カイリュー- ポケモン育成論サンムーン

【確実に仕留める】Z特殊カイリュー【黄竜】

2017/01/16 12:36 / 更新:2017/02/09 11:16

カイリュー

HP:HP 91

攻撃:攻撃 134

防御:防御 95

特攻:特攻 100

特防:特防 100

素早:素早 80

ツイート3.793.793.793.793.793.793.793.793.793.79閲覧:74967登録:18件評価:3.79(19人)

カイリュー  ドラゴン ひこう  【 ポケモン図鑑 】

性格
おくびょう(素早↑ 攻撃↓)
特性
マルチスケイル
努力値配分(努力値とは?)
HP:4 / 防御:12 / 特攻:252 / 特防:4 / 素早:236
個体値:31-31-31-31-31-31
実数値:167-138-117-152-121-143 (素早さ比較)
覚えさせる技
ぼうふう / れいとうビーム / だいもんじ / しんそく
持ち物
ヒコウZ

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このポケモンの役割
特殊 / 攻め
ルール
シングルバトル
登録タグ

考察

はじめに

  • この育成論ではHABCDSなどの略称を用います。
  • 個体値は全て理想個体を前提としています。
  • ダメージ計算はトレーナー天国様のツールを使用しています。
  • 不備質問等ございましたらコメント欄にてお願いします。

カイリューとは

  • カイリュー:竜 飛行タイプ 特性:せいしんりょく 隠れ特性:マルチスケイル
  • 種族値:91-134-95-100-100-80 合計600

 初代で登場した、夢特性マルチスケイルにより高いタイマン性能を持つ竜飛の複合タイプ。6世代ではラム逆鱗型、積み型の龍舞、鉢巻型などの複数の型が使われました。また、600竜族にしては珍しく先制技をもち、きあいのタスキ持ちにも強く出ることができるポケモン。

概要

 特殊型ということで、物理型と油断している相手に負荷を与えるとともに、4倍弱点をつくことができる技により意表を突き、確実に対面で打ち勝つことを目指した型です。高火力ひこうタイプ技、「ぼうふう」のZ技により、弱点を突くことができない相手にも確実に大ダメージを与えることができます。普通とは違ったポケモンを使ってみたい方は是非育成してみてください。

採用理由&強み

 だれしもがカイリューを見た際物理型だと信じて疑わず、それを意識した選出・立ち回りをするでしょう。通常の物理型では、げきりん、じしん、りゅうのまい等々メジャーな技を持っています。むしろそれ以外の技を見ることはほとんどないのでしょうか。そこで、それを逆手に取る型を育成すれば相手の計算を狂わせることができると考えました。また、カイリューは様々な特殊技を覚え、物理型よりも特殊技のほうが多くのバリエーションを持っています。その中にはだいもんじや冷凍ビーム、10万ボルトなどなど4倍弱点を突くことができる技が豊富にそろっており、意識する相手によって技も組み替えることができます。

まとめると

  • マルチスケイルによる強いタイマン性能
  • 意表を突く特殊型によるサイクル崩し
  • 豊富な高火力4倍弱点技を持つ
  • 先制技によるタスキ相手へのケア
  • いかく、おにびによる攻撃低下が負担にならない

となります。
ヒコウZぼうふうによって弱点を突くことができなくても大きな負荷を与えられるのも強みの一つです。

 あくまでも汎用的な特殊アタッカーであり、豊富な技バリエーションを駆使して戦うことが目的の型です。物理型と比べてのデメリットとしては、高火力でじしんが打てない、積み技がないといった点で、火力自体はどうしても物理型より劣ってしまいます。

特性・性格・努力値

  • 特性:マルチスケイルで確定
  • 性格:おくびょう 80族なのでできるだけすばやさはほしい。すばやさより火力がほしいと感じるのならひかえめでもよい。また、なぜA補正がかからないむじゃきやうっかりやなどにしないのかと思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、アクアジェットはあくまでもタスキなどで中途半端に残った相手にとどめをさすためであって、できる限りタイマン性能を高めるために耐久面は少しでも落としたくなかったのが理由です。
  • 努力値

