今更ですがやどみが型カプ・ブルルの育成論を投稿してみます。
草枠としての汎用性を保ちつつ、みがわりで嵌め性能にも期待できる優秀な型です!!!!
カプ・ブルルについて
仮想敵は
電気カプ・コケコボルトロス(霊獣)、水カプ・レヒレメガギャラドス、地面カバルドンランドロス(霊獣)、キノガッサカプ・テテフ etc...
強く出られる相手が環境に多く、超火力の草技により遂行能力も高いです。
グラスフィールドが後続サポートになる点も強力で、これを活かした受け回しがこいつの醍醐味です。
みがわりの使いどき
- 有利対面での様子見!
カプ・ブルルは非常に有利不利がはっきりしたポケモンで、有利対面でよく読みが発生します。
そういった場面において、ベストな行動を取るためにみがわりが役立ちます。
- みがわりを残しつつ相手を突破!
カバルドンカバルドンや霊獣ランドロスランドロス(霊獣)なんかが相手の時によく役立つのがこの使い方。
相手のカバルドンや霊獣ランドロスは、多くの場合こちらのみがわりを壊す手段を持ち合わせていません(カバはほとんどがふきとばし持ちなのでここではラス1までブルルを残した場合を想定。)
よって、相手のカバルドンや霊ランドを起点にみがわりを残し、
後続に嵌めを展開できるようにする...というエース的な運用も視野に入れやすくなります。
例として、よくあった展開を挙げると...
相手:カバルドンカバルドン(裏に残りHP80%くらいのメガボーマンダメガボーマンダ、ステロあり)
自分:この型のブルルカプ・ブルル
通常であればマンダが相手の後ろに控えている時点で勝ち目はありませんが、この型ではみがわりを残しつつカバを倒すことができます。
そして、裏のメガボーマンダはHadベースとするとがんせきふうじが27.4~32.4%のダメージとなります。
つまり、ステロ等でHP半分ちょいくらいまで削れたマンダは岩封*2で倒すことができます。
はねやすめで粘ってくることも考えられますが、その場合は上からやどみがしながら隙をみて岩封していけば十分粘り勝つことは可能です。
- 状態異常透かし!
こいつを見て即決でどくどくを撃ってくるギルガルドやポリゴン2、ドヒドイデ辺りに対し役立つ使い方。
特にみがわりが刺さりやすいのがギルガルドギルガルド(シールド)。みがわりによりどくどくを透かしつつ剣を晒させることができ、1/4くらい削れればウドハンで縛れます。
A176グラスFウドハン→167-70ガルド
76.0~89.8%
- 遅い相手の様子見!
これはおまけですが、たまに役立つ使い方として、対面不利だけどおそらく先手を取れている相手テッカグヤクチートジバコイルに対し様子見でみがわりを置く、というものがあります。
相手が交代読みでしてきた行動(テッカグヤやどりぎのタネ、クチートつるぎのまい、ジバコイルボルトチェンジetc)に刺さり、そのままやどみがに持ち込めるかも。
この型のカプ・ブルルのみがわりは、単にやどみがしたいから必要というよりは、みがわり自体に色々な強みがあって、それとシナジーがとれる宿り木を併せて採用する、というイメージの方が近いです。
ハイパーボイスメガボーマンダだけはくれぐれも注意。
やどみがの使いどき
やどみがが刺さるパターンで、一番よくあるやつ。
有利対面でこちらがみがわりを残したところに、ヒードランテッカグヤギルガルド(シールド)などの遅い鋼が出てくることがよくあります。
その場合、先手が取れていれば"宿り木→みがわり連打"で相手HPを削っていくことができます。相手が交代しない限りはこの流れで倒すことができ、交代すればみがわりが残ります。
本来サイクル不利を取ってしまうこれらのポケモンに対し、"みがわりによる嵌め"を活かすことでサイクルを有利に進めていくのがこの型のコンセプトになります。
ヒードラン辺りは自分より速いことも多いので、みがわりを盾にS判定しましょう(先手がとれたらみがわりで嵌める、取られたら交代)
調整
- 例1
252-76-20-0-20-140 いじっぱり
177-176-138-#-118-113
・ウドハンで212-171カバルドンを93.8%乱1
・ウドハンで155-119ミミッキュを81.3%乱1
・岩封で最速霊獣ボルトロス抜き
・4振り霊ランド抜き(どくどく意識)
・A197霊ランドのとんぼをみがわりが81.3%耐え
・C197霊ボルトの悪巧みめざ氷を87.5%耐え
カバルドンに果てしない◯意を込めて、Aに厚く振った型。
Sは岩封の仮想敵を考えると妥当なラインです。
- 例2(S重視)
244-4-4-0-4-252 いじっぱり
176-166-136-0-116-127
岩封1回で最速マンダ抜き(ゲッコウガと同速)
意地ガッサ抜き
特化キノガッサの剣舞タネガン→カプ・ブルル
26.1~30.6[×2~5](半分実込みほぼ確定耐え)
A166グラスFウドハン→B4ガッサ 62.2~73.3
つまり先手を取れれば、後出し際に剣舞をキメられてもそれなりの確率で勝てることになります。
- 例3(B<D)
・177-168-136-#-137-103
(珠変幻ゲッコウガの冷B6.3%乱1/ウドハンで212-171カバ68.8%乱1/S1↓準速レボルト抜き)
・177-155-136-#-137-113
(197-151マンダのみがわりを岩封で87.5%乱1)
・165-171-135-#-136-113
(グラスF下で特化テテフのサイキネ2耐え/ウドハンで212-171カバ81.3%乱1)
などなど。。。
DLポリ2を果てしなく意識した振り方。
ポリ2が重いなら候補に入ります。
技
草技/宿り木/みがわり/岩石封じor守る
高耐久ポケモンを嵌めて削るやどりぎ+みがわりはコンセプトにつき確定。
メイン技のウッドハンマーorウッドホーンも確定。
ウドハンは遂行速度が高く、ABミミッキュ程度なら1撃で落とせる破壊力があります。半分回復実と相性が良いです。
ウッホは役割を温存しやすいので、受け回しを重視するなら有力です。残飯と相性が良いです。
ラスト1枠は岩石封じかまもるです。
現環境はメガボーマンダ軸やリザードン軸が多いので、基本的に岩石封じの方が刺さる場面は多いですが、まもるもHP管理に非常に便利で、捨てるには惜しい技です。
岩封はミミッキュへの対面性能が大幅に上がるのもポイントの一つ。
ナットレイナットレイやフシギバナフシギバナに何もできないのはこいつの宿命なので、あきらめて他のポケモンを選出することで対策しましょう!w
持ち物
役割重視のポケモンなので回復系アイテムが基本、中でも半分回復実がおすすめ!
- 途中まで型バレしない
- 回復量が多い(食べ残し8回分)
- 競合しにくい
- 剣舞ガッサの種マシンガンなど、一部の仮想敵に強くなれる
- みがわりと好相性
ただし、まもるを採用する場合は8ターン以上稼げる場合が多い→半分回復実より回復効率が良いので、たべのこしの採用もアリです。
相性のいいナカーマ
- エンペルトエンペルト
・グラスフィールドと好相性で、宿敵メガボーマンダに後出しが可能。
・ステルスロック+あくびで起点を作れる。
今回のイチ押し、相性補完抜群のエンペルト君。特にグラスF込みでマンダを完封できるのが偉い。
戦術自体も、単なる受け回しではなく「受け回しながら"裏のエースの起点を作る"」というものになるため、立ち回りに幅が出て面白い組み合わせです。
この型のブルル自体が、ステロあくびと割と好相性なのもポイント。眠らせてしまえば、苦手なポケモンに対面からやどみがに持ち込んで倒すこともできます。
裏のエースはメガボーマンダやメガリザードンX辺りがおすすめ。
王道なヒードランヒードランやドヒドイデドヒドイデもいいと思います。
以上ですw
カプ・ブルル全然萌葱色じゃないだろっていうツッコミは無しでお願いします(どうしてもタイトルに萌葱色を使いたい男)