4度目の投稿になります。若干癖の強い論になりますが何卒。
注意書き
- バオッキーを使いたい。
この論は、そのニーズに答えるためにバオッキー独自の採用理由を徹底考察していく形となっています。バオッキー
考察に移る前に
バオッキーには上位互換となり得る存在が多すぎる。役割の多い炎タイプには全体的に器用であったり、抜き性能に秀でていたりと、バオッキー以上に採用したいポケモンが多いため、その中でそれほど器用でもなく何も特化した性能のないバオッキーを採用する理由には到らない。
例えば、アタッカー型を作ろうとすれば種族値と一致技の範囲の問題上必ずゴウカザルの劣化となる。よってバオッキー独自の採用理由を見出す場合、補助技主体にせざるを得ない。
考察
- ゴウカザル
ゴウカザル自体が補助技を多く覚えるため、補助技主体にすれば無条件で猿と差別化できるというわけではない。
バオッキー側が有効活用出来そうな補助技は何と「あくび」と「リサイクル」のみ。リサイクルは特性の食いしん坊と相性がいいものの、そもそもバオッキーに1耐えするほどの耐久が備わっていないため、採用理由を見出せるレベルで活かすのはほぼ不可能に近い。よってあくびを軸に考察する。
- 襷+あくび+がむしゃら
先発で出して、襷を盾にあくびを入れることで相手を流し、流し際に後続にがむしゃらを入れて次のターンに上から殴ることで無理矢理1:1交換以上を狙う構成。もし流せずに居座られて落とされた場合も、自分の後続とあくびで眠った相手との対面が作れるため後続の起点に出来る。あくびとがむしゃらを両立出来るポケモン自体が少ないため差別化のハードルが低く、場合によっては1:2交換も狙えるため実用性も申し分ない。
この構成が出来るポケモンを挙げると
ノコッチ/ドーブル/ラグラージ/トゲキッス/エンブオー/ヒヒダルマ/マッギョ/カエンジシ/ペロリーム/
この立ち回りにはSも重要になってくるのだが、バオッキーのSはこの中ではカエンジシに次ぐ2位。しかし差別化の際に最も重要となってくるのはSではない。
バオッキー以外は襷を持つとカプ系統の一部にしか対面勝ち出来ないのである。
- ダストシュート
先発対面であくびを入れるという立ち回り上、先発コケコ・レヒレと対面するとフィールド特性でコンセプトが阻害される。ついでに、ゲーム終盤の抜き性能がかなり高いテテフは流すよりも処理することを優先したいケースが多い。バオッキーはこれらのカプ系全てをダストシュートを搭載するだけで対面処理出来る。外しやコケコへの乱数、相手側の耐久調整の余地を考慮すると不安定ではあるものの、カプ系統の採用率から見ても現実的な確率での対面処理の手段を搭載する意義は充分であると判断し、採用理由とする。
B4カプ・コケコ 97.9%〜115.8%(乱1:87.5%)
無振りカプ・テテフ 108.9%〜128.2%
H252カプ・レヒレ 63.2%〜74.5%
H252カプ・ブルル 126.5%〜149.1%
総括/採用理由
- タスキ+欠伸+がむしゃらによる先発からの受け崩しor起点作り役でありながらそれを阻害するカプ系統を対面処理する手段を持つ
構成
性格:さみしがり
努力値:0-252-0-4-0-252
個体値:0-31-0-31-0-31
実数値:135ー165ー61ー104ー68ー153
持ち物:きあいのタスキ
特 性 :もうか
採用技:ダストシュート/あくび/がむしゃら/選択
- 構成意図
タスキを持っていることと、多少振っても2耐え出来る範囲なんてほぼ存在しないことより、がむしゃらのダメージを意識して耐久実数値は全体的に最低ラインを確保。
性格はコケコへの乱数を意識してAに上昇補正をかけるため、そして耐久の最低ラインを確保したままDL対策をするため、さみしがりで確定。
努力値もコケコへの乱数意識と、流し際のがむしゃらの後に上から殴れる範囲を増やすためのAS振り。
選択技
- ほのおのうず
初手に交代された場合、相手はそのまま交代を連打するだけであくびか他の技かの択が生じるが、それを能動的に断ち切ることが出来る。もし炎の渦の選択時に居座られて攻撃された場合もあくびによる眠り+炎の渦が入ったまま次のターンとなるので、そのままがむしゃらを押せば突破可能。
- オーバーヒート
役割の多い炎タイプが鋼に打点がないのは勿体無いので採用したい。猛火込みだと無振りでもある程度の火力は出る。あくびの後、がむしゃらの通らない(繰り出し時は非メガの)ゲンガーに交換読みで撃つと猛火込みで落ちる。
※ダメ計は猛火非考慮
無振りドリュウズ 111.3%〜132.9%
H252カプ・ブルル 85.8%〜102.8%(乱1:12.5%)
H244D4テッカグヤ 70.9%〜83.7%
無振りゲンガー 68.8%〜80.7%
H252D4ギルガルド 61%〜73%
- かえんほうしゃ
がむしゃら後に残ったHPを削るために撃つ技として命中安定技が欲しい場合に。
無振りドリュウズ 77.8%〜91.8%
H252ギルガルド 43.1%〜51.4%(乱2:6.3%)
相性の良い味方
- ウルガモスor剣舞バシャーモ
「バオッキーに受け出してきた相手をがむしゃらで削る」という型の性質上、炎を受けられる相手を削ることが多いため、水や竜入りのPTに対する炎エースの一貫を作りやすい。また、あくび後に居座られた場合に起点に出来るという点も最大限活かせる。タイプ被りではあるが、バオッキーの耐性など無いに等しいため気にならない。
- メガギャラドス
ウルガモスやバシャーモと同じく、水や竜に打点が持ちにくいメガギャラも一貫が作りやすい。
ガモスやバシャと比べて炎やスカガブ相手で止まりにくい。
最後に
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