はじめに
初投稿です
ダメージ計算はトレーナー天国さんのものを使用しています
双方理想個体を前提とする
一般的な略称や用語等を使用する場合がある
ヌオーについて
かわいい
天然という優秀な特性
裏をかいた貯水も充分実用的である
種族値は不足ぎみだが侮れないポケモンである
今回の型
手動砂嵐による天候メタ及び砂始動要因
カウンター事故再生による物理受け、流し
を目的としたものである
運用
砂パというものは元来雨パには弱いものである。その理由はタイプ上の単純な不利にある
しかしヌオーは地面タイプでありながら特性により水タイプが無効である。さらに砂嵐を覚えるため他天候への切り返しを行うことができる
しかしここまでは同タイプのトリトドンでもできてしまうことだ
そこでヌオーのトリトドンへの優位性を挙げていきたいと思う
まずなんといってもヌオーには天然という特性が存在している点が非常に優秀である。天然とは相手の能力変化を無効にするものでありヌオーがパーティーに存在しているだけで相手は積み技を使いづらくなるだろう
更にヌオーは比較的カウンターが読まれづらいという面もある。トリトドンは、トリトドンと言えばカウンターミラーコートと言えるほど反射技の知名度、採用度が高いため相手に警戒されやすい。一方ヌオーはというと、ヌオーの一般的な型は地震、鈍い、自己再生、@1というものであり@1には欠伸やストーンエッジなどが採用されることが多いため、カウンターは警戒されづらいと言えるだろう
更にヌオーは選出誘導の点でも優れている。前述の通り積み技を使用するポケモンは選出しづらくなる
加えて、ヌオーは鈍いからの要塞型が多いため詰まないように相手の決定力を呼びやすい。トリトドンも蓄えるがあるため決定力は呼びやすいが、ここでの大きな違いは特殊の決定力を呼びやすいという点だ
ヌオーは物理受けとして独自の性能を持つ一方、特殊耐久は低いためそこが狙い目とばかり特殊アタッカーを呼びやすい
一方トリトドンは充分な特殊耐久を保持している上突撃チョッキを持っている可能性が高いため物理でのゴリ押しで通そうとする場合が多い。これが何に影響するかというと、そう、砂パの雄バンギラスとの相性だ。例えば、トリトドンバンギラスと並んでいる場合、ガブリアスは非常に出て来やすいと言える。剣舞などで一気に崩しに行けるからだ
しかしヌオーバンギラスだとどうだろうか。明らかに物理受け、さらに剣舞も無効化されるヌオーの圧力はなかなかのものだ
安易にガブリアスウェ〜イwwwwは許さないぞという意志が伝わってくる
つまりヌオーは砂パに有利な選出誘導を行いやすいということだ
これでヌオーが如何に対他天候パとして優れた砂要員かは理解頂けただろう
性格
- わんぱく
特性
- 貯水
散々天然を推してきてなんだが特に砂パで一貫しやすい水技を無効にできるのは大きなメリット
さらに言うと天然は相手が勝手に警戒してくれるので存在しているだけで役割の半分は果たしてくれるといえる
努力値
H252 B100 D156
調整意図
HB…特化カイリューのアルティメットドラゴンバーン確定耐え
HD…特化キングドラの流星群1.5耐え
ヌオー相手に物理ドラゴンが出てくるとしたら鉢巻やZ技で崩しに来る場合がほとんどだ
そういった相手に対して役割破壊されないような調整
最近のキングドラは眼鏡よりも水Zが流行りの様子なのでこの調整に収まった
持ち物
- 岩Z
は?A無振りで攻撃Zとか馬鹿なの?
いや待って欲しい
このヌオーはここまで特に雨パを意識してきた。この岩Zもそう。仮想敵はペリッパーだ
天候パ同士の戦いにおいて最も重要なことは何か、それは言わずもがな天候をとること。ひいては天候要員を相手より生き残らせることだ
逆に考えれば相手の天候要員を先に倒すことができれば非常に有利になるといえる
雨始動要員は大きく2体に別れる。ペリッパーとニョロトノだ
キングドラのPGLを見ると最も同じ手持ちに入れられているポケモンはペリッパーとなっている。なので多数派であるペリッパーに対して大きな打点の取れる岩Zは遂行速度の面から見ても優れたものだと言える
外しがないのもポイントだ。見ての通りヌオーは何度ものサイクルに耐えうるポケモンであるとは言いがたいため、1サイクルで一気に、確実に崩しに行けるZ技とマッチしているといえる
このダメージ計算を見て欲しい
攻: ヌオー Lv.50 防: ペリッパー Lv.50
ダメージ: 120〜142 割合: 88.8%〜105.1%
回数: 乱数1発 (31.3%)
これは無振りヌオーから無振りペリッパーへのストーンエッジ岩Zのダメージである
倒せてねーじゃねーか!
