こんにちは。第7世代では初投稿となる、直進熊という者です。今回はタイプとガラリと変えたサンドパンの育成論となります。
始めに
ステータスはHABCDS表記となります。具体的な説明は省略させていただきます。
サンドパンとは
第1世代から登場しているポケモン。初代からねずみポケモンという肩書きのせいでピカチュウの影に埋もれやすい印象、バトルでも第5世代から登場したドリュウズのほぼ劣化状態であり、日の目を見ることはあまりありませんでした。
しかし、第7世代において氷・鋼という固有タイプと特性ゆきかきを手に入れ、明確なアイデンティティを確立しました。
コンセプト
さて、この論のコンセプトは題名の通り「自己完結」です。
また、この論におけるサンドパンの役割は抜きエースではなく、竜、妖などに対するメタアタッカー+削り役というものです。
その理由として、
- 種族値の不足
- 霰撒きのコスト
- 弱点がメジャー
ということが挙げられます。
具体的に説明すると、まずサンドパンの種族値は
75‐100‐120‐25‐65‐65
とB以外並以下といった印象を受けます。エースとして単純に火力が足りていない上にSも雪かきが発動していても最速スカーフ104族と同速という心もとないものとなっております。
また、霰撒きとして挙げられるキュウコンを始めとする氷ポケモンと組ませると炎や鋼がどうしても重くなりそのコストに見合う活躍は期待できず、霰を覚える悪戯心持ちは存在しない上に氷以外のポケモンにとって霰はデメリットでしかないため貴重な技枠の一つをこのサンドパンのために費やすのは割にあわないです。
加えて弱点が炎、格闘、地面とメジャーどころでマッハパンチなど食らった際には上から落とされます。
ここまでサンドパンの欠点を説明しましたが、勿論長所もあります。まとめると、
- 氷+鋼+αの優秀な技範囲
- 霰との良シナジー
といったことが挙げられます。
現在の環境で流行している竜や妖タイプにはタイプ一致で抜群が取れるため、メタアタッカーとしては十分な性能を誇ります。
また、絶妙に足りない火力を霰のスリップダメージにより補うことができ、相手の襷を許さないため相手の襷持ちに対して間接的負担をかけることができます。
以上が今回のコンセプトにたどり着いた理由です。
努力値
陽気
H4‐A252‐S252
不足しがちな攻撃と素早さを補うため必須。下手な調整はかえって器用貧乏な性能にしてしまいます。陽気にする理由は、最速スカガブを抜くため。Sが1ランク下がっても最速ガブ抜きを達成しているため、陽気で確定です。
持ち物
- 襷
自分で霰を撒く以上、最低限の行動回数を確保するためのもの。ほぼ確定です。
技構成
- 確定技
・アイアンヘッド
安定の主力技。サンドでないと覚えないことに注意。
・霰
この型のコンセプト。ガブなど、ゆきかき発動で抜ける相手には霰から入り、そうでない場合は単純に2回殴る戦法がおすすめです。
- 選択技
・つらら落とし/つらら針
氷の主力技。この2つからの選択。お互いに非接触技で威力としては
針3発 < 落とし < 針4発。
つらら落としは命中が90と不安要素があるのに対し、つらら針は当たる回数によっては4倍弱点すら落とせないことがあるので一長一短です。
・地震
デンジュモクやカプコケコ、ガラガラなどに対して。不一致なので一撃では落とせないことが多いですが、霰ダメを加えると先制技圏内まで入れることができます。一番のサブウェポン候補。
・瓦割り
威力的にあまり期待はできませんが、襷で耐えてオーロラベールを貼ってきたキュウコンに対する絶望の1手。タイプ、特性的にもキュウコン絶対殺すマンにしたいのであれば。あと刺さるのはカミツルギくらいですが火力が足りてません。
・カウンター
襷と相性ピッタリな技。カミツルギなど物理弱点技を撃ってくる相手に対してぶっ刺さります。遺伝技。
- 候補入りしなかったが、相手次第で入る余地あり
・毒づき
氷と鋼で大体解決するため。
・吸血