おくびょう
H:4 A:0 B:12 C:252 D:4 S:236
実数値 H167 A138 B117 C152 D121 S143

H:奇数+ステロダメージ最小
B:端数
C:できるだけ火力はほしい
D:端数
S:下記の通り

  • なぜSぶっぱにしないのか

 同じ80族にはマンムーやバシャーモなど、メジャーなポケモンたちが並びます。しかし最速同速の場合、マンムーにはつららばりでマルスケを破られるorたすきで耐えられた後次のターンにこおりつぶてで上をとられて倒される可能性、バシャーモの場合はまもられた後加速で上をとられる(ただし相手からの有効打はない)場面が考えられることや、そのほかの最速80族に対しても確実な一手がとれないために必ずしも最速にする必要はないと感じました。
そこで、

  • 最速75族 実数値139(メガヘラクロス・カプ・ブルル)抜き
  • 準速90族 実数値142(ガルーラ・ポリゴンZ)抜き
  • 最速78族 実数値143(ホルード、メガカメックス等)抜き

を考えました。
ただし、ホルードやメガカメックスは最速は見ることは少ないために準速90族抜き(実数値143)という結論に至りました。
その他調整等あればコメントお願いします。

端数のB,DはAに振るのもありだと思います。A下降補正とはいえ実数値138もありますから。

ひかえめ
H:4 A:0 B:0 C:252 D:0 S:252
実数値 H167 A138 B115 C167 D120 S132

H:奇数+ステロダメージ最小
C:ぶっぱ
S:ぶっぱ

この素早さでは最速ユキノオーや最速バンギラスは抜くことができますが、最速キノガッサや最速メガバンギラスは抜くことはできません。

技構成

確定技
ぼうふう 威力110 命中70 基本技orLv.81
唯一タイプ一致技であり、Z技のもととなる技。今回のコンセプトの一つ 
Z技の威力は185、必中

しんそく 威力80 命中100 タマゴ技
貴重な先制技。確実に相手を仕留めるために先制技は必須です。
優先度+2

選択技
意識する相手によって自由に選択してください。おすすめ順で記します。

れいとうビーム 威力90 命中100 技マシン
主に竜や飛行対面に。半減される相手も少なく命中安定技でもある。外すのが怖くないならふぶきでも可

だいもんじ 威力110 命中85 技マシン
鋼によく刺さる。ハッサムやナットレイには4倍。命中が不安ならかえんほうしゃでも良いが火力がやや足りないか。

10まんボルト 威力90 命中100 技マシン
水や飛行相手に。4倍で突ける相手は比較的少ない。命中を気にしないならかみなりでも可。その場合ヒコウZではなくデンキZにするのもアリかも。

りゅうせいぐん 威力130 命中90 教え技
タイプ一致りゅうせいぐんは強い(確信)
ただしとくこうが2段階下がるのが難点

りゅうのはどう 威力90 命中100 技マシン
竜技はほしいけれど能力下降が嫌な方に

じしん 威力100 命中100 技マシン
どうしてもほしいという方に。火力は出ませんがジバコイル等にはささります。

アクアジェット 威力40 命中100 タマゴ技
しんそくを無効化されるのが嫌だという方に

なみのり 威力90 命中100 技マシン
命中安定技。半減されるタイプが少ない

きあいだま 威力110 命中70 技マシン
鋼や氷相手に。あまりお勧めはしません

その他ほえるやはねやすめなどの補助技もアリだと思います。

もちもの

この型のコンセプトの一つでもあるヒコウZ。
他に使いたいタイプがあるならばそのタイプのZでも可。

(例)
・ヒコウZ ぼうふう
・ドラゴンZ りゅうせいぐん
・デンキZ かみなり
・コオリZ ふぶき
・ホノオZ だいもんじ

立ち回り

基本的には弱点を突く技と先制技を駆使する形になります。つける技がないならばぼうふうZで無理やり押し切ることができます。意表をつきやすい初手出しもアリです。
ただ、タイプ上有利不利がはっきり分かれているので苦手な相手に対しては読みでもしない限り一度素直に引くのをお勧めします。

