シーズン1はバタフリーがまあまあ刺さっていると思います。
キノガッサもいない、モロバレルもいない、メガフシギバナもいない。
ライバル(向こうはそうは思っていないでしょうが)のビビヨンもいない。
つまり...?
催眠対策が手薄なパーティが多いということです。
さらに、
ステロ構築の割合は高くない、吠える持ちも多くはない。
ポイヒグライ、ボルトロス、ナットレイ、ハイポボーマンダ/チルタリス/メガサナ/ニンフもいない。
TOD負けのリスクも無くなった。
バタフリーを活躍させてあげたいなら今がチャンスです。
カプ・コケコの登場は痛手以外の何物でもないですが、それを差し置いても恐らく今が一番活躍させやすいでしょう。
戦術
有名なので簡潔に。
1.素早さが133以下の相手と、このバタフリーの対面を作る。
2.相手が起きていたら→ねむりごな
相手が眠っていて、かつみがわりを貼っていなければ→みがわり
相手が眠っていて、かつみがわりが残った状態なら→ちょうのまいor攻撃
バタフリーのねむりごなの命中は複眼で97.5%と非常に高くほぼ100%とみなせます。
10回打っても22.4%しか外れません。これは非複眼のねむりごな1回が外れる確率より低いです。
そして、相手はなんらかの回避手段(連続技、先制技、ラム等)を有しない限りこの無限戦術を抜けることが出来ません。
攻撃技はエアスラッシュです。虫のさざめきでは起点にすることの多いテッカグヤや使用率上位のギルガルド/ミミッキュが倒せません。
つまり、技構成/持ち物は...
エアスラッシュ/ねむりごな/みがわり/ちょうのまい@たべのこし
一択です。
調整は後に回し、まずバタフリーにとってもっと重要な「倒せない相手」「パーティ構成」の解説からいきます。
倒せない相手
素の能力は冴えない、というかオワコンと言っても差し支えないバタフリーですので、苦手な相手が一体でもいたら選出しない方が無難。
天敵
カプ・コケコ、ドサイドン、メタグロス
要注意
ハッサム、マンムー、パルシェン、カプ・レヒレ
- カプ・コケコ
催眠を妨害されます。こいつが相手にいたら絶対に選出しないで下さい。
分かりきったことではありますが、環境トップメタのこいつに弱いのは非常に厳しいところです。
- ドサイドン
ロクブラはまず持っているので突破不可能。ギガイアスも同じ。
- メタグロス
非常に厳しいです。バレP無い読みはさすがにポジティブシンキング過ぎるでしょう。
- ハッサム
バレPで縛ってくる非常に厳しい相手です。耐久もあり突破は困難。どうしても選出したいならめざ炎磁力ジバコイルなどでガチめに対策を。
- マンムー
ステロ撒きのような型は使い捨ててくることが多いので先発のS操作役で倒せれば御の字。電気受けのチョッキ型はバタフリーではまず勝てません。
- パルシェン
つららばりでみがわりを貫通して倒される。特殊は紙ですがほとんどがタスキ持ちなのでステロ役との同時選出は必須。
ギルガルド、ミミッキュ、ジバコイル等にも注意が必要です。
このように、トップメタのポケモンに苦手な相手が多いため、バタフリー以外の積みエースもパーティに入れておきましょう。
パーティ構成
選出は、
S操作役+バタフリー+穴埋め役
バタフリーはS実数値が133以下のポケモンと対峙しないことには何も始まらないというポケモンなので、その対面を作ってあげる役がS操作役になります。具体的には岩石封じやこわいかお等で相手のSを下げつつ落とされるのが役目です。
バタフリーを初手に持っていくのはリスキー過ぎるので、たいていの場合はS操作役を初手に置きます。
ここで一番嫌なのが、初手のS操作役がパルシェン、マンダ、ギャラ、ポリZ、デンジュモク、ミミッキュ等に積みの起点にされた上で倒されること。
