メテノ- ポケモン育成論サンムーン

はじめに

• ダメ計はトレーナー天国様のツールを使用
• 非公式の略語を使用

前回のウツロイドの育成論は沢山の閲覧、そして高評価、本当にありがとうございました。

メガフシギバナが弱いポケモンに強いポケモン

メガフシギバナメガフシギバナって強いですよね。耐久も高く弱点が飛行と超しかありません。優秀なサイクル向きのポケモンです。
さて、そんな強いメガフシギバナが相手しづらいポケモンとしてあげられるポケモンはメガボーマンダメガゲンガーカプ・テテフほか多数の鋼タイプなどでしょうか。
多数の鋼タイプはめざ炎を搭載すればある程度は見れるのでおいといて、この三匹を単騎で切り返していけるポケモンがいれば、メガフシギバナの優秀なお供になるのは間違いないですね。
ですがそんな都合のいいポケモンそう易々といるわけが……

メテノ(コア)＜ﾎﾞｸﾆﾏｶｾﾃ!

というわけで今回はメテノの育成論です。

メテノの強み

• 固有特性「リミットシールド」

メテノは、固有特性のリミットシールドを持っています。この特性がどんな特性かというと、HPが半分以上の時は状態異常にならない。HPが半分を切るとBDの種族値が下がりACSの種族値が上がるというものです。
これが何を意味しているかというと、対メガゲンガー性能の高さ(対催眠嵌め型への性能の高さ)です。

• VSメガゲンガー

メテノはリミットシールドにより状態異常を無効化できるので、鬼火や催眠に怯えることがないのです。さらにはタイプ一致の毒技を半減で受けられるので、メガゲンガーに対しかなり強く出れます。

差別化はリミットシールドで片付いてしまうので必要ないと思っています。ラムの実持ちと違って回数制限がないのも強いです。

※リミットシールドの仕様
・流星状態では技「眠る」が失敗する。
・コア状態で技「眠る」を使用して流星状態に戻しても眠りは回復しない。
・流星状態で威張る、おだてるを受けると混乱する。しかし混乱はラムの実で回復するので状態異常扱いのはずである。故に私はこれをジュンイチ・マスダのガバだと推測する。

性格、努力値調整

まずはこちらのダメ計を見てください。
無振りメテノ(流星)に対し
C252メガゲンガーのシャドボ 62.2%〜74% 確定2発
C252カプ・テテフのPF下サイキネ 94%〜111.8% 乱数1発(68.8%)
A特化メガボーマンダの捨て身 54%〜64.4% 確定2発

結構な固さだと思いませんか？マンダ半減なのに火力がおかしい
メガフシギバナと組ませることを前提とした場合仮想敵はこの三体なので、耐久はC252カプ・テテフのサイキネを確定耐えするH28振り以上は確定とし、次にSの調整です。
前項で示した通り、対メガゲンガーに重きをおいて、流星状態でも+2(一回殻破後)でメガゲンガーを抜けるようにS164振り(実数値101)以上は確定とします。
以上の前提条件を踏まえ努力値案がこちらになります。

持ち物

• 岩Z

高火力技が必ず当たる心臓に優しいアイテム。マンダへの遂行力上昇、そして受けポケへの破壊の一手として優秀。確定欄はこれ。

• 気合いの襷

先制技と連続技を持たないポケモンならほぼ全てを起点にできる最強のアイテム。耐久調整の意味とは

• 白いハーブ

C無振りメガゲンガーの前で2回殻を破れるようになるアイテム。威嚇にも反応してしまうところは注意。

技構成

• 確定技

殻を破る
これがなければ始まらない。抜く理由のない優秀な積み技。レベル技。

ストーンエッジ
タイプ一致の岩最高打点。命中不安だが岩雪崩だと火力不足なのでエッジ優先。岩Zを採用すれば寿命が縮まなくて済みます。技マシン。

地震
信頼と実績のサブウェポン。岩と地面の等倍範囲はとても広いので外す理由がない。技マシン。
余談ですが、岩と地面を両方半減以下にできるのは
・草闘複合キノガッサ等
・草地複合ドダイトス
・鋼or地の浮遊持ちドータクン等
のみです。すごいですね。

• 選択技

身代わり
相手の交代読みで安全に殻を破れたり、一番は中途半端なダメージ量でも自らリミットシールドを剥がしにいけるのがかなり便利。コア状態じゃないと思うようにダメージが入らないので優先度高め。技マシン。

アクロバット
メテノの覚える唯一の飛行技。持ち物消費後はタイプ一致威力165の飛行技となります。打ちたい相手はメガフシギバナカプ・ブルルモロバレルあたり。技マシン。

大爆発
味方の無償降臨とともに相手に大ダメージを与えるための技。技マシン。

岩石封じ
火力ではなく後続に繋げることに重きを置く技。一応、ウルガモスメガリザードンY相手には岩石封じで十分な火力が出るのでエッジより心臓に優しい。しかしそれでも5%で外す。技マシン。

立ち回り

相手が初手に役割対象を投げてくると読むなら先発、そうでないなら基本死に出しか後出しになります。
ただ、メテノが一方的に不利を取る相手はメガフシギバナが有利なポケモンが多いので、読みを外したらメガフシギバナを後投げするつもりでメテノを先発にするのもありです。
無事役割対象と対面できたら殻を破り役割対象を粉砕し、相手の後続にも削りを入れたりあわよくばタテて散ります。
初手の削り要因や中盤、終盤のアタッカーのような使い方がいいです。
フシギバナやその他詰ませポケを通すことを意識し、役割対象の粉砕を第一に仕事させましょう。

ダメージ計算

• 与ダメ

Aランク補正+2(威嚇持ちには+1)で計算

• 被ダメ

相性のいい味方

• メガフシギバナメガフシギバナ

というかメガフシギバナの為に書いたような育成論ですね(( タイプ的な相性補完が単純にいいです。宿り木等によってメテノを補助できるのもgood。

• モロバレルモロバレル

メガフシギバナより耐性は劣りますが、必中催眠やクリスモ、特性再生力による詰ませ性能はメガフシギバナを凌駕するものがあります。

• バンギラスバンギラス

バンギムドーならぬバンギメテノ。水技が弱点で一貫する以外はそこそこ良い相性補完です。ステロを撒けたり、砂でメテノの特殊耐久を擬似的にあげられるので殻を破りやすくなります。天候パにも強くなれます。

キツい相手

• キノガッサキノガッサ

メテノの特性を知らない相手ならワンチャンありますが、そんなことはほぼ起こらないので無理です。岩封+マッパや、運が悪いと種ガンだけで処理されてしまいます。引き先としてメガフシギバナが強く出れます。

• マンムーマンムー

氷柱針(採用率81%)を採用していなければなんとか、採用してたら貫かれてオワります。こちらもメガフシギバナが安定して受けられるので補完がとれています。

おわりに

ここまで読んでくださってありがとうございます。
今回はメテノの育成論でしたがいかがでしたでしょうか。メテノは僕の好きなポケモンの一匹なので、その尖った性能をどうにかガチパに適用させてあげられないかと考えた結果、この型へ落ち着いたという訳です。もしこの育成論でメテノの強みが伝わったのなら幸いです。