あめふらしで強化されたペリッパーがダブルバトルで兎に角かみなりとぼうふうで相手を攻め立てる速攻高火力(フルバーン)型のバトルスタイルです。
夢特性である『あめうけざら』も魅力ですがここは特性も地の利を活かすため敢えて『あめふらし』にし、速攻で相手を撃破するといった見敵必殺タイプとして機能する様に調整しています。
ORASまでの特性と技構成から『あまごい』必須の不安定さが残っていましたが、第7世代の今作からの調整で晴れて安定して放つ事が可能となりました。
かみなりを落とす都合上みずびたしで不利なタイプを上書きしなければなりませんがそのターンを凌げれば後は火力に任せて連発し放題です。
安定性に欠けますが「これまで以上の高レートに望みたい、もう少し火力が欲しい」と言う方はねっとうをハイドロポンプやなみのりに替えても問題はありません。
エアスラッシュもひるみを気にせず火力が欲しいなら寧ろれいとうビーム、補助に徹するか居座りたいのならばはねやすめや追い風、まもるへと替えても良いかもしれません。
命中率補正やみずびたしを相方に一任するのであればフルアタ型でも余裕でお釣りはくるでしょう。
道具は攻めやすい様にしめったいわにしておりますが、Z石やスカーフ、きのみでも安定して強みを活かせるので無問題でしょう。
性格も火力はある程度落ちますが、素早く行動させたいのであればおくびょうでも構いません。
多少遅くなっても強みを活かしたいのであればひかえめ型を、速攻で仕留めたいのであればおくびょう型にと予め決めておくと好みのステータスで育成しやすくなります。
弱点、というより最悪の欠点は鈍足の天候変化の特性持ちと、ペリッパーの相方の考察ばれ。
特にでんき技の4倍ダメージを無効化しつつかみなりを落とせるポケモンの対策をされやすいという事です。
前者はあまごいの技を持っていればある程度は凌げますが、後者はなんとか騙し騙しでやりくりしながら凌ぐしか手立てがありません。
尤も、あくまで理想としてなので『ひらいしん』やかみなりに拘らなければ雨が降っている状態で有利になれるあめうけざらやすいすい、かんそうはだ、うるおいボディ持ちのポケモン等に替えてもその高いポテンシャルを活かして勝ち抜けるだけの実力を発揮させる事出来ます。
ペリッパーの強みは特性により『あまごい』を必要としなくなった事で基本的な雨パを素早く且つ十全に活かせられる機会が増えた事。
SMで特性『あめふらし』で自らのポテンシャルを更に引き出し、活かせるようになり単体での火力まで底上げされた現在、ダブルでも真価が発揮できる環境が整えばこれまで以上に活躍できるかもしれません。