概要
イーマと申します。1回目の投稿になります。
今回は影踏みを受け継ぐ、滅びパ要員ナゲツケサルです。
- 一般的な略語や表現を使用します。
- ダメージ計算はトレーナー天国さんを使用しています。
- ダメージ計算相手は6V前提としています。
- 不要という声が多い場合削除します。
第7世代に登場したナゲツケサルの評価
特性から見て完全にダブルに使用しろという製作側からの圧が大きいポケモンである。また、一致技の使えるような技はインファイトくらいしかなく、特攻の種族値は40と使えない。
だが、ダブルでは親子愛などの特性を引き継ぐこともでき、使い方によっては強くなる。現在ダブルでは、コケコとマンダのかくとうを抑制するポケモンがウロウロして、採用しにくい。
しかし、気絶してもいい滅びパに組むことで勝率がグッと上がる。また、この指とまれなどを使うよりも、残るPTの数が多くなるため、差別化もできている。したがって本論では滅びパに組み込む有用性に触れながら、そのPTの一員としてナゲツケサルを考察していく。
滅びパについて
- 基本的なほろびのうたパーティー通称:滅びパの紹介
滅びパでは相手の作戦に応じて選出を変えるため一言には紹介できない。日々使い慣れていくしかないため、運用はそこそこ難しくなっている。
動き的には、
1ターン目 猫(怒りの粉orこの指とまれ)+滅び
2ターン目 守る
3ターン目 交代
3ターン目の動きは色々派生があって、
2体目の影踏要員(ゴチルゼル)が出てくる
ボルトチェンジから戻したゲンガーが出てくる
交代先のポケモンが脱出ボタンを持ってて攻撃を受けてゲンガーが出てくる
等。
他に、2ターン目にクレッフィが出てきて3ターン目にフェアリーロックするケースもある。
4ターン目以降は、2対4の数の優位を武器に、2回目を歌うなり、雨パとして責めるなりすることもできる。
滅びパでは基本、不備がないようにするために6匹すべてが滅びパ特化になっている。
- 今までの滅びパ
いままでの滅びパでは、相手のゴーストに対して慎重に対応していかなければならなかった。また、ごり押しされると弱いという弱点もあった。滅びパの作戦変更では滅びの歌要員としてのニョロトノを使っての雨パとして攻める、という方法があるためタグに書いてある作戦変更可と書かれているがこちらの方が良い。(ぅおるふさんありがとうございました)
レシーバーについて
- 効果:味方のポケモンが『ひんし』状態になった時、自分の特性がそのポケモンと同じ特性になる。
この特性の使用法は、あるポケモンの特性を受け継ぎ、そのポケモンには使えない技を使う方法が基本の使い方である。これにより、○○スキンなどといった特性を受け継ぎ、自分の不得意相手への有効打を放つことができるようにする、といった使い方ができるようになる。
また、同効果特性の科学の力ベトベトンがいるが、Mゲンガーと並べると地震がきやすくなる。(あさん、ピカニキさんありがとうございました)
影踏みについて
本論では、この影踏みを受け継ぐという目的で、レシーバーを使用する。
ナゲツケサルを滅びパに使うことの強み
- レシーバーにおける強み
このレシーバーを使用する上で大事なのが、耐久力(:味方が倒れる前に倒されない)だろう。
これに絞って見た場合、ナゲツケサルの注目すべき点は特殊耐久の低さである。
耐久面について。最近ではテテフをよく見るが、ナゲツケサルは特殊耐久値は低く、相性面でも苦手である。また、滅びパの初手の猫騙しが打てなくなるという点にも注意しながら立ち回らなければならない。
採用理由
以上の項からこのナゲツケサルの役割を纏める。
◎コンセプト◎
- 安全な影ふみ回し
先発:Mゲンガー ズルズキン
後発:ゴチルゼル ナゲツケサル
1ターン目:滅びの歌 猫だまし
2ターン目:両方守る
3ターン目:交代
4ターン目:ゴチルゼルとナゲツケサルのどちらかが生き残れば影ふみ継続
