◎はじめに
どくびし始動要員として、現環境色々なポケモンが活躍しております。
素早いsから展開できるポケモンや、いい補助技でサポートをして退場するポケモンなど、パーティに応じて色々な始動要員が採用されています。
今回はその始動要員として、新たに開拓の余地がありそうな「フシデ」の紹介です。
◎フシデを採用するメリット
さまざまなどくびし要員からフシデを採用する利点は「がむしゃら」の存在です。
現在、どくびしとがむしゃらを両立できるポケモンは5種、スピアーとドーブルとフシデ一族のみです。
がむしゃらを行う際に、下からがむしゃら→上から攻撃という流れは相手次第ではほぼ2匹持っていくことができ、非常に理想的ですが、フシデ一族は特性の「かそく」によりこれを実現することができます。
フシデは進化後のホイーガ・ペンドラーと比較すると、脆さ、遅さに於いて、メリットを最大限に生かすことができるので、ペンドラーを採用するよりも嬉しい展開が見込めます。
ペンドラーはB種族値が89もあり、最も脆くした場合でも、ある程度の物理攻撃を素で耐えてしまいますが、フシデならほぼ確実にタスキが発動するレベルのダメージを受けられます。
◎技について
コンセプト上、どくびし、がむしゃらは確定です。しかし、必要に応じて、対面突破を重視するのであれば、どくびしを切ってどくどくを採用するのも手ではあると思います。勿論コンセプトが変わりますが…。
他の技では、「まもる」は優先度が高いです。
1加速では実数値が178となり、最速カミツルギ(109族)まで抜けて、ラティ兄妹等の110族には同速、111族以上には抜かれてしまい、「下からがむしゃら、上から攻撃」が不可能となります。
また、実数値158(準速107族、最速93族)以下のスカーフ持ちに対して、2加速なら抜ける範囲となります。
最後の技枠は、攻撃技が必須です。
下からがむしゃら、上から攻撃の流れを行うために、フシデの覚える攻撃技から有力候補を挙げると……
・ダブルニードル
非接触○ 無効タイプなし○ 追加効果○
2回攻撃で、20%で毒状態の判定があるので、少なくとも1回、判定で毒を引く確率は36%です。非接触技の中では、実質どくばりの上位互換となります。一致技なので、ゲッコウガ等抜群低耐久への最低限のダメージソースにもなりますが、個体値を下げた関係上、手裏剣3発で即死するので注意。
・おいうち
接触△ 無効タイプなし○ 効果◎
がむしゃらで削れた相手を逃さずに狩れるという一点に於いて採用価値がある。
・むしのていこう
非接触○ 無効タイプなし○ 効果○
こちらは相手にデバフがかかる点が優秀。裏で攻撃を受けつつ積むようなシチュエーションを考える人にはオススメの技です。
・すてみタックル
接触(?) 無効タイプあり△ 効果(?)
どうしてもフシデを場に残したくない人のため。すてみタックルが通る相手にはがむしゃらも通るはずなので、基本HP1で残るデメリットは薄いはずだが、一応存在くらいは紹介しておこうと思う。
◎ダメ計等
大概確1なので割愛
ナットレイのタネマシンガンなど、耐性のあるタイプは素で耐えますが…。そこまで列挙する必要もないと考えたので。
◎さいごに
岩石封じ、バトンタッチ等、あったら便利そうな技をペンドラーにならないと覚えないのが残念。
ダメ計等は、大概確1なので特別書く必要もないと思う。
1/4耐性の草、挌闘技は意外と耐えちゃうので、シングルレートでの起用ならば、レベルを落とすのも手である。
レベルを落とす際の最低ラインは、s実数値103となる、レベル43を推奨。
これで2加速で実数値206、最速135族抜きとなり、ミミロップ、ライボルト対面で立ち回れる限界のラインとなる。
筆者はスペレなど、特殊ルールで愛用しているが、パーティ次第では通常のシングルレートにも適応できるスペックがあるように感じたので、今回投稿してみました。
あっと驚く面白ポケモンに留まらない強さなので、是非一度、使ってみてください〜ノシ