ボルトロス(霊獣)- ポケモン育成論サンムーン

• 非公式の略称、用語を用いる
• 特に指定がない限り、理想個体であるものとする

初めに

　アローラ!　ルミナシアと言います。今回は突撃チョッキ霊獣ボルトロスについて書きます。相手のコケコやボルトロスに困ってる方にはぜひとも参考にしてもらいたいです。

霊獣ボルトロスとは

　前作で猛威を奮ったボルトロス（化身）が鏡でフォルムチェンジを果たした姿。145という高いCを持ち、特性の蓄電により相手の電気にも強いポケモン。
　今回の型は蓄電による電気無効と、タイプにより気合玉が半減できることに注目した型といえる。

採用理由

• 対電気枠及び補完

　採用理由の九割以上はこれだろう。同じ様な採用理由を持つポケモンに対して、チョッキレボルトの利点をあげると次のようになる。
・HDオボンボルトに後出しで勝てる
　ライコウに対するメリット。ライコウは交代読み巧みボールで押し負ける。
・水が等倍
　C特化ミトムのハイドロポンプが32%〜38.3%の乱数3発
　H252ロトムに10万ボルトが 51.5%〜61.1%の確定2発
　つまり特化眼鏡とかでない限り水ロトムを安定して倒せる。交代読みボルトチェンジにも抑止力を設けることができる。
・草が半減（ボルトの草結びやデンジュモクのエナジーボールで崩されない）
・格闘が半減（ボルトの気合ボールで崩されない）
　マンムー、ドリュウズに対するメリット。特に格闘半減は格闘Zが増えてきた昨今で非常に重要な点。
・電気を無効化できる
　チョッキヒトムやライコウに対するメリット。交代読みボルトチェンジによる体面操作を許さない。
　

• 電気枠

• 特殊ATに対する高いタイマン性能

• 広い技範囲により特定の並びに強く出れること

　定番の１０万ボルト+めざ氷であればガブカグヤ両方に有効打が持てるし、１０万ボルト+ヘドウェであればドヒド+ブルルの並びに強く出れる。
　パーティ単位で苦手な並びに合わせてカスタマイズできるため非常に汎用性が高い。

性格　努力値調整

性格　控えめ
H　実数値159調整
B　余り
H-D無振りボルトのC↑↑めざ氷が超低乱数2発
C　H184-D132ボルトロスを10万でオボン込み高乱数3発
S　最速70抜き
　対電気枠を意識する上で最大のネックとなる耐久オボンボルトを意識した調整。Sについては、だいたいコレくらい振っておけば大抵の耐久ボルトは抜ける為、耐久ボルトを安定して後出しから処理することができる。
　CSボルトに巧みを詰まれると逆に処理されてしまう点には注意が必要。
　また、役割対象として意識しているわけではないが、メガリザードンYの特化オバヒを対面から最高乱数切って耐えるため、等倍で落ちる心配はほぼないと言える。Dに下降補正をかけて『オバヒ、守る、めざ氷、膝』みたいな構成のバシャーモも対面から勝てる。

　特化メガリザYの晴れオバヒが84.9%〜100%の乱数一発
　D4振りメガリザYに10万ボルトを99.3%〜117.6%で乱数一発

技構成

　確定技

• 10万ボルト

　メインウェポン。この技を前提とした調整であるため確定。

　候補技

• めざめるパワー（氷）

　呼ぶ地面に刺さる枠。特に後出しされやすいガブリアスや、対面したボーマンダに対する回答になるため優先度は高い。
　無振りガブリアスを 96.1%〜113.6%の乱数一発
　H4メガマンダを98.2%〜116.9%の乱数一発

• ヘドロウェーブ　ヘドロばくだん

　コケコに対する遂行技。ヘドロウェーブであれば無振りコケコを確定で持っていくことができるが正直威力については誤差範囲であるため好きな方を採用して問題はないだろう。環境に最も多い電気がコケコである以上、此の技の優先度は非常に高い。
　コケコの他にはジャローダやカプ・ブルルに役割が持てる技となる。

　H252ジャローダをヘドロウェーブで68.5%〜81.7%の確定2発　　　　　　　　

• 気合玉

　呼ぶマンムーやドリュウズに刺さる技。H振りポリゴン2も確定2で持っていくことができる。なお命中面には大きな難を抱えているが優先度は高め。
　無振りマンムー及びドリュウズはそれぞれ確定1。

• ボルトチェンジ

　体面操作技。ガブやマンムーを非常に強く呼び込む為優先度はあまり高くはない。キノガッサのタスキや、ミミッキュのばけのかわを破壊しつつ動くことができる。

• サイコキネシス

　メガフシギバナピンポイント。H振りまでであれば確定二発で持っていくことができる。HDメガバナは素直に他の枠で対策するべきだろう。

• 草結び

　呼ぶマンムーや水地面枠に刺さり、尚且つ命中難ではない技。

運用

　おおよそほぼ全ての電気枠に後出しできる。なおHDサンダーだけはどう足掻こうと勝てないので注意が必要。上の候補技の多さを見ても分かる通り非常に技範囲が広く、積極的に交代読みを通して相手の構築を崩壊することを意識してプレイングするといいだろう。

最後に

　いかがでしたか？　チョッキレボルトがコケコやボルトロスなどの電気枠に対する悩みを抱える人にとっての救世主となってくれたらうれしいです。
　ここまで読んでくださってありがとうございました。