与ダメージ

(ダメージ計算はすべておくびょうで計算しています)
・ぼうふうZ []内は通常のぼうふう
H252カプ・ブルル(155.9%〜184.1%確定1発)[92.6%&〜109.6%中乱数1発]

H4メガルカリオ(121.2%〜142.4%確定1発)[71.9%〜84.9%確定2発]

H4ポリゴンZ(104.3%〜122.9%確定1発)[62.1%〜73.2%確定2発]
Zテクスチャー後(69.5%〜82.6%)【41.6%〜49%確定3発】

H無振りガブリアス(82.5%〜97.2%)[49.7%〜59% 高乱数2発]

H4カプ・テテフ(80.8%〜95.2%)[47.9%〜57.5%高乱数2発]

・しんそく(A努力値0で計算)
H無振B4ガブリアス(19.6%〜24%)

H4メガルカリオ(13.6%〜16.4%)

H4マンムー(23.6%〜27.9%)

・れいとうビーム
H無振ガブリアス(109.2%〜128.9%確定1発)

H4メガボーマンダ(109.9%〜130.9%確定1発)

H4霊獣ランドロス(126%〜150.3%確定1発)

H4トゲキッス(48.4%〜57.1%高乱数2発)

・だいもんじ
H252D4メガハッサム(117.5%〜140.1%確定1発)

H252ナットレイ(103.8%〜123.7%確定1発)

H252カプ・ブルル(62.1%〜73.4%確定2発)

H252シールドギルガルド(45.5%〜53.8%中乱数2発)

H4メガルカリオ(95.8%〜113.6%高乱数1発)

H4メガメタグロス(62.8%〜74.3%確定2発)

H252テッカグヤ(50.9%〜60.7%確定2発)

H4ジバコイル(78%〜93.1%確定2発)

・10まんボルト
H252ペリッパー(136.5%〜162.8%確定1発)

H4メガギャラドス(40.9%〜49.1%確定3発)

H252カプ・レヒレ(39.5%〜47.4%確定3発)

その他何かあればコメント欄にお願いします

被ダメージ

マルスケ込になります。[]内はマルスケなしでの計算

ようきA252ガブリアス げきりん(63.4%〜75.4%)[126.9%〜150.8%]

ようきA252メガギャラドス こおりのキバ [107.7%〜126.9%]

C12ポリゴン2 れいとうビーム(43.1%〜51.4%)[86.2%〜102.9%]

ようきC252眼鏡フィールドカプ・コケコ 10万ボルト(41.3%〜49.1%)[83.2%〜98.8%]

C4カプ・レヒレ ムーンフォース(31.1%〜37.7%)[62.2%〜75.4%]

おくびょうC252カプ・テテフ ムーンフォース(48.5%〜57.4%)[97%〜114.9%]

高火力で弱点を突かれてもこのくらいですので等倍不一致など屁でもないでしょう。(マルスケないのはしりません)

何かあればコメント欄までお願いします。

終わりに

 どの型でもそうですが、やはり意表をついて弱点を突く型は本当に強いです。ただ注意していただきたいのは、受け出しをする際です。もし物理受け相手にわざわざこのカイリューを出すと確実に怪しまれます。ですので、相手にそれを察させないような立ち回りが求められます。

 ここまで読んでいただきありがとうございました。私にとってこれが初投稿になります。未熟な点は多々ありますが、是非ともコメント欄にてアドバイス等していただけると幸いです。

投稿日時 : 

最終更新日時 : 2017/02/09 11:16

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コメント (15件)

  • ページ:
  • 1
17/01/16 12:53
1ルーム
55555
被ダメージ欄のメガギャラドスからのマルスケ込みの被ダメージ、カプテテフのフィールドの表記が不要では?
意表もつけて楽しそうな型ですね。
17/01/16 12:54
2テラフーン (@satoshi_hat)
意表をつくとあるんですけど、結局誰に対して意表を突いて役割破壊をしたいのか分かりませんでした。
物理型と比べ誰に強くなって誰に弱くなるのかの記述が欲しいです。
それと、ポリZに対するダメ計はテクスチャー考慮したほうがよくないですか?
17/01/16 13:11
3いわは須 (@iwaha4514)
>>2
ご意見に関することを本文に追加します。

