなせるポケモンを主に候補に挙げている。
- クレッフィ
いたずらごごろ+電磁波+両壁と、リザに限らずあらゆる積みエースと相性がいい。
- カプ・テテフ
竜舞を積んだ後に、蓄積ダメージ+フレドラの反動+先制技で処理されるのを防いでくれる。
- サザンガルド
この組み合わせだけでも単純に強いが、このように2匹だけである程度サイクルを回せると、その中で削りをいれたり起点を作ったりできる。ただしメガバシャーモ相手に安定しない。
- カバルドン
起点作りのプロ。ステルスロックでの間接的な火力補助と、あくび吠えるでの削り、起点作り。更には岩石封じでのS操作。うまく相手の3枚を引きずり出せば、逆鱗の通りを確認できるのもおいしい。
- マンムー
カバルドンと同じくステロ撒きをこなし、なおかつランド、マンダ、ガブなどに礫で大ダージを与える。
- テッカグヤ
リザが呼ぶランドに強く、受けループ対策も同時に担う。リザがXに進化すれば相性補完も抜群。メガ前の電気の一貫には注意。
- 高速スピン、霧払いもち
ステロ4倍が響くため、余裕があるなら入れてもいいかもしれない。カバ、ラグ、マンムーに強く出られるカミツルギなどがオススメ。ただしそれ以外には完全に腐る技なので、優先度は低め。
- サンダース、コケコ
S種族値130+光の壁+リフレクター(コケコのみ)+あくび(サンダースのみ)の偵察要因。特にコケコは、相手の催眠展開を阻止しつつエレキフィールドの発動タイミングから、行動前に相手の持ち物を特定しやすい点も高評価。
- トリルミミッキュ
竜舞を積むこの型とは一見相性が悪そうだが、メガバシャーモに剣舞を積まれた、マンダに竜舞されたなど、どうしてもリザが突破不可能な相手が出てきた時に、起死回生の切り返しができる。ただし、基本的にはそうならないように立ち回るのが優先。
- その他エースポケモン
なるべく止まらないように意識して育成しているが、それでもリザードンの通りが絶望的に悪いパーティーも一定数存在する。リザードンとしっかり役割分担が出来るのであれば、2メガ構築もあり。メガゲンガー、メガエルレイド、メガメタグロス、メガルカリオ、霊獣ボルトロスなどが候補になるか。
終わりに
以上となります。何の変哲もない単純な最速Aぶっぱですので、紹介に近い形になってしまいましたが、お役に立てば幸いです。それでは、ご覧頂きありがとうございました。
追記
9/19 メガバシャーモへの与ダメを修正。