しかし待って欲しい
ペリッパーのHPは135
砂のダメージは8
つまり、+砂ダメ2回で確定ということだ
雨降らしをもつペリッパーにどうやって砂ダメージを与えるのか、それについては立ち回りの項で説明することにする
立ち回り
雨パに対してはキングドラに後だししていく形になる
この時、砂パの面子からして水技を撃たれやすい。それもそのはず、ヌオーは天然だと決めつけているだろう
貯水で水技を無効に無償降臨できたら砂嵐をうつ。ここでペリッパーに変えてきたら勝ったも同然だ
ペリッパー交代雨降らし→砂嵐となるため天候は砂となり砂ダメ一回
次のターンの岩Zと砂ダメでペリッパー爆散
ペリッパーが戻って来なかった場合、やはり天候は砂のため有利な展開となるだろう
では流星群を撃たれた場合どうするか
私の経験上ヌオーへのダメージを見たキングドラは乱数2発と考えて突っ張ってくることが多い。そのためまずは自己再生をする
すると次のターンは諦めて交代してくるのでそのタイミングで砂嵐をうつ
そうすればあとは同じ展開となる
唯一の問題はペリッパーが暴風を撃ってきた場合、乱数ではあるがヌオーは死んでしまう
しかしこのケースはペリッパーが特化でありかつ暴風をあて、流星群と合わせて高い乱数を引き続けなければならないため有利といって差し支えないだろう
対天候パ以外でも物理を対面で潰すことや優秀なタイプからある程度の汎用性は保っているため腐りづらい
技
4つ全て確定とする
ストーンエッジ
岩Zとして撃つ技。素では命中不安だが何度も撃つ場面は稀だろう
ヌオーに対して出てくる毒はねサンダーなどへの削りとしても機能する
砂嵐
天候を切り替える手段として無くてはならない
手動では使いづらさもある反面独自の使い方もあるのが面白いところである
勝ち確ナメプとしてZ技化することもできる
カウンター
遂行速度の遅さを補うために必要
受けポケではないためこれがないと物理アタッカーに普通に押し切られる可能性がある
自己再生
これがなければ役割対象にも一回しか受けだしできない可能性が高い
というか普通にグドラに負ける
ダメージ計算
- 与えダメ
岩Z(エッジ)
無振りペリッパー
ダメージ: 120〜142
割合: 88.8%〜105.1%
回数: 乱数1発 (31.3%)
急所ダメージ: 180〜212
割合: 133.3%〜157%
H振りサンダー
ダメージ: 136〜162
割合: 69%〜82.2%
回数: 確定2発
急所ダメージ: 204〜242
割合: 103.5%〜122.8%
意外と入ることが分かる
- 披ダメージ
特化キングドラの流星群
ダメージ: 112〜133
割合: 55.4%〜65.8%
回数: 確定2発
急所ダメージ: 169〜199
割合: 83.6%〜98.5%
特化ペリッパーの暴風
ダメージ: 96〜114
割合: 47.5%〜56.4%
回数: 乱数2発 (83.2%)
急所ダメージ: 144〜171
割合: 71.2%〜84.6%
特化カイリューのアルティメットドラゴンバーン(逆鱗)
ダメージ: 169〜201
割合: 83.6%〜99.5%
回数: 確定2発
急所ダメージ: 255〜301
割合: 126.2%〜149%
特化ガブリアスの地震
ダメージ: 88〜105
割合: 43.5%〜51.9%
回数: 乱数2発 (11.3%)
急所ダメージ: 133〜157
割合: 65.8%〜77.7%
神☆調☆整
相性が良い味方
散々言っている通り砂パの面子である
具体的にはバンギラスやドリュウズなど
また、それとは別で雨パに弱いスタンパの保管枠としても一考の余地がある
最後に
いかがだっただろうか
天候パがにわかに復権の兆しを見せている今、このような手動天候によるメタ張りも面白いのではないだろうか
技構成と持ち物だけ見てネタと決めつけ、叩きにきた父兄の皆さんは謝罪のコメントを残していきなさい