という形で、ナゲツケサルは影ふみ継続として使う。
また、5ターン目にはゴチルゼルとMゲンガーを入れ替えて再び滅ぶという形になる。
- 交代後の対物理性能
ナゲツケサルは後発であるため、交代前のポケモンのねこだまし要員をズルズキンにしておくことで、対物理性能を上げることができる。
☆採用理由☆
周りとのコンボよる多作戦と高性能化
差別化
やはり差別化の対象となるのはこのゆびとまれを使う場合。
この指とまれを使うと、影踏み要員を守るとともに様々なことができる。
ナゲツケサルの優位点としては、
- 残るPTの数が多くなる確率が高い
- おもな種族値が上
- 作戦の変更が可能(タグにはありますが微妙です)
- 物理攻撃力もある
等が上げられる。レシーバーからの影踏みを全面的に出していきたいところだが、全ての相手に機能する特性ではなく、謂わば明確だが不完全な差別化要素なので、他の特性との組み合わせは結構重要。
逆に影踏み持ち2匹の場合の優位点としては、
- 安全
- ↑勝率が高い
- 霊技はドーブルに吸わせられる
- ブーバーの炎の体で相手を火傷にできる
等
調整
性格補正有りを↑で表します。
性格 : 意地っ張り
努力値 : H68 / A116 / B68 / D252 / S4
実数値 : 184-170-119-x-112-101
ゴチルゼルでS操作するのであれば変えてSに振らなくても良い。
☆H-B☆
A252Mガルーラの捨て身タックル 割合: 1撃目50.5%〜59.2%
2撃目11.9%〜14.6% 回数: 確定2発
A252↑命の珠ミミッキュのじゃれつく 割合: 94.5%〜111.4% 回数: 乱数1発 (62.5%)
A252↑メガボーマンダのおんがえし 割合: 136.9%〜160.8% 回数: 確定1発
A252↑メガボーマンダの捨て身タックル 割合: 146.7%〜173.9% 回数: 確定1発
A252↑ギルガルド[刃]のアイアンヘッド 割合: 45.6%〜54.3% 回数: 乱数2発 (51.6%)
A252ガブリアスの地震 割合: 35.8%〜42.3% 回数: 確定3発
無振りテッカグヤのヘビーボンバー 割合: 34.7%〜41.3% 回数: 確定3発
A252↑?Mギャラドスの滝登り 割合: 64.1%〜76.6% 回数: 確定2発
A252↑[ア]ガラガラのホネブーメラン 割合: 25%〜29.8%×2 回数: 確定2発
A252↑[ア]ガラガラのフレアドライブ 割合: 89.6%〜105.9% 回数: 乱数1発 (37.5%)
☆H-B(威嚇込み)☆
A252Mガルーラの捨て身タックル 割合: 1撃目33.1%〜39.6%
2撃目8.1%〜9.7% 回数: 確定3発
A252↑命の珠ミミッキュのじゃれつく 割合: 59.2%〜69% 回数: 確定2発
A252↑メガボーマンダのおんがえし 割合: 82.6%〜98.9% 回数: 確定2発
A252↑メガボーマンダの捨て身タックル 割合: 98.9%〜117.3% 回数: 乱数1発 (87.5%)
A252↑ギルガルド[刃]のアイアンヘッド 割合: 28.2%〜34.2% 回数: 乱数3発 (1.4%)
A252ガブリアスの地震 割合: 28.2%〜34.2% 回数: 乱数3発 (1.4%)
無振りテッカグヤのヘビーボンバー 割合: 22.8%〜27.7% 回数: 乱数4発
※ランク〇 A252↑Mギャラドスの滝登り 割合: 47.2%〜55.9% 回数: 乱数2発 (80.9%)
A252↑[ア]ガラガラのホネブーメラン 割合: 16.8%〜20.1%×2 回数: 確定3発
A252↑[ア]ガラガラのフレアドライブ 割合: 54.3%〜64.1%回数: 確定2発
☆H-D☆
C252↑[ア]ライチュウのサイコキネシス 割合: 79.3%〜94.5% 回数: 確定2発
