7世代では初投稿です。
ついでにシングルも初投稿です。
諸注意
- 投稿時点での日付は2016/12/3です。
- 論中のポケモンはすべて理想個体です。
- 一部、俗称・略称・当て字を用います。
- より初心者に向けた文章にしたので、文が長ったらしくなります。
- 投稿時点では使用不可ですが過去作のポケモンも考慮しています。
- 不要と言う声が多ければ
筆者の汚名を消すために削除します。 - 以下、常体です。
役割理論とテッカグヤ
役割理論については既に他の育成論・サイトなどでも解説されているが、一応本論でも円滑のために説明を入れておく。
- 役割の基本
一般に、相手のポケモンの一致技に繰り出し、その対面で勝てることを役割が持てると呼ぶ。また、その様な相手を役割対象と呼ぶ。役割対象の体力を0にすることを役割遂行または単純に遂行と呼ぶ。
☆テッカグヤの役割対象
ガブリアス/ボーマンダ/カプ・テテフ/カプ・ブルル/ハッサム/メタグロス/炎技のないテッカグヤ(/カイリュー/ランドロス/ニンフィア/ナットレイ)等。
本論では、上記の役割対象に対しての遂行に重きを置いた育成論である。
△注意
ただし、カグヤの役割対象は大勢、その中から高火力持ちだけを絞ってもかなりの数がいる。カグヤは高速回復技がなく、さらに低速(※1)故にそれらの役割対象が選出された時、すべてを倒し切る前に瀕死に至るケースが少なくない(これを役割集中と呼ぶ)。これを踏まえると、役割対象を全てカグヤに一任するのではなく、ある程度役割を分散させる等構築に工夫が必要である。
※1:例えば、カグヤとボーマンダで打ち合って、ボーマンダを遂行することができるが、その際にマンダに先制されたが故カグヤも大きなダメージを負って死に出ししてきたテテフに上を取られて倒された、など。
育成
- 努力値配分
性格:控えめ
個体値:31-×-31-31-31-31
努力値:212-×-4-252-28-12
実数値:199-×-124-174-125-83
☆配分考察
・火力
後の方にダメージ計算を載せるが、ガブリアスやカプ・テテフなど特化してギリギリ倒せるような相手が多いため、後続への負荷を含め特化してある。
・耐久
総合耐久重視のためH振りをベースとし、余った分を他に回している。今回は8n-1(ステロ、宿り木ダメが最小)になるまで振った。
ダウンロード対策を施しつつ、A182鉢ガブのエッジやA216メガマンダの捨て身、C200珠テテフのキネシスなど物理・特殊共に最低限のラインは確保している。ただ、A200鉢ガブのエッジやC200眼鏡テテフのキネシスは受からなかったりするためその辺は構築に合わせて調整を変えて欲しい。
・素早さS振りはありえないwwwS種族値61と、かなりメタレースが激しい位置に所属している。同速にカグヤ・バンギ、すぐ下にガルドやニンフィがいるため振っておく価値がある。確定欄は無振りの同速抜き抜き。
これらは筆者の配分案であるため、構築に応じて変更しても構わない。
- 技構成
テテフ・ブルルなどのフェアリータイプへの遂行に使うラスターカノン、ハッサムやミラーで撃つ火炎放射(大文字)、マンダガブランドに撃つめざめるパワー氷までは確定とする。
ラスト1枠には等倍範囲を広げ、マッシブーンに刺さるエアスラッシュ、ミトムランターンに刺さるエナジーボールなどがある。
持ち物について
本論では、達人の帯もしくはゴツゴツメットの選択とする。まず、それぞれのメリットを挙げる。
- ゴツゴツメット
・ガブなどの襷、カイリューのマルスケを剥がすことができる。
・ハッサムやランドの蜻蛉に繰り出してもダメージを与えることができる。
・役割集中などで落とされかねない状況でも、接触技持ち相手なら削りが狙える。
- 達人の帯
・非接触技主体のポケモンにはこちらの方がダメージが大きい。
・相手の構築やプレイングへの依存度が小さい。
・こちらが役割破壊を狙う時は帯の方が負荷が大きい。