意表を突くのは4倍弱点で突ける相手に対してです。
また、”物理型だと思っている相手に特殊技で攻めて意表を突く”ということが物理型と比べて勝っている点の一つです。

ポリZテクスチャーに関するダメ計も追加しておきます。
17/01/16 14:18
4いわは須 (@iwaha4514)
>>1

ご指摘ありがとうございます。
修正いたしました。
17/01/16 14:49
5ガード (@umiyamaAgumi)
11111
(育成論の投稿者によって削除されました)
17/01/16 15:10
6名無し
メガギャラは型破りなのでマルスケ込の被ダメはいらないと思いますが
17/01/16 15:19
7いわは須 (@iwaha4514)
>>6

>>1でその指摘があったためその間違いはすでに修正しているはずです。
17/01/17 01:27
8キシ (@rt_Truelywaath)
33333
物理受けを呼んで特殊で意表を突くというのはとてもいいコンセプトだと思います。しかし、仮想敵の設定が甘いため物足りなく感じました。
例えば、物理型では突破が難しいマッシブ―ンなんかZ技を使うまでもなく暴風で吹き飛ぶし、特性の優秀なバンバドロにも冷Bで有利がとれます。竜舞じしんなら耐えるカミツルギも特殊だと大文字どころか暴風も無理。などなど物理受けを優先的に挙げると魅力が伝わりやすいです。

それと、せっかくメインウェポンが竜でなく飛になったのに、竜無効のテテフが暴風Zでも確2。4倍をつけるメガハッサムにも大文字で確2(コレ本当?)というダメ計をみると、おくびょうではなくひかえめのほうがいいのではないかと思ってしまいます。
17/01/17 10:10
9メガポッポ (@9FU7nndG14ogiU8)
55555
準速90族の所にガルーラがいますが、メガ進化しないガルーラって環境にいるんでしょうか?それ以外は素晴らしいと思います。評価5で。
17/01/17 12:31
10たいぷあるふぁ (@popoke_11)
物理型でもそらをとぶ、雷P、炎Pといった技は使えるわけですから、物理型だと難しいけれど特殊型なら突破できる相手、というのをはっきりさせて欲しいな、と思いました
17/01/17 21:34
11tired (@huehueTired)
カイリューで文字を打った際にH252メガハッサムやH252ナットは確一ですよ。もう一度計算してみてください。
17/01/18 15:27
12いわは須 (@iwaha4514)
>>11

ご指摘ありがとうございます
全く違うポケモンで計算してしまっていたようです。
修正しておきます。
17/01/19 12:11
13あずまきよ太郎 (@tezin_765)
33333
冷Bの範囲が流星群と被ってる上4倍弱点突かない限り等倍流星群の方が火力が高いので居座りをしないのであれば流星群の方が負担をかけられる分優先度が高いと思います
18/03/25 00:46
14ファン太 (@huxannta_poke)
55555
特殊カイリューを使い続けて3年の自分ですがこの育成論は素晴らしいと思います。
もちろん特殊カイリューという時点で星5は確定しているようなものなのですが今回は自分でも50回程度しか使ったことのないおくびょうを考察したのとすばやさを上げるアイテムを使わないところを評価させていただきました。
カイリューの良さを引き出しているよい育成論だと思いました。
自分はたくさんの特殊カイリューを作りましたがすばやさを上げるアイテムを使わない場合は控えめが安定という結論を出しましたがこういうのもありだという少し新しい考えを見させていただき大変感動しています。
最近はカイリューの型を1ボックス以上作ったもので新しい育成論に行き詰まっていましたがこの育成論ぜひ参考にさせていただきます。
18/03/25 07:59
15なび (@9o2raq)
22222
意表をつく、や物理受けに対してというのはこういった型の強みですが、それをカイリューでやる理由や具体的な仮想敵に対する役割がしっかり考察されていないと思いました。

マルスケの対面性能は特殊カイリューの強みではなくカイリューの強みですし、4倍弱点を突くというのも、しんそく+各種技にて落とせる具体的な範囲なども記すべきかと。
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