- 指定がない限りお互いに6Vであるとします。
- HP/攻撃/防御/特攻/特防/素早はH/A/B/C/D/Sという略称を用います。また、タイプのノーマル/電気/地面/格闘/エスパー/ゴースト/飛行/ドラゴン/フェアリーは無/電/地/格/超/霊/飛/竜/精という略称を用います。
- 努力値の後の±は性格補正を指します。
- 技名の前の↑↓はランク補正を指します。
前置き
皆さんこんにちは、厨ポケの育成論で高評価を稼ぐエセ投稿者はかばと申します。投稿は3回目になりますね。前回、前々回ともに多くのコメント、評価ありがとうございました。今回はレートではよく見かけるトリル呪い型のミミッキュの育成論が無かったため考察してみようと思います。
ミミッキュとは
シングルレート使用率1位に君臨するこいつのことを知らない方はいないと思われますが一応。第7世代で登場した霊妖ポケモン。固有特性ばけのかわによりありとあらゆる攻撃を一度は耐えることが可能、さらにある程度のS、A種族値、積み技、先制技を覚える、無効タイプ3つの良耐性etc…強みをあげればキリがありません。トリルを用いた起点作成型、呪い身代わりを用いたはめ型など様々な型がありますが最近はASベースのZ持ちが一般的ですね。
採用理由
トリル戦法が強いか弱いかはわざわざここで触れることではないため、なぜ並み居るトリル要員の中でミミッキュなのか、ということに焦点をあてていきます。
1.ばけのかわによる行動保証
ご存知ばけのかわによって確実にトリルを貼ることが可能です。他のトリル要因も襷を持てば一度耐えることはできますが、持ち物を自由に持たせられること、ばけのかわの場合は相手によっては後出しからトリルを貼る荒技もできる(2耐えができる)ことを踏まえるとこれは大きな強みです。これだけでポリ2、クレセ等高耐久トリル要員以外との差別化は終了です。
2.自主退場技
トリル→呪いでトリルターンを浪費することなくトリルエースに繋ぐことができます。これがポリ2との差別化点です。もちろんポリ2にはポリ2の強みがありますが。
3.削りによる後続補助
ミミッキュは高いとは言えないまでもある程度の攻撃能力を有します。トリル→呪いorZ技orかげうちにより相手をトリルエースの圏内に入れることができるということです。これによりクレセとも差別化可能です。
持ち物
トリル要員として運用するため襷かZクリスタルですが、後発からトリルを展開しにいくことを考えるとステロ、天候ダメ等で襷はそこまで信用できません。よって採用理由にもある相手への負担、またタイマン性能確保のためにフェアリーZorゴーストZで確定とします。
特性
ばけのかわしかないため確定。全ての攻撃を一度は無効化する強特性です。あえて言うなら状態異常はばけのかわの上から入りますし、混乱の自傷でもポキッといきますし、さらには連続技の前で無力な辺りが欠点でしょうか。あとかたやぶり持ちの前では無いも同然なので注意してください。
努力値、性格
性格 ゆうかん
努力値 H164 A252 B92
実数値 151-156-112-×-125-90
調整意図
H 8n-1
HB A252メガギャラドスの↑滝登り確定耐え
A できるだけ相手に与える負担を大きくするためぶっぱ。
S 最遅。
基本的にはばけのかわがあるため耐久は無くてもいいのですが、メガギャラドスに貫かれることを考えるとようき1舞滝登りを耐えないと話になりません。Sはいじっぱり無振りだと霊獣ランドロスやロトム等にトリル下で抜かれる恐れがあるため最遅がいいと判断しました。ちなみにBを1削っても滝登りは耐えられますが、どうしても努力値に無駄が出るため天候ダメ+滝登りの乱数を下げるためBに振ってあります。
技
確定技
- トリックルーム
コンセプト上確定。5ターンの間Sの上下関係を逆転させます。技マシン。
- 呪い
