はじめに
初めまして。ギザ10と申すものです。10円マニアです。10円おいしい。
タイトルを見て驚いたと思いますが、今回投稿するのは受ける猿です。
しかし、猿と言えばどうしても紙耐久のイメージがあるかと思います。4世代の頃はまさに高速低耐久アタッカーの象徴と言える活躍をしていたポケモンでもありますね。当時は珠か襷を持って突撃する無邪気やせっかち、陽気の型がメインでした。
そんなゴウカザルですが、今ではバシャーモという強力なライバルを前に大きく使用率を落としています。今回の型では使いませんが、実際のところゴウカザルはバシャーモにはない多くの技を覚えるのでまだまだ現役だとは思うのですがね、、、レヒレ等を狩れるダストシュート、積んだ相手を無理やり止めるマッハパンチ、初手カバを潰す草結び(Zソラビは認めない)、襷を潰せる猫騙しにサイクルに強い蜻蛉返り、そして外すリスクのないインファイト。また初速がそれなりに速いので守るの択もなく、鉄の拳により高火力の雷パンチ…攻撃面でもこれだけあるのに補助技で見てもアンコール、挑発、ステルスロック等非常に多彩です。対戦ではどちらかというとこれらを生かしたサポート型が主流でしょうか。
ところでご存じでしょうか?このポケモン、「怠ける」を覚えるのです。
ゴウカザルというポケモン
種族値:76-104-71-104-71-108
4世代の御三家ポケモンの一匹ヒコザルの最終進化として登場したポケモン。かっこいい見た目もあり、ファンの方も多いのではないでしょうか。しかし先ほど述べた通り対戦ではバシャーモに押され気味で使用率は決して高いとは言えません。種族値で見ると大きく上回っているのは素早さのみで、その素早さもバシャーモは特性の加速によって引き上げられるので数値では負けていると言わざるを得ないでしょう。猿だけに 流石は御三家、少し脆いものの最低限の耐久は備えてありますがね。
では何で勝つのか。答えは簡単、広い技範囲です。導入部でこう思って頂いた方も多いのではないでしょうか、「こいつ強いんじゃね?」と。
型解説
- 概要
怠けるという高速回復技で敵の攻撃に耐えながら瞑想(またはビルドアップ)を無理やり積んで、あわよくば全抜きを狙います。
汎用性の高い両受けをオススメしますが、パーティによっては物理受けもあり。
- 技構成
・鬼火/怠ける
物理ポケモンを起点に無理やり積むため鬼火は必須。またここまで何度も述べた通り回復技ありきの型なので怠けるも確定です。
〜両受けの場合〜
・瞑想
確定技。物理方面は鬼火とアッキの実に任せ、特殊をガン積みします。
・火炎放射
一番安定する攻撃技。瞑想を積んでいけば結構な火力になります。攻撃技は基本的にはこれで、選択肢は特にないものと考えています。これはどうか、というものがあればコメント欄にてお知らせください。
〜物理受けの場合〜
・ビルドアップ
確定。物理をどんどん堅くしていきます。
・炎のパンチ
まず最初に候補に挙がるウェポン。特にデメリットもなく、扱いやすい技です。鉄の拳対応。
・マッハパンチ
もう一つの一致技で、こちらも鉄の拳補正が乗ります。これを採用する場合素早さを落とすのも一考。正直あまり語ることがないですね。もともと殺されるがテテフで止まってしまうのが難点、かもしれない。
・瓦割り
マッハパンチよりかはこっちですかね。ガブやバシャ、リザXといった連中の処理が速くなります。
・雷パンチ
レヒレとかに打つかも?一応鉄の拳対応です。
- 努力値・性格
基本的にはHSぶっぱで大丈夫ですが確定欄では最速にするメリットが薄いと判断し、準速マンダ抜きまでSを落として残りをBに振っています。(t様のご提案より)
実数値(両受け) :183-x-94-124-91-173
実数値(物理受け):183-124-94-x-91-173
臆病または陽気のH252B20S236振りです。
追記:物理受け型のHBラインについてはしっかり調整するべきだと判断し現在考えていますが、BSぶっぱのような振り方でも十分ありです。
- 持ち物
アッキの実で確定。アッキ+鬼火で182ガブの地震をギリギリ確3に抑えるぐらいの堅さになります。幅広い範囲を起点にすることができますね。
- 運用
- 相手が物理なら鬼火を撒きます。
- 積みます。
- やばかったら回復します。
以上。
一度アッキが発動した後はできるだけ引かない立ち回りを心がけたいですね。アッキがあるとないとでは(特に両受けの場合)大きく違うので。
ダメ計
トレーナー天国のものを使用。
火傷やランク変化については括弧内に記述します。
- 被ダメ
A252振りガブリアスの地震(火傷)
59.5%〜71%
A252ガブリアスの地震(火傷、B+1)
39.8%〜47.5%
A特化ギャラドスの滝登り(火傷)
50.8%〜59.5%
A特化ミミッキュのフェアリーZじゃれつく(火傷)
44.2%〜52.4%
C無振レヒレの波乗り(D+1→D+2)
46.9%~56.8%+36%~43.7%
C252コケコのエレキフィールド10万ボルト(D+1)
45.9%~54%
- 与ダメ
炎のパンチ→H252テッカグヤ
50%~59.8%
火炎放射→H252テッカグヤ
50.9%~61.7%
目安として少ししか載せていませんが、これは欠かせないのではないか、というものがあればコメント欄にてご指摘ください。
総括
いつもダメ計をすっ飛ばす方(自分がそうですが)、量はだいぶ少なく抑えたので改めて見てみてください。
どうですか?こいつ案外堅くないですか?
ガブリアスの地震、レヒレの波乗り以下の火力であれば対面から起点にできるわけです。ワンウェポンですが、積んだときの火力は馬鹿にできないものがあります。財布の中でキラリと光るギザ10のような、いぶし銀な強さがありますね。
この育成論が、全国のゴウカザル愛好家にとっての選択肢の一つになれば幸いです。