裏にはバタフリーと申し訳程度の穴埋め役しか居らず、そのままタテられる未来しか見えません。
そういった事態が起こらぬよう、S操作役は慎重に選ぶ必要があるのです。
S操作役の候補としては、
- 岩石封じメガガルーラ オススメ度5
汎用性が高く、単騎でもエースアタッカーとして用いられるため、バタフリー専属のサポート要員にならないのが魅力。
Sを2段階下げられるので、竜舞持ちやZ催眠術、Zテクスチャー持ちのSもしっかり下げられます。
初手メガルカリオ/フェローチェ対面をケアできる後続(ギルガルド等)と好相性。
- アローラゴローニャ@襷/エレキスキン オススメ度4
恩返し/岩石封じ/ステロ/自由枠(じしん等)
自分が使っている初手要員。
相手の初手パルシェン、ミミッキュ対面にそこそこ強く出れ、初手メガボーマンダ対面でも岩石封じが安定する。初手ギャラドス対面ではメガシンカ+みがわりで岩石封じでみがわりを壊せないためスキン恩返しで殴るのが吉。マンムーとの初手対面が鬼門。
優秀ですが、岩封メガガルーラと比べると汎用性が落ちます。
- わたほうし+脱出ボタンエルフーン オススメ度3
これもオススメ。簡単に起点が作れる上、積み技はアンコールで封じられます。
カプ・テテフ、スカーフサザンドラ、メガギャラドスが重くなる欠陥あり。
- 岩石封じ+ステロマンムー オススメ度3
おなじみで定番のステロ役。パルシェンやギャラドスとの初手対面に注意。
- 岩石封じ襷ガブリアス オススメ度3
様々なパーティにすんなり入るS操作技持ちと言えばこいつ。
ただ、パルシェンやマンムーとの先発対峙時にケアできる後続を用意する必要がある。
岩石封じメガガルーラやタスキ岩封ガブを使ってて、枠が一つ空いてるんだけど...みたいな人がいたら、その枠にバタフリーを入れるだけでも大丈夫。つまり、意外とパーティに組み込むのは簡単です。
ただし、他のメンツが状態異常をメインに戦うパーティだとさすがに噛み合わないのでそこだけは注意。
調整例
最後に調整です。
正直バタフリーの活躍が調整に左右されることはほとんどないと思います
H204B36C4D12S252 おくびょう
161-#-75-111-102-134
HPを16n+1にして、残りをBに回しただけ。
調整してもみがわりが耐えられるようになる攻撃も見当たらなかったので、先制技に少しでも強くするためB振りです。端数をCとDに振りました。
- 先制技耐性は、
A特化パルシェンのつぶて 60.8~72.0
A特化マンムーのつぶて 74.5~89.4
A4ガルドのかげうち 32.2~39.1
特化ミミッキュのかげうち 29.8~35.4
- みがわりの耐久力は、
A4意地ブルルのウッドホーン 25.0%低乱
[3積み]C4ポリ2の冷凍B 31.3%低乱
[3積み]C4テッカグヤの放射 31.3%低乱
[3積み]C4控えめガルドのシャドボ 6.3%低乱
[4積み]特化ガルドのシャドボ 6.3%低乱
[5積み]C↑特化ポリ2のトラアタ 6.3%低乱
- エアスラッシュの火力は、
[1積み]H4パルシェン 18.8%低乱1
↑ステロ込み確定
[2積み]D4ガブ 49.1~57.9(96.5%)
[2積み]HSメガゲン 49.1~58.0(96.9%)
[6積み]HBテッカグヤ 37.7~44.6(残飯込み確3)
なんだかんだカプ・コケコやグロスハッサムさえ相手のパーティにいなければ結構活躍できるんですね。
普段は日の目を見ないバタフリーに短い春を楽しませてあげるのもいいかもしれませんね、という育成論でした。
...そう、異世界から流れ込んでくるあの連中に微塵もなく駆逐されてしまう前に...。
- 急いで書いたので考察不足は承知です、すいません。
- 返信遅くなるかもしれません。