あまり打つ相手がいない印象。ネズミも血を吸う時代に。
・燕返し
対マッシブーン、フェローチェ特化。この中では一番入る余地あり。フェローチェであれば一応確定1発。
・岩雪崩
現在の環境での必要性はあまりないが、バンク解放後の環境次第では候補技に入る余地あり。
→その他候補技になりそうなものがあればコメントで。
ダメージ計算
ダメージ計算はトレーナー天国様の物を使用しております。
- 与ダメ
・つらら針(1発あたり)
無振りガブリアス
ダメージ: 76〜96
割合: 41.5%〜52.4%
H4メガマンダ(威嚇込み)
ダメージ: 40〜52
割合: 23.3%〜30.4%
無振りカミツルギ
ダメージ: 16〜19
割合: 11.8%〜14%
H244テッカグヤ
ダメージ: 18〜22
割合: 8.8%〜10.8%
H4ミミッキュ
ダメージ: 22〜27
割合: 16.7%〜20.6%
・つらら落とし
無振りガブ
ダメージ: 256〜304
割合: 139.8%〜166.1%
回数: 確定1発
H4メガマンダ威嚇込み
ダメージ: 132〜160
割合: 77.1%〜93.5%
回数: 確定2発
無振りカミツルギ
ダメージ: 33〜40
割合: 24.4%〜29.6%
回数: 乱数4発
H244テッカグヤ
ダメージ: 60〜72
割合: 29.5%〜35.4%
回数: 乱数3発 (20.3%)
・アイアンヘッド
無振りカプテテフ
ダメージ: 146〜174
割合: 100.6%〜120%
回数: 確定1発
H4ミミッキュ
ダメージ: 138〜164
割合: 105.3%〜125.1%
回数: 確定1発
無振りキュウコン
ダメージ: 292〜348
割合: 197.2%〜235.1%
回数: 確定1発
・地震
H252ガラガラ
ダメージ: 90〜106
割合: 53.8%〜63.4%
回数: 確定2発
無振りカプコケコ
ダメージ: 110〜130
割合: 75.8%〜89.6%
回数: 確定2発
無振りデンジュモク
ダメージ: 126〜150
割合: 79.2%〜94.3%
回数: 確定2発
無振りメガルカリオ
ダメージ: 106〜126
割合: 73.1%〜86.8%
回数: 確定2発
H252メガゲンガー
ダメージ: 114〜136
割合: 68.2%〜81.4%
回数: 確定2発
- 被ダメ
C252メガネカプテテフのサイキネ(フィールド込み)
ダメージ: 122〜144
割合: 80.7%〜95.3%
回数: 確定2発
特化カプコケコの10万(フィールド込み)
ダメージ: 144〜171
割合: 95.3%〜113.2%
回数: 乱数1発 (75%)
A252ガブの地震
ダメージ: 150〜176
割合: 99.3%〜116.5%
回数: 乱数1発 (87.5%)
C252デンジュモクの10万V
ダメージ: 135〜159
割合: 89.4%〜105.2%
回数: 乱数1発 (31.3%)
特化ミミッキュのA↑↑シャドークロー
ダメージ: 88〜105
割合: 58.2%〜69.5%
回数: 確定2発
特化太い骨ガラガラのフレドラ
ダメージ: 564〜664
割合: 373.5%〜439.7%
回数: 確定1発
特化フェローチェの飛び膝蹴り
ダメージ: 436〜516
割合: 288.7%〜341.7%
回数: 確定1発
特化テッカグヤのヘビーボンバー
ダメージ: 82〜97
割合: 54.3%〜64.2%
回数: 確定2発
A252カミツルギの聖剣
ダメージ: 224〜268
割合: 148.3%〜177.4%
回数: 確定1発
→ダメ計はあくまで指標のつもりですが、他に欲しいダメ計等ありましたらコメントで。
おわりに
ここまで見てくださり、ありがとうございました。遂に新しい世代に入り、新たなポケモンや新たな型が環境入りすると思います。そんな環境をこれからも楽しんで行けたらと思っています。また、皆さんも新たな型を探してみてはいかがでしょうか。