それぞれにメリットがあるため、好みに応じて採用を決めて欲しい。負荷重視ならば拘り眼鏡や命の珠もあるが、以下の理由から候補から外した。
- 拘り眼鏡
耐性が全く異なるポケモンを役割対象に入れているため、拘りがマイナスになるケースが多い。また、技が1つしか撃てない状況が負けにつながることがある。
例:ガブリアス+メガハッサムのとき、ガブをめざパで倒した後役割対象のハッサムが出てきても、拘っているがためハッサムに剣の舞を使われて全抜きされた。
- 命の珠
最初の項目で、テッカグヤは役割集中をもらいやすいと述べた。もともとこれなのに、珠を持てば反動ダメで疲弊が加速するため、遂行重視に合わないとした。
尚、これらのアイテムを否定する意図があるわけではないことをあらかじめ了承して頂きたい。
構築について
本カグヤはエースというよりは補完的な立ち位置ではあるが、一応相性の良い味方を挙げておく。こいつは炎、電気が苦手なためそれらに強い駒を入れておきたい。
- アシレーヌ(育成論サンムーン/69)
レーヌの苦手な草、毒にカグヤ側に耐性がある。逆にカグヤが苦手な炎やサザンにレーヌが強く相性がいい。電気の一貫性を切っておくこと。
- Aガラガラ
ガラガラカグヤは7世代でかなり有名なサイクル構築。電気(コケコ・ジュモクなど)に対して滅法強い。ミトムやランターンは上記のレーヌも無理なのでブルルなど水に強い駒で補完すること。
指標ダメ計
ダメージ計算ツールはトレーナー天国を使用。
参考程度にゴツメのダメージは16.7%(1/100桁を四捨五入)。
- 与ダメ
ラスターカノン
[145(0)-135(0)]テテフ
80%~96.5%
帯込み:95.8%~115.8(81.3%)
[177(252)-115(0)]ブルル
77.9%~92.6%
帯込み:93.7%~111.2%(62.5%)
火炎放射
[175(236)-167(252↑)]メガハッサム
82.2%~98.2%
帯込み:98.8~117.7(87.5%)
[204(252)-122(4)]カグヤ
48%~56.8%(88.7%)
[181(252)-184(252↑)]ナット
帯込み:87.2%~103.3%(18.8%)
→大文字なら確定1
めざパ氷
[183(0)-106(4)]ガブ
83%~98.3%
帯込み:99.4%~118%(87.5%)
[202(252)-111(4)]メガマンダ
71.2%~85.1%
エアスラ
[153(0)-89(0)]ピョエエエアロー
54.9%~64.7%
→低耐久炎でも半分ちょいしか入らない
[183(0)-106(4)]ガブ
38.2%-45.9%
エナボ
[157(252)-128(4)]ミトム
帯込み:70%~84%
→オボン込みでも確定2
- 被ダメ
物理
A182(252)ガブの炎の牙
40.2~48.2
A182(252)鉢ガブのエッジ
40.2%~48.2%
A216(252↑)メガマンダの捨て身
35.6%~42.2%
特殊
C200(252↑)テテフのキネシス
30.6%~36.1%
同上の10万
55.2%~65.3%
C189(252↑)メガマンダのハイボ
23.1%~27.1%
同上の大文字
63.3%~75.3%
小話(本論とは関係ありません)
世代が変わったので6世代の育成論はどんなのが多いのか見てみました。すると
1位:ギルガルド(18件)
2位:ゲッコウガ(16件)
3位:ガブリアス(15件)
でした。ガルドは型によって方針が大きく違うためこの数だと思います。そして、テッカグヤは多分ガルド以上に方針が変わりまくるポケモンだと思っています。
そこで僕は、次の世代になるまでにテッカグヤの育成論が30件投稿されると予想します。世代の節目までこの育成論を覚えて頂けると嬉しいです。まあそれまでに育成論が消えてるかもしれませんが。
以上です。何かあったらコメント欄で。