同じくコンセプト上確定。霊が使うと自らのHPを半分削って相手を呪い状態にします。確実に相手を4分の1抉る技と捉えていただいても構いません。タマゴ技。
- かげうち
先制技があるのと無いのでは使い勝手が全然違うため確定。トリルを張った後、対ミミッキュにおいて確実にばけのかわ剥がしができます。またトリルを使わない場合にもZ技+先制技のタイマン性能により選出しやすくなります。レベル技。
選択技
- じゃれつく
確定欄はこちら。単純に威力がシャドクロより高く、等倍相手への負担が大きいです。メガルカリオくらいならいい乱数でもっていけます。半減されやすいのは確かですが、今回は削りを優先するためこちらを推奨します。レベル技。
- シャドークロー
ミミッキュ第二のメインウェポン。じゃれつくより通りが良いですが、舞わない場合の火力はなかなか悲惨です。とはいえZを乗せればそこそこの威力にはなるため十分採用価値はあります。レベル技。
ダメ計
- 与ダメ
ランドロス、ギャラドス、ボーマンダは威嚇込み。カイリューはマルチスケイル込み。
Zじゃれつく
H4ギャラドス 60.2%~71.9%
H4メガボーマンダ 80.7%~95.9%
H4ランドロス(霊) 56.3%~67.2%
H4カイリュー 80.8%~95.2%
B4メガルカリオ 97.9%~115.8%
B4カプ・テテフ 110.3%~131%
H4ウルガモス 55.9%~66.4%
Zシャドークロー
H4ギャラドス 49.1%~57.8%
H4ランドロス(霊) 46%~54.5%
H4ウルガモス 90%~106.8%
B4メガリザードンY 82.3%~96.7%
H252テッカグヤ 50%~58.8%
H252守ギルガルド 87.4%~104.1%
- 被ダメ
物理
A252メガギャラドス ↑滝登り 83.4%~98%
A252メガルカリオ バレットパンチ 71.5%~84.7%
A特化ミミッキュ シャドークロー 72.8%~87.4%
A252メガバシャーモ フレアドライブ 84.1%~100%
A252メガボーマンダ すてみタックル 95.3%~111.9%
A252鉢巻ガブリアス じしん 91.3%~107.9%
特殊
C特化カプ・テテフ サイコキネシス(PF込み) 81.4%~96%
C252メガリザードンY だいもんじ(日照り下) 103.9%~123.1%
C特化ウルガモス だいもんじ 67.5%~80.1%
C特化メガボーマンダ ハイパーボイス 61.5%~72.1%
C無振りメガルカリオ ラスターカノン 103.3%~124.5%
基本的にはそこまで耐久はありません。高火力アタッカーに対する無茶な後出しは控えてください。一応物理はようきメガバシャのフレドラ、特殊はひかえめテテフのPFサイキネを耐えるくらいで覚えていただければOKです。
相性のいい味方
- トリルアタッカー全般
トリル要員なのでもちろん強力なトリルアタッカーと組み合わせて使うことが前提です。ミミッキュは皮さえ残っていれば誰が相手でもトリルを展開できるため、特にこいつは相性がいい、というアタッカーはいません。
- ドリュウズに強いコマ
特性の欄で少し触れましたが、かたやぶり持ちの中でも弱点をついてくるドリュウズに万一対面した場合はこちらから何もできることがありません。そこまで強く意識するものではないですが、相手のピンドリュウズを見かけたら鋼地が一貫しないような選出をする、ミミッキュを選出しない等で対策はした方がいいでしょう。
その他なにかあれば提案よろしくお願いします。
最後に
いかがだったでしょうか。ミミッキュというポケモン、ほんとなんでもできますよね。トリル要員として使うのは一つのやり方でしかありませんが、他の型についてはうまくまとめられているためそちらも見てみてはどうかと思います。ジョークをさしこむ元気も残っていないためさっさと終わりましょう。
最後まで閲覧いただきありがとうございました。