はじめに
初投稿となります。至らぬ点が多々あると思いますが、よろしくお願いします。
以下のことに目を通してください。
- 指定のない限りすべてのポケモンは理想個体を想定します
- HP、攻撃、防御、特攻、特防、素早さをH、A、B、C、D、Sの略称で表記します
- ポケモン名やタイプ表記、道具名などに一部略称を用います
- ダメージ計算はトレーナー天国様のツールをもとに計算しています
- ご質問、ご指摘はコメントにて受け付けます
- 育成論に関係のないコメント、無益だと判断したコメントは予告なく削除します
では考察に移ります。
ボスゴドラについて
初登場は第3世代。登場当初は微妙だったものの世代を重ねるごとにテコ入れが施され、頑丈の強化や諸刃の頭突き習得に伴い石頭の獲得、6世代においてはメガシンカを獲得しました。しかし6世代では大半のメガボスゴドラは昆布型で見た目に反して陰湿な戦法が流行っていたようでした。7世代になり、カプ神を筆頭にフェアリー環境となったいま、追い風とも言えそうな状況です。
採用理由
メガアタッカーとして、ほかのメガシンカアタッカーとの差別点として優秀な技範囲と耐久と十分な火力などが挙げられます。
技範囲については後述しますが怪獣グループであるが故に波乗りまでも覚えたりします。
耐久に関してはB230と、全ポケモン中1位の圧倒的高さを誇り、特性により更なる化け物耐久となります。メガチャーレムの飛び膝でさえ耐えます。
一方、特殊耐久に関しては頼りなくHPの低さもたたり一致抜群技をもらうとたいてい落ちます。
耐久ばかりに目が行きがちですがA140と、先日解禁されたメガミミロップよりも高く、ブシンと同じでアタッカーとして活躍するに足りる数値を持っています。
基本的に有利な相手ポケモンとしては、特殊技を持っていないボーマンダ、ランドロス、ガブリアス、ミミロップ、メタグロス、ルカリオ、ガルーラ、クチート、カプ・ブルルなど相手が物理型かつこちらから有効打がある相手には本当に強いです。火傷や耐久型に対しては弱いので裏で対策をとるといいと思います。
いくら物理に強いとはいえ一致抜群技に繰り出すのは控えるべきです。
以上から、得手不得手が割とはっきりしているのでサイクル戦に向いた性能を持っています。
また環境に蔓延るミミッキュに滅法強いのでそれだけでも価値はあります。
持ち物
ボスゴドラナイトで確定です。
進化前特性
特に理由がなければ頑丈推奨ですが諸刃の頭突き採用の際は石頭、メタルバースト採用の際は頑丈が活きてきます。
進化後のフィルターは弱点攻撃を75%に緩和します。ハガネールとはこれだけで大きな差別点となります。どうでもいいですが雨下で炎技を受けると抜群表示されますが1倍を切ります。
性格
前世代はギルガルド抜かれが活きていましたが今作はZ技の登場に伴いギルガルドのゴーストZを受けることになるのはまずいです。なので素早さを下げてギルガルドを意識する必要は現状ないかと思います。
トリルアタッカーの場合は呑気や勇敢最遅を採用するといいでしょう。
後述の努力値振りで一定の攻撃クオリティーは確保されているのでAに補正をかけるよりもBに補正をかけて元来から高数値なBを底上げします。
以上から基本的には腕白で確定とします。
努力値
H236/A212 は確定です。
H:16n−1
A:B4ガブリアスを冷凍パンチで確定、地震でギルガルドを確2
あまりの60についてB4/D44/s12
B:端数
D:あまり
S:ミラー、クチート意識
もしくはBに60振り切るのもいいと思います。
具体的にはメガミミロップの飛び膝が確3となります。
技
★★確定技★★
- ヘビーボンバー(相手の体重がおよそ80キロ以下なら威力120)
フェアリーに対する役割遂行技、また等倍で刺してもまあまあ入ります。
6世代では確定というほどの必要性はなかったものの今世代では撃ちたい相手が増えました。
地味に7世代から小さくなった相手に必中なのもおいしいです。
- 冷凍パンチ
ガブリアス、ボーマンダ、ランドロス、グライオンなど環境トップのポケモンに強く刺さります。
準確定技★★★
- 地震
上と同じく範囲を大きく補え、威力命中申し分ありません。
メタグロスやバシャーモ、ギルガルドなどなど撃ちたい相手は多くメタグロスには後出しから殴り勝てます。
- ステルスロック
流し性能は高いほうなので有利対面時など撒く機会は結構あります。
候補技★★
- 諸刃の頭突き
メガシンカ前を活用できるのが大きいです。メガ前はタイプ一致で威力225、石頭により無反動で連発可能な点はとても魅力があります。
威力225もあるので有利対面を取れれば猛烈な負担をかけられます。
しかし岩技として打ちたい相手にはたいてい上を取られて殺されたり、メガシンカ後は使いにくく地味に岩技伝統の命中不安もしっかり備えています。
- 馬鹿力・けたぐり(相手が200キロ以上なら威力120、100キロ以上なら威力100)
遂行技としてより安定するので確定欄は馬鹿力とします
上記2つの範囲を補えます。けたぐりは居座りに向き連発性能はいいですが威力は安定しません。馬鹿力は火力は素晴らしいもののABダウンが痛いです。素早さが低めなので後攻で撃ち逃げするなどカバーは十分できます。
どちらも一長一短なのでよく吟味ください。
以下の技を採用したい場合はこの技の枠を潰すといいと思います。
- どくどく
物理受けに対しては本当に何もできないので、パーティと相談しつつ採用の価値は十分あります。
- メタルバースト
不利対面時、メガせずに頑丈とともに無理矢理突破できます。
- 岩石封じ/岩雪崩/ストーンエッジ
命中不安。特に言うことはないです。
その他★
- 炎のパンチ
ナットハッサム、カグヤなどに刺さりますがかなりピンポイントです。
- アイアンヘッド/アイアンテール
撃ちたい相手にはほぼヘビーボンバーのほうが火力が出ます。
アイアンヘッドの怯みは素早さの関係上ほとんど期待できません。
麻痺も弱体化したので、まひるみも今作では厳しいでしょう。
アイアンテールは火力自体は悪くはありませんが命中不安の大きさに釣り合うメリットはないと考えています。
マンムーなど重い相手を意識する場合は採用の価値はあります。
※3色パンチとけたぐりは6世代教え技、馬鹿力と諸刃の頭突きとステルスロックは遺伝技です。
ダメージ計算
- 被ダメ(全てAC252とする)
【物理】
無補正ガブリアス地震 33.1%〜39.4%(乱3)
A特化Rガラガラのフレドラ 61.7%〜72.5%(確2)
A特化ミミッキュじゃれつく 8.5%〜10.2%
同シャドークロー 13.7%〜16.0%
A特化リザードンXフレドラ 54.8%〜65.1%
A特化メガクチート炎の牙 26.2%〜31.4%
A特化メガガルーラ 猫グロパン地震確定耐え
猫だまし 6.3%〜8.0%
グロウパンチ 12.6%〜16.0%
A↑2地震 57.1%〜68.6%
無補正メガミミロップ飛び膝 43.4%〜51.4%(乱2)
無補正メガメタグロスのアムハン 29.7%〜36.0%(乱3)
A特化バシャーモの飛び膝 43.4%〜52.0%(乱2)
A特化霊獣ランドの地震 38.2%〜46.2%(確3)
無補正メガルカリオのインファイト 56.5%〜66.8%(確2)
【特殊】
無補正リザードンY晴れ火炎放射 130.8%〜154.2%
C特化ウルガモス大文字 108.5%〜128.5%
無補正メガルカリオ波動弾 94.2%〜111.4%
C特化カプ・テテフの超場サイコキネシス 42.8%〜50.8%(乱2)
無補正カプ・コケコの電場10万ボルト 63.4%〜75.4%(確2)
C特化カプ・レヒレのドロポン 57.1%〜67.4%(確2)
C特化サザンドラの大文字 67.4%〜80.5%(確2)
C特化ギルガルドのシャドボZ 113.1%〜133.7%
- 与ダメ
1.ヘビーボンバー 鋼・(下記はすべて体重80キロ以内=威力120)
H252カプ・ブルル 106.2%〜126.5%(確1)
H4カプ・コケコ 82.8%〜98.6%
H4カプ・テテフ 182.1%〜215.0%
H4メガサーナイト 208.3%〜245.8%
H4ミミッキュ 193.8%〜229%
2.冷凍パンチ 氷・威力75
B4ガブリアス 100.5%〜120.2%(確1)
HB特化グライオン 61.5%〜72.5%(確2)
H252霊獣ランド 100%〜118.3%(確1)
同、威嚇込 67.3%〜79.5%
H4メガボーマンダ 82.3%〜98.8%
同、威嚇込 56.4%〜68.2%(確2)
3.馬鹿力 (けたぐり威力不安定) 闘・威力120として計算
H4メガガルーラ 78.4%〜92.8%(確2)
H4メガミミロップ 105.8%〜124.8%(確1)※
H4マンムー 91.3%〜107.5%(乱1)
H4メガルカリオ 108.2%〜127.3%(確1)※
H4メガギャラドス 77.1%〜91.2%
同、威嚇込 51.4%〜60.8%(確2)
HB特化輝石ポリゴン2 38.5%〜45.8%
※ミミロップ、ルカリオに対するけたぐりは威力・確定数が変わります。
(メガミミロップ 53.9%〜63.8%
メガルカリオ 71.4%〜84.9%)
4.地震 地・威力100
H252ギルガルド 50.2%〜59.8%(確2)
H252メガメタグロス 44.9%〜53.4%(乱2)
B4バシャーモ 100.6%〜118.7%(確1)
H252Rベトベトン 68.8%〜82.0%(確2)
H252メガクチート 62.4%〜73.8%(確2)
同、威嚇込 42.0%〜49.6%(確3)
好相性なポケモン
- カプ・レヒレ
相性補完とともに特性によるミストフィールドでやけどに弱い点を補助します。
個人的に眼鏡で、めざ炎もちが使いやすかったです。
- シャンデラ
相性補完もよく、鬼火なども吸えてすり抜けによってみがわりなどを許しません。
- ラティアス
相性補完が抜群で、癒しの願いにより弱ったりやけどで腐ったボスゴを再生できます。組み合わせた時の使い勝手はよく、重くなりがちなフシギバナにも打点があり非常に優秀です。
最後に
このポケモンはそのあと圧倒的耐久、優れた火力、非常に豊富な技とそれにかみ合う特性を持ちかなりのポテンシャルを秘めているので今回私はこの型を紹介しましたがアレンジ次第でいろいろ適応してくれるのでこいつの性格がなんとなくわかってきたら個々でパーティに合わせて改良するのもいいと思います。
初めて使うと圧倒的耐久で他のポケモンにない魅力をきっと感じるはずです。
育成論は以上となります。