C252命の珠F下カプ・テテフのサイコキネシス 割合: 175%〜207.6%
回数: 確定1発
C252Mゲンガーのヘドロ爆弾 割合: 55.4%〜65.2% 回数: 確定2発
C252命の珠カプ・コケコのマジカルシャイン 割合: 63.5%〜76% 回数: 確定2発
C252↑ギルガルドのラスターカノン 割合: 48.9%〜57.6% 回数: 乱数2発 (95.7%)
性格は作戦変更が出来るようにするので攻撃を上げるため意地っ張りが良いかと。
どんな相手が来ても持ちこたえられるようにするため、両方を上げておかなければならない。しかし、HPの種族値は100物理耐久値は90とそこそこで特殊耐久値は60と少ないためHP、防御、特防の、特防はブッパ。HP、防御はなあなあでそれぞれ68。
作戦変更も視野に入れているためAの方も上げておく。これにより多くのポケモンを倒せるようになる。物理耐久に関してはダメ計の用に威嚇を撒けば多くの攻撃を威嚇が入れば一致等倍高火力も1発は耐えてくれる。
技構成
☆確定技☆
- インファイト
タイプ一致メインウェポン。作戦変更時に使い方によっては無双できる。
HB252↑テッカグヤ 割合: 32.8%〜39.7% 回数: 乱数3発 (99.83%)
HB252壁ありドーブル 割合: 109.2%〜129% 回数: 確定1発
H4Mギャラドス 割合: 105.2%〜123.9% 回数: 確定1発
H4ガブリアス 割合: 55.4%〜65.2% 回数: 確定2発
H228↑[ア]ベトベトン 割合: 53.1%〜63.1% 回数: 確定2発
HB252↑輝石ポリゴン2 割合: 53.1%〜62.5% 回数: 確定2発
H4ウインディ 割合: 45.7%〜54.8% 回数: 乱数2発 (62.1%)
- 守る
影ふみ要員なので確定です。
☆選択技
- アイアンヘッド
インファイトが通らないフェアリーに有効打を放つことができる。
3割の確立で怯むことも取り柄である。
火力不足+
Mゲンガーを使えばフェアリー対策はできるので確定とまではいかない。
H4ミミッキュ 割合: 77.8%〜93.1% 回数: (特性非考慮) 確定2発
H4カプ・テテフ 割合: 73.9%〜87.6% 回数: 確定2発
H4[ア]キュウコン 割合: 144.9%〜171.8% 回数: 確定1発
- しっぺ返し
インファイトが通らないエスパー、ゴーストを倒すためだけに用いる。
後攻でないと威力的には厳しいので確定とはならない。
H4ガラガラ[ア] 割合: 73.5%〜86.7% 回数: 確定2発 ※後攻時
H4ライチュウ[ア] 割合: 133.8%〜158.8% 回数: 確定1発 ※後攻時
- 挑発
レートでよく見られるガラガラを走らせるためのトリルを封じることができる。
- 蜻蛉返り
不利対面の回避として重宝する。滅びパに組み込むこの型の場合、優先度は低い。
- 電光石火
唯一の先制技。襷潰しとして有用であるが、滅びパであるため優先度は低い。
また、ゴーストポケモンを相手は出してくることが多いので扱いにくい。
- 身代わり
作戦変更時に役立つが、そのためだけに枠を削るのはもったいない。
持ち物
- ウタンの実
これによりカプ・テテフのサイコキネシスを高確率で耐えられるようになるため
これを用いる。
運用
- 繰り出し
・先発 影踏みポケモン(Mゲンガー)と猫だまし要員
ここではMゲンガーが滅びの歌、猫だまし要員が猫だまし。
次に両方守る。
そして両方入れ替える。
・後発 影踏みポケモン(ゴチルゼル)とナゲツケサル
どちらか生き残れば影踏み継続となる。
この手順だと3:2の状況を生み出し、
もう一度滅びの歌を発動すれば高確率で勝つことができる。
- 作戦変更時
・隣に引き継ぎたい特性のポケモンを置く場合。(先発型)
・残りHPが僅かなポケモンの隣に出す場合。(後